65 / 110
第一章 ~第三ウェーブ~
65話 特訓の成果
しおりを挟む
作戦の準備は整った、今日はヴェーゼ本部攻略の当日!
軌道エレベーターの前で、チコタンとミィシャン、そしてエルリンと合流。
ついでに本体と分身も合流だ!
「それにしても、ダークマターを使った分身だなんて、よく思いつきますわよね」
「「ふふふ、まあね!」」
エルリンが思いつかないのは当然だよ、だってこれは分身の術だからね。
忍法なんだから、日本人しか思いつかないよ。
「それじゃあ分身」
「そうだね本体」
「「合体!」」
意識が混ざっていく……記憶が一つに重なっていく……。
分身はしっかりと準備をこなしてたみたい……ってちょっと待った! ソーラ様号って何!?
それより本体! マヤマヤとプヤプヤちゃんの入浴シーンってどういうこと!?
最高すぎるサービスシーンじゃない! 本体め……羨ましい……。
それから──。
「オエエェェッ!?」
「ソーラ!? 突然どうしたミャ?」
「具合が悪いのですか? もしかしてダークマターの使いすぎですか?」
「大丈夫……なんでもないよ……うっぷ……」
しまった……全裸マジーメの記憶まで共有してしまった……。
あの記憶は永久封印だ、作戦に支障が出ちゃう。
「ソーラの準備も完了かナ?」
「それでは起動エレベーターに入りましょうか」
「あ、ちょっと待って! その前にやりたいことがあるの」
せっかくダークマターの特訓をしたんだから、ちょっとだけ成果を見せちゃおうかな。
ダークマター、変身!
「うニャニャ……?」
「これはっ!」
「ワタクシ達の体がっ!?」
よし、我ながら素晴らしい完成度!
チコタンもミィシャンもエルリンも、ついでに私も、完璧なゴミ溜りに変身だ。
ゴミっていうか、正しくはヴェーゼの職員だね。青色のヒョロ長い宇宙人達。
四人同時の変身でも全然疲れなかったよ、特訓の成果が出てる!
「これでエルリンが見つかっちゃう心配はないよね?」
「ダークマターを使って見た目を変えてしまうなんて、本当にソーラは色々と思いつきますわね」
ダークマター変化の術だからね。
忍法だから、日本人しか思いつかなくて当然だよ。
「これで安心ですね、では中に入りましょうか」
さて、エルリンはバレずにいけるかな?
ちょっとドキドキしてきた……。
《ポートフローンへようこそ、ご用件をお伺いします》
「宇宙に出発するから、宇宙船を出して」
《確認いたします、少々お待ちください》
とりあえず入り口で止められることはなかった。
エルリンもバレなかったみたいで一安心だ。
《お待たせいたしました、宇宙船ソーラ様号でのご出発ですね?》
ぐ……間違ってはないんだけど、その名前は本気で嫌だな。
「その宇宙船であってるよ……」
《ソーラ様号でお間違いございませんか?》
「そうだよ、その宇宙船だよ」
《ソーラ様号でよろしいですね?》
ぐうぅ……なんとしてでも言わせたいのか……。
「分かったよ! ソーラ様号であってる!!」
《かしこまりました、出発の準備をいたします》
もう! どうしてわざわざ恥ずかしい名前を言わないといけないの?
絶対からかわれてたよ!!
「ソーラ様号? もしかしてご自分で名前をつけましたの? くすくすっ」
「ニハハッ、何回聞いても面白い名前だミャ」
「ごめんなさいソーラ、笑いが堪えられません……ふふふっ」
……マジーメ……もっかいリサイクルしてやろうか……。
二度と変な名前をつけられないようにね……。
《ソーラ様号の出発準備が整いました、出発ゲートへどうぞ》
「気を取り直していきましょう! ぷぷっ」
「頑張るニャ! ニャハハッ」
「皆さん真面目にお願いしますわよ……くくくっ……」
むうぅ……皆いつまでも笑って……。
このイライラ、全部ヴェーゼの本部にぶつけてやる!
軌道エレベーターの前で、チコタンとミィシャン、そしてエルリンと合流。
ついでに本体と分身も合流だ!
「それにしても、ダークマターを使った分身だなんて、よく思いつきますわよね」
「「ふふふ、まあね!」」
エルリンが思いつかないのは当然だよ、だってこれは分身の術だからね。
忍法なんだから、日本人しか思いつかないよ。
「それじゃあ分身」
「そうだね本体」
「「合体!」」
意識が混ざっていく……記憶が一つに重なっていく……。
分身はしっかりと準備をこなしてたみたい……ってちょっと待った! ソーラ様号って何!?
それより本体! マヤマヤとプヤプヤちゃんの入浴シーンってどういうこと!?
最高すぎるサービスシーンじゃない! 本体め……羨ましい……。
それから──。
「オエエェェッ!?」
「ソーラ!? 突然どうしたミャ?」
「具合が悪いのですか? もしかしてダークマターの使いすぎですか?」
「大丈夫……なんでもないよ……うっぷ……」
しまった……全裸マジーメの記憶まで共有してしまった……。
あの記憶は永久封印だ、作戦に支障が出ちゃう。
「ソーラの準備も完了かナ?」
「それでは起動エレベーターに入りましょうか」
「あ、ちょっと待って! その前にやりたいことがあるの」
せっかくダークマターの特訓をしたんだから、ちょっとだけ成果を見せちゃおうかな。
ダークマター、変身!
「うニャニャ……?」
「これはっ!」
「ワタクシ達の体がっ!?」
よし、我ながら素晴らしい完成度!
チコタンもミィシャンもエルリンも、ついでに私も、完璧なゴミ溜りに変身だ。
ゴミっていうか、正しくはヴェーゼの職員だね。青色のヒョロ長い宇宙人達。
四人同時の変身でも全然疲れなかったよ、特訓の成果が出てる!
「これでエルリンが見つかっちゃう心配はないよね?」
「ダークマターを使って見た目を変えてしまうなんて、本当にソーラは色々と思いつきますわね」
ダークマター変化の術だからね。
忍法だから、日本人しか思いつかなくて当然だよ。
「これで安心ですね、では中に入りましょうか」
さて、エルリンはバレずにいけるかな?
ちょっとドキドキしてきた……。
《ポートフローンへようこそ、ご用件をお伺いします》
「宇宙に出発するから、宇宙船を出して」
《確認いたします、少々お待ちください》
とりあえず入り口で止められることはなかった。
エルリンもバレなかったみたいで一安心だ。
《お待たせいたしました、宇宙船ソーラ様号でのご出発ですね?》
ぐ……間違ってはないんだけど、その名前は本気で嫌だな。
「その宇宙船であってるよ……」
《ソーラ様号でお間違いございませんか?》
「そうだよ、その宇宙船だよ」
《ソーラ様号でよろしいですね?》
ぐうぅ……なんとしてでも言わせたいのか……。
「分かったよ! ソーラ様号であってる!!」
《かしこまりました、出発の準備をいたします》
もう! どうしてわざわざ恥ずかしい名前を言わないといけないの?
絶対からかわれてたよ!!
「ソーラ様号? もしかしてご自分で名前をつけましたの? くすくすっ」
「ニハハッ、何回聞いても面白い名前だミャ」
「ごめんなさいソーラ、笑いが堪えられません……ふふふっ」
……マジーメ……もっかいリサイクルしてやろうか……。
二度と変な名前をつけられないようにね……。
《ソーラ様号の出発準備が整いました、出発ゲートへどうぞ》
「気を取り直していきましょう! ぷぷっ」
「頑張るニャ! ニャハハッ」
「皆さん真面目にお願いしますわよ……くくくっ……」
むうぅ……皆いつまでも笑って……。
このイライラ、全部ヴェーゼの本部にぶつけてやる!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる