奴隷として売られていた僕がこんなに幸せでいいんですか?!

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マゾの資質 サドの資質

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 シシリアは起き上がると僕の手を引き上げて立たせ、手を握ったまま裸で歩き出した。
 
 歩くたびに丸見えのペニスがぷるんっぷるんっと揺れる。僕の視線に気がついたシシリアが恥ずかしそうに腰を引いた。

 洗面台の前に立つと、僕の手を洗うようにゴシゴシと擦る。さっきまで違うものを擦っていたことを思い出すと笑いが込み上げてきた。

 シシリアが手で器を作って僕の顔の前に持ってきたので、わざと音を立てて口に含む。何度か口をゆすがされると、シシリアが口を開いた。

「……悪かった」

「ん? なにが?」

「全部」

「……全部って何? 僕がいるのに自分で気持ちよくなってたこと?」

 シシリアが何か言いたげに口を動かす。遮るように言葉を続けた。

「……何回も寸止めしてたこと?」

 また顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに目を伏せた。

「あぁ、先っちょが弱いの……

 僕が話しているのに大きな手で口を塞がれた。身体を180°回転させられシシリアの部屋へ戻った。

 部屋へ戻ると僕から身体を隠すようにしてこそこそと着替えだした。

「僕が拭いてあげようか?」

 そう言って後ろから抱きついて、ぬるぬるが残るシシリアのペニスを優しく拭いてあげた。特に敏感な先端は念入りに。

「んあっ、……おい、ダメだっ」

 シシリアが後ろからペニスを掴む僕の手を引き剥がそうとするが、鈴口を親指で捏ねると膝から崩れ落ちそうになる。

「ダメならやめるよ、ごめんね」

 そそくさと部屋を後にした。

 部屋を出て、急に思い出したことがあった。

「あ! シシリア、頭!」

 扉を開けて大きな声で叫ぶ。熱を帯びた目でこちらを振り返ると、股間には元気を取り戻したペニスがあった。

 急いで服を着たシシリアがこちらに近付いてくる。僕の前でしゃがみ込むと頭の傷を見せてくれた。

「問題ないだろ」

「頭は大丈夫そうだね、良かった。怪我させちゃって本当にごめんね」

 返事の代わりに僕の頭を撫でると、やんわりと部屋から押し出そうとする。

「あっ! でも大丈夫じゃなさそうなのもあるみたいだ!」

 わざとらしく股間を見つめると僕の身体を追い出そうとする力が強くなる。

「俺はもういい。次に何かするならグエンのを終えてからだ」

「僕が気持ちよくなればまたしていいんだね?」

「……今日はもうダメだ」

「今日じゃなきゃいいの?」

「早く部屋に戻れ」

 しびれを切らしたように僕の手首を掴むと、僕の部屋まで送り届けられた。

 ベッドに腰掛けたシシリアが僕の手を拭う。

「早く寝ろ」

 そう言い残して部屋に帰っていった。
 
 次の日の朝、シシリアの姿は無かった。手紙と、まとまった札束がテーブルの上にあるだけだった。










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