【R18】黒猫は月を愛でる

夢乃 空大

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番外編

初めての大型連休の過ごし方 連休8日目-お風呂の後も-※

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「さぁ、湯あたりしちゃうから、そろそろ出よっか。」


 繋がったまま弦の胸に頬を擦り寄せ、しばらく余韻にひたっていると、弦は徐にそう言った。
 弦がお水のペットボトルを持ってきているから水分は大丈夫だが、露天風呂とはいえ長湯し過ぎた気がしないでもない。

 確かにこれ以上はのぼせてしまいそうだけど……


「ん、で、でも……」


 未だに私と弦は繋がったままな上、ここで抜いたら中から弦の出した物が溢れて、お湯を汚してしまう。
 循環ではなく掛け流しなので、2日もあれば、お湯は入れ替わるとはいえ……
 どうしたものかと頭を巡らせていると、私の考えている事を察したのか、それとも同じ事を思っていたのか、弦がにっこりと笑みながら、グッと腰を押し付けてきた。


「んあっ!!!」

「でも、ここで抜いたらお湯汚れちゃうから、このまま…ね?」


 そう言うと弦は私の腰を両手でつかみ、そのまま立ち上がりお湯から上がった。


「やあぁぁぁん!!!」


 自重で奥まで一気に弦のモノに貫かれて、私は悲鳴のような声をあげる。頭の先からつま先まで全身に激しい快感が駆け抜け、視界にチカチカと白が飛ぶ。息が止まりははくはく、と唇を震わせていると、弦が私の顔を覗き込んで、愛おしげに目を細めた。


「はぁ、名月…本当に可愛い。ちゃんと掴まっててね。」


 弦は強い快感に震えている私を軽く揺さぶるように抱き上げると、露天風呂を出て部屋の中へスタスタと歩を進めた。


「んんっ…やっ、深、いぁぁっ……!」

「ほぉら、名月。危ないから、ここに腕回して足も…そう、いい子。」


 意識が飛んでしまいそうな程の快感に仰け反る私を弦は抱きとめると、私の頭を弦の肩に載せる。そして、私の足を自らの腰に、腕を首にしっかりと回すとまた歩き始めた。

 弦が歩を進めるたびに、最奥に弦の熱杭が当たり、凄まじい快感が駆け巡る。


「や、あん、んんっ……!」


 なんとか快感から逃げようとするが、首に回した腕も腰に回した足もガクガクして力が入らず、自分を支える力は残っていなかった。自重のため逃れようとすればする程、より奥深くに弦を誘う事になり、逃れられない。
 鋭い刺激に、私のなかは弦を痛い程締め付けた。


「んあぁぁ……あ、だっ、めぇ……あぁ……」

「い、いたた…っ……名月、ちょっと締め付け過ぎ……」


 困ったように眉根を寄せて弦が言う。
 しかし、ずっと達した状態の私にはコントロールなど出来ず、弦が歩く度、なかをぎゅっぎゅっと締め付けてしまう。


「あっ…ご、めっ……だっ、てぇ……あっんっ!」

「んっ…ずっとイキ続けてるの?…っはは、可愛い……俺の名月…愛してるよ……」

 弦は私のこめかみのあたりに口づけ、先程出てきたリビングの窓から部屋の中に入ると、私を抱えながら片手で器用に窓を閉め、ソファにかかったバスタオルで軽く水気を拭き取ると、そのまま寝室へ歩を進めた。


「ひぃん、あっ…あっ…げ、んんっ…もっ……」


 あまりにも強い快感は痛みに近く、強い刺激に何度も気を失いかけたが、トントンというリズミカルに刺激が訪れ、その度に意識が引き戻される。


「名月、愛してるよ……さぁ、ベッドに着いた。」


 そう言うと、弦は優しく私をベッドに横たえ、その上にそのまま覆いかぶさってきた。


「…んっ、げ、んっ……?」

「名月、まだまだ全然名月が足りない……だから……」


 そう言うと、弦は挿入したままだった肉棒を限界まで引き抜き、そして力強くまた奥を穿った。


「ひっ、あぁぁっ……んっ!」

「ほら、わかる?さっきから、ずっとおっきいまま…」


 そのまま弦はゆるゆると腰を動かし、ゆっくり優しく抽挿を開始する。
 私の中の弦がぐんと質量を増し、内側を圧迫しながら、膣壁をゴリゴリと擦っていく度に、甘い嬌声が零れる。


「んっ…ぅんっ……あっ、あっ、あぁぁっ……」

「…名月の、全部が欲しいって……名月も、そうでしょ?」

「やぁんっ……」

「名月の中、凄い……気持ち…いい……うねって絡みついて俺の事咥えこんで離してくれないよ。」

「わた、っしも……きもち、いっ……んはっ……」


 何かを耐えるように辛そうに顔を歪めて弦は私に囁く。


「うん、気持ちいいね…もっと、もっと気持ち良くなろ?俺だけを感じて……?名月、愛してるよ…君だけしか欲しくない…だから、名月の全部は俺の物だ……」

「んっ、弦……私も、愛しっ、てるよ……げ、んしか……要ら、ない……」

「あぁ!!!名月!!!」


 そう告げたのが合図となり、弦が力強く、そして大きく抽挿を始める。太く熱い肉棒が私の奥を刺激し膣壁を擦る。
 その気持ち良さに身体がビクビクと跳ね、鼻にかかった甘ったるい嬌声が際限なく上がる。

「んっんぁ……あぁ、んっ……きもちい……弦、もっ、と……」

「うぁっ……名月、凄い締め付け……危な、持っていかれそうだった……あ、ここでしょ?名月のいい場所。」

「ひぁっ……あっ、あっ、あぁぁん……そ、こ…ダメぇ…」

「くすっ、ダメじゃないでしょ?気持ちいいクセに…ほら、また締まった……たくさん感じて?俺だけになって?」

「あぁぁぁぁんっ!」


 弱い場所を執拗に突かれ、私はより甲高い声で啼いた。
 室内にはふたりの荒い息とぐちゅぐちゅパンパンという交じり合う厭らしい水音、肌同士が打ち付けられる音が響いていて、それらが更なる興奮を誘い、頭の芯を痺れさせる。


「んっはっ…名月、名月……もっと、もっと啼いて!!!」

「ひぃん、あっ、んんんっ!!!げ、んっ!弦!!!」

「はぁっ、はぁ、名月!!!俺だけの物だ!!!」


 目の前の眉を寄せて一心不乱に腰を振る弦の表情に、胸がぎゅっと鷲掴みされる。
 快感を追う事以外、もう何も考えられなかった。

 弦の首に腕を絡め引き寄せると、私から深いキスをする。
 舌を絡め唾液を贈り合う。
 気持ちが昂り、弦のふわふわの猫っ毛を掻き回した。


「んっ、弦……好き、好き……」

「は、名月、愛してる…愛してるよ…」


 抱きしめ合いキスをして密着しながら、弦は腰の動きを激しく速めていった。
 弦の熱杭がどんどん私の中で熱くなり、質量を増していき、弦が熱い息を吐いた。


「はあっ……そろそろ限界…名月、出したい……」

「んっ……私、も……イ、クっ……」

「うん……じゃあ、一緒に……イこう?」


 弦は私の言葉を合図に抽挿のスピードを上げると、絶頂感が迫り上がり、足がピンとなり視界にチカチカと星が散った。


「あぁっ……名月、そろそろ出る……また、いい?」

「んっ……う、んっ……あぁぁっ…!」


 迫り来るその時が近く、声にならない。はくはくと唇を震わせながらこくこくとただ首を縦に振る事しか出来なかった。


「はぁっ!名月!愛してる!!!なかに出すよ!!!俺の愛、全部受け止めて!!!」


 そう言うと、弦は肉棒を私の身体の最奥に押しつけた。勢いの良い飛沫が私の奥深くに流し込まれ、じわりと熱が私の中心に広がっていった。


「くっ……あぁぁっ、また沢山出た…」

「んんんんっ……熱…い」


 先程沢山出したはずなのに、勢いも量も全く衰える事なく、身体を震わせながら残りの精も絞り出すように何度も腰を打ち付けた。
 お腹の中が弦の出したもので埋め尽くされてパンパンだ。

 弦は私のなかから自身を引き抜く事無く、軽くキスを落とすと、私を抱きしめそのままベッドに倒れ込んだ。
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