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王都から戻って一週間、リディアは薬草園の拡大に取り組んでいた。村の北側に広がる遊休地を開墾し、新しい薬草を植える計画だ。
村人たちが総出で手伝ってくれた。男たちは土を耕し、女たちは種を蒔く。子供たちも水やりを手伝った。
「お嬢様、この種はどこに植えればいいですか」
村の若者が尋ねた。
「その薬草は日陰を好むから、あの木の下に植えて。そして、水は毎日たっぷりあげてね」
リディアは一人一人に丁寧に指導した。薬草の栽培には知識が必要だが、村人たちは熱心に学んだ。
「領主様のおかげで、わしらにも仕事ができる」
老人の一人が言った。
「薬草を育てて売れば、収入になる。こんな日が来るとは思わなかった」
「皆さんが協力してくださるから、実現できるのです」
リディアは微笑んだ。
薬草園の拡大は、村の経済を変えつつあった。以前は貧しく、冬には食料にも困っていた村が、今は安定した収入を得られるようになった。
リディアが作った薬は王都で高値で売れ、その利益の一部が村人たちに分配される。薬草の栽培や収穫に協力した者には、賃金が支払われた。
「お嬢様は、本当に私たちのことを考えてくださる」
村長のハンスが感謝を述べた。
「わしらが単なる労働力ではなく、対等なパートナーだと扱ってくださる。今までの領主とは大違いじゃ」
「当然のことです。皆さんなくして、私の仕事は成り立ちません」
ある日、隣村から使者が来た。その村でも病人が多く、リディアの助けを求めていた。
「分かりました。明日、伺います」
リディアは快諾した。
翌日、ガレスと共に隣村を訪れた。村は ローゼンタールよりもさらに小さく、家屋も粗末だった。
村長が案内してくれたのは、十人ほどの病人が横たわる小屋だった。皆、高熱と下痢に苦しんでいる。
リディアは慎重に症状を観察した。共通しているのは、激しい腹痛と水様性の下痢。これは感染症だ。
「井戸を見せてください」
村の井戸は、家畜小屋の近くにあった。リディアは顔をしかめた。
「これが原因です。井戸が家畜の排泄物で汚染されている可能性があります」
「しかし、この井戸しかないんです」
「では、すぐに対策を取りましょう」
リディアは指示を出した。まず、井戸の使用を中止し、川から水を汲むこと。その水は必ず煮沸してから飲むこと。
次に、病人の治療を始めた。下痢で失われた水分を補給し、解毒と殺菌効果のある薬を投与する。
夜遅くまで治療を続けた。三日間、リディアは隣村に泊まり込んだ。徐々に病人の症状が改善していく。
一週間後、全ての病人が回復した。村人たちは涙を流して感謝した。
「命の恩人です。お礼をさせてください」
「お礼はいりません。ただ、今後のために衛生管理を学んでください」
リディアは村人たちに、水の煮沸、手洗い、排泄物の適切な処理方法を教えた。
「病気の多くは、予防できます。清潔を保つことが、何より大切なのです」
この出来事は、周辺地域に広く知れ渡った。「辺境の名医」リディアの名声は、さらに高まった。
ローゼンタールに戻ると、エマが興奮した様子で出迎えた。
「お嬢様、大変です。王都の商人ギルドから、大量の注文が来ています」
注文書を見ると、予想の三倍の量だった。
「これは...作るのが大変ね」
「私も手伝います。それに、村の女性たちの中にも、薬作りに興味がある方がいます」
「本当?」
「はい。簡単な作業なら、手伝えると言っています」
リディアは考えた。薬の調合は専門知識が必要だが、薬草の洗浄や乾燥、瓶詰めなどの作業は、訓練すれば誰でもできる。
「それなら、工房を作りましょう。村人を雇って、薬の製造を組織化するの」
「素晴らしいアイデアです」
こうして、ローゼンタール薬草工房が誕生した。領主館の隣に新しい建物を建て、そこで薬の製造を行う。
リディアとエマが調合を担当し、村の女性たち十名が補助作業を行う。男性たちは薬草の栽培と収穫を担当する。
村全体が、一つの大きな薬草生産共同体となった。
ある日、見知らぬ馬車が村に到着した。馬車から降りてきたのは、若い女性だった。長い黒髪に、知的な雰囲気を漂わせている。
「リディア・フォルテ様をお訪ねしたいのですが」
「私がリディアです」
「初めまして。セリーナ・グリーンと申します。王都で植物学を研究しております」
セリーナは丁寧に名刺を差し出した。
「あなた様の薬草園の噂を聞きまして、是非見学させていただきたく参りました」
「もちろんです。ご案内します」
リディアはセリーナを薬草園に案内した。セリーナは一つ一つの薬草を興味深そうに観察した。
「素晴らしい。これだけ多様な薬草を、これほど良い状態で育てているとは」
「ありがとうございます。試行錯誤の結果です」
「特にこの薬草」
セリーナは珍しい青い花をつけた植物を指差した。
「これは北方にしか自生しない希少種のはずです。どうやって手に入れたのですか」
「行商人から種を買いました。この地域の気候に合うよう、品種改良を重ねたんです」
「品種改良まで。あなたは薬学だけでなく、植物学の知識もお持ちなのですね」
「独学ですが」
セリーナは感動した表情を浮かべた。
「あなたと協力したい。私の植物学の知識と、あなたの薬学の知識を合わせれば、もっと素晴らしいことができるはずです」
「協力、ですか」
「はい。例えば、薬効の高い新品種を開発するとか。あるいは、栽培が難しい薬草の育て方を研究するとか」
リディアは即座に答えた。
「喜んで。共同研究をしましょう」
こうして、リディアは新しい研究仲間を得た。セリーナはローゼンタールに滞在し、二人で研究を始めた。
夜遅くまで、二人は議論を重ねた。薬草の特性、栽培方法、品種改良の可能性。話は尽きなかった。
「リディア様、あなたと話していると、時間を忘れます」
「私もです。同じ情熱を持つ人と語り合えるのは、本当に幸せなことです」
ある夜、二人は丘の上で星を見上げていた。
「リディア様、失礼ですが、お尋ねしてもよろしいですか」
「何でしょう」
「あなたはなぜ、辺境で研究を続けるのですか。その才能があれば、王都でもっと恵まれた環境で研究できるはずです」
リディアは少し考えてから答えた。
「王都では、私は常に誰かの期待に応えなければなりませんでした。良い娘、良い婚約者、良い令嬢。でも、ここでは私自身でいられる」
「自分自身で」
「ええ。誰にも遠慮せず、自分の信じる道を進める。それが何より大切なの」
セリーナは頷いた。
「分かります。私も似たような経験があります。女性が学問をするのは不適切だと、何度も言われました」
「でも、続けたのですね」
「ええ。学問への情熱は、誰にも消せませんでしたから」
二人は微笑み合った。同じ苦労を経験した者同士、特別な絆が生まれた。
翌週、フェリックスも訪れた。彼は王立医学院での講義の反響を伝えに来たのだ。
「リディア様の講義は、大反響でした。多くの学生が、あなたの方法を実践し始めています」
「それは嬉しいです」
「それで、もう一つお願いがあるのですが」
フェリックスは真剣な表情になった。
「定期的に王都で講義をしていただけませんか。月に一度でも構いません」
「考えさせてください。村を離れる時間が増えると、患者さんたちに迷惑がかかります」
「では、こういうのはどうでしょう。私がここに来て、あなたから直接学ぶ。そして、その内容を王都で教える」
「それなら可能かもしれません」
こうして、リディアの周りには研究仲間が集まり始めた。セリーナ、フェリックス、そして時々訪れる他の学者たち。
ローゼンタールは、小さいながらも学術コミュニティとしての側面を持ち始めた。
ある日、村長のハンスが嬉しそうに報告に来た。
「領主様、大変なことになりました」
「何かあったのですか」
「隣国の商人が、わしらの薬草を買いたいと言ってきたんじゃ」
「隣国まで」
「ええ。評判が国境を越えて広がったようです」
リディアは感慨深かった。数ヶ月前、ここは誰も注目しない寒村だった。それが今や、国際的な取引の対象となっている。
「素晴らしいことです。でも、品質管理をしっかりしないといけませんね」
「もちろんです。領主様の指導の下、最高の薬草を育てます」
夜、リディアは日記に書いた。
「私の夢が、少しずつ現実になっている。この村を医学の中心地にする。そして、病に苦しむ全ての人を救う。まだ道半ばだが、確実に前進している」
リディアは窓の外を見た。工房からは明かりが漏れている。夜遅くまで働く村人たちの姿が見えた。
みんなで創り上げている。新しい未来を。
そして、その中心にいる自分を、リディアは誇らしく思った。かつて病弱で役立たずと言われた自分が、今は多くの人の希望となっている。
これこそが、最高の達成感なのかもしれない。
復讐ではなく、成功すること。自分の価値を証明すること。そして、かつて自分を見捨てた者たちに、後悔させること。
リディアは微笑んだ。まだ始まったばかりだ。これからもっと、もっと高く登っていく。
そして、いつか振り返った時、かつて自分を傷つけた者たちが、遥か下に見えるようになる。
その日を夢見ながら、リディアは眠りについた。
村人たちが総出で手伝ってくれた。男たちは土を耕し、女たちは種を蒔く。子供たちも水やりを手伝った。
「お嬢様、この種はどこに植えればいいですか」
村の若者が尋ねた。
「その薬草は日陰を好むから、あの木の下に植えて。そして、水は毎日たっぷりあげてね」
リディアは一人一人に丁寧に指導した。薬草の栽培には知識が必要だが、村人たちは熱心に学んだ。
「領主様のおかげで、わしらにも仕事ができる」
老人の一人が言った。
「薬草を育てて売れば、収入になる。こんな日が来るとは思わなかった」
「皆さんが協力してくださるから、実現できるのです」
リディアは微笑んだ。
薬草園の拡大は、村の経済を変えつつあった。以前は貧しく、冬には食料にも困っていた村が、今は安定した収入を得られるようになった。
リディアが作った薬は王都で高値で売れ、その利益の一部が村人たちに分配される。薬草の栽培や収穫に協力した者には、賃金が支払われた。
「お嬢様は、本当に私たちのことを考えてくださる」
村長のハンスが感謝を述べた。
「わしらが単なる労働力ではなく、対等なパートナーだと扱ってくださる。今までの領主とは大違いじゃ」
「当然のことです。皆さんなくして、私の仕事は成り立ちません」
ある日、隣村から使者が来た。その村でも病人が多く、リディアの助けを求めていた。
「分かりました。明日、伺います」
リディアは快諾した。
翌日、ガレスと共に隣村を訪れた。村は ローゼンタールよりもさらに小さく、家屋も粗末だった。
村長が案内してくれたのは、十人ほどの病人が横たわる小屋だった。皆、高熱と下痢に苦しんでいる。
リディアは慎重に症状を観察した。共通しているのは、激しい腹痛と水様性の下痢。これは感染症だ。
「井戸を見せてください」
村の井戸は、家畜小屋の近くにあった。リディアは顔をしかめた。
「これが原因です。井戸が家畜の排泄物で汚染されている可能性があります」
「しかし、この井戸しかないんです」
「では、すぐに対策を取りましょう」
リディアは指示を出した。まず、井戸の使用を中止し、川から水を汲むこと。その水は必ず煮沸してから飲むこと。
次に、病人の治療を始めた。下痢で失われた水分を補給し、解毒と殺菌効果のある薬を投与する。
夜遅くまで治療を続けた。三日間、リディアは隣村に泊まり込んだ。徐々に病人の症状が改善していく。
一週間後、全ての病人が回復した。村人たちは涙を流して感謝した。
「命の恩人です。お礼をさせてください」
「お礼はいりません。ただ、今後のために衛生管理を学んでください」
リディアは村人たちに、水の煮沸、手洗い、排泄物の適切な処理方法を教えた。
「病気の多くは、予防できます。清潔を保つことが、何より大切なのです」
この出来事は、周辺地域に広く知れ渡った。「辺境の名医」リディアの名声は、さらに高まった。
ローゼンタールに戻ると、エマが興奮した様子で出迎えた。
「お嬢様、大変です。王都の商人ギルドから、大量の注文が来ています」
注文書を見ると、予想の三倍の量だった。
「これは...作るのが大変ね」
「私も手伝います。それに、村の女性たちの中にも、薬作りに興味がある方がいます」
「本当?」
「はい。簡単な作業なら、手伝えると言っています」
リディアは考えた。薬の調合は専門知識が必要だが、薬草の洗浄や乾燥、瓶詰めなどの作業は、訓練すれば誰でもできる。
「それなら、工房を作りましょう。村人を雇って、薬の製造を組織化するの」
「素晴らしいアイデアです」
こうして、ローゼンタール薬草工房が誕生した。領主館の隣に新しい建物を建て、そこで薬の製造を行う。
リディアとエマが調合を担当し、村の女性たち十名が補助作業を行う。男性たちは薬草の栽培と収穫を担当する。
村全体が、一つの大きな薬草生産共同体となった。
ある日、見知らぬ馬車が村に到着した。馬車から降りてきたのは、若い女性だった。長い黒髪に、知的な雰囲気を漂わせている。
「リディア・フォルテ様をお訪ねしたいのですが」
「私がリディアです」
「初めまして。セリーナ・グリーンと申します。王都で植物学を研究しております」
セリーナは丁寧に名刺を差し出した。
「あなた様の薬草園の噂を聞きまして、是非見学させていただきたく参りました」
「もちろんです。ご案内します」
リディアはセリーナを薬草園に案内した。セリーナは一つ一つの薬草を興味深そうに観察した。
「素晴らしい。これだけ多様な薬草を、これほど良い状態で育てているとは」
「ありがとうございます。試行錯誤の結果です」
「特にこの薬草」
セリーナは珍しい青い花をつけた植物を指差した。
「これは北方にしか自生しない希少種のはずです。どうやって手に入れたのですか」
「行商人から種を買いました。この地域の気候に合うよう、品種改良を重ねたんです」
「品種改良まで。あなたは薬学だけでなく、植物学の知識もお持ちなのですね」
「独学ですが」
セリーナは感動した表情を浮かべた。
「あなたと協力したい。私の植物学の知識と、あなたの薬学の知識を合わせれば、もっと素晴らしいことができるはずです」
「協力、ですか」
「はい。例えば、薬効の高い新品種を開発するとか。あるいは、栽培が難しい薬草の育て方を研究するとか」
リディアは即座に答えた。
「喜んで。共同研究をしましょう」
こうして、リディアは新しい研究仲間を得た。セリーナはローゼンタールに滞在し、二人で研究を始めた。
夜遅くまで、二人は議論を重ねた。薬草の特性、栽培方法、品種改良の可能性。話は尽きなかった。
「リディア様、あなたと話していると、時間を忘れます」
「私もです。同じ情熱を持つ人と語り合えるのは、本当に幸せなことです」
ある夜、二人は丘の上で星を見上げていた。
「リディア様、失礼ですが、お尋ねしてもよろしいですか」
「何でしょう」
「あなたはなぜ、辺境で研究を続けるのですか。その才能があれば、王都でもっと恵まれた環境で研究できるはずです」
リディアは少し考えてから答えた。
「王都では、私は常に誰かの期待に応えなければなりませんでした。良い娘、良い婚約者、良い令嬢。でも、ここでは私自身でいられる」
「自分自身で」
「ええ。誰にも遠慮せず、自分の信じる道を進める。それが何より大切なの」
セリーナは頷いた。
「分かります。私も似たような経験があります。女性が学問をするのは不適切だと、何度も言われました」
「でも、続けたのですね」
「ええ。学問への情熱は、誰にも消せませんでしたから」
二人は微笑み合った。同じ苦労を経験した者同士、特別な絆が生まれた。
翌週、フェリックスも訪れた。彼は王立医学院での講義の反響を伝えに来たのだ。
「リディア様の講義は、大反響でした。多くの学生が、あなたの方法を実践し始めています」
「それは嬉しいです」
「それで、もう一つお願いがあるのですが」
フェリックスは真剣な表情になった。
「定期的に王都で講義をしていただけませんか。月に一度でも構いません」
「考えさせてください。村を離れる時間が増えると、患者さんたちに迷惑がかかります」
「では、こういうのはどうでしょう。私がここに来て、あなたから直接学ぶ。そして、その内容を王都で教える」
「それなら可能かもしれません」
こうして、リディアの周りには研究仲間が集まり始めた。セリーナ、フェリックス、そして時々訪れる他の学者たち。
ローゼンタールは、小さいながらも学術コミュニティとしての側面を持ち始めた。
ある日、村長のハンスが嬉しそうに報告に来た。
「領主様、大変なことになりました」
「何かあったのですか」
「隣国の商人が、わしらの薬草を買いたいと言ってきたんじゃ」
「隣国まで」
「ええ。評判が国境を越えて広がったようです」
リディアは感慨深かった。数ヶ月前、ここは誰も注目しない寒村だった。それが今や、国際的な取引の対象となっている。
「素晴らしいことです。でも、品質管理をしっかりしないといけませんね」
「もちろんです。領主様の指導の下、最高の薬草を育てます」
夜、リディアは日記に書いた。
「私の夢が、少しずつ現実になっている。この村を医学の中心地にする。そして、病に苦しむ全ての人を救う。まだ道半ばだが、確実に前進している」
リディアは窓の外を見た。工房からは明かりが漏れている。夜遅くまで働く村人たちの姿が見えた。
みんなで創り上げている。新しい未来を。
そして、その中心にいる自分を、リディアは誇らしく思った。かつて病弱で役立たずと言われた自分が、今は多くの人の希望となっている。
これこそが、最高の達成感なのかもしれない。
復讐ではなく、成功すること。自分の価値を証明すること。そして、かつて自分を見捨てた者たちに、後悔させること。
リディアは微笑んだ。まだ始まったばかりだ。これからもっと、もっと高く登っていく。
そして、いつか振り返った時、かつて自分を傷つけた者たちが、遥か下に見えるようになる。
その日を夢見ながら、リディアは眠りについた。
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