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勝負!
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雲一つない澄んだ青空、さんさんと輝く白い太陽。
下級クラスの生徒達とヴィクトリア女王は、教室塔前の広場に集まっていた。
「それでは今日から学園祭の準備をはじめるわよ」
「わーいなのじゃー! 準備なのじゃー!」
両手をいっぱいに広げてパタパタと走り回るウルリカ様、これ以上ないほど全力で喜びを表現しまくっている。
「ワタクシ学園祭ってはじめてですの、どのような準備をすればいいのかしら?」
「実はボクもはじめてです、はてさてどうしたものでしょう」
「下級クラスでなにか一つ、出し物を考えればいいのでしょうか?」
「ふふっ、出し物は一つじゃなくてもいいのよ?」
頭を悩ませる生徒達へ、ヴィクトリア女王は学園祭の詳しい参加方法を説明してくれる。
「学園祭への参加はクラス単位じゃなくていいの。個人で参加しても構わないし、お友達同士で参加しても構わない、もちろん下級クラス全員で参加しても構わないわ。外部の人間に協力してもらっても構わないのよ」
「「「「「「うーん……」」」」」」
学園祭への参加は思ったより自由なようで、選択肢の多さに生徒達はますます頭を悩ませてしまう。そんな下級クラスの元を、白い制服に身を包んだ男子生徒が訪れる。
「ふんっ、久しぶりだな」
「むむっ、お主は確か……生徒番長のイハンリヒなのじゃ!」
「生徒会長のハインリヒだ! お前わざと間違えてるだろ!」
「ふむ……そうじゃったかな?」
現れたのはロームルス学園の生徒会長ハインリヒだ、相変わらず下級クラスのことをよく思っていないようである。
そして相変わらずハインリヒの名前をきちんと覚えられないウルリカ様。厳しく叱られてしまうも気にした様子はない、これでは次回も名前を間違えてしまうことだろう。
「ところで生徒会長、ワタクシ達にご用事ですの?」
「ああ、今年の学園祭では生徒全員参加の企画もあってな、お前達にも教えておいてやろうと思ったのだ」
「全員参加の企画? 一体どんな企画ですの?」
「聞いて驚け……その名も“全員対抗、出し物人気投票”だ!」
「「「「「「出し物人気投票!?」」」」」」
ハインリヒからの思わぬ発表に、ウルリカ様以外の六人は声を揃えて驚いてしまう。
「来場して下さった方々に投票券を配り、気に入った出し物へと投票をしてもらう。そして最も票を集めた出し物を表彰するのだ! どうだ、素晴らしい企画だろう!」
大きく体をのけ反らせながら高笑いするハインリヒ、よほど人気投票企画に自身を持っているのだろう。
「投票なのじゃー! ワクワクするのじゃー!」
「静かにしろ! 本題はここからだ!」
「ふむ? 本題とはなんじゃ?」
「今回の出し物人気投票で、我々生徒会は下級クラスに勝負を申し込む!」
「「「「「「「勝負!?」」」」」」」
ハインリヒからの思わぬ申し出に、今度はウルリカ様まで声を揃えて驚いてしまう。
「勝負とはどういうことですの?」
「今年の学園祭は我々生徒会も参加するのだ! そこで我々とお前達、どちらの出し物が多くの票を集められるか勝負するのだ!」
「そんな一方的に勝負だなんて──」
「なにやら楽しそうなのじゃ、もちろん受けて立つのじゃ!」
「──ちょっとウルリカ!?」
一方的な申し出にもかかわらず勝負を受けてしまったウルリカ様、相変わらず自分勝手な魔王様である。
「お互い頑張ろうなのじゃ!」
「ちっ……必ずお前達に勝ってみせるからな!」
捨て台詞を残し去っていくハインリヒ、こちらはこちらで相変わらず自分勝手な生徒会長だ。
「おいおい、いつの間にやら生徒会との勝負になってしまったぜ」
「しかし勝負するからには勝ちたいものですね、ここは全員で力をあわせて──」
「嫌じゃ! 妾達も勝負するのじゃ!」
「「「「「「えぇっ!?」」」」」」
ここでウルリカ様からまさかの発言、生徒会と勝負をしながら下級クラス内でも勝負をしようというのである。これには誰もが驚きを隠せない。
「せっかくなのじゃ、妾達も勝負をした方が絶対に楽しいのじゃ!」
「でもウルリカ様、それは──」
「絶対に楽しいのじゃー!!」
ウルリカ様は全力で学園祭を楽しもうとしているようだ、まさに有無を言わせぬ迫力である。
「そうね……それじゃあウルリカちゃんの言う通りにしましょうか」
「わーいなのじゃ! やったーなのじゃ!」
「でも個人参加だけにしてしまうのは少し寂しい気もしますわね」
「だったら個人参加、もしくはお友達同士での参加にしましょう?」
「うむ! 分かったのじゃ!」
元気いっぱいに返事をしたウルリカ様は、再び両手を広げてパタパタと走り回る。とにかく楽しくて仕方ないといった様子である。
「それでは今度こそ、学園祭の準備をはじめましょう!」
「はーいなのじゃ!」
いよいよ学園祭に向けて、そして生徒会との勝負に向けて準備開始である。
下級クラスの生徒達とヴィクトリア女王は、教室塔前の広場に集まっていた。
「それでは今日から学園祭の準備をはじめるわよ」
「わーいなのじゃー! 準備なのじゃー!」
両手をいっぱいに広げてパタパタと走り回るウルリカ様、これ以上ないほど全力で喜びを表現しまくっている。
「ワタクシ学園祭ってはじめてですの、どのような準備をすればいいのかしら?」
「実はボクもはじめてです、はてさてどうしたものでしょう」
「下級クラスでなにか一つ、出し物を考えればいいのでしょうか?」
「ふふっ、出し物は一つじゃなくてもいいのよ?」
頭を悩ませる生徒達へ、ヴィクトリア女王は学園祭の詳しい参加方法を説明してくれる。
「学園祭への参加はクラス単位じゃなくていいの。個人で参加しても構わないし、お友達同士で参加しても構わない、もちろん下級クラス全員で参加しても構わないわ。外部の人間に協力してもらっても構わないのよ」
「「「「「「うーん……」」」」」」
学園祭への参加は思ったより自由なようで、選択肢の多さに生徒達はますます頭を悩ませてしまう。そんな下級クラスの元を、白い制服に身を包んだ男子生徒が訪れる。
「ふんっ、久しぶりだな」
「むむっ、お主は確か……生徒番長のイハンリヒなのじゃ!」
「生徒会長のハインリヒだ! お前わざと間違えてるだろ!」
「ふむ……そうじゃったかな?」
現れたのはロームルス学園の生徒会長ハインリヒだ、相変わらず下級クラスのことをよく思っていないようである。
そして相変わらずハインリヒの名前をきちんと覚えられないウルリカ様。厳しく叱られてしまうも気にした様子はない、これでは次回も名前を間違えてしまうことだろう。
「ところで生徒会長、ワタクシ達にご用事ですの?」
「ああ、今年の学園祭では生徒全員参加の企画もあってな、お前達にも教えておいてやろうと思ったのだ」
「全員参加の企画? 一体どんな企画ですの?」
「聞いて驚け……その名も“全員対抗、出し物人気投票”だ!」
「「「「「「出し物人気投票!?」」」」」」
ハインリヒからの思わぬ発表に、ウルリカ様以外の六人は声を揃えて驚いてしまう。
「来場して下さった方々に投票券を配り、気に入った出し物へと投票をしてもらう。そして最も票を集めた出し物を表彰するのだ! どうだ、素晴らしい企画だろう!」
大きく体をのけ反らせながら高笑いするハインリヒ、よほど人気投票企画に自身を持っているのだろう。
「投票なのじゃー! ワクワクするのじゃー!」
「静かにしろ! 本題はここからだ!」
「ふむ? 本題とはなんじゃ?」
「今回の出し物人気投票で、我々生徒会は下級クラスに勝負を申し込む!」
「「「「「「「勝負!?」」」」」」」
ハインリヒからの思わぬ申し出に、今度はウルリカ様まで声を揃えて驚いてしまう。
「勝負とはどういうことですの?」
「今年の学園祭は我々生徒会も参加するのだ! そこで我々とお前達、どちらの出し物が多くの票を集められるか勝負するのだ!」
「そんな一方的に勝負だなんて──」
「なにやら楽しそうなのじゃ、もちろん受けて立つのじゃ!」
「──ちょっとウルリカ!?」
一方的な申し出にもかかわらず勝負を受けてしまったウルリカ様、相変わらず自分勝手な魔王様である。
「お互い頑張ろうなのじゃ!」
「ちっ……必ずお前達に勝ってみせるからな!」
捨て台詞を残し去っていくハインリヒ、こちらはこちらで相変わらず自分勝手な生徒会長だ。
「おいおい、いつの間にやら生徒会との勝負になってしまったぜ」
「しかし勝負するからには勝ちたいものですね、ここは全員で力をあわせて──」
「嫌じゃ! 妾達も勝負するのじゃ!」
「「「「「「えぇっ!?」」」」」」
ここでウルリカ様からまさかの発言、生徒会と勝負をしながら下級クラス内でも勝負をしようというのである。これには誰もが驚きを隠せない。
「せっかくなのじゃ、妾達も勝負をした方が絶対に楽しいのじゃ!」
「でもウルリカ様、それは──」
「絶対に楽しいのじゃー!!」
ウルリカ様は全力で学園祭を楽しもうとしているようだ、まさに有無を言わせぬ迫力である。
「そうね……それじゃあウルリカちゃんの言う通りにしましょうか」
「わーいなのじゃ! やったーなのじゃ!」
「でも個人参加だけにしてしまうのは少し寂しい気もしますわね」
「だったら個人参加、もしくはお友達同士での参加にしましょう?」
「うむ! 分かったのじゃ!」
元気いっぱいに返事をしたウルリカ様は、再び両手を広げてパタパタと走り回る。とにかく楽しくて仕方ないといった様子である。
「それでは今度こそ、学園祭の準備をはじめましょう!」
「はーいなのじゃ!」
いよいよ学園祭に向けて、そして生徒会との勝負に向けて準備開始である。
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