54 / 57
五十四限目 何も見たくねえ
しおりを挟む
深淵がこちらを覗いている時、こちらも深淵を覗いているのだ。
「・・・逆では?」
<五十四限目 何も見たくねえ>
「という訳でやって参りました!にっちゃんの家!!!」
「どういう訳でやってきたのか説明して貰える!?!?」
とある休日。いろは達補習部と顧問の智奈、副顧問という肩書きはあるものの教育実習生のぬらのメンバーは部員の一人、新田日華の家に集まっていた。
「前回も来てたよね!?私の家を何だと思ってる訳!?」
「秘密基地!」
「む!溜まり場!」
「いつもすみません。こちらつまらないものですが」
他人の家を勝手に基地にするいろはにシンプルに溜まり場にしている波留の後に六花が手土産を渡してくる。それは日華の好きなプリンだった。
「ご家族で召し上がって下さい」
「うぅ、優しさが沁みる」
「我からは羊羹を」
「お~。イカの天ぷら~」
「まっ!ままままままずいのだわ!!!?生徒のお宅にお邪魔すると言うのに手土産を持ってきていないなんて!!!?しっ!死ぬ!?社会的に死ぬのだわ!!?!?!??」
別に手土産はいらないがここまで慌てられると何か手土産必須みたいな雰囲気がしてくる。というか手土産に天ぷらって。
「こほん。それで、今日は何しに来たわけ?」
「闇鍋」
いろはが何事もない様に淡々と答える。
闇鍋とは、複数人でそれぞれ自分以外には秘密の食材を持ち寄り、暗闇の中で一緒に調理して食べる鍋料理で、食事というよりはゲームやイベントとして楽しむものである。
「あの、これを一番前に持ってくるべきでしたよね?なんであんな訳の分からない説明を?」
「マンネリ化防止に決まってんだろ!!?ただでさえワンパターンなんだからこの話はよ!!」
そうでもない気がするが、マンネリ化防止事態は悪くない提案だ。それにしたってチョイスが謎過ぎるが。
「む、仕方ない。作者が三秒で考えたんだから」
「じゃあ作者のせいじゃねえか。私のせいじゃねえよ」
うるせえ!!お前が言いそうな事を考えただけだよ!
「あの、そろそろ始めないとまた二話構成になりますよ?」
六花の言葉で我に帰る。そうだ。ただでさえ一話完結の話が長引いて二話、三話構成になりやすいんだ!さっさと初めて一話で終わらせよう!
「つーわけでにっちゃん。なんか食材持ってきてくれ。持ってきてないのにっちゃんだけだから」
「無茶振りしやがってぇー。お父さーん!なんか食材持ってきてー!」
「それじゃあ日華の食材にならないだろう」
舳螺に怒られたのでしっかり日華が食材を選び、鍋の用意も完成した。
「食材の投入は任せてくれ。皆は何が入っているか分からない鍋を楽しむといい」
「ありがとな!にっちゃんの父ちゃん!あんたいつもいるな!暇なのか!?」
失礼極まりない事をサラッと口走ったいろはに智奈が目を飛び出して驚いた。
「ははは!そうかも知れないな!」
「ななななんて失礼な事を!?ごめんなさいなのだわ!!?この子には悪気は無い。無い、無いと、思うのだわ」
庇おうと頑張ったが普段の行いのせいで庇いきれない。が、障は一ミリも気にする素振りはなく、寧ろ楽しそうだ。
「よし、出来たぞ。闇鍋とは暗闇の中で行うものだが、安全を考慮して豆電球は付けて行おう」
「異論はありません。いいないろは」
「おーん。出来れば嫌だけどしゃーねーな。了解了解」
舳螺にそう確認されてはいろはとしてはふざける訳にはいかない。もし舳螺に火傷でもさせたら舳螺の父親が飛んでくる。それは流石にいろはでも避けたい。
「おし。ほんじゃ最初はにっちゃんだな!!」
「何で私!?」
「主役だからな」
まさか主役だったとは。訳が分からないがどうせ食べねばならないのだ。ならば最初だろうが最後だろうが関係無い。
「お願い!食べられるものであって!」
「む!侵害!流石に食べられない物は持ってきてない!」
「そういう意味じゃない!」
日華は箸が触れた物をそのまま掴んで自分の箸に持ち替えてから口に運んだ。
「・・・何この食べ物」
歯応えがあるが、野菜などでは無さそうだ。しかし肉でもなく思える。これは。
「イカ?」
「お~。イカのお刺身~」
「温水さんは本当にイカしか持ってきてないのね!?」
鍋にイカの刺身とは。まあ海鮮鍋などもあるので全く合わない訳では無いが。
「見てたら腹減ってきた!次は私だ!」
「む!負けていられない!」
日華の後にいろはと波留が続いて鍋の中身を口に運ぶ。果たしてその中身は!?
「・・・白菜だわ」
「・・・む、もやし」
実に普通の野菜だった。
「わたくしの白菜ですかね?」
「あ、うちがもやしなのだわ」
「面白みがねえ!!!!」
「む!!闇鍋という物を全く理解できていない!!」
ボロクソに言われるが実際面白さの欠片もない選択ではある。しかし変な物を入れて鍋の味をぶち壊す事はこの二人には出来ない。
「では責任を取ってわたくし達が次に行きますか」
「わ、分かったのだわ」
そのまま二人が鍋の具材を取って口に運ぶ。さて今度は何が出るのか。
「・・・これは、イカのお刺身ですね」
「お~」
「ここで被るのかよ。面白味がねえぞろっちゃん」
そんな事を言われても今回ばかりは六花にはどうしようもない。今日はつくづくボロクソに言われる日となった。
「千葉先生はどうだった?」
「それが、分からないのだわ。何かしらこの食材」
妙に噛みごたえがあるが、モツとかでは無さそうだ。これはもしや。
「味の抜けたガム?」
「む、多分私のだ。そうめん味のガム」
「そうめん味!!?そうめんに味なんてないのだわ!!?」
そんな珍味をどこで手に入れてきたというのか。しかし食べ物ではあるが気を衒うことの出来る闇鍋にもってこいの食べ物ではあった。
「では次は我らか」
「お~。カモ~ン。イカのお刺身~」
舳螺とぬらが鍋から食材を掴み、口に運ぶ。その食べ物とは。
「これは、豆?いや、納豆か」
「美味しいよねー、納豆。私好きなんだー!」
どうやら納豆を入れたのは日華らしい。しかし、納豆は鍋の熱により大分バラバラになってしまっていたし、ネバネバ感もクソも無い。
「鍋との相性は悪いな」
「しゃーないでしょ。私だけ考える時間もクソもなかったんだから」
「こら。女の子がそんな言葉を使ってはいけない」
口の悪い日華を障が軽く叱る。日華が叱られるならいろはは怒鳴られるのだろうか。
「お~。イカだけに~」
「誰もイカなんて言ってないのだわ!?」
謎のいつものボケ?をかましたぬらは何かをもぐもぐしている。果たしてそれは何だったのか。それを教えて欲しい物だが。
「で、何を食べているのですか?」
「お~。多分チキン~。あなたとコンビニの~」
コンビニに売っているチキンとはどうしてあんなに美味いのか。個人的にケンタ⚪︎キーのチキンよりファミ⚪︎キの方が断然美味い。
「って事はこれを入れたのはいろは?」
「いや、我だ。鍋に豚や牛は普通かと思ってな。意外性の為にチキンにしたのだが、どうだろうか?」
「お~。悪くないけど普通に食べたいかも~」
鍋の出汁の味とチキンの味が混ざって味が混乱している。食べられないものではないが、何とも言えない味だった。
「これで一通り回しましたけど、いーさんの選んだ食材だけ出てきてませんね」
「む、何入れたの?」
「ふっふっふ。聞いて驚け見て驚け」
「見ては驚けませんよ闇鍋なんですから」
さて今作の主人公は一体どんな物を入れたのか。その正解を発表しよう!
「炭酸水!!!」
「どうやって食べろって言うんですか!!!?」
こうしてとある休日の闇鍋パーティーが終わりを迎えた。
「・・・逆では?」
<五十四限目 何も見たくねえ>
「という訳でやって参りました!にっちゃんの家!!!」
「どういう訳でやってきたのか説明して貰える!?!?」
とある休日。いろは達補習部と顧問の智奈、副顧問という肩書きはあるものの教育実習生のぬらのメンバーは部員の一人、新田日華の家に集まっていた。
「前回も来てたよね!?私の家を何だと思ってる訳!?」
「秘密基地!」
「む!溜まり場!」
「いつもすみません。こちらつまらないものですが」
他人の家を勝手に基地にするいろはにシンプルに溜まり場にしている波留の後に六花が手土産を渡してくる。それは日華の好きなプリンだった。
「ご家族で召し上がって下さい」
「うぅ、優しさが沁みる」
「我からは羊羹を」
「お~。イカの天ぷら~」
「まっ!ままままままずいのだわ!!!?生徒のお宅にお邪魔すると言うのに手土産を持ってきていないなんて!!!?しっ!死ぬ!?社会的に死ぬのだわ!!?!?!??」
別に手土産はいらないがここまで慌てられると何か手土産必須みたいな雰囲気がしてくる。というか手土産に天ぷらって。
「こほん。それで、今日は何しに来たわけ?」
「闇鍋」
いろはが何事もない様に淡々と答える。
闇鍋とは、複数人でそれぞれ自分以外には秘密の食材を持ち寄り、暗闇の中で一緒に調理して食べる鍋料理で、食事というよりはゲームやイベントとして楽しむものである。
「あの、これを一番前に持ってくるべきでしたよね?なんであんな訳の分からない説明を?」
「マンネリ化防止に決まってんだろ!!?ただでさえワンパターンなんだからこの話はよ!!」
そうでもない気がするが、マンネリ化防止事態は悪くない提案だ。それにしたってチョイスが謎過ぎるが。
「む、仕方ない。作者が三秒で考えたんだから」
「じゃあ作者のせいじゃねえか。私のせいじゃねえよ」
うるせえ!!お前が言いそうな事を考えただけだよ!
「あの、そろそろ始めないとまた二話構成になりますよ?」
六花の言葉で我に帰る。そうだ。ただでさえ一話完結の話が長引いて二話、三話構成になりやすいんだ!さっさと初めて一話で終わらせよう!
「つーわけでにっちゃん。なんか食材持ってきてくれ。持ってきてないのにっちゃんだけだから」
「無茶振りしやがってぇー。お父さーん!なんか食材持ってきてー!」
「それじゃあ日華の食材にならないだろう」
舳螺に怒られたのでしっかり日華が食材を選び、鍋の用意も完成した。
「食材の投入は任せてくれ。皆は何が入っているか分からない鍋を楽しむといい」
「ありがとな!にっちゃんの父ちゃん!あんたいつもいるな!暇なのか!?」
失礼極まりない事をサラッと口走ったいろはに智奈が目を飛び出して驚いた。
「ははは!そうかも知れないな!」
「ななななんて失礼な事を!?ごめんなさいなのだわ!!?この子には悪気は無い。無い、無いと、思うのだわ」
庇おうと頑張ったが普段の行いのせいで庇いきれない。が、障は一ミリも気にする素振りはなく、寧ろ楽しそうだ。
「よし、出来たぞ。闇鍋とは暗闇の中で行うものだが、安全を考慮して豆電球は付けて行おう」
「異論はありません。いいないろは」
「おーん。出来れば嫌だけどしゃーねーな。了解了解」
舳螺にそう確認されてはいろはとしてはふざける訳にはいかない。もし舳螺に火傷でもさせたら舳螺の父親が飛んでくる。それは流石にいろはでも避けたい。
「おし。ほんじゃ最初はにっちゃんだな!!」
「何で私!?」
「主役だからな」
まさか主役だったとは。訳が分からないがどうせ食べねばならないのだ。ならば最初だろうが最後だろうが関係無い。
「お願い!食べられるものであって!」
「む!侵害!流石に食べられない物は持ってきてない!」
「そういう意味じゃない!」
日華は箸が触れた物をそのまま掴んで自分の箸に持ち替えてから口に運んだ。
「・・・何この食べ物」
歯応えがあるが、野菜などでは無さそうだ。しかし肉でもなく思える。これは。
「イカ?」
「お~。イカのお刺身~」
「温水さんは本当にイカしか持ってきてないのね!?」
鍋にイカの刺身とは。まあ海鮮鍋などもあるので全く合わない訳では無いが。
「見てたら腹減ってきた!次は私だ!」
「む!負けていられない!」
日華の後にいろはと波留が続いて鍋の中身を口に運ぶ。果たしてその中身は!?
「・・・白菜だわ」
「・・・む、もやし」
実に普通の野菜だった。
「わたくしの白菜ですかね?」
「あ、うちがもやしなのだわ」
「面白みがねえ!!!!」
「む!!闇鍋という物を全く理解できていない!!」
ボロクソに言われるが実際面白さの欠片もない選択ではある。しかし変な物を入れて鍋の味をぶち壊す事はこの二人には出来ない。
「では責任を取ってわたくし達が次に行きますか」
「わ、分かったのだわ」
そのまま二人が鍋の具材を取って口に運ぶ。さて今度は何が出るのか。
「・・・これは、イカのお刺身ですね」
「お~」
「ここで被るのかよ。面白味がねえぞろっちゃん」
そんな事を言われても今回ばかりは六花にはどうしようもない。今日はつくづくボロクソに言われる日となった。
「千葉先生はどうだった?」
「それが、分からないのだわ。何かしらこの食材」
妙に噛みごたえがあるが、モツとかでは無さそうだ。これはもしや。
「味の抜けたガム?」
「む、多分私のだ。そうめん味のガム」
「そうめん味!!?そうめんに味なんてないのだわ!!?」
そんな珍味をどこで手に入れてきたというのか。しかし食べ物ではあるが気を衒うことの出来る闇鍋にもってこいの食べ物ではあった。
「では次は我らか」
「お~。カモ~ン。イカのお刺身~」
舳螺とぬらが鍋から食材を掴み、口に運ぶ。その食べ物とは。
「これは、豆?いや、納豆か」
「美味しいよねー、納豆。私好きなんだー!」
どうやら納豆を入れたのは日華らしい。しかし、納豆は鍋の熱により大分バラバラになってしまっていたし、ネバネバ感もクソも無い。
「鍋との相性は悪いな」
「しゃーないでしょ。私だけ考える時間もクソもなかったんだから」
「こら。女の子がそんな言葉を使ってはいけない」
口の悪い日華を障が軽く叱る。日華が叱られるならいろはは怒鳴られるのだろうか。
「お~。イカだけに~」
「誰もイカなんて言ってないのだわ!?」
謎のいつものボケ?をかましたぬらは何かをもぐもぐしている。果たしてそれは何だったのか。それを教えて欲しい物だが。
「で、何を食べているのですか?」
「お~。多分チキン~。あなたとコンビニの~」
コンビニに売っているチキンとはどうしてあんなに美味いのか。個人的にケンタ⚪︎キーのチキンよりファミ⚪︎キの方が断然美味い。
「って事はこれを入れたのはいろは?」
「いや、我だ。鍋に豚や牛は普通かと思ってな。意外性の為にチキンにしたのだが、どうだろうか?」
「お~。悪くないけど普通に食べたいかも~」
鍋の出汁の味とチキンの味が混ざって味が混乱している。食べられないものではないが、何とも言えない味だった。
「これで一通り回しましたけど、いーさんの選んだ食材だけ出てきてませんね」
「む、何入れたの?」
「ふっふっふ。聞いて驚け見て驚け」
「見ては驚けませんよ闇鍋なんですから」
さて今作の主人公は一体どんな物を入れたのか。その正解を発表しよう!
「炭酸水!!!」
「どうやって食べろって言うんですか!!!?」
こうしてとある休日の闇鍋パーティーが終わりを迎えた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
隣に住んでいる後輩の『彼女』面がガチすぎて、オレの知ってるラブコメとはかなり違う気がする
夕姫
青春
【『白石夏帆』こいつには何を言っても無駄なようだ……】
主人公の神原秋人は、高校二年生。特別なことなど何もない、静かな一人暮らしを愛する少年だった。東京の私立高校に通い、誰とも深く関わらずただ平凡に過ごす日々。
そんな彼の日常は、ある春の日、突如現れた隣人によって塗り替えられる。後輩の白石夏帆。そしてとんでもないことを言い出したのだ。
「え?私たち、付き合ってますよね?」
なぜ?どうして?全く身に覚えのない主張に秋人は混乱し激しく否定する。だが、夏帆はまるで聞いていないかのように、秋人に猛烈に迫ってくる。何を言っても、どんな態度をとっても、その鋼のような意思は揺るがない。
「付き合っている」という謎の確信を持つ夏帆と、彼女に振り回されながらも憎めない(?)と思ってしまう秋人。これは、一人の後輩による一方的な「好き」が、平凡な先輩の日常を侵略する、予測不能な押しかけラブコメディ。
彼女に振られた俺の転生先が高校生だった。それはいいけどなんで元カノ達まで居るんだろう。
遊。
青春
主人公、三澄悠太35才。
彼女にフラれ、現実にうんざりしていた彼は、事故にあって転生。
……した先はまるで俺がこうだったら良かったと思っていた世界を絵に書いたような学生時代。
でも何故か俺をフッた筈の元カノ達も居て!?
もう恋愛したくないリベンジ主人公❌そんな主人公がどこか気になる元カノ、他多数のドタバタラブコメディー!
ちょっとずつちょっとずつの更新になります!(主に土日。)
略称はフラれろう(色とりどりのラブコメに精一杯の呪いを添えて、、笑)
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる