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パンと水で少し元気を取り戻したリディアは、再び村を歩き始めた。もう倒れるわけにはいかない。生きるためには、何かしなければ。
村の中心の井戸近くで、女性たちが話し込んでいた。リディアが近づくと、会話が止まる。
「あら、まだいたの?」
一人の女性が冷たく言った。リディアは気にせず、頭を下げる。
「すみません。何かお手伝いできることはないでしょうか。食事と引き換えに、どんな仕事でもします」
女性たちは顔を見合わせた。そして、一人が言う。
「じゃあ、洗濯を手伝ってもらおうかね。あんたにできるかわからないけど」
「やります。教えてください」
こうして、リディアは村での仕事を得た。井戸で洗濯を手伝い、その対価として少しの食事をもらう。手は荒れ、爪は割れたが、文句は言わなかった。
日が経つにつれ、村人たちの態度は少しずつ変わっていった。最初は冷たかった女性たちも、リディアの真面目な働きぶりを認め始める。
「あんた、意外と根性あるね」
洗濯を教えてくれた女性が言った。
「お嬢様育ちだから、すぐに音を上げるかと思ってたよ」
「いえ、私は……ここで生きていくと決めましたから」
リディアの言葉に、女性は少し表情を和らげた。
「そうかい。まあ、頑張りな」
ある日、リディアは村を歩いていて、奇妙な光景を目にした。村人たちが何人か集まり、地面に倒れている老人を囲んでいる。
「どうしたんですか?」
リディアが尋ねると、一人の男が答えた。
「ジョンの爺さんが倒れたんだ。また病気の発作だろう。治療師を呼びたいが、この村には常駐してない」
「薬は?」
「ない。いつものように、自然に治るのを待つしかない」
リディアは老人に近づいた。顔色は悪く、息も荒い。このまま放置すれば、命に関わるかもしれない。
「私にできることはないでしょうか」
「あんたに何ができるんだ?魔法も使えないんだろう?」
男の言葉は冷たかったが、リディアは諦めなかった。
「せめて、楽にすることはできるかもしれません」
リディアは老人を日陰に移動させるよう指示し、水を持ってこさせた。額を冷やし、ゆっくりと水を飲ませる。
そして、無意識に老人の手を握った。少しでも安心させてあげたい。その一心だった。
その時、リディアの手がほんのりと温かくなった。気のせいだろうかと思ったが、老人の顔色が少しずつ良くなっていく。
周囲の村人たちも気づいた。
「おい、爺さんの顔色が……」
「まさか、魔法か?」
リディアも驚いていた。自分の手から、淡い光が漏れている。これは何だ?魔力がないはずの自分に、何が起きているのか。
やがて、老人は目を開けた。
「あ、ありがとう……楽になった……」
老人の言葉に、村人たちは驚愕した。そしてリディアを見る目が変わった。
「お前、魔法が使えるのか?」
「い、いえ。私は魔力がないと言われていて……でも、今、何が起きたのか……」
リディアも混乱していた。でも、確かに老人は回復した。自分の手から、何かが出たのだ。
その日から、リディアは村人に魔法使いとして認識されるようになった。否定しても、目の前の事実を見た村人たちは信じない。
村長がリディアを呼んだ。
「お前、本当に魔法が使えるのか?」
「わかりません。でも、あの時、確かに何かが……」
「試してみろ。この怪我人を治せるか」
村長が連れてきたのは、魔物との戦闘で怪我を負った若者だった。腕に深い傷がある。
リディアは恐る恐る、若者の傷に手を当てた。集中する。何かが起きてほしい。そう願った。
手が温かくなる。そして、淡い光。若者の傷が、ゆっくりと塞がっていく。
「すごい……本当に治った……」
若者は驚愕の表情で自分の腕を見た。村長も、周囲の村人も、言葉を失っている。
リディアも信じられなかった。自分に、治癒の魔法が使えるなんて。侯爵家では魔力なしと判定されたのに。
「これは……聖癒の魔法だ」
村長が震える声で言った。
「伝説の……失われた魔法。まさか、こんな辺境で……」
その日を境に、リディアの生活は一変した。村人たちは彼女を歓迎し、病人や怪我人の治療を頼むようになった。
リディアは戸惑いながらも、一人一人を治療していった。使えば使うほど、治癒魔法は強く、安定していく。
しかし、問題もあった。治癒魔法は使用者の生命力を消耗する。多くの人を治療したリディアは、夜になると倒れるように眠った。
ある日、十人以上の村人を治療した後、リディアは廃屋で倒れた。体が動かない。魔力を使いすぎたのだ。
「リディア様!」
駆けつけたのは、最初に助けた母子だった。母親がリディアを抱き起こし、水を飲ませる。
「無理をしすぎです。あなたも人間なんですから」
「でも、みんなが苦しんでいるのに……」
「あなたが倒れたら、誰が治療するんですか。もっと自分を大切にしてください」
母親の言葉に、リディアは涙が溢れた。心配してくれる人がいる。大切に思ってくれる人がいる。
「ありがとうございます……」
その夜、村人たちが廃屋に集まってきた。食事を持ち寄り、毛布を持ってきて、リディアを介抱する。
「お嬢さん、いや、リディア様。あんたには世話になった」
村長が頭を下げた。
「最初は冷たくして、すまなかった。でも、あんたは本物の聖女だ。この村を救ってくれる」
村人たちも口々に感謝の言葉を述べる。リディアは涙が止まらなかった。
初めて、本当に必要とされている。初めて、心から感謝されている。これが、自分が求めていたものだったのかもしれない。
数日後、リディアが回復した頃、村に異変が起きた。
魔物の群れが村を襲撃したのだ。村人たちは武器を手に戦うが、多勢に無勢。次々と負傷者が出る。
リディアは後方で待機し、運ばれてくる負傷者を治療した。必死に、必死に魔法を使う。倒れそうになっても、手を止めない。
その時、一人の騎士が現れた。
黒い鎧を纏い、赤い瞳を持つ男。彼は圧倒的な力で魔物たちを斬り伏せていく。その動きは、まるで死神のようだった。
村人たちは恐れと安堵の入り混じった表情で、その騎士を見ていた。
「辺境伯様だ……」
誰かが呟いた。辺境伯。この地を統治する貴族。冷酷無慈悲と噂される、黒き死神。
魔物を全て倒した辺境伯は、村の中心に立った。その視線が、リディアに向けられる。
リディアは息を呑んだ。深紅の瞳。冷たく、しかし何か深いものを秘めた瞳。
辺境伯はリディアの元に歩いてきた。周囲の村人たちが道を開ける。
「お前が、治癒師か」
低く、冷たい声。リディアは頷いた。
「はい……リディア・ヴェルモントと申します」
辺境伯は少し目を細めた。
「ヴェルモント?侯爵家の?」
「はい。ですが、追放されました」
リディアは正直に答えた。辺境伯は何も言わず、リディアを見つめ続ける。その視線が、全てを見透かすようで、リディアは落ち着かなかった。
「お前の治癒魔法を見せろ」
辺境伯の部下が、重傷を負っていた。リディアは躊躇なく、その騎士の元へ駆け寄り、治癒魔法を使った。
淡い光が騎士を包み、傷が癒えていく。辺境伯は黙ってその様子を見ていた。
治療が終わると、騎士は驚いたように自分の体を確認した。
「治った……完全に……」
辺境伯はリディアに向き直った。
「お前の力が必要だ」
その言葉の意味を理解する前に、辺境伯は続けた。
「私の専属治癒師になれ」
リディアは驚いて顔を上げた。専属治癒師?それは、辺境伯に仕えるということ。
「私は……」
「嫌なら断れ。だが、お前の力は多くの命を救える。それを無駄にするのは、罪だと思わないか」
辺境伯の言葉は冷たかったが、その目には真剣さが宿っていた。
リディアは考えた。ここに残れば、村人たちを助け続けられる。でも、辺境伯に仕えれば、もっと多くの人を救えるかもしれない。
そして何より、自分の力を本当に必要としてくれる人がいる。それが嬉しかった。
「お引き受けします」
リディアは答えた。辺境伯は満足げに頷いた。
「明日、城に来い。契約の詳細はそこで話す」
辺境伯は去っていった。村人たちは複雑な表情でリディアを見ている。
その夜、リディアは廃屋で一人、考えた。
追放され、絶望の淵に立たされた。でも、ここで新しい力を見つけた。そして、新しい道が開かれようとしている。
窓の外を見ると、月が綺麗に輝いていた。これからどうなるのかわからない。でも、恐怖よりも期待の方が大きかった。
リディアの新しい人生が、今、始まろうとしていた。
村の中心の井戸近くで、女性たちが話し込んでいた。リディアが近づくと、会話が止まる。
「あら、まだいたの?」
一人の女性が冷たく言った。リディアは気にせず、頭を下げる。
「すみません。何かお手伝いできることはないでしょうか。食事と引き換えに、どんな仕事でもします」
女性たちは顔を見合わせた。そして、一人が言う。
「じゃあ、洗濯を手伝ってもらおうかね。あんたにできるかわからないけど」
「やります。教えてください」
こうして、リディアは村での仕事を得た。井戸で洗濯を手伝い、その対価として少しの食事をもらう。手は荒れ、爪は割れたが、文句は言わなかった。
日が経つにつれ、村人たちの態度は少しずつ変わっていった。最初は冷たかった女性たちも、リディアの真面目な働きぶりを認め始める。
「あんた、意外と根性あるね」
洗濯を教えてくれた女性が言った。
「お嬢様育ちだから、すぐに音を上げるかと思ってたよ」
「いえ、私は……ここで生きていくと決めましたから」
リディアの言葉に、女性は少し表情を和らげた。
「そうかい。まあ、頑張りな」
ある日、リディアは村を歩いていて、奇妙な光景を目にした。村人たちが何人か集まり、地面に倒れている老人を囲んでいる。
「どうしたんですか?」
リディアが尋ねると、一人の男が答えた。
「ジョンの爺さんが倒れたんだ。また病気の発作だろう。治療師を呼びたいが、この村には常駐してない」
「薬は?」
「ない。いつものように、自然に治るのを待つしかない」
リディアは老人に近づいた。顔色は悪く、息も荒い。このまま放置すれば、命に関わるかもしれない。
「私にできることはないでしょうか」
「あんたに何ができるんだ?魔法も使えないんだろう?」
男の言葉は冷たかったが、リディアは諦めなかった。
「せめて、楽にすることはできるかもしれません」
リディアは老人を日陰に移動させるよう指示し、水を持ってこさせた。額を冷やし、ゆっくりと水を飲ませる。
そして、無意識に老人の手を握った。少しでも安心させてあげたい。その一心だった。
その時、リディアの手がほんのりと温かくなった。気のせいだろうかと思ったが、老人の顔色が少しずつ良くなっていく。
周囲の村人たちも気づいた。
「おい、爺さんの顔色が……」
「まさか、魔法か?」
リディアも驚いていた。自分の手から、淡い光が漏れている。これは何だ?魔力がないはずの自分に、何が起きているのか。
やがて、老人は目を開けた。
「あ、ありがとう……楽になった……」
老人の言葉に、村人たちは驚愕した。そしてリディアを見る目が変わった。
「お前、魔法が使えるのか?」
「い、いえ。私は魔力がないと言われていて……でも、今、何が起きたのか……」
リディアも混乱していた。でも、確かに老人は回復した。自分の手から、何かが出たのだ。
その日から、リディアは村人に魔法使いとして認識されるようになった。否定しても、目の前の事実を見た村人たちは信じない。
村長がリディアを呼んだ。
「お前、本当に魔法が使えるのか?」
「わかりません。でも、あの時、確かに何かが……」
「試してみろ。この怪我人を治せるか」
村長が連れてきたのは、魔物との戦闘で怪我を負った若者だった。腕に深い傷がある。
リディアは恐る恐る、若者の傷に手を当てた。集中する。何かが起きてほしい。そう願った。
手が温かくなる。そして、淡い光。若者の傷が、ゆっくりと塞がっていく。
「すごい……本当に治った……」
若者は驚愕の表情で自分の腕を見た。村長も、周囲の村人も、言葉を失っている。
リディアも信じられなかった。自分に、治癒の魔法が使えるなんて。侯爵家では魔力なしと判定されたのに。
「これは……聖癒の魔法だ」
村長が震える声で言った。
「伝説の……失われた魔法。まさか、こんな辺境で……」
その日を境に、リディアの生活は一変した。村人たちは彼女を歓迎し、病人や怪我人の治療を頼むようになった。
リディアは戸惑いながらも、一人一人を治療していった。使えば使うほど、治癒魔法は強く、安定していく。
しかし、問題もあった。治癒魔法は使用者の生命力を消耗する。多くの人を治療したリディアは、夜になると倒れるように眠った。
ある日、十人以上の村人を治療した後、リディアは廃屋で倒れた。体が動かない。魔力を使いすぎたのだ。
「リディア様!」
駆けつけたのは、最初に助けた母子だった。母親がリディアを抱き起こし、水を飲ませる。
「無理をしすぎです。あなたも人間なんですから」
「でも、みんなが苦しんでいるのに……」
「あなたが倒れたら、誰が治療するんですか。もっと自分を大切にしてください」
母親の言葉に、リディアは涙が溢れた。心配してくれる人がいる。大切に思ってくれる人がいる。
「ありがとうございます……」
その夜、村人たちが廃屋に集まってきた。食事を持ち寄り、毛布を持ってきて、リディアを介抱する。
「お嬢さん、いや、リディア様。あんたには世話になった」
村長が頭を下げた。
「最初は冷たくして、すまなかった。でも、あんたは本物の聖女だ。この村を救ってくれる」
村人たちも口々に感謝の言葉を述べる。リディアは涙が止まらなかった。
初めて、本当に必要とされている。初めて、心から感謝されている。これが、自分が求めていたものだったのかもしれない。
数日後、リディアが回復した頃、村に異変が起きた。
魔物の群れが村を襲撃したのだ。村人たちは武器を手に戦うが、多勢に無勢。次々と負傷者が出る。
リディアは後方で待機し、運ばれてくる負傷者を治療した。必死に、必死に魔法を使う。倒れそうになっても、手を止めない。
その時、一人の騎士が現れた。
黒い鎧を纏い、赤い瞳を持つ男。彼は圧倒的な力で魔物たちを斬り伏せていく。その動きは、まるで死神のようだった。
村人たちは恐れと安堵の入り混じった表情で、その騎士を見ていた。
「辺境伯様だ……」
誰かが呟いた。辺境伯。この地を統治する貴族。冷酷無慈悲と噂される、黒き死神。
魔物を全て倒した辺境伯は、村の中心に立った。その視線が、リディアに向けられる。
リディアは息を呑んだ。深紅の瞳。冷たく、しかし何か深いものを秘めた瞳。
辺境伯はリディアの元に歩いてきた。周囲の村人たちが道を開ける。
「お前が、治癒師か」
低く、冷たい声。リディアは頷いた。
「はい……リディア・ヴェルモントと申します」
辺境伯は少し目を細めた。
「ヴェルモント?侯爵家の?」
「はい。ですが、追放されました」
リディアは正直に答えた。辺境伯は何も言わず、リディアを見つめ続ける。その視線が、全てを見透かすようで、リディアは落ち着かなかった。
「お前の治癒魔法を見せろ」
辺境伯の部下が、重傷を負っていた。リディアは躊躇なく、その騎士の元へ駆け寄り、治癒魔法を使った。
淡い光が騎士を包み、傷が癒えていく。辺境伯は黙ってその様子を見ていた。
治療が終わると、騎士は驚いたように自分の体を確認した。
「治った……完全に……」
辺境伯はリディアに向き直った。
「お前の力が必要だ」
その言葉の意味を理解する前に、辺境伯は続けた。
「私の専属治癒師になれ」
リディアは驚いて顔を上げた。専属治癒師?それは、辺境伯に仕えるということ。
「私は……」
「嫌なら断れ。だが、お前の力は多くの命を救える。それを無駄にするのは、罪だと思わないか」
辺境伯の言葉は冷たかったが、その目には真剣さが宿っていた。
リディアは考えた。ここに残れば、村人たちを助け続けられる。でも、辺境伯に仕えれば、もっと多くの人を救えるかもしれない。
そして何より、自分の力を本当に必要としてくれる人がいる。それが嬉しかった。
「お引き受けします」
リディアは答えた。辺境伯は満足げに頷いた。
「明日、城に来い。契約の詳細はそこで話す」
辺境伯は去っていった。村人たちは複雑な表情でリディアを見ている。
その夜、リディアは廃屋で一人、考えた。
追放され、絶望の淵に立たされた。でも、ここで新しい力を見つけた。そして、新しい道が開かれようとしている。
窓の外を見ると、月が綺麗に輝いていた。これからどうなるのかわからない。でも、恐怖よりも期待の方が大きかった。
リディアの新しい人生が、今、始まろうとしていた。
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