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第十三章
変化の時 SIDE蒼空⑤
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解散後、そろそろ凛花不足の俺は、マンションに帰るかSAKURAに泊まるか悩んでいたのだが、大介に四人で飲まないかと誘われた。大介と優香は、お互いに気になる存在のようだ。俺の想いが成就した今、親友の恋も応援したい。今日はこのままSAKURAへ泊まることにして、クラブラウンジに行くことを提案した。
凛花と優香はアルコール度数の低いカクテルを、俺達は大介がワインというのでボトルで頼む。
先程まで、散々懐かしい話で盛り上がったにもかかわらず、まだまだ話は尽きない。学生時代と違うのは、仕事の話題が出てくることだろう。当時ほとんど知られていなかったが、大介の実家も大手のスポーツメーカーを経営していて、俺同様に跡継ぎという立場だ。大介は、大学卒業後から実家に就職していて、俺とは違うが苦労はしている。跡継ぎだからといって、大学を卒業したばかりの若造が受け入れてもらえるはずもなく、ずっと努力している姿を見てきた。
大介もモテるが結婚もせず、今は彼女すらいない。
俺が凛花を捕まえたように、優香と上手くいくことを願っている。あとは、大介次第だろう……
ある日の午後――
俺のスマホに、妹からの着信があった。
「はい」
『蒼空くん』
「どうした?」
『大変なの‼ お父様が心筋梗塞で倒れたの』
「ええ⁉」
『とにかくすぐに帰ってきて』
「わかった」
妹からの電話に、オフィス内にもかかわらず大きい声で驚きの声を上げてしまった。
「驚かせてすまない」
一言詫びを入れて、社長のところに向かう。
――コンコン
「はい」
「片桐です」
「どうぞ」
「失礼します」
「焦っているようだけど、何かあったのか?」
「親父が倒れたと連絡がありまして」
「大変じゃないか」
「はい、これから実家に帰ってきます。しばらくお休みをいただくことになると思います」
「ああ、気にするな。蒼空のことだから誰かに引き継ぎできるようにしているだろう?」
「はい」
社長が蒼空と呼んだということは、プライベートも含めて心配してくれていることが伝わってくる。親父の状態次第で、もうここにいる時間も少ないかもしれないのだ。
「俺は、どんな決断でも蒼空を応援している」
「ありがとうございます」
心強い言葉に後押しされて、実家を目指して車を走らせる。
凛花と優香はアルコール度数の低いカクテルを、俺達は大介がワインというのでボトルで頼む。
先程まで、散々懐かしい話で盛り上がったにもかかわらず、まだまだ話は尽きない。学生時代と違うのは、仕事の話題が出てくることだろう。当時ほとんど知られていなかったが、大介の実家も大手のスポーツメーカーを経営していて、俺同様に跡継ぎという立場だ。大介は、大学卒業後から実家に就職していて、俺とは違うが苦労はしている。跡継ぎだからといって、大学を卒業したばかりの若造が受け入れてもらえるはずもなく、ずっと努力している姿を見てきた。
大介もモテるが結婚もせず、今は彼女すらいない。
俺が凛花を捕まえたように、優香と上手くいくことを願っている。あとは、大介次第だろう……
ある日の午後――
俺のスマホに、妹からの着信があった。
「はい」
『蒼空くん』
「どうした?」
『大変なの‼ お父様が心筋梗塞で倒れたの』
「ええ⁉」
『とにかくすぐに帰ってきて』
「わかった」
妹からの電話に、オフィス内にもかかわらず大きい声で驚きの声を上げてしまった。
「驚かせてすまない」
一言詫びを入れて、社長のところに向かう。
――コンコン
「はい」
「片桐です」
「どうぞ」
「失礼します」
「焦っているようだけど、何かあったのか?」
「親父が倒れたと連絡がありまして」
「大変じゃないか」
「はい、これから実家に帰ってきます。しばらくお休みをいただくことになると思います」
「ああ、気にするな。蒼空のことだから誰かに引き継ぎできるようにしているだろう?」
「はい」
社長が蒼空と呼んだということは、プライベートも含めて心配してくれていることが伝わってくる。親父の状態次第で、もうここにいる時間も少ないかもしれないのだ。
「俺は、どんな決断でも蒼空を応援している」
「ありがとうございます」
心強い言葉に後押しされて、実家を目指して車を走らせる。
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