宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

45話 体の在り処

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 晴れ渡る空、澄んだ空気。
 朝の日差しを浴びて、キラキラと輝くヴェーゼ本部タワー。

 お祭りから一夜明けて、今朝は早くからヴェーゼ本部に呼び出された。
 まあ呼び出しは別に構わないだけど……そんなことより……。

「あ、頭が痛い……」

「うナァ……地獄だミャ……」

 とにかく朝から頭が痛い。
 どうやらミィシャンも頭痛が酷いみたいだね。
 昨日の記憶もあいまいだし、これは一体なんなの?

「二人とも大丈夫ですか?」

「大丈夫じゃないぃ……頭痛が痛いぃ……」

「うぅ……ミャウゥ……」

「きっと二日酔いですね。昨日のお祭りで二人とも浴びるようにラハルサワーを飲んでいましたから」

 ラハルサワー? 何それ初耳なんだけど。
 サワーってお酒のことだよね、そんなの未成年が飲んじゃダメなんじゃない?
 まあ今は宇宙人の体だし、地球の法律なんて無視していいとは思うけどさ。
 あぁ……そんなことより頭が痛い……。

「おはようございますソーラさん、お待ちしておりました……ずいぶん調子が悪そうですね?」

「おはようマヤマヤ、ちょっと頭が痛くてね……」

「昨日はずいぶん飲んでいましたものね、大変でしたよ……」

 ん? 大変?
 なんのことだろう?

「ええ、特にソーラが大変でしたね。酔っぱらって女の子を追いかけ回したり、ミィシャンとマヤマヤのおっぱいを交互に揉んだりと……」

 えぇっ!? ミィシャンとマヤマヤのおっぱいを交互に揉む?
 私のバカ! どうしてそんな素敵な記憶を忘れちゃってるの!!

「ソーラさんはその……変態だったのですね……」

 違う! それは絶対に違う!!
 誤解しないでマヤマヤ。私は人よりちょっとだけ、カワイイものが大好きなだけだから。
 マズい、マヤマヤの視線が冷たい。どうしよう……。

「おお! 特異点様!!」

 マジーメ! ナイスタイミング!!

「マジーメおはよう!」

「おはようございます特異点様! 私などに挨拶をくださるとは、感激でございます!! チコタン様とミィシャン様もよくいらっしゃいました! さあ、中へお入りくださいませ!!」

 ふぅ、マジーメの登場でごまかせた……かな? 危うく変態扱いされるところだったよ。
 これ以上マヤマヤから冷たい目で見られる前に、早く本部に入っちゃおう。

「「「「「ようこそ! いらっしゃいませぇ!!」」」」」

「うギャ! 何事ナ!?」

「ひゃわっ!? なんですか?」

 ビックリした。本部に入った瞬間、一糸乱れぬ敬礼と挨拶。
 足元にはレッドカーペットまで敷いてある。

「これは……?」

「ヴェーゼの従業員が一丸となり、特異点様を歓迎しているのでございます! 私が指揮を執り、一晩でここまで仕上げたのですよ!!」

「そ、そうなんだ……」

「さあ、話は移動しながらにしましょう」

 マジーメ、一晩でここまで仕上げたって言ってたね。
 頑張りすぎてちょっとキモイよ……。

「ようこそお越しくださいましたぁ!」

「ごゆっくりされてくださいませぇ!」

「うナァ……居心地が悪いニャ……」

「そうですね……ちょっと怖いですね……」

 確かにちょっと恐怖を感じる、もはや宗教だよ……。
 よし、歓迎のことは一旦忘れよう、考えだすと不気味に思えてきちゃうし。

「ところでマジーメ、今日はなんの用事?」

「はい、特異点様のお体の場所についてです」

「体の場所……?」

 あ……。

 あぁっ……。

「ああぁっ! 忘れてた!!」

 そうだよ! そもそも私の体を取り戻すためにラハルまで来たんだった!!
 色々あってすっかり忘れちゃってたよ。

「ソーラ……ホントに忘れていたのですか……?」

「普通そんな大事なこと忘れないヨ……」

 いやいや、ちょっと頭の片隅に追いやってただけ。
 そのうち思い出してたはずだから!
 うぅ……チコタンとミィシャンの視線が冷たい。
 とりあえずマジーメに話しかけてごまかそう。

「えっと……それで、私の体はどこにあるのかな?」

「特異点様のお体は……真のヴェーゼ本部にあります」

 そっか……真のヴェーゼ本部ね……って。

「真のヴェーゼ本部!?」
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