1 / 4
入学迄のお話
しおりを挟む
姿見に映るのは見慣れた自分と見慣れない服。
母親譲りの少しくせっ毛が混じる桜色の髪と少し血色が良い白めの肌、父親譲りの燃えるようなルビーの色をした瞳。
顔立ちの良さに関してはなんとなく、いい方なんだろうなと思う程度でしかないが…なんとなくどこかが惜しいと言われる顔立ちなのだろう。
リリ・カルーアは鏡に映る自分の姿を見て少しにやける。
自分が今着ているキャメルのブレザーと白いシャツ、ワインレッドを基調としたタータンチェックのスカートは国立学園の制服なのだ。
そりゃあもうとんでもなく勉強して特待生で入学が出来た。
そこの制服を着ているとなれば自然に顔が緩む。
あ、とリリは言葉を発し結んでいなかったワインレッドのリボンタイを着ける。
国立学園は貴族学科、魔法学科、騎士学科、商学科の4つ学科が存在しており、リボンタイの色で学科を見分ける。
リリが着けているワインレッドの色は魔法学科に所属していることを証明する色だ。
くるり、と姿見の前で体を回しおかしい所がないか確認をしたあと学校指定の鞄を持って自分の部屋を出る。
階段を降り、リビングへ向かうとテーブルには朝食が一通り並んでいる。
紅茶を入れてテーブルへ並べる母がリリの姿を見ると優しく微笑む。
「おはよう。制服似合ってるわよ」
「おはようー。ありがとう!すごく嬉しい!」
自分の定位置に座ると母はリリの右手前に紅茶と砂糖を置く。
ありがとう、とリリは紅茶へ3つ砂糖を入れ、ティースプーンで音が鳴らないようにかき混ぜる。
「お父さんは?」
「今工房にいるわよ。最後の確認をしてるみたい」
「わかったー、また行く途中で工房へも寄るね」
リリはたっぷりイチゴジャムをつけたトーストを頬張った。
母親譲りの少しくせっ毛が混じる桜色の髪と少し血色が良い白めの肌、父親譲りの燃えるようなルビーの色をした瞳。
顔立ちの良さに関してはなんとなく、いい方なんだろうなと思う程度でしかないが…なんとなくどこかが惜しいと言われる顔立ちなのだろう。
リリ・カルーアは鏡に映る自分の姿を見て少しにやける。
自分が今着ているキャメルのブレザーと白いシャツ、ワインレッドを基調としたタータンチェックのスカートは国立学園の制服なのだ。
そりゃあもうとんでもなく勉強して特待生で入学が出来た。
そこの制服を着ているとなれば自然に顔が緩む。
あ、とリリは言葉を発し結んでいなかったワインレッドのリボンタイを着ける。
国立学園は貴族学科、魔法学科、騎士学科、商学科の4つ学科が存在しており、リボンタイの色で学科を見分ける。
リリが着けているワインレッドの色は魔法学科に所属していることを証明する色だ。
くるり、と姿見の前で体を回しおかしい所がないか確認をしたあと学校指定の鞄を持って自分の部屋を出る。
階段を降り、リビングへ向かうとテーブルには朝食が一通り並んでいる。
紅茶を入れてテーブルへ並べる母がリリの姿を見ると優しく微笑む。
「おはよう。制服似合ってるわよ」
「おはようー。ありがとう!すごく嬉しい!」
自分の定位置に座ると母はリリの右手前に紅茶と砂糖を置く。
ありがとう、とリリは紅茶へ3つ砂糖を入れ、ティースプーンで音が鳴らないようにかき混ぜる。
「お父さんは?」
「今工房にいるわよ。最後の確認をしてるみたい」
「わかったー、また行く途中で工房へも寄るね」
リリはたっぷりイチゴジャムをつけたトーストを頬張った。
0
あなたにおすすめの小説
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
出来損ないの私がお姉様の婚約者だった王子の呪いを解いてみた結果→
AK
恋愛
「ねえミディア。王子様と結婚してみたくはないかしら?」
ある日、意地の悪い笑顔を浮かべながらお姉様は言った。
お姉様は地味な私と違って公爵家の優秀な長女として、次期国王の最有力候補であった第一王子様と婚約を結んでいた。
しかしその王子様はある日突然不治の病に倒れ、それ以降彼に触れた人は石化して死んでしまう呪いに身を侵されてしまう。
そんは王子様を押し付けるように婚約させられた私だけど、私は光の魔力を有して生まれた聖女だったので、彼のことを救うことができるかもしれないと思った。
お姉様は厄介者と化した王子を押し付けたいだけかもしれないけれど、残念ながらお姉様の思い通りの展開にはさせない。
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
22時完結
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる