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第一章 幼少期編

あ、チートっぽいです

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「まず、属性の確認からですね、ロゼさんは光属性とわかって居ると伺っていますが」

「はい、シル…フェンリルで私の召喚獣の事なんですが、その子の怪我を治したいと願ったら治ってて…」

「フェンリル、ですか?それが召喚獣?怪我を一瞬で治した?無詠唱で?規格外ですね」

言い切ったよこの人!規格外ってキッパリと!

「まず、無詠唱なのがありえません。普通、詠唱をしてイメージをする事で魔法が使えるのです」

「先生は無詠唱でできないのですか?」

「私はできますけど」

その話だけ聞くと彼が腕がいいと言うのは本当のようですね

「あと、ロゼさんはフェンリルを治せる程の魔力が多いのですね、小さい頃は魔力の発作が起こっていたと」

「そうですね、レンがくる少し前でしょうか?コツを掴んでそれからあまり起こっていませんが、元々体も弱いもので」

「え、姉さんそんな事あったの?」

レンに伝えてなかったでしょうか?

「もう大丈夫らしいわよ、グレン様」

「そうですね、急に魔法を酷使しない限りコツを掴んでいるのなら起こらないかと」

「先生もそういっているし、ね?」

「本当ですね?これからは些細な事も言うのですよ?」

「わかったわよ、もぅ、私の方がお姉ちゃんなのに」

おっと、話が大分それた気がします

「えっと話を戻しますね、はい、私は魔力多々症でした、なので、魔力は多めかもしれません」

「そうですか…フェンリル様、」

「シルだ、ご主人が付けた名前で呼べ」

「そうですか、ではシル様、ロゼさんの属性を隠す事はできますか?」

「できない事はない、我と契約した事で水属性も使えるようになったはずだ、光を使わず、授業では水属性として行けばいいんじゃないか?」

普通、人は1人1属性しか使えません

なので、そうすれば私が光を持っていると思う人はいないでしょう

「名案ですね、ロゼさんは体が弱いらしいので、病気、怪我の治癒と結界、水属性では防御を中心として行きましょう」

「分かりました」

「一つ質問いいですか?」

「なんでしょうエレノアさん」

「ドリーマー先生は3属性使えますよね?どうしてですか?」

「私も召喚獣が二体いるからですよ」

ほー、つまりドリーマーさんもすごいんだ!

「じゃあ、私と同じ規格外ですねっ先生」

「えぇ、そうかも知れませんね、ロゼさん」

「ぼ、僕だってリア姉様と同じ銀髪だよ!」

「レン、何を張り合っているの?あぁ、おかしい笑」

「うぅ」

「グレン様、嫉妬は見苦しいですわよ?」

「うるさいです」

「まぁまぁ、授業に集中しましょ?」

「うん…」

「じゃあ、次は2人ですね、」

「レンさん、エレノアさんは今からこの水晶で魔力を計りましょう」

「「はい」」

この後、レンは氷属性、ノアちゃんは闇属性で2人とも魔力は多めだという事が分かりました

そして、ドリーマーの鬼授業で、私は結界と治癒と、水の防御膜を覚える事ができたのですが、あまりに先生が鬼すぎて、思い出したくもありません

勢い余って高等学部の方まで覚えたと言われた時には本気で恨みました

そんなこんなで私の魔法の(鬼)授業は終わりました

そして、そうこう色んなことをしているうちに月日は流れ…

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