宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

17話 ダークマターの力

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 暗くて眩しい。
 とてもあたたかい光。

「この光って……」

 ダークマターだ。
 チコタンとミィシャンを助けにいかなくちゃと思ったら、凄い量のダークマターが集まってきた。

「えっ、嘘……!?」

 さっきまでサビだらけでボロボロだった宇宙船が、一瞬で銀ピカの綺麗なUFOになってる。
 それに所々光ってて、少しだけ宙に浮いてる。

「浮いてる……浮いてる!」

 凄い! 動いてる!
 メーターも満タンだ。
 今すぐにでも飛び立ってしまいそう。

 一瞬でこんなになっちゃうだなんて。
 そっか、ダークマターが私の思いに応えてくれたんだ。

「そうだ、二人は!?」

 宇宙船も大事だけど、先にチコタンとミィシャンの方にいかなくちゃ。
 二人はどこに……いた!

「え……?」

 二人ともボロボロで倒れてる。
 グッタリして動けないみたい、まるで死んでるみたいな……。

 ……死?

「いや……」

 そんなはずない。
 こんなところで死んじゃうはずないよ。
 あぁ、二人のすぐそばにヌシがいる。
 このままじゃ二人が危ない。

「待って……やだ……」

 あんなに大きく口を開けて、二人を食べるつもりなの?
 あんな牙で噛まれたらひとたまりもないじゃない!

 私がすぐ助けにいかなかったからだ。
 だから二人が酷いことになってるんだ。

 大丈夫、きっとまだ生きてる。
 そうに決まってる!
 だから私が助けなくちゃ!!

「待ってて二人とも、今助けに──」


「──いくから! ……おぉ?」

 え? 何? 突然景色が変わった!?
 チコタンとミィシャンはどこ?

「ソーラ……どうしてここに……?」

「宇宙船は……どうなったかニャ……?」

「チコタン! ミィシャン!」

 よかった、二人とも生きてた!
 でもどうして二人とも私の後ろにいるの?
 さっきまで離れたところにいたのに。

「ソーラ、前を見てください!」

「え? うわっ!?」

 ヌシだ! 
 どうして私の目の前にヌシが?
 ……あ、そっか。
 私の後ろに二人が移動したんじゃなくて、私が二人の前に移動したんだ。

 一瞬で。

 つまり私、今ワープしたんだ。
 これもきっとダークマターの力だよね。

「ギャアアオオォォッ!」

 おっと、考えるのはあとにしなくちゃ。とにかく今はこの状況をなんとかしないと。
 とりあえずバリアー? それともこっちから攻撃する?
 ああもう! 頭の中がぐちゃぐちゃで考えがまとまらない!

「とにかく止まれぇーー!!」

「ギャオ……ッ」

 ……ん?
 あれ? 止まった?

「止まってる、どうしテ?」

 動きが止まってる。
 一時停止とかそういう感じじゃなくて、単純に大人しくなってる。

「グオオォーン」

「え? うわっ!?」

 舐められた!
 怖っ!
 臭っ!

「ヌシがソーラに懐いてる、一体どうなってるんニャ?」

「もしかして、これもダークマターの力でしょうか?」

 懐いてる? ダークマターの力?
 ダークマターには恐竜を懐かせる力まであるっていうこと?
 レーダーにワープに恐竜を懐かせるって、最強にもほどがあるじゃない!

「凄い力だナ! ソーラのお陰で助か、あっ痛たタ……」

「ミィシャン、酷い怪我してる!」

「大丈夫だよこれくらい、ニャウゥ……」

 全然大丈夫そうじゃない、凄く痛そうだし血もでてる。

「私も腕が……ううぅっ」

 チコタンは腕が変な方向に曲がってるじゃない。
 とにかく治療しなきゃ、止血とかしないといけないんだよね?
 でも医療の知識なんてないし、そもそも宇宙人の治療なんて出来るわけないし。
 どうしたら……。

 あれ? ダークマターが集まってる?
 私じゃなくてチコタンとミィシャンに集まっていく。

「この光ハ……?」

「ダークマターの光です……これは……傷が……!」

 嘘でしょ!?
 傷が消えていく。
 ダークマターが治してくれてるの?

「もう立てる、あんなに酷いけがだったのにニャ」

「私もです」

「二人ともよかった」

 もう大丈夫みたいだね。
 二人がボロボロになってるのを見た時は心臓が止まっちゃうかと思った。
 とにかく無事でよかったよ。ホントによかった……。

「ん?」

 二人ともそんなに私を見つめて、どうしたのかな?

「ありがとウ! ソーラは命の恩人だニャ!」

 うわっぷ!
 柔らかい!
 モフモフ!
 幸せ!

「ズルいです! 私だって感謝してるんです!」

 うひゃあ!
 こっちも柔らかい!
 スベスベ!
 幸せ過ぎる!!

 急に二人同時に抱きつかれるなんて!!
 ヤバい、もう今日死ぬ!
 絶対幸せすぎて死ぬ!

「大変! ソーラ、鼻血が出てます!」

「ホントだ、ソーラしっかりしテ! これから宇宙にいくんでショ!」

 はっ、そうだった。
 もう少しで昇天するところだった、危ない危ない。

 とにかく、ピンチも去ったし宇宙船も動いた。
 無事に三人で宇宙にでられる!
 これもチコタンとミィシャンが頑張ってくれたおかげだね。

 さあ、チコタン、ミィシャン。
 一緒に宇宙へいこう!
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