ヒロイン?恋愛嫌いなのでご勘弁願います〜結婚なんていやなので男装して家出します〜 旧 転生王女は家出がしたいっ

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幼少期編

前世

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「~~で、~~」

「~~~~~~~」

ん?ここは…

そうだ、私はジュリーに…

「あ、起きましたぁ?」

「ジュリー…」

「薬弱かったですかねぇ?夕食に多めに混ぜたはずなんですけどぉ?」

夕食に薬なんて入ってたんだ…

そして、口調が変わってる、きっとこれが彼女の本性なんだろう

どうやら私は誘拐されたらしい

薄暗い小屋の中で手足を拘束されているのがそれを物語っている

だけど、意外と今は冷静だ

普通の7歳児なら泣き叫ぶ所だろう

「私は…どうなるの?目的は?」

とりあえず、少しでも情報を貰わなければ

「お嬢様ってほんと子供っぽくないですよねぇ~、ま、私も深くは知らないんですけどぉ」

と、言う事はジュリーは主犯ではないのか

「お嬢様にはぁ~私とジョン様の為にぃ、犠牲になって貰うんですぅ」

は?

凍りつく私を横にジュリーは続ける

「私がぁ、お嬢様を誘拐すればぁ、ジョン様と結婚していいんですってぇ!だからぁ、ごめんなさいねぇ?私は幸せになるからぁ~」

「…た」

「ん?どうしましたぁ?」

「また…私は犠牲にならなくちゃいけないの?」

こんな奴の為に?

「ちょ、お嬢様?」

異変を察知した彼女の手が伸びてくる

それが前世と重なって…

「いやぁぁぁぁぁぁあ!」












ーーーーーーーーーーーーーーー


…それは、私が前世で16の時

高校生になった私は、故郷から遠く離れた場所に進学した

「はじめましてっ!あなた、どこから来たの?私はかえで、よろしくねっ」

無駄に異性に話しかけられたせいで、中学では敵視され孤立していた私に、楓は話しかけてくれて、それがどれほど救われたか分からない

あっという間に仲良くなった私達は、休み時間などもよく一緒にいて、私は初めて普通の喜びを見つけられた

彼女と一緒に居たお陰で、クラスでも友達が何人かできたし、馴染むこともできた

私は、そんな毎日がとても幸せだった

…そんな私達の関係が壊れ始めたのは、1年後、高校生2年生

きっかけは、彼女に好きな人が出来たことだった

相手は、同じクラスの高梨くん

私は素直に応援した

彼女は今まで誰かを好きになった事はなく、これが初恋だったらしい

しかし、運が悪く、彼女が高梨くんを好きになった途端、私が彼の隣の席になった

すると、高梨くんが私によく声をかけるようになった

まぁ、当たり前と言っては当たり前なのだけど

そしたら、これもまた、当たり前なのだけど…

私と楓は気まずい関係になってしまった

と言っても、表面上は変わらない

いつも通りだったのだが、どこか違和感が拭えなかったのだ

けど私はその時、気の所為だと思い特に気にしなかった

そこで、気づくべきだったんだ

彼女の思いを


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