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隠しキャラクターの記憶(???視点)
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俺がこのゲームを知ったのはひとりの女の子がキッカケだった。
「私、このゲームがあれば恋人いらないわ!」
隣のクラスのあの子はいつも同じゲームの話を友達と楽しそうに語っていた。
たまたま廊下を歩いていたらそんな大声が聞こえて窓から覗くと、茶色がかった肩までの黒髪に同じく茶黒の瞳の女の子がキラキラとその大きな目を輝かせて友達だろう女の子とゲームの話をしていたのだ。
「……楽しそうだな」
最初はそれだけだった。でも休み時間のたびに聞こえる明るく楽しそうな声に惹き付けられ、いつしか用事も無いのにそのクラスの前をさりげなく通るのが日課になった。
俺は病弱だったから外でスポーツなんて出来なかったし、特別頭がいいわけでも無く見た目も普通の特に目立たない男だった。たぶんあの子は隣のクラスに俺なんて人間がいることすら知らないだろう。
その時、たまたま他の生徒があの子の話をしているのが聞こえた。
「ほら、あの子だよ。いつもゲームの話ばっかりしてる変人って」
「あー、なんだっけ?ゲームのキャラに本気で恋してるとか?やべぇ、中二病じゃね?」
「あんなのの恋人になる奴いねーだろ。ゲームのキャラしか相手がいないなんてオタクはやだねー」
ゲラゲラ笑いながらあの子を中傷する男子生徒たち。でも俺には違って見えた。自分には無い、本気で夢中になれるなにかを持っているあの子が輝いて見えたのだ。
俺は何もなかった。好きなことも夢中になれるものも、ただ毎日を惰性で生きてきただけ。最近はあの子を廊下からひと目見るだけの日々。あの子が羨ましいと思った。
その途端、頬が熱くなる。あの子のことを見ると心臓の鼓動が速くなり、息が苦しくなった。
その時、あの子の視線が廊下に向いた。目が合ってしまい急に恥ずかしくなる。もしかしたら毎日見てたのに気づいてたのかもしれない。気持ち悪いと思われた?嫌われた?
そんなことが頭をぐるぐる回る。でも、あの子は優しく微笑んでくれた。
「……!」
俺はその場から逃げたした。わかってしまったのだ。自分があの子に恋をしていると。
それから俺はあの子が好きだと言っていたゲームを購入した。
今までアクション物しかやったこと無かったので乙女ゲームなんて未知の世界だった。でも、あの子がどのキャラクターに恋をしているのかわからなかったので全キャラクターをコンプリートしようと思ったのだ。
このゲームを完全制覇したら、あの子に告白しようと決めた。あの子の愛するキャラクターと同じセリフであの子に愛を伝えるのだ。
興奮気味にゲームのプレイボタンを押す。可愛らしい女の子のキャラクターが出てきて名前をつけて欲しいと画面に現れた。
「……ヒロインの名前」
名字は固定で決まっているようで、名前と愛称を打ち込む画面が出てきた。俺は震える指先でカタカナの文字を打ち込んでいく。
「ア・イ・リ……。愛称はリリー……」
ヒロインの名前はアイリ。あの子の名前、愛莉(アイリ)。愛称はたぶん攻略キャラクターと仲良くなったら呼ばれるんだろうと思い、愛莉の莉からとってリリーにした。なんとなくあの子の元気なイメージに合うと思ったからだ。
それから俺はゲームに没頭した。攻略キャラクターを自分に例えて、自分だったらあの子にどうして欲しいかと理想を重ねてイベントを進めた。
でも、この双子王子も隣国の王子も妖精王も、イマイチ自分らしくなってくれない。
俺だったらあの子にこんなことしないし、あんなこと言わない。一応制覇はしたがこのどのキャラクターもあの子にあんなに愛されてるとは思えなかった。
そういえばこの間、あの子とその友達の子が「ラスボスが――――」と叫んでいた気がする。ハッキリとわからないのは、あの子を意識するようになってからはなかなか近づけず遠くから聞こえる声にもドキドキしてしまうからだ。
そういえばこのゲームにはラスボスがふたり存在する。
ひとりは攻略キャラクター共通のラスボスの吸血鬼だ。
ヒロインに呪いをかけて殺そうとする存在。
俺は攻略キャラクターたちの好感度をあまり上げれなくていつもヒロインはバッドエンドで吸血鬼に殺されてしまうのだ。あの子がこんなキャラクターを好きだとは思えない。
ならばもうひとりのラスボスだろうか?ハーレムルートにだけ出てくるラスボスは、攻略の仕方によってヒーローにもラスボスにもなるらしい。でも隠しキャラクターでもあるから出現条件が難しいって攻略サイトに書いてあったはずだ。
俺はあらゆる攻略サイトを調べた。ヒロインが攻略キャラクターたちと海にバカンスに行く。そこで海の魔物の人魚に襲われるんだ。その時1番好感度の高いキャラクターが助けに現れる。これで隠しキャラクターのルートに入る合図のはずだ。
この時好感度の低いキャラクターが助けに来ると条件を満たしてないことになる。だったかな?
あとは攻略キャラクターたちのこのパラメーターを調節して一定値にすればいいはず……。
いまだにこの乙女ゲームの製作者の意図が理解できないときがある。微妙な駆け引きが難しいところが人気なんだろうが。とにかくこれで隠しキャラクターがでてくるはずだ。
俺は感動した。この隠しキャラクターは、まさに俺の理想の自分だったのだ。
俺がヒロインにして欲しいと思って選んだ選択肢はすべて当たりで、好感度は面白いくらい上がっていった。いつしか俺はこの隠しキャラクターが自分で、ヒロインがあの子のこのゲームの世界こそが現実のような気になっていた。
エンディングはもちろん好感度100%で最高のハッピーエンド。すべての攻略キャラクターたちを押し退けてヒロインと結ばれた。
隠しキャラクターはヒーローとなり、ヒロインに愛を告げる。俺はあの子の愛するキャラクターはこの隠しキャラクターだと確信した。このキャラクターのセリフそのままであの子に告白しようと決めんだ。
しかし俺はゲームに没頭するあまり徹夜し過ぎて体を壊し、倒れてしまった。元々の病弱もあり、栄養失調に肺炎で入院。他にも何か親が騒いでいた気がする。そういえば食事の時間ももったいなく感じていたっけ。
学校に行けないとあの子の声も聞くことが出来ない。せっかく隠しキャラクターのセリフを全部覚えたのに。腕には点滴やいろんなチューブがついていてゲーム機を持つことも出来なかった。酸素マスクも邪魔だ。
そういえばヒロインの愛称を呼んだのは結局隠しキャラクターだけだった。やはり隠しキャラクターがヒロインの運命の相手だったのだ。
「……アイ、リ……俺の、可愛いリリー……」
隠しキャラクターであるニコラスは運命の出会いに感動し極上の笑顔をヒロインに向けるのだ。
“俺、ニコラスって言うんだ。ニックって呼んでよ。”
それがふたりが初めて言葉を交わすシーン。
それが、俺の最後の記憶だった。
「私、このゲームがあれば恋人いらないわ!」
隣のクラスのあの子はいつも同じゲームの話を友達と楽しそうに語っていた。
たまたま廊下を歩いていたらそんな大声が聞こえて窓から覗くと、茶色がかった肩までの黒髪に同じく茶黒の瞳の女の子がキラキラとその大きな目を輝かせて友達だろう女の子とゲームの話をしていたのだ。
「……楽しそうだな」
最初はそれだけだった。でも休み時間のたびに聞こえる明るく楽しそうな声に惹き付けられ、いつしか用事も無いのにそのクラスの前をさりげなく通るのが日課になった。
俺は病弱だったから外でスポーツなんて出来なかったし、特別頭がいいわけでも無く見た目も普通の特に目立たない男だった。たぶんあの子は隣のクラスに俺なんて人間がいることすら知らないだろう。
その時、たまたま他の生徒があの子の話をしているのが聞こえた。
「ほら、あの子だよ。いつもゲームの話ばっかりしてる変人って」
「あー、なんだっけ?ゲームのキャラに本気で恋してるとか?やべぇ、中二病じゃね?」
「あんなのの恋人になる奴いねーだろ。ゲームのキャラしか相手がいないなんてオタクはやだねー」
ゲラゲラ笑いながらあの子を中傷する男子生徒たち。でも俺には違って見えた。自分には無い、本気で夢中になれるなにかを持っているあの子が輝いて見えたのだ。
俺は何もなかった。好きなことも夢中になれるものも、ただ毎日を惰性で生きてきただけ。最近はあの子を廊下からひと目見るだけの日々。あの子が羨ましいと思った。
その途端、頬が熱くなる。あの子のことを見ると心臓の鼓動が速くなり、息が苦しくなった。
その時、あの子の視線が廊下に向いた。目が合ってしまい急に恥ずかしくなる。もしかしたら毎日見てたのに気づいてたのかもしれない。気持ち悪いと思われた?嫌われた?
そんなことが頭をぐるぐる回る。でも、あの子は優しく微笑んでくれた。
「……!」
俺はその場から逃げたした。わかってしまったのだ。自分があの子に恋をしていると。
それから俺はあの子が好きだと言っていたゲームを購入した。
今までアクション物しかやったこと無かったので乙女ゲームなんて未知の世界だった。でも、あの子がどのキャラクターに恋をしているのかわからなかったので全キャラクターをコンプリートしようと思ったのだ。
このゲームを完全制覇したら、あの子に告白しようと決めた。あの子の愛するキャラクターと同じセリフであの子に愛を伝えるのだ。
興奮気味にゲームのプレイボタンを押す。可愛らしい女の子のキャラクターが出てきて名前をつけて欲しいと画面に現れた。
「……ヒロインの名前」
名字は固定で決まっているようで、名前と愛称を打ち込む画面が出てきた。俺は震える指先でカタカナの文字を打ち込んでいく。
「ア・イ・リ……。愛称はリリー……」
ヒロインの名前はアイリ。あの子の名前、愛莉(アイリ)。愛称はたぶん攻略キャラクターと仲良くなったら呼ばれるんだろうと思い、愛莉の莉からとってリリーにした。なんとなくあの子の元気なイメージに合うと思ったからだ。
それから俺はゲームに没頭した。攻略キャラクターを自分に例えて、自分だったらあの子にどうして欲しいかと理想を重ねてイベントを進めた。
でも、この双子王子も隣国の王子も妖精王も、イマイチ自分らしくなってくれない。
俺だったらあの子にこんなことしないし、あんなこと言わない。一応制覇はしたがこのどのキャラクターもあの子にあんなに愛されてるとは思えなかった。
そういえばこの間、あの子とその友達の子が「ラスボスが――――」と叫んでいた気がする。ハッキリとわからないのは、あの子を意識するようになってからはなかなか近づけず遠くから聞こえる声にもドキドキしてしまうからだ。
そういえばこのゲームにはラスボスがふたり存在する。
ひとりは攻略キャラクター共通のラスボスの吸血鬼だ。
ヒロインに呪いをかけて殺そうとする存在。
俺は攻略キャラクターたちの好感度をあまり上げれなくていつもヒロインはバッドエンドで吸血鬼に殺されてしまうのだ。あの子がこんなキャラクターを好きだとは思えない。
ならばもうひとりのラスボスだろうか?ハーレムルートにだけ出てくるラスボスは、攻略の仕方によってヒーローにもラスボスにもなるらしい。でも隠しキャラクターでもあるから出現条件が難しいって攻略サイトに書いてあったはずだ。
俺はあらゆる攻略サイトを調べた。ヒロインが攻略キャラクターたちと海にバカンスに行く。そこで海の魔物の人魚に襲われるんだ。その時1番好感度の高いキャラクターが助けに現れる。これで隠しキャラクターのルートに入る合図のはずだ。
この時好感度の低いキャラクターが助けに来ると条件を満たしてないことになる。だったかな?
あとは攻略キャラクターたちのこのパラメーターを調節して一定値にすればいいはず……。
いまだにこの乙女ゲームの製作者の意図が理解できないときがある。微妙な駆け引きが難しいところが人気なんだろうが。とにかくこれで隠しキャラクターがでてくるはずだ。
俺は感動した。この隠しキャラクターは、まさに俺の理想の自分だったのだ。
俺がヒロインにして欲しいと思って選んだ選択肢はすべて当たりで、好感度は面白いくらい上がっていった。いつしか俺はこの隠しキャラクターが自分で、ヒロインがあの子のこのゲームの世界こそが現実のような気になっていた。
エンディングはもちろん好感度100%で最高のハッピーエンド。すべての攻略キャラクターたちを押し退けてヒロインと結ばれた。
隠しキャラクターはヒーローとなり、ヒロインに愛を告げる。俺はあの子の愛するキャラクターはこの隠しキャラクターだと確信した。このキャラクターのセリフそのままであの子に告白しようと決めんだ。
しかし俺はゲームに没頭するあまり徹夜し過ぎて体を壊し、倒れてしまった。元々の病弱もあり、栄養失調に肺炎で入院。他にも何か親が騒いでいた気がする。そういえば食事の時間ももったいなく感じていたっけ。
学校に行けないとあの子の声も聞くことが出来ない。せっかく隠しキャラクターのセリフを全部覚えたのに。腕には点滴やいろんなチューブがついていてゲーム機を持つことも出来なかった。酸素マスクも邪魔だ。
そういえばヒロインの愛称を呼んだのは結局隠しキャラクターだけだった。やはり隠しキャラクターがヒロインの運命の相手だったのだ。
「……アイ、リ……俺の、可愛いリリー……」
隠しキャラクターであるニコラスは運命の出会いに感動し極上の笑顔をヒロインに向けるのだ。
“俺、ニコラスって言うんだ。ニックって呼んでよ。”
それがふたりが初めて言葉を交わすシーン。
それが、俺の最後の記憶だった。
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