宇宙人に転生した私の力が最強過ぎる、そして周りの女の子達がカワイイ過ぎる。

ゆにこーん

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第一章 ~第三ウェーブ~

105話 境界嵐と安定座標

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「じげんとがいねんのあらし……何それ?」

 もはや何語かもよく分からなかった。
 ここにきて、まさかの宇宙語登場?

「ソーラ、まったく理解出来ていませんね?」

「おじい様、もう少し詳しく丁寧に説明をお願いしますわ」

「そうなると、基本的な知識から復習じゃのう」

「うん……」

 いつもだったら詳しく説明してもらいたいところだけど……。
 正直今回は、聞いてもよく分からないと思うな。
 まあ一応、聞くだけ聞いてみよう。

「まず宇宙には七つ、ダークマターの大きな波がある。ワシ等はそれを第一ウェーブから第七ウェーブと呼んでおる」

「うん、それは知ってる」

「そして波の境目には、“境界”と呼ばれる特殊な領域が存在するのじゃ」

 境界ね、なるほど。

「境界はとにかく不安定でのう。ダークマターは不規則に流動し、次元や概念を歪め、存在を曖昧にしてしまう。この現象をワシ等は“境界嵐”と呼んでおる」

 あ、理解が追いつかなくなった。
 どうしよう、帰りたい……。

「境界嵐の荒れ方には強弱があり、万が一激しい境界嵐にぶつかれば、次元と概念の渦に飲み込まれてしまう」

 ふーん……。

「では次に、境界嵐を超える方法を説明しよう」

 ほぉー……。

「方法は簡単でのう。境界嵐の弱い領域を探し出し、そこから境界を突破するのじゃ。この境界嵐の弱い領域を“安定座標”と呼んでおる」

 そっかー……。

「しかし座標の特定は至難の業でのう。大まかな見当すらつけられん上に、不規則に発生と消滅を繰り返すのじゃよ」

 へぇー……。

「じゃが安心しなさい、運よくフローンの近隣で安定座標を発見しておる。若干不安定な座標ではあるが、止むを得まい」

「ホントかニャ! おじいちゃん凄いニャ!!」

「その安定座標はどれくらい保つのでしょうか?」

「不規則じゃから予想もつかんのう……、しかし、遅くとも明後日にはフローンを出発せねば、辿りつく前に消滅してしまうじゃろうな」

「ずいぶん急ですわね……でもこのチャンスは逃せませんわね」

 お腹空いたなぁ……。

「ソーラはどう思いますか?」

「えっ、あー……んー……いいんじゃないかな? それよりお腹空いちゃったよ」

「「「「……」」」」

 おや? みんな黙っちゃって、どうしたんだろう。
 なんだか呆れられているような……気のせいかな。

「では明後日の出発でいいですわね。おじい様、安定座標の情報を教えてくださいですの」

「ボクは宇宙船の整備をしておくニャ!」

「私は住民の皆さんに、お別れの挨拶をしておきますね」

「私はフローンパスタを食べてくるよ、あとフローン串焼きも。出発したら食べられないからね!」

「「「「……」」」」

 あら? また黙っちゃったよ。
 やっぱり呆れられているような……気のせいじゃないかも。

 まあいいや、出発は明後日だ。

 とりあえず、フローンパスタを食べに行こう!
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