異世界の管理者

HRSWKNT0530

文字の大きさ
2 / 2

第一章第二部 戦士の国ベルーガ

しおりを挟む
彼らは国から出て国から少し離れた森に身を隠しそこにある神威迅の隠れ家に着いた。
「もう安心だよ。ここは絶対に見つからないよ」と彼は言いながら服や装備を外し部屋のソファーのくつろいだ。
「君も座ったら?もしくはシャワーでも浴びるか?疲れてるのならもう寝ちゃってもいいけど」
「いえ、それよりもあなたに聞きたいことがあるのですがいいですか?」
 彼は聞いて真面目に彼女の話を聞くように彼女を机に座らせた。
「じゃまず、何で僕の事探してたのか聞かせて貰えるのかな?」
「はい、分かりました。じゃまず貴方に是非魔法使いの国ウィザードに来てもらい私たちと協力してもらい戦士達を倒して貰いたいです。」
「つまり俺にも戦争に参加しろという事か?」
「はい私たちの味方として参加して欲しいです」
 それを聞いた彼は深刻な顔をして言った。
「ごめんそれは出来ない。」
「何でですか?もしかして剣を扱うからですか?それなら話をすれば皆分かってくれますよ。」
 だがそれでも彼は首を横に振る
「そうじゃないんだ。俺が目指してるのは、‥‥‥戦争を阻止することだ!!!」
 それを聞いた彼女は驚愕した。それもそのはずだ何せ戦士と魔法使いの戦争はかれこれ500年は戦い続けてるので戦う事次第が当たり前になっているのだ。
「でもそんな事出来るわけがない、長年戦い続けたんだから無理に決まってるわ」
「君は諦めても俺は諦めない。それにそれぞれ良い所はあるのだから。」
「貴方は何者なの?戦争を止めるなんて発想この世界に暮らしてる限り考えることなんてないのに。それに貴方は全属性の魔法は使えるし虚無の魔法なんて聞いたことないし。」
 彼は顔をうつぶせ暫く考えしばらく動かず彼女は返事を待っていた。少ししてから彼は言った。
「信じる信じないはあなた次第ですがいいですか?」
 彼女は頷いた。
「実は俺は‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥この世界の住人じゃないんだ。」
 それを聞いた彼女は二度目の驚愕をした。だがそれと同時に納得した。確かに彼の言うことが本当ならこれまでの身のこなしは人間離れしすぎているし全属性扱えるのも納得出来る。でも一つだけ分からないことがある。
「じゃどうやってこの世界に来たの?私たち魔法使いで異世界から召喚するなんて出来ないですよ。」
「それは俺の力で来ました。俺にはあらゆる異世界を行き来する事が出来る。そしてあらゆる異世界特有の力又は能力を俺の力に出来る。」
「そんな事可能なの?」
 彼は力強く頷き笑顔になりながらピースサインして言った。
「信じてくれるのなら必ず」
「分かりました、なら私も協力させてください」
彼は彼女を見つめしばらく考えた後
「なら協力して下さい。では早速明日の昼過ぎに出発しますか。」
「どこに行くのですか?」
「目的地は戦士の国ベルーガに向かいます。」
「ベルーガって二番目に大きい戦士の国の首都に行くんですか!?」
 ベルーガとは戦士の国の首都ヤマタノに次ぐ首都の事である。そこには戦士は約20万人いるとされる首都である。ちなみに首都ヤマタノには約60万人は居るとされている。
「なんでいきなりそんな大変な所に行くのですか!?何か理由があるのですか?」
「もちろん、君の他にも協力者がいるのだが先ほど手紙が来ていてねそれによると戦士の国の王が明後日ベルーガに来るらしい。なので協力者の手を借りて王に謁見する。」
「その協力者とは何者ですか?王に謁見するという事はよほどの身分の方なのでしょうか?」
「それは会ってからのお楽しみということで。」
 彼はクスクス笑いながら言っていた。
(一体誰の事よ~~~~~~‼)
 そして彼らは夜をフケていった次の日の朝
「フア~~~~~、よく寝た。久々にベッドで寝れたわ。」
アクビをしながら彼女は起き満足したように体をほぐしていた。
「おはよう、よく眠れた?朝ご飯出来たから顔洗ってきたら?」
 彼女は頷き洗面台に向かい顔を洗い彼と同じ机で朝ご飯を食べた。
「昨日の夜も言ったけど貴方の作るご飯美味しいですね。」
「ありがとう他の人に褒められるとやはり嬉しいですね。」
なんだかんだとご飯を食べ、準備を終わらせ、彼らは旅立つ。がその前に彼は隠れ家を出て直に家のほうをみて言った
「虚無の魔法"ハウスクローズ"」
 そう言った瞬間隠れ家がみるみる小さくなって彼の手のひらサイズになりそれを鞄に詰め込んだ。それを見た彼女は呆れて見ていた。
(もうあれだけの話をしたんだからこの位で驚かなくなったな~)
 そして今度こそ彼らは旅立った。
 そして1日かけてようやく戦士の国ベルーガに着いた。
「やっと着いたな、ベルーガ。」
「やはり二番目に大きい首都というだけの事はありますね。」
 そして彼らはベルーガに入っていった。
 ベルーガの中心にしろがあり外側には商店街があり、その奥に住宅街があり奥に行くほど高級住宅街がある。
「協力者の合流場所はどこですか?」
「合流場所は城の手前の高級住宅街にある教会だだがその前に商店街で買うものがある。」
「何ですか?」
「イザベル用の剣を買う必要がある」
「何ですか?」
 彼女が質問する。それを聞いたかれは答えた。
「剣を持ってないと怪しいからね怪しまれないように剣を持ってないと。」
そして彼らは武器屋に入っていってそこで彼女に片手剣を買ってあげた。そのあとすぐ教会に向かった。
「着いたぞここが教会だ。」
「ここに協力者が居るのよね?」
彼らは教会の扉を開き中に入った。夜ということで中には誰もいなかったし暗くて奥が見えなかった。そんな中彼らは奥に歩いていき奥の椅子の所に誰かいるのを気付いた。
「誰?」
彼女がジンに問いかけたそして彼が紹介する。
「紹介する、彼が協力者のカリヤで王の息子だ。」
 それを聞いた彼女は驚愕した。まさか王の息子だなんて想像すらできなかった。
「彼女は?」
「彼女はイザベル、魔法使いだ。俺の話を聞いて協力してくれる者でもある。」
「そうか、ならよき仲間なのだな。宜しくイザベルさん。」と言い握手するように手を上げた。
「こちらこそ宜しくお願いしますね。」彼らは握手した。
「じゃ自己紹介は終えて早速で悪いが城に向かおう。」
 ジンが言い二人を促した。
「よしそれじゃ行こうか。案内する」二人を連れ教会を出た。
 そして彼らは城の裏手につき城の中に入っていった。しばらく歩き応接間について中に入った。奥には戦士の国の王が座っていた。
「息子から話は聞いている。戦争を止めたいのだろう?」
「そうだ俺達は戦争をなくしたい。このまま戦争をし続けても良いことなんてないぞ。お互いが無駄に死人が増えるだけだ。」
「‥‥‥それもそうだな、だがそなたは魔法使い達の代表ではないのだろう?私達だけでは、そちらが納得してくれないとなんともならんぞ。魔法使い達には話したのか?」
「まだ話してないですが納得させます。なのでもし向こうも了承してくれるのならもうお互いの停戦協定をして下さい。お願いします。」
 王はしばらく考えた後
「分かった、だが条件がある。魔法使い達にもこの話をして向こうから停戦協定を結ぶと言わせろ。それが条件だ。それまではこちらからは戦争を仕掛けたりはしない。それでいいか?」
「分かったそれなら早速明日この街をでて魔法の国ウィザードに向かおう。」そして王とジンは握手した。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

魅了魔法の正しい使い方

章槻雅希
ファンタジー
公爵令嬢のジュリエンヌは年の離れた妹を見て、自分との扱いの差に愕然とした。家族との交流も薄く、厳しい教育を課される自分。一方妹は我が儘を許され常に母の傍にいて甘やかされている。自分は愛されていないのではないか。そう不安に思うジュリエンヌ。そして、妹が溺愛されるのはもしかしたら魅了魔法が関係しているのではと思いついたジュリエンヌは筆頭魔術師に相談する。すると──。

逆行転生って胎児から!?

章槻雅希
ファンタジー
冤罪によって処刑されたログス公爵令嬢シャンセ。母の命と引き換えに生まれた彼女は冷遇され、その膨大な魔力を国のために有効に利用する目的で王太子の婚約者として王家に縛られていた。家族に冷遇され王家に酷使された彼女は言われるままに動くマリオネットと化していた。 そんな彼女を疎んだ王太子による冤罪で彼女は処刑されたのだが、気づけば時を遡っていた。 そう、胎児にまで。 別の連載ものを書いてる最中にふと思いついて書いた1時間クオリティ。 長編予定にしていたけど、プロローグ的な部分を書いているつもりで、これだけでも短編として成り立つかなと、一先ずショートショートで投稿。長編化するなら、後半の国王・王妃とのあれこれは無くなる予定。

真実の愛のおつりたち

毒島醜女
ファンタジー
ある公国。 不幸な身の上の平民女に恋をした公子は彼女を虐げた公爵令嬢を婚約破棄する。 その騒動は大きな波を起こし、大勢の人間を巻き込んでいった。 真実の愛に踊らされるのは当人だけではない。 そんな群像劇。

義弟の婚約者が私の婚約者の番でした

五珠 izumi
ファンタジー
「ー…姉さん…ごめん…」 金の髪に碧瞳の美しい私の義弟が、一筋の涙を流しながら言った。 自分も辛いだろうに、この優しい義弟は、こんな時にも私を気遣ってくれているのだ。 視界の先には 私の婚約者と義弟の婚約者が見つめ合っている姿があった。

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

〈完結〉遅効性の毒

ごろごろみかん。
ファンタジー
「結婚されても、私は傍にいます。彼が、望むなら」 悲恋に酔う彼女に私は笑った。 そんなに私の立場が欲しいなら譲ってあげる。

こうしてある日、村は滅んだ

東稔 雨紗霧
ファンタジー
地図の上からある村が一夜にして滅んだ。 これは如何にして村が滅ぶに至ったのかを語る話だ。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

処理中です...