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1:Choices 〜選びたかったのは〜
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***
伯爵令嬢パウラ・ガリオン(18)は、悩んでいた。進路に。
今は王太子妃候補のひとりとして王室の行う王太子妃教育に勤しんでいるが、筆頭王太子妃候補のアデリーゼ様がいるため、王太子妃になるのは難しいだろうと言われている。
そんな瀬戸際な時期だが、そもそもパウラが婚約者候補に名を連ねたのは『その後の進路に有利になる』からだ。
比較的魔力量のある(王太子妃候補に選ばれた理由でもある)パウラの夢は、魔法薬の研究者になること。しかし専門の魔法学園で学ぶ事は王太子妃候補として外聞がよろしくない、と父親伯爵から入学を止められてしまった。
それがなんと王太子妃教育の課程に魔法教育があり、将来的に王太子妃になれなくても、その勉強で得た知識で魔法省へ就職できる……という話を聞いてしまったのだ。
つまり、王太子妃教育は彼女にとって『足掛け』だった。
「……なんかみんな、僕の扱い、ひどくない?」
王太子であるランドルフは、婚約者たちとのお茶会でよくそうこぼしている。もちろん候補者全員の本心は彼自身により聞き取り済みだ。
「そんなことはありませんよ」
「そうです、大切に思っております」
「まぁ、確かにちょっと二の次感ありますけどね」
「アデリーゼ様……」
アデリーゼ様はうふふと笑ってそう言いながら、今日も双眼鏡で近衛騎士様を観察するのに余念がない様子。
「いいけどね、隠れ蓑でも踏み台でもなんでも。でも、大事な行事の時は誰か付き合ってよね」
「「「はい」」」
こうしてこの日もあっさりと、王太子殿下は一足先にお茶会から退室された。
さて、そんな現在の婚約者候補は3名。アデリーゼ侯爵令嬢と、シェリル伯爵令嬢と、同じく伯爵家のパウラ。数年前に教育が始まった頃はもう少し人数が居たけれど、その内容の濃さと厳しさ、婚期の関係で競争から辞退する令嬢もかなりいたため、今はこの3人の中から選ばれる予定になっている。
もちろんその事に異論はない。けれど、できるなら自分は魔法の勉強を続けたい、そして魔法省に入りたいというのも事実で、密かに候補者枠からの離脱を狙っていた。
そんな折、アデリーゼ嬢から爆弾発言が飛び出した。
「あのね。2人にはもう明かしていいと言われたので、言う事にしたわ。」
なになに?と、お茶の席が静まる。
「わたくし、王太子妃候補から外れることになりました」
……
「「え……えええええっ?!」」
ははは、と眉尻を下げて笑うアデリーゼ様!どどどういうことですか?!
「実は今、私とレオナルド・フェラー公爵様との結婚のお話が進んでいるの。」
「「ええええええええええ」」
もっと更に、どういうことですの?
「れ……レオナルド様って、王弟殿下……ですか?」
「うん、そう」
「『うん、そう』って!大事じゃないですか!!」
「魔導師団の団長様ですよね?お知り合いだったんですか?」
「ご親戚よ!シェリル様、そこから?!」
「待って、そうなんですか?!ご親戚?ええ?!」
大混乱である。アデリーゼ様、王太子の本命だったのでは?!
「ラルフ様とは幼馴染だったから、本命とか噂されてはいたけど……実際のところ、お互い恋愛感情みたいな、そういう気持ちが本当に湧かなくてね。それでも政略結婚だし、お互いそんなものかな、的に思っていたのだけれど。」
「そこから、なぜ王弟殿下に……」
「うん……いや、なんかご縁て、不思議だよね……」
ん?ということは?
「あの……アデリーゼ様、フェラー公爵様には『そういう気持ち』になった、ということですの?」
「……ええと、そうね、それは……」
アデリーゼ様が!赤くなって照れてらっしゃる!
はしたなくも、これは騒がずにいられません!
そこからは根掘り葉掘り、彼女の恋バナにドキドキするターンとなった。フェラー公爵のお話はすっごくアダルトでした……。
正直なところ、王太子の婚約者候補とは政略結婚のコマ。どんなに素敵な相手だとしても、相手が「王子」ならその先について回るのは「国政」である、と教育の中でたたきこまれる。
この時点で、相手に恋心を抱ける強者がいるだろうか……?多分、いない。最初に抱いていたとしても、かなり難しい。
アデリーゼ様のご結婚のお話は喜ばしい事だったけれど、自分達にとっては選択肢を狭められた可能性を示唆していることに気づいたのは、大興奮のお茶会から帰宅してからの事。
「あれ……これ、私かシェリルかの2択になるってこと?」
ですよねー。王太子妃椅子取りゲーム(消極的版)、大詰めでした!!しかも!
「ええ、でもどうしよう。もう王太子妃はアデリーゼ様だと思って、面接に申し込んでしまったのよね、念願の魔法省!」
その面接が……明日なのです。明日。
でも結果はわからないから、と今日のお茶会では言うのを保留したのだけれど。
でも。
正直なところ、婚約者候補に関してはもう一つ『心当たり』がある。それはかなり当たっている、気がする。
「まぁここまで来たら、行くしかないしね!」
もし合格したら。
したら。
シェリル様……王太子様の事、よろしくお願いします!
***
「という訳で、合格しました」
「……嘘でしょ……いやおめでとう?」
「ごめん……シェリル様。私も、辞退し」
「わ、私だけ何もなくて!」
「いや、王太子妃に」
「うわぁん!!」
嫌だったの?
「今更ひとりになるの、こわい」
それねー。
「だよねぇ……」
「わかるのよ、頑張ってきたしここが私の出番なんだろうけど……正直、ランドルフ様のお気持ちもよくわからないし……なんで私なの?て、今更ながら考えてしまって……。」
「確かに謎なところよね……」
そう、謎なのである。ランドルフ様が候補者全員に対し、あまりにもフラットなお付き合いをされていたため、数年という長い間『婚約者候補』でありながら、私たちには彼と『どう付き合えばいいのか』が、さっぱり掴めていなかったのでした。
と、そこへ。
「やぁ、お待たせ」
ご当人の登場です。
「本日もご機嫌麗しく、殿下」
「お待ちしておりました」
2人とも淑女の仮面を装着し、出迎えた。
お茶を淹れながら、候補者を辞するご挨拶をしなくてはならないなぁと考える。何か苦言の一つも言われてもおかしくはないと、覚悟していたのだけれど。
「早速だけど、パウラ嬢。魔法省に入るんだって?」
「あ、ハイ……ええと……その」
「おめでとう、貴方は魔力も高いし、魔法薬を作る腕が優れていると面接の担当者からも聞いたよ。その力を、魔法省の為に役立ててほしい。」
先手を打たれ、ものすごーく、すんなり話が進む。
「あの、この度私は……」
「うん、婚約者候補を外れるんだろう?」
「は、はい。今まで大変お世話になり、大変恐縮ですが……お側を辞させていただきます。」
頭を下げ、準備してた科白がスラスラと口をつく。隣ではあまりの話の速さに、シェリル様が呆然としていた。
「わかった。どうかこれからは、国と魔法の発展のために頑張ってほしい。今までの忠義に感謝するよ」
殿下もご準備されてきたようで!ふ、と互いに笑ってほっとすると、殿下はシェリル様に向き直った。
「さて、これで私の婚約者候補は、シェリル嬢1人になった訳だ」
「……はい」
「次のお茶会だけど、シェリル。2人で遠乗りに行こうか。」
「はい?」
なんとお茶会以外のお誘いは初めてです!突然の攻めのターンがやって来ました?
というか、こんな様子の殿下は初めて見る気がします。これは『心当たり』が当たりでは……?
「ん?乗馬好きだし、問題ないよね?」
「ご、ございません?」
「あはは、どうして疑問系?」
「いえ!お供させていただきます!」
「うん、よろしく。日程はすぐに連絡するから」
心なしか楽しそうにお茶を飲み、殿下は「パウラ、お茶をありがとう。じゃ、今日もお先に!」とサラッと帰っていった。
「……なにあれ」
「何で私だけ……遠乗りにお呼び出し……?」
「いや、なんか薄々思ってはいたけど、殿下って、やっぱり最初からシェリルのこ」
「いや待っ……!これ、どんな気持ちで行けばいいの……?」
「えと……婚約者の、気持ち?」
本当に、それはどんな気持ちだろう。
一抜けして、ごめん。でもこれ、シェリルにとって悪い感触ではない、とだけは伝えておいた。
あの殿下、今更ながら食わせ者の予感。
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伯爵令嬢パウラ・ガリオン(18)は、悩んでいた。進路に。
今は王太子妃候補のひとりとして王室の行う王太子妃教育に勤しんでいるが、筆頭王太子妃候補のアデリーゼ様がいるため、王太子妃になるのは難しいだろうと言われている。
そんな瀬戸際な時期だが、そもそもパウラが婚約者候補に名を連ねたのは『その後の進路に有利になる』からだ。
比較的魔力量のある(王太子妃候補に選ばれた理由でもある)パウラの夢は、魔法薬の研究者になること。しかし専門の魔法学園で学ぶ事は王太子妃候補として外聞がよろしくない、と父親伯爵から入学を止められてしまった。
それがなんと王太子妃教育の課程に魔法教育があり、将来的に王太子妃になれなくても、その勉強で得た知識で魔法省へ就職できる……という話を聞いてしまったのだ。
つまり、王太子妃教育は彼女にとって『足掛け』だった。
「……なんかみんな、僕の扱い、ひどくない?」
王太子であるランドルフは、婚約者たちとのお茶会でよくそうこぼしている。もちろん候補者全員の本心は彼自身により聞き取り済みだ。
「そんなことはありませんよ」
「そうです、大切に思っております」
「まぁ、確かにちょっと二の次感ありますけどね」
「アデリーゼ様……」
アデリーゼ様はうふふと笑ってそう言いながら、今日も双眼鏡で近衛騎士様を観察するのに余念がない様子。
「いいけどね、隠れ蓑でも踏み台でもなんでも。でも、大事な行事の時は誰か付き合ってよね」
「「「はい」」」
こうしてこの日もあっさりと、王太子殿下は一足先にお茶会から退室された。
さて、そんな現在の婚約者候補は3名。アデリーゼ侯爵令嬢と、シェリル伯爵令嬢と、同じく伯爵家のパウラ。数年前に教育が始まった頃はもう少し人数が居たけれど、その内容の濃さと厳しさ、婚期の関係で競争から辞退する令嬢もかなりいたため、今はこの3人の中から選ばれる予定になっている。
もちろんその事に異論はない。けれど、できるなら自分は魔法の勉強を続けたい、そして魔法省に入りたいというのも事実で、密かに候補者枠からの離脱を狙っていた。
そんな折、アデリーゼ嬢から爆弾発言が飛び出した。
「あのね。2人にはもう明かしていいと言われたので、言う事にしたわ。」
なになに?と、お茶の席が静まる。
「わたくし、王太子妃候補から外れることになりました」
……
「「え……えええええっ?!」」
ははは、と眉尻を下げて笑うアデリーゼ様!どどどういうことですか?!
「実は今、私とレオナルド・フェラー公爵様との結婚のお話が進んでいるの。」
「「ええええええええええ」」
もっと更に、どういうことですの?
「れ……レオナルド様って、王弟殿下……ですか?」
「うん、そう」
「『うん、そう』って!大事じゃないですか!!」
「魔導師団の団長様ですよね?お知り合いだったんですか?」
「ご親戚よ!シェリル様、そこから?!」
「待って、そうなんですか?!ご親戚?ええ?!」
大混乱である。アデリーゼ様、王太子の本命だったのでは?!
「ラルフ様とは幼馴染だったから、本命とか噂されてはいたけど……実際のところ、お互い恋愛感情みたいな、そういう気持ちが本当に湧かなくてね。それでも政略結婚だし、お互いそんなものかな、的に思っていたのだけれど。」
「そこから、なぜ王弟殿下に……」
「うん……いや、なんかご縁て、不思議だよね……」
ん?ということは?
「あの……アデリーゼ様、フェラー公爵様には『そういう気持ち』になった、ということですの?」
「……ええと、そうね、それは……」
アデリーゼ様が!赤くなって照れてらっしゃる!
はしたなくも、これは騒がずにいられません!
そこからは根掘り葉掘り、彼女の恋バナにドキドキするターンとなった。フェラー公爵のお話はすっごくアダルトでした……。
正直なところ、王太子の婚約者候補とは政略結婚のコマ。どんなに素敵な相手だとしても、相手が「王子」ならその先について回るのは「国政」である、と教育の中でたたきこまれる。
この時点で、相手に恋心を抱ける強者がいるだろうか……?多分、いない。最初に抱いていたとしても、かなり難しい。
アデリーゼ様のご結婚のお話は喜ばしい事だったけれど、自分達にとっては選択肢を狭められた可能性を示唆していることに気づいたのは、大興奮のお茶会から帰宅してからの事。
「あれ……これ、私かシェリルかの2択になるってこと?」
ですよねー。王太子妃椅子取りゲーム(消極的版)、大詰めでした!!しかも!
「ええ、でもどうしよう。もう王太子妃はアデリーゼ様だと思って、面接に申し込んでしまったのよね、念願の魔法省!」
その面接が……明日なのです。明日。
でも結果はわからないから、と今日のお茶会では言うのを保留したのだけれど。
でも。
正直なところ、婚約者候補に関してはもう一つ『心当たり』がある。それはかなり当たっている、気がする。
「まぁここまで来たら、行くしかないしね!」
もし合格したら。
したら。
シェリル様……王太子様の事、よろしくお願いします!
***
「という訳で、合格しました」
「……嘘でしょ……いやおめでとう?」
「ごめん……シェリル様。私も、辞退し」
「わ、私だけ何もなくて!」
「いや、王太子妃に」
「うわぁん!!」
嫌だったの?
「今更ひとりになるの、こわい」
それねー。
「だよねぇ……」
「わかるのよ、頑張ってきたしここが私の出番なんだろうけど……正直、ランドルフ様のお気持ちもよくわからないし……なんで私なの?て、今更ながら考えてしまって……。」
「確かに謎なところよね……」
そう、謎なのである。ランドルフ様が候補者全員に対し、あまりにもフラットなお付き合いをされていたため、数年という長い間『婚約者候補』でありながら、私たちには彼と『どう付き合えばいいのか』が、さっぱり掴めていなかったのでした。
と、そこへ。
「やぁ、お待たせ」
ご当人の登場です。
「本日もご機嫌麗しく、殿下」
「お待ちしておりました」
2人とも淑女の仮面を装着し、出迎えた。
お茶を淹れながら、候補者を辞するご挨拶をしなくてはならないなぁと考える。何か苦言の一つも言われてもおかしくはないと、覚悟していたのだけれど。
「早速だけど、パウラ嬢。魔法省に入るんだって?」
「あ、ハイ……ええと……その」
「おめでとう、貴方は魔力も高いし、魔法薬を作る腕が優れていると面接の担当者からも聞いたよ。その力を、魔法省の為に役立ててほしい。」
先手を打たれ、ものすごーく、すんなり話が進む。
「あの、この度私は……」
「うん、婚約者候補を外れるんだろう?」
「は、はい。今まで大変お世話になり、大変恐縮ですが……お側を辞させていただきます。」
頭を下げ、準備してた科白がスラスラと口をつく。隣ではあまりの話の速さに、シェリル様が呆然としていた。
「わかった。どうかこれからは、国と魔法の発展のために頑張ってほしい。今までの忠義に感謝するよ」
殿下もご準備されてきたようで!ふ、と互いに笑ってほっとすると、殿下はシェリル様に向き直った。
「さて、これで私の婚約者候補は、シェリル嬢1人になった訳だ」
「……はい」
「次のお茶会だけど、シェリル。2人で遠乗りに行こうか。」
「はい?」
なんとお茶会以外のお誘いは初めてです!突然の攻めのターンがやって来ました?
というか、こんな様子の殿下は初めて見る気がします。これは『心当たり』が当たりでは……?
「ん?乗馬好きだし、問題ないよね?」
「ご、ございません?」
「あはは、どうして疑問系?」
「いえ!お供させていただきます!」
「うん、よろしく。日程はすぐに連絡するから」
心なしか楽しそうにお茶を飲み、殿下は「パウラ、お茶をありがとう。じゃ、今日もお先に!」とサラッと帰っていった。
「……なにあれ」
「何で私だけ……遠乗りにお呼び出し……?」
「いや、なんか薄々思ってはいたけど、殿下って、やっぱり最初からシェリルのこ」
「いや待っ……!これ、どんな気持ちで行けばいいの……?」
「えと……婚約者の、気持ち?」
本当に、それはどんな気持ちだろう。
一抜けして、ごめん。でもこれ、シェリルにとって悪い感触ではない、とだけは伝えておいた。
あの殿下、今更ながら食わせ者の予感。
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