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第40話 SKYFALL⑮
しおりを挟むマラケシュ警察署。署内のオフィスにてフランチェスカは事の経緯を目の前の刑事に説明した。
「なるほど……そんなことが」
初老の刑事が老眼鏡を外して、目の前の痛々しい姿の見習いシスターを見つめる。
「ご安心ください。ムスタファ氏の書斎から物的証拠となる書類が見つかりましたので、余罪も含め、逮捕は確実です。もちろん、あなたが倒したというふたりの部下もね。今夜はこのままお帰りください」
「ええ……本当に頼みますわ」
「あの」と刑事が見習いシスターの左肩や傷だらけの顔を見ながら「本当にいいので? パトカーで病院まで送りますよ」と提案するが、
「ご心配なく」と断られた。
それより、と続ける。
「電話を貸してくださる?」
「どうぞ御自由に。電話は廊下です」
廊下のソファーでアルが退屈そうに座っていると、オフィスのドアからフランチェスカが出てきたときは顔を明るくした。
「先生!」
「お待たせ。電話をかけるから、ちょっと待っててね」
廊下の壁に据えつけられた電話を取る。番号をプッシュして、二回目の呼び出し音で相手が出た。
「もしもし? フランチェスカ?」
「うん、あたしよ」
「いまどこにいるの? アルがいなくなったのよ!」
「落ち着いて、いま警察署にいるの。アルも一緒よ」
「警察署!? なんで……」
慌てるおばさんをなんとか落ち着かせて、事情を説明する。
「そう……大変な目にあったわね。とにかくはやく戻ってらっしゃい」
「おばさん、そのことなんだけど……」
フランチェスカが話すとおばさんは反対したが、やがて納得してくれた。
「わかったわ。あんたがそこまで言うなら……でも、気を付けていくんだよ」
「うん、わかってる。ありがとう」
かちゃりと受話器を戻す。
次に修道服のポケットから一枚の紙を取りだして、そこに書かれた番号をプッシュ。
四回目の呼び出し音でやっと出た。
寝ていたのか、「ふぁい」とカリムが寝ぼけまなこで応える。
「どうしたんですか? フランチェスカ先生。もう深夜ですよ?」
「ごめんなさい。すぐに来てほしいの。警察署で待ってるわ」
「警察署? それはどういう……」
「すぐに来て」
かちゃりと受話器を戻す。
そばでアルが心配そうに見つめている。
「先生、これからどうするの?」
しゃがんでアルと同じ目線になるようにして、肩に手を置く。
「よく聞いて、アル。これから車が来るから、それに乗って海に行くの。もちろんあたしと一緒にね」
「ほんとに!? あ、でもまだ九九全部覚えてないのに……」
ぽんと頭に手が置かれる。
「特別授業よ。頑張ったごほうび」
三十分後、警察署の前に一台の車が停まり、カリムが運転席から降りて署内に入った。
「フランチェスカ先生! いったいなにが……そのケガは?」
「ワケはあとで話すわ。それより行ってほしいところがあるの。この子と一緒にね」
「病院ですか?」の問いにふるふると首を振る。
「エッサウィラよ」
†††
マラケシュを出て、暗い車道をヘッドライトで照らしながら運転するカリムはバックミラーに目をやる。
ミラーには後部座席で並んで座る見習いシスター、フランチェスカとその教え子アルが。
ふたりとも疲れているのか、すやすやと静かに寝息を立てている。
フランチェスカから事のあらましは聞いてきたが、にわかには信じがたい話だ。
ましてや、これからただ海を見るためだけにエッサウィラへ向かおうとは。
もちろん何度も病院へ行くことは勧めた。だが、その度に彼女はノーの一点張りだ。
「いま、この時だけしか時間がないの」
お願い、と真剣な青い眼差しで見つめられては返す言葉が見つからなかった。
とは言え……だ。
マラケシュからエッサウィラまでは車で三時間以上はかかる。
おまけにこの夜道では慎重に運転しなければならない。ふわぁと欠伸をなんとかかみ殺す。
「まったく、無茶な注文ですよ。フランチェスカ先生……」
もう一度バックミラーに目をやる。相変わらずふたりとも静かに寝息を立てている。
カリムは前方に視線を戻して、ハンドルを握る力に手を込めた。
エッサウィラまでの道のりはまだ遠い。それまでふたりを安全に運ぶのが自分の使命だ、と決意を新たにしてハンドルを切る。
†††
「…………う?」
遠くから聞こえるカモメのみゃあみゃあという鳴き声でフランチェスカはゆっくりと目蓋を開ける。
空はまだ暗いが、明るくなりつつあった。潮風に乗ってカモメが羽ばたいていく。
がくんと車が揺れた。
「フランチェスカ先生、着きましたよ。エッサウィラです」
そう言う運転手の目は眠そうだ。
「ありがとう……ここで待っててね。アル、着いたわよ」
隣でもたれて眠る少年を起こす。むにゃと寝ぼけまなこでごしごしと目を擦る。
ドアを開けて降りる。
風に乗って運ばれてきた潮の香りが鼻腔を刺激してきた。ひさしぶりに嗅ぐ海の香りだ。
「へんなニオイ!」
「潮の香りよ。海は近いわ」
アルの手を取ってふたり砂利道を歩く。カリムは運転席で眠っていた。
ヨーロッパと西アフリカをつなぐ貿易の拠点として栄えたこの街は白と水色を基調とした旧市街である。
営業時間前で閉まっているレストランや土産物店を通り抜け、奥へ奥へと進む。
潮の香りが強まっていくとともに潮騒がだんだんと聞こえてくる。
堤防が見えてきた。かつては城塞として使われた石造りのそれを壁伝いに歩いていき、やがて開けた場所へと出た。
「わっ……!」
はじめて海を目にしたアルがそう声をあげた。空いた口がふさがらないまま、どこまでも広がる水平線を見つめる。
当然だ。人間は本当に感動したときはなにも言葉が出なくなるのだから。
空と海の境目が曖昧なので、どこまでも続くような光景が目の前に広がっていた。
「あそこに座りましょ」と岩場を指さす。
でこぼこの足場をなんとか歩いて、手頃な場所にふたりならんで腰かける。
空には相変わらずカモメが舞い、アルは飽きることなくいつまでも海を見つめている。
「すげぇ……空が落ちているみたいだ」
アルのその感想はなるほど言い得て妙だと思った。
突然、アルがへへと笑った。
「なに? どうしたの?」
「なんか、あの絵本みたいだなーって」
「絵本? ああ、あの親子亀のね」
あの絵本の結末は子亀が母親亀に連れられて、海を見て感動してたっけ。
「あたしが母親亀で、あんたが子亀ね」とふふと笑うが、口の端を切っているので痛みが走った。
「みて!」とアルが水平線を指さす。見ればちょうど太陽がまさに顔をのぞかせようとするところだった。
「日の出ね」
眩い輝きを片目で見つめ、閉じる。そしてすぅーっと深く呼吸をし、空を見上げる。
太陽の光を受けて雲が金色の輝きをまとう。
潮騒を耳にし、太陽の光を全身に受ける。
この世界にはまるでふたりしかいないような感覚を覚えた。
「先生、どうしたの……?」
アルに声をかけられ、はっと我に返る。
「ん、なんでもない……ちょっと潮風が傷口にしみただけ……」
片足をあげ、楽な姿勢を取ってきらきらと輝く海面を見つめ、そして立ち上がった。
「そろそろ帰りましょ。いつか、また海を見に行きましょう」
奇しくもそれは絵本で母親亀が発した台詞と同じであった。
†††
その日、ハリド校の廊下を見習いシスター、フランチェスカは歩く。
廊下にいる学生や教師は彼女の姿を見るなりぎょっとした。
右眼に眼帯、頬に湿布、そして左肩には医療用の三角巾で吊られている。
エッサウィラから病院へ治療を受け、マラケシュに戻るとアルと別れてからそのまま学校へ向かったフランチェスカは教室のドアを開けて入った。
「おはようございま……、先生、どうしたのですか?」
フランス語から思わずスペイン語で声をかけた生徒に「心配しないで、大したことないわ」とフランス語で安心させる。
「フランス語の授業よ。スペイン語は使っちゃダメ」
ざわめく生徒たちを尻目に教壇へと上り、おほんと空咳をひとつ。
「みんな、今日は私の最後の授業よ。あ、テキストは使わないからしまっていいわ」
生徒たちが互いを見やりながらテキストをしまう。
「今日は皆さんに伝えたいことがあります。あなたたちの今のレベルなら聞き取れるはずよ。よく聞いてね」
生徒たちから「はい!」と返事が返ってきたので、こくりと頷く。
「あたしがこんな姿なのは、昨日悪い人につかまって、ひどい目にあわされたからなの」
ざわざわと生徒たちの間でざわめきが広がった。フランチェスカがよく聞いてと静かにさせる。
「その人は知識があることをいいことに、悪いことに手を染めたの。でも昨夜捕まったわ。だけど、その人が捕まったからといって、この国から犯罪がなくなるわけじゃない。ここまではわかる?」
あらためて問うとこれも全員が頷いた。学習能力の高さにこの時ばかりは感謝する。
「あたしからみんなに聞きたいの。みんなには夢や将来なりたいことってあるわよね?」
各自が手を上げて、なりたい職業を口々に。
「OK。みんながなりたいことややりたいことがあるのはわかったわ。みんなのなかには将来、希望の職について活躍するひともいると思う。政治家、弁護士、医者、そして学校の先生……」
一旦間を置いてから続ける。
「どれも勉強して得た知識を使ってひとを助ける立派な仕事よ。もちろん、それ以外の仕事もね。でも」
皆を見渡す。生徒たちは次の言葉を待っていた。
「約束して。勉強で得た知識を、けっして悪いことに使わないって。困っているひとや苦しんでいるひとたちのために使ってほしいの。これであたしの話はおしまい」
聞いてくれてどうもありがとうと締めくくると、拍手をするものが。
ひとりの生徒が拍手し、またひとり、そしてだんだんと拍手が巻き起こった。
そのなかでひときわ大きい拍手が起こる。
見れば教室の外で話を聞いていたナディア理事長が惜しみない拍手を、傍らには退院したシスターマルタがいた。
今の話を通訳していたのだろう。
「素晴らしい演説だったわ」と涙ぐむ。
「あなたにはぜひ当校の教師としていて欲しい人材よ」
†††
翌日――マラケシュ・メナラ空港。
「本当にさびしくなるわ」
ファティマおばさんがスーツケースを手にする見習いシスターにそう声をかける。
彼女の頭には麦わら帽子がちょこんと乗っていた。
「ファティマおばさん、今までありがとう。短いあいだだったけど、楽しかったわ」
右腕を背中に回して抱きしめる。
「モロッコに来ることがあったら、うちに泊まりに来なさいよ。安くするから」
「うん。その時はまたハリラ食べたいな」
あははとファティマおばさんが笑う。
次に隣の運転手のカリムとは固い握手を交わす。
「いつも送迎ありがとう」
「私で良ければいつでもお迎えにあがりますよ」
最後にファティマおばさんの足元に立つアルへ。しゃがんで同じ目線になるようにする。
「元気でね、アル。この帽子大切にするからね」
「先生、もう帰っちゃうの?」
「うん……もともとシスターマルタの代理として来たからね。退院したから、あたしはもう帰らないといけないの」
「行かないで!」と抱きつく。
「おれ、もっと勉強がんばるからさ……だから!」
「アル、あんたはもうあたしがいなくても勉強出来るわよ。だから大丈夫。あたしが保障するから」
「うん……」
「あたしがいなくなってもちゃんと勉強は続けること。約束よ」
手の平を前にしてアルの前へと。
彼女から教えてもらったハイタッチだ。
ぱちんと小気味よい音が響く。
「この子はあたしが面倒みるからね」とおばさんがアルの頭に手を乗せながら。
マドリード行きの便の搭乗手続きが開始した旨のアナウンスが流れた。
「それじゃ、あたしもう行かなきゃ」
スーツケースを転がして出国審査ブースのほうへと向かう。
「先生! またね!」
振り返るとアルが手を振っていた。フランチェスカも手を振り返す。
そして滞在中に覚えたアラビア語を口にする。
「ビッサラーマ!」
フランチェスカがブースへと消えていくと、ファティマおばさんがアルの手を握った。
「さ、帰るわよ」
「どこへ?」
「もちろん、あたしの家さ。あんたは今日からあたしの息子だからね」
†††
スペイン、ビルバオの神学校。
院長であるシスターミルドレッドは院長室にて書類整理に追われていた。
サインやスタンプを押印し、次の書類に取りかかろうとしたとき、ノックの音が。
「はい、どうぞ」
入室の許可を得て入ってきたのはフランチェスカだ。
相変わらずの痛々しい姿にミルドレッドが思わず目を見張る。
「フランチェスカ・ザビエル、ただいま戻りました」
「その姿は? いったいなにが……?」
見習いシスターから事の経緯を聞いたミルドレッドは老眼鏡を外す。
「そう……そんなことが……大変な目に遭いましたね。ひとまず、代理教師ご苦労さまでした」
「いえ、そんなことは……」
するとミルドレッドが目をぱちくりさせ、にこりと微笑む。
「成長しましたねシスターフランチェスカ。今のあなたはシスターらしいわ」
「……複雑な気分です。それでは、私は授業がありますので、戻ります」
失礼しますとドアがぱたりと閉められた。
院長室にてミルドレッドは老眼鏡をかけ直すと机の引き出しから一枚の書類を取りだす。
フランチェスカの日本への赴任許可証だ。そこへ『認可』のスタンプがどんと押された。
†††
「これであたしの話はおしまい」
お台場海浜公園の浜辺に腰かけるフランチェスカがそう言って締めくくる。
傍らには話を聞いていた学が。
「すごいなぁ……フランチェスカさんって」
「んーん、がむしゃらにやってただけよ。最初はホント先生やるのイヤだったし」
すっくと立ってスカートに付いた砂をぱっぱっと払う。
「あたしの話、参考になればいいんだけどね……」
学が首を振る。
「とても参考になりました! ぼく、今まで勉強は将来のためだとか、自分のためにやると思ってました」
でも、と顔を上げる。
「いつか、勉強したことが誰かのためになるように頑張ってみようと思います」
うんと目の前の見習いシスターが頷く。
「やれば出来るわよ。きっとね。さ、そろそろ帰らないと家族に怪しまれるわよ」
「あの……」
「ん、なに?」と振り向く。
「その、アルという少年はそのあとどうなったんですか?」
フランチェスカが「んー……」と顎に指をあてがって考える。
「ファティマおばさんのところで働いてるんじゃない? きっとリヤドで働きながら勉強してるわよ」
そして海のほうを見つめる。
「もしかしたら、将来は先生になってるかもね。さ、行くわよ」
ふたりが浜辺を後にすると、太陽は遥か水平線の向こう側へと消えていく。波間に輝きの余韻を残しながら。
――――――遥か未来か、それほど遠くない未来。
モロッコ、カサブランカ。
打ちよせては返す波打ち際を男はベンチに腰かけながら見つめている。
太陽はもうすぐ頂上に達しようとしていた。
遥か遠くの水平線を眺めていると、足音が聞こえてきた。
「先生! アル先生!」
十歳ほどの少年が駆け足でやってくる。
「アル先生、やっぱりここにいた! 先生いつも海ばかり見てる」
はははとアルが笑う。
「悪い悪い。ついここに来てしまってね」
隣に少年が腰かけて、脇に抱えた絵本を開く。表紙には親亀が甲羅の上に子亀を乗せて歩いている絵が描かれている。
「懐かしいな。きみと同じ年の頃によく読んでたっけ」
「ぼくこのお話すき!」
「僕もだよ。昔、シスターからもらったんだ」
「しすたー?」
「スペインという国からやってきた修道女でね、そのひとは僕にいろんなことを教えてくれた……いわば恩人だよ」
少年のほうを見ると、興味津々といった顔だ。
「聞きたいかい?」
「うん! 話して!」
こくりとうなずいて「どこから話せばいいかな……」と考える。
七月の暑い夏、いつものように露店を開いていると、異国の見慣れない服を着た可愛らしい少女がやってきて話しかけてきた。
彼女の名は――――。
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