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三十三限目 河童 前編
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テッテレテッテッテッテッテン🎵テンテテテンテレテンテンテテテテテン🎵
「ん、んむぅっぅ」
日曜日のとある日。本日はあの厳しいお仕事という地獄からの解放日である。というのに千葉智奈の睡眠を妨げたその音はあまりにも恐ろしい音。
「はっ!はい!お世話になっております!千葉です!!!」
「ちっちゃん!今日この後河原に集合な!河童探すぞ!!!」
電話をかけてきた相手、石森いろははそれだけ言い残すと自分勝手にも電話を切った。
<三十三限目 河童 前編>
「機嫌直せよちっちゃーん!楽しく河童探ししようぜー!」
時刻は午前十一時。新任の中学教師である千葉智奈は生徒の一人であるいろはに謎の呼び出しを受けて河原に来ていた。
「来てくれたんですね。わざわざご足労して頂いて申し訳ないです」
「む、三回も電話したから流石に来た。いい判断。いーは誘うと決めたら五十回でも平気で電話してくる。携帯の電源を切ったら家に来る」
「何であなた達うちの電話番号知ってるの?その言い方だと住所も知ってるの?」
眠気のせいでタレ目がちになっている目を擦りながらも教えていない電話番号を知られていたことが恐ろしい。一体どうやったのかは作者にも分からない。
「おーす!みんな揃ってるっぽいねー!」
「遅れてすまない。家の用事が少し長引いてしまってな」
いろはに恐怖を感じていた智奈の耳に元気な声と静かな声が入ってくる。日華と舳螺である。
「全員集合したな!ほんじゃ始めるぞ!河童探し!!!」
「待って。うちはいきなり河童探すとか言われてここにきたのだわ?ちゃんと道筋を説明して欲しいのだわ」
「我らもそうだな」
智奈の言葉に舳螺が同意。六花と波留も一応頷いた。が、六花と波留は小さい頃から突然の召集にはなれっこなので「またか」としあ思わないが。
「ほんじゃ最初から説明するか。あれはまだ私が小学生だった頃」
「どれだけ遡るのだわ!?普通に!河童探しの話からでいいから!」
「しゃーねぇなぁ」
不貞腐れた表情をしたいろはがそのまま回想に入る。
「あれは昨夜のことだった」
ほわんほわんいろいろー
「知ってる!?この近くの川に河童が出たんだって!?」
「マジか!探しに行こうぜ!」
ほわんほわんにちにちー
「って事だ」
「今ので終わり!?それなら一言この川に河童が見つかったって説明だけでいいのだわ!!何の為の回想だったの!?」
「む、ちーうるさい。近所迷惑」
あまりにツッコミどころが多かった為智奈の声が大きくなってしまう。それを波留に注意された為智奈は不服そうではあるが黙る。
「回想でいろはに河童の事を教えたのは日華か?」
「せいかーい!だから私はさっき頷かなかったって訳!」
「なら二人で探せばいいのだわ。うちを巻き込まないで欲しいのだわ」
「寂しい事言うなよ。だから友達いないんだぞ」
いろはの何気ない一言が智奈を貫いた。
「む、いー。言葉は刃物になる。気をつけて使わないといけない」
「言葉が刃物に!?何だその能力かっけぇ!!コエカタ⚪︎リンか!?」
某青ダヌキのヒミ⚪︎道具でも流石に言葉を刃物には出来ないが、言葉で人を傷つける事は容易だ。みんなも気をつけようね!!
「話を戻しますよ。いーさんはこうと言ったらなかなか曲げません。しかし一度やれば簡単に満足します。なのでここはいーさんの言う通り河童を探しましょう。それが一番早くいーさんから解放される道ですよ」
「分かったのだわ。そうする」
六花の言葉には実に説得力があった。流石幼い頃から二人のバカに振り回された経験の持ち主だ。早くバカな事態なら逃れる手段を知っている。
「ほんじゃ二手に別れるぞ!どこにカッパがいるか分からねえからな!上の方と下の方から!」
「ふむ。上流と下流から中心に向けて調べていく訳か。メンバーはどう決めるんだ?」
「グッパーで決めようよ!こう言う時のお約束でしょー!!」
グッパーとはじゃんけんのグーかパーを出し、グーの組とパーの組みで別れるというものである。手っ取り早く二つのグループを作れるのでよく使われる手法だろう。
「そんじゃ行くぞ!!」
皆が手を出しながら掛け声を口にする。
「「グッパー、よ!」」
「グットッパーで別れましょ!」
「グッとパーでそーろーい!」
「グーパー!」
「お主はグー!!お前はパー!!!ならば私は何だ!?グーか?パーか?否!チョキだぁぁぁぁぁ!!!!」
それぞれの掛け声がズレた。
「こういうのって住んでる地域とかでズレるものじゃないの!?地元の中学に通ってるみんなでこんなにズレるのはおかしいのだわ!!!」
「へーさんは何て言いました?」
「グッとパーで別れましょ、だな」
「む、私とろーはグッパー、よ」
「私はグーパー」
と言う事は智奈がグッとパーでそーろーい、派となる。そして。
「なあ、何でみんなツッコんで来ないんだ?ボケてんだよ!?私大ボケかましてんのに!!!」
皆様絶対に分かっていただろうが謎に長く、意味不明で、挙げ句の果てに勢いよくチョキを出した掛け声がいろはのものである。当然である。これがいろはでなければ誰だと言うのだ。
「はいはい。兎に角もう一度やりますよ。掛け声はもう『せーの』で統一しましょう」
こういう呼び方とは何故か妙な愛着や親近感が湧いたりするものだ。それを誰かの言い分に統一しては不満が生じかねない。それを考えて皆が不満を感じないやり方でもう一度チーム決めを行った。
「「「せーの!」」」
その結果が、こうなった。
上流組 いろは 波留 智奈
下流組 六花 日華 舳螺
「ほんじゃあ私達は上流の方まで調べてって、後でここで合流な」
「分かりました」
ちなみにだが一同は川の丁度真ん中にある広場の様な場所に集まっていた。行きと帰りで二回河童がいないかをチェックするという二重チェックを行う為である。こういった考え方はいろはには出来ないので恐らく日華が考えたのだろう。
「で、そんな日華さんなんですが、」
「私がボケなきゃ。私がボケなきゃ。私がボケなきゃ。私がボケなきゃ」
何故か同じ言葉を繰り返し言っていた。
「何がお前をそこまでボケに突き動かすんだ?」
「ボケ担当がみんな上流に行っちゃったからだよ!?」
いろは、波留、智奈と離れてから日華はプレッシャーに潰されそうになっていた。その理由が先ほど言った通り。この作品における二代ボケ要因がいない為である。
「うぅ。ボケにもツッコミにもなりきれない。そんな私をまとも枠二人に突っ込むなんて酷いよ。いや、今の私はボケなんだ。突っ込みじゃない」
六花と舳螺はそんな事一切気にしないし作者もそれ程までこの三人の河童探索の様子を描くつもりもないので要らぬ心配なのだが、日華は妙にプレッシャーに感じているのか心臓がドクドクと激しく脈打っていた。
「そんなに心配しないで下さい。にーさんはにーさんのままで良いんですよ?」
「その通りだ。頑張ってボケる必要はない。我々は我々のペースでいこう」
まともな二人にそう声をかけられ日華も少し落ち着きを取り戻した。
「そ、そうだね。じゃ!気を取り直して河童を探そう!」
「それなんですけど、本当に河童がいるのですか?」
いろはが思いつきで動くのはいつもの事だが、日華も関わっているなら河童の目撃情報には信憑性があるのかもしれない。
「本当だってー!うちのお父さんの古い友達の親戚のお友達の弟の息子のペットの犬がこの川で河童を見つけたんだって!!!」
「・・・もう一度言ってくれます?」
「うちのお父さんの古い友達の親戚の子供の弟のお姉さんのお母さんの妹の親戚のペットのインコの娘がこの川で河童を見たんだって!!!」
「嘘っぱちじゃないですか!!!」
先程聞いた話とは違う話を自信満々に語る日華を信用など出来ない。というかどちらの話を纏めても実際に河童を目撃しているのは人間ではないのだ。信じろというのが無理な話である。
「どうしてその言葉を信じたんだお前は」
「本当にいるんだって~!」
六花同様当然舳螺も信じていない様だが、日華だけは頑なに河童を信じている様だ。
「うぉぉぉぉぉ!!!河童ぁぁぁぁぁ!!私はここだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どうしたものかと六花と舳螺が顔を見合わせていると遠くからいろはの元気の良い、そして謎の言葉が聞こえてきた。
「まあ、折角ですし探しますか、河童」
「そうだな」
どのみち一度は引き受けた約束だ。折角なら二人も一緒に河童を探した方が楽しいだろう。こうして彼女達の河童探しは幕を開けた。
「ん、んむぅっぅ」
日曜日のとある日。本日はあの厳しいお仕事という地獄からの解放日である。というのに千葉智奈の睡眠を妨げたその音はあまりにも恐ろしい音。
「はっ!はい!お世話になっております!千葉です!!!」
「ちっちゃん!今日この後河原に集合な!河童探すぞ!!!」
電話をかけてきた相手、石森いろははそれだけ言い残すと自分勝手にも電話を切った。
<三十三限目 河童 前編>
「機嫌直せよちっちゃーん!楽しく河童探ししようぜー!」
時刻は午前十一時。新任の中学教師である千葉智奈は生徒の一人であるいろはに謎の呼び出しを受けて河原に来ていた。
「来てくれたんですね。わざわざご足労して頂いて申し訳ないです」
「む、三回も電話したから流石に来た。いい判断。いーは誘うと決めたら五十回でも平気で電話してくる。携帯の電源を切ったら家に来る」
「何であなた達うちの電話番号知ってるの?その言い方だと住所も知ってるの?」
眠気のせいでタレ目がちになっている目を擦りながらも教えていない電話番号を知られていたことが恐ろしい。一体どうやったのかは作者にも分からない。
「おーす!みんな揃ってるっぽいねー!」
「遅れてすまない。家の用事が少し長引いてしまってな」
いろはに恐怖を感じていた智奈の耳に元気な声と静かな声が入ってくる。日華と舳螺である。
「全員集合したな!ほんじゃ始めるぞ!河童探し!!!」
「待って。うちはいきなり河童探すとか言われてここにきたのだわ?ちゃんと道筋を説明して欲しいのだわ」
「我らもそうだな」
智奈の言葉に舳螺が同意。六花と波留も一応頷いた。が、六花と波留は小さい頃から突然の召集にはなれっこなので「またか」としあ思わないが。
「ほんじゃ最初から説明するか。あれはまだ私が小学生だった頃」
「どれだけ遡るのだわ!?普通に!河童探しの話からでいいから!」
「しゃーねぇなぁ」
不貞腐れた表情をしたいろはがそのまま回想に入る。
「あれは昨夜のことだった」
ほわんほわんいろいろー
「知ってる!?この近くの川に河童が出たんだって!?」
「マジか!探しに行こうぜ!」
ほわんほわんにちにちー
「って事だ」
「今ので終わり!?それなら一言この川に河童が見つかったって説明だけでいいのだわ!!何の為の回想だったの!?」
「む、ちーうるさい。近所迷惑」
あまりにツッコミどころが多かった為智奈の声が大きくなってしまう。それを波留に注意された為智奈は不服そうではあるが黙る。
「回想でいろはに河童の事を教えたのは日華か?」
「せいかーい!だから私はさっき頷かなかったって訳!」
「なら二人で探せばいいのだわ。うちを巻き込まないで欲しいのだわ」
「寂しい事言うなよ。だから友達いないんだぞ」
いろはの何気ない一言が智奈を貫いた。
「む、いー。言葉は刃物になる。気をつけて使わないといけない」
「言葉が刃物に!?何だその能力かっけぇ!!コエカタ⚪︎リンか!?」
某青ダヌキのヒミ⚪︎道具でも流石に言葉を刃物には出来ないが、言葉で人を傷つける事は容易だ。みんなも気をつけようね!!
「話を戻しますよ。いーさんはこうと言ったらなかなか曲げません。しかし一度やれば簡単に満足します。なのでここはいーさんの言う通り河童を探しましょう。それが一番早くいーさんから解放される道ですよ」
「分かったのだわ。そうする」
六花の言葉には実に説得力があった。流石幼い頃から二人のバカに振り回された経験の持ち主だ。早くバカな事態なら逃れる手段を知っている。
「ほんじゃ二手に別れるぞ!どこにカッパがいるか分からねえからな!上の方と下の方から!」
「ふむ。上流と下流から中心に向けて調べていく訳か。メンバーはどう決めるんだ?」
「グッパーで決めようよ!こう言う時のお約束でしょー!!」
グッパーとはじゃんけんのグーかパーを出し、グーの組とパーの組みで別れるというものである。手っ取り早く二つのグループを作れるのでよく使われる手法だろう。
「そんじゃ行くぞ!!」
皆が手を出しながら掛け声を口にする。
「「グッパー、よ!」」
「グットッパーで別れましょ!」
「グッとパーでそーろーい!」
「グーパー!」
「お主はグー!!お前はパー!!!ならば私は何だ!?グーか?パーか?否!チョキだぁぁぁぁぁ!!!!」
それぞれの掛け声がズレた。
「こういうのって住んでる地域とかでズレるものじゃないの!?地元の中学に通ってるみんなでこんなにズレるのはおかしいのだわ!!!」
「へーさんは何て言いました?」
「グッとパーで別れましょ、だな」
「む、私とろーはグッパー、よ」
「私はグーパー」
と言う事は智奈がグッとパーでそーろーい、派となる。そして。
「なあ、何でみんなツッコんで来ないんだ?ボケてんだよ!?私大ボケかましてんのに!!!」
皆様絶対に分かっていただろうが謎に長く、意味不明で、挙げ句の果てに勢いよくチョキを出した掛け声がいろはのものである。当然である。これがいろはでなければ誰だと言うのだ。
「はいはい。兎に角もう一度やりますよ。掛け声はもう『せーの』で統一しましょう」
こういう呼び方とは何故か妙な愛着や親近感が湧いたりするものだ。それを誰かの言い分に統一しては不満が生じかねない。それを考えて皆が不満を感じないやり方でもう一度チーム決めを行った。
「「「せーの!」」」
その結果が、こうなった。
上流組 いろは 波留 智奈
下流組 六花 日華 舳螺
「ほんじゃあ私達は上流の方まで調べてって、後でここで合流な」
「分かりました」
ちなみにだが一同は川の丁度真ん中にある広場の様な場所に集まっていた。行きと帰りで二回河童がいないかをチェックするという二重チェックを行う為である。こういった考え方はいろはには出来ないので恐らく日華が考えたのだろう。
「で、そんな日華さんなんですが、」
「私がボケなきゃ。私がボケなきゃ。私がボケなきゃ。私がボケなきゃ」
何故か同じ言葉を繰り返し言っていた。
「何がお前をそこまでボケに突き動かすんだ?」
「ボケ担当がみんな上流に行っちゃったからだよ!?」
いろは、波留、智奈と離れてから日華はプレッシャーに潰されそうになっていた。その理由が先ほど言った通り。この作品における二代ボケ要因がいない為である。
「うぅ。ボケにもツッコミにもなりきれない。そんな私をまとも枠二人に突っ込むなんて酷いよ。いや、今の私はボケなんだ。突っ込みじゃない」
六花と舳螺はそんな事一切気にしないし作者もそれ程までこの三人の河童探索の様子を描くつもりもないので要らぬ心配なのだが、日華は妙にプレッシャーに感じているのか心臓がドクドクと激しく脈打っていた。
「そんなに心配しないで下さい。にーさんはにーさんのままで良いんですよ?」
「その通りだ。頑張ってボケる必要はない。我々は我々のペースでいこう」
まともな二人にそう声をかけられ日華も少し落ち着きを取り戻した。
「そ、そうだね。じゃ!気を取り直して河童を探そう!」
「それなんですけど、本当に河童がいるのですか?」
いろはが思いつきで動くのはいつもの事だが、日華も関わっているなら河童の目撃情報には信憑性があるのかもしれない。
「本当だってー!うちのお父さんの古い友達の親戚のお友達の弟の息子のペットの犬がこの川で河童を見つけたんだって!!!」
「・・・もう一度言ってくれます?」
「うちのお父さんの古い友達の親戚の子供の弟のお姉さんのお母さんの妹の親戚のペットのインコの娘がこの川で河童を見たんだって!!!」
「嘘っぱちじゃないですか!!!」
先程聞いた話とは違う話を自信満々に語る日華を信用など出来ない。というかどちらの話を纏めても実際に河童を目撃しているのは人間ではないのだ。信じろというのが無理な話である。
「どうしてその言葉を信じたんだお前は」
「本当にいるんだって~!」
六花同様当然舳螺も信じていない様だが、日華だけは頑なに河童を信じている様だ。
「うぉぉぉぉぉ!!!河童ぁぁぁぁぁ!!私はここだあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どうしたものかと六花と舳螺が顔を見合わせていると遠くからいろはの元気の良い、そして謎の言葉が聞こえてきた。
「まあ、折角ですし探しますか、河童」
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