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光のリボン
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スカーレットは服に隠し持っていた短剣で自分の腕を刺している。
蛇の毒から何とか意識を保とうと必死だった。
「それを見たならわかったであろう・・・!リーフ様は妖精王の末裔、マーリン様の妻となられたお方だ!
その方の足に描かれた紋章は、マーリン様が恩自らの血で描かれた妖精の婚印!
泉の者に身を落としたおまえなどに触れられるはずはないのだ!」
「も、紋章・・・?」
リーフは自分の足太ももの裏を見た。そういえば何か紅い模様が描かれている。
「全然気が付かなかった・・・。」
蛇男は一瞬だじろいだが、すぐにニヤリと笑った。
「面白い・・・妖精の花嫁を地獄に落とすというのも悪くない。
どうせ未来永劫呪われた我が身、今更どのような天の裁きでも恐れまいぞ。」
蛇男はリーフの体を乱暴に引き寄せる。男のむき出しの下半身が触れて、リーフはゾッとした。
「やめろ!」
スカーレットが懸命にナイフを投げるが、男は目もくれず叩き落とした。
「大事な王の妻が汚されるのを黙って見ているがいい・・」
意識はあるが、ほとんど動けないスカーレットは美しい顔を歪めて歯ぎしりする。
リーフはせめて、スカーレットが見ているのだから、何が起きても情けない自分にならないぞ、と覚悟を決めた。
「ボクは大丈夫だから。スカーレットさん、もし逃げられる時があったら、一人で逃げるんだよ!」
リーフは目を閉じる。
その時、急に男が動かなくなった。
「くっ・・・なんだ?」
蛇男の右足の一部が金色に光っている。
それがリボンのように男の体全体を締め付けながら延びていく。
マーリンがかけた魔法だった。
同時に、リーフとスカーレットの体が自由になった。
「動ける!手足が動くよ、スカーレツトさん!」
「よしっ・・!これなら走れる!今のうちに行きましょう、リーフ様!」
二人は金のリボンに包まれてもだえる蛇男の横をすり抜け、とにかく走り出す。
「出口はこっちでいいのかなぁ!」
「わかりません!がとにかくここを離れませんと・・・!」
「でもこんな洞窟で迷ったら・・・」焦るリーフ。
その時、みどりのコケがまばゆく光り始めた。
まるで指し示す光の道のように。
「・・・!妖精の力です、リーフ様!この道を参りましょう!!」
二人はただグリーンの光の道を信じてひた走る。
大理石のような岩が消えて、灰色の普通の岩になったころ、
本当の光が差す出口が見えてきた。
森の木々と星空が出迎えてくれる。
「やった!出られたんだ!」
リーフは思わずスカーレットに抱き付いた。
よく見ると二人とも裸に近い格好だったが、ギュッと抱き合った。
「この小さなお体でこのわたくしを守ろうとしてくださった御恩、きっと忘れませぬ。リーフ様に命の限りお仕えします・・・!」
スカーレットは心から誓った。
そこに一羽の巨大な鳥が飛んできた。
見覚えのあるハゲワシだ。
「ジャックさん?!」
蛇の毒から何とか意識を保とうと必死だった。
「それを見たならわかったであろう・・・!リーフ様は妖精王の末裔、マーリン様の妻となられたお方だ!
その方の足に描かれた紋章は、マーリン様が恩自らの血で描かれた妖精の婚印!
泉の者に身を落としたおまえなどに触れられるはずはないのだ!」
「も、紋章・・・?」
リーフは自分の足太ももの裏を見た。そういえば何か紅い模様が描かれている。
「全然気が付かなかった・・・。」
蛇男は一瞬だじろいだが、すぐにニヤリと笑った。
「面白い・・・妖精の花嫁を地獄に落とすというのも悪くない。
どうせ未来永劫呪われた我が身、今更どのような天の裁きでも恐れまいぞ。」
蛇男はリーフの体を乱暴に引き寄せる。男のむき出しの下半身が触れて、リーフはゾッとした。
「やめろ!」
スカーレットが懸命にナイフを投げるが、男は目もくれず叩き落とした。
「大事な王の妻が汚されるのを黙って見ているがいい・・」
意識はあるが、ほとんど動けないスカーレットは美しい顔を歪めて歯ぎしりする。
リーフはせめて、スカーレットが見ているのだから、何が起きても情けない自分にならないぞ、と覚悟を決めた。
「ボクは大丈夫だから。スカーレットさん、もし逃げられる時があったら、一人で逃げるんだよ!」
リーフは目を閉じる。
その時、急に男が動かなくなった。
「くっ・・・なんだ?」
蛇男の右足の一部が金色に光っている。
それがリボンのように男の体全体を締め付けながら延びていく。
マーリンがかけた魔法だった。
同時に、リーフとスカーレットの体が自由になった。
「動ける!手足が動くよ、スカーレツトさん!」
「よしっ・・!これなら走れる!今のうちに行きましょう、リーフ様!」
二人は金のリボンに包まれてもだえる蛇男の横をすり抜け、とにかく走り出す。
「出口はこっちでいいのかなぁ!」
「わかりません!がとにかくここを離れませんと・・・!」
「でもこんな洞窟で迷ったら・・・」焦るリーフ。
その時、みどりのコケがまばゆく光り始めた。
まるで指し示す光の道のように。
「・・・!妖精の力です、リーフ様!この道を参りましょう!!」
二人はただグリーンの光の道を信じてひた走る。
大理石のような岩が消えて、灰色の普通の岩になったころ、
本当の光が差す出口が見えてきた。
森の木々と星空が出迎えてくれる。
「やった!出られたんだ!」
リーフは思わずスカーレットに抱き付いた。
よく見ると二人とも裸に近い格好だったが、ギュッと抱き合った。
「この小さなお体でこのわたくしを守ろうとしてくださった御恩、きっと忘れませぬ。リーフ様に命の限りお仕えします・・・!」
スカーレットは心から誓った。
そこに一羽の巨大な鳥が飛んできた。
見覚えのあるハゲワシだ。
「ジャックさん?!」
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