宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

75話 カビだらけのタピオカ

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 キラキラの壁にキラキラの天井、そしてキラキラに輝く床。
 どこを見てもキラキラだ、まるで銀河のトンネルだね。

 この長い通路の先に、エルリンのおじいちゃんは捕まってるんだね。

「このまま真っ直ぐですわ!」

「了解!」

 それにしても長い通路だ、一体どこまで続いて……。
 ん? 先の方で明るくなってる?

「目的地ですわ!」

「やっと着いたんだね、早くおじいちゃんを……っとぉ!?」

 うわっ! これはマズい!!
 通路を抜けたと思ったら、いきなり敵でいっぱいだ。

「侵入者だ! 排じょ──」

「邪魔ですわぁ!!」

 うわっ! これは凄い!!
 エルリン一人で、次々と敵をやっつけてる。
 おじいちゃんは目の前だから。思いの強さでダークマターも強くなってるんだね。

「はぁ……はぁ……やってやりましたわ……」

「凄かったね……でもちょっとやりすぎだよ……」

 あっという間に敵を全滅させちゃった。
 でもエルリン、頑張りすぎて顔色が真っ白だよ。

「大丈夫? 無理しないでね」

「大丈夫ですわ……それより……あれを見てくださいですの……ふぅ」

 うげぇ、気持ち悪い……。
 ヴェーゼ本部にそっくりの、黒い球体が浮かんでるよ。
 周りに白いモヤモヤがまとわりついてる。
 カビだらけのタピオカだ。

「何あれ……凄く気持ち悪いんだけど……」

「ダークマターの牢獄ですわ、おじい様はあの中に閉じ込められていますの」

「おじいちゃんはダークマターの使い手なんでしょ? 自力で脱出は出来ないのかな?」

「残念ながら、内側からの干渉は一切出来ませんの。おじい様でも脱出は不可能ですわ」

 なるほど、相当強力な牢獄ってことだね。
 あんなのに十年以上も閉じ込められて、おじいちゃんは大丈夫なのかな……。

「どうやって助け出せばいいんだろう?」

「内側からは無理でも、外側からの干渉は出来ますわ。ダークマターを使って、一気に破壊しますの」

 なるほど、外からの力には弱いってことだね。

「ここはソーラにお願いしたいですわ……ワタクシは少し疲れました……」

「分かった、任せておいて!」

 よし、ダークマター! 集合!!
 あの白カビをスッキリ掃除!
 っていうか、タピオカごと消しちゃえ!

「いいですわよ、その調子ですわ!」

 だんだんと白カビが消えていく。
 黒い球体も薄くなって……。

《ビーーイィッ! ビーーイィッ!》

 えっ、何この音!?

《防衛装置を起動します、一斉攻撃を開始!》

「まずいですわ!」

「ダークマター! バリアー展開!!」

 危ない! 突然のビームの雨だ。
 ちょっとでもバリアーが遅れてたら、二人とも穴だらけになってたよ。
 ん? タピオカの中から誰か出てくる?

「おぉ……外じゃ……」

 背の曲がった小さなおじいさんだ。
 金色の髪と黄色の肌、どことなくエルリンに似てるね。
 そっか、この人が……。

「防御は私に任せて、エルリンは早く行ってあげて!」

「はいっ、ありがとうございます!!」

 よし! ダークマター、エルリンに道を作るよ。
 ダークマターのトンネルだ!

「おじい様! おじい様ぁ!!」

「お……おぉ……まさか……」

「おじい様ぁ~!!」

「エルリン~!!」
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