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第六章
モテる男の彼女②
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蒼空さんが、二人を呼び出したのも、先週末の件だろう。きっと蒼空さんのことだから、上手くは収めてくれるだろうが林先輩が絡んでいる状況が、事を複雑にする。ただ、これからも続くことを考えると、解決してほしい気持ちも強い。それは、私だけじゃないはずだ。
自席に座り、パソコンを立ち上げ仕事を始めるも、戻ってこない三人が気になる。
どれくらい経ったのだろうか。集中して仕事をしていた時だった。肩を『ポンポン』と軽く叩かれただけなのだが、全く人の気配を感じていなかったので、ビクッとしてしまう。
「驚かせてごめんね。何回か呼んだんだけど、気づかなかったみたいで」
「へ!? あっ、すみません。全く気づいていませんでした。何かありましたか?」
声を掛けて来たのは、私の所属する開発部2課の轟課長で、蒼空さんと歳も近く仲の良い印象だ。
「なんか、朝から蒼空がいつもと違ったんだが、何か知ってるか?」
「……」
周りを気にしてか、声をひそめて聞いてくれているが、どう答えるのが正解か判断できない。
「今まで、林の件は放置していたのに、急に動いただろう?」
「課長の方が、片桐課長のことはお詳しいと思いますが……」
なぜこのタイミングで、轟課長が私に聞きに来たのだろうか。
「ん~、まあそうなんだが……。今、ちょっといいか?」
「はい」
これ以上は、声を潜めてもここで話せる話ではない。部署の上司として、自然に会議室へ連れて行かれた。
「仕事中にすまないな。朝、蒼空に会った時から、なんかいつもと違ったんだ」
「はあ……」
先程までは、片桐と呼んでいた轟課長だったが、なぜか急に私の前で、プライベートモードになっている。
「俺と蒼空が、プライベートでもメシに行くくらい仲良くしてるのは知ってる?」
「はあ、きっとフロアの皆さん知っていると思いますが……」
「え? そうなの?」
「気づいていなかったんですか?」
「会社では、プライベートを出していないつもりだった」
「会話のやり取りで、仲が良いんだなとわかりますよ」
「そうか。まあ、隠しているわけではないからいいんだが」
自席に座り、パソコンを立ち上げ仕事を始めるも、戻ってこない三人が気になる。
どれくらい経ったのだろうか。集中して仕事をしていた時だった。肩を『ポンポン』と軽く叩かれただけなのだが、全く人の気配を感じていなかったので、ビクッとしてしまう。
「驚かせてごめんね。何回か呼んだんだけど、気づかなかったみたいで」
「へ!? あっ、すみません。全く気づいていませんでした。何かありましたか?」
声を掛けて来たのは、私の所属する開発部2課の轟課長で、蒼空さんと歳も近く仲の良い印象だ。
「なんか、朝から蒼空がいつもと違ったんだが、何か知ってるか?」
「……」
周りを気にしてか、声をひそめて聞いてくれているが、どう答えるのが正解か判断できない。
「今まで、林の件は放置していたのに、急に動いただろう?」
「課長の方が、片桐課長のことはお詳しいと思いますが……」
なぜこのタイミングで、轟課長が私に聞きに来たのだろうか。
「ん~、まあそうなんだが……。今、ちょっといいか?」
「はい」
これ以上は、声を潜めてもここで話せる話ではない。部署の上司として、自然に会議室へ連れて行かれた。
「仕事中にすまないな。朝、蒼空に会った時から、なんかいつもと違ったんだ」
「はあ……」
先程までは、片桐と呼んでいた轟課長だったが、なぜか急に私の前で、プライベートモードになっている。
「俺と蒼空が、プライベートでもメシに行くくらい仲良くしてるのは知ってる?」
「はあ、きっとフロアの皆さん知っていると思いますが……」
「え? そうなの?」
「気づいていなかったんですか?」
「会社では、プライベートを出していないつもりだった」
「会話のやり取りで、仲が良いんだなとわかりますよ」
「そうか。まあ、隠しているわけではないからいいんだが」
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