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金充編
ゲームスタート!
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「マスター、オーブって丸々一個使わなくてもシークレットになれたりする?」
「いや、それはないな。いきなりどうしたんだよ」
「あぁ…、なんかちょっとオーブの個数が少なくなってきてて…」
「はは、頼むぜほんとに。まぁ、シークレットになる方法がないわけじゃねぇが…」
「え?ちょっと待てよ!なんだよその情報!?」
「いや、お前には向いてねぇ。せっかくだし、教えてやろう。
シークレット・レアは個体数の関係で確実なデータとは言えねぇけど、今んとこ必ず素体がいる。オーブの場合は照黄、お前だな。レアっていうのは素体が完全にシークレットを制御している状態だ。
それが、何かをトリガーにしてシークレットの力を素体の中で暴発すると完全体として、意識はあるけど完全にシークレットの力を使い切ることができるようになる。
ただ、完全体になると二度と人間に戻れなくなり、戦っているうちにシークレットの本能に呑まれて、理性を失い、ただのシークレットになる。それが完全体だ。
っていうわけだ。な?向いてねぇだろ?」
「あー、そうだな。せめて理性さえ残っててくりゃぁなんとかなったのになぁ。まぁ、消費なるべく少なく抑えられるようにすりゃあいいんだろ?」
「わかりゃいいんだ。で、話してる途中に連絡入ったんだがな、シークレットが確認された。任せたぞ!」
「あいよ!マスター!」
「金充さん!シークレットは!?」「それが……」
ゲーム・シークレット
攻撃力:2 防御力:5 俊敏性:1
ゲームのシークレット。本体はこの世に存在しない。現実世界をプログラム化することでゲームを作成し、そこに生息する。管理者権限によって自身に超強力スキルを付与したり、大きなバグによってプレイヤーを妨害できる。
「まぁいいか。チェンジ!シークレット!」
『ゲー厶…………RPG!』
チェンジした直後、辺り一面が2Dピクセルのようになる。
そして、目の前には謎のコマンド欄がある。
シークレットがあらわれた!てるきLv.1 HP100 かねみつLv.1 HP100
目の前には先程まではいなかった巨大な化け物がいた。
「うるぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
と攻撃しようとしたが、体が動かない。
「照黄さん。あいつ、さっきRPGって言いましたよね?もしかして、この世界自体がターン制RPGなんじゃないですか?」
「は?そんなん、あいつのさじ加減で強さがきまっちまうじゃねえか」
と言った直後、ゲームからの攻撃が来る。
まほう デスビーム てるきに 99 のダメージ かねみつに 99 のダメージ
「痛っっ!!避けようがねぇじゃねぇか!」
「大丈夫。ヒット、ヒット、ヒット、ヒット」
かねみつのこうげき シークレットに 33 28 49 32 のダメージ
「なるほど。普通に攻撃するだけでこっちのターンは大丈夫ですよ。そんなことより照黄さん。回復をお願いします!」
「あ、あぁ。わかった」
かいふく てるきが100かいふくした かねみつが100かいふくした
「ありがとうございます」
「金充さん手慣れてるね」「ま、まぁゲームはそこそこに…」
『ゲームチェンジ…………アクション!」
「お?ゲームが変わった?」「アクションならいつも通りです」「じゃぁ行くぜ!」
「うぁらーーーーーーー!!!!!!!」「ヒット」
敵の攻撃力がとてもえげつないことになっているが、食らわないようにすればいいだけ。
いつも通りの戦闘をするだけで自然とコンボが繋がっていき、ゲームのHPが削られていく。
それに、何故か金充さんの銃弾に毒効果が付与されているらしく、更にじわじわとゲームにダメージが蓄積されていく。
この調子なら…倒せる!
そう思った瞬間、ゲームにきれいな薙ぎ払いを行われる。
掠っただけなのでダメージは少ないが、一番はそれじゃない。
目の前に銃弾が迫っていた。盾を生成する暇もなく、今度はしっかりと心臓を貫かれた。
『ゲームチェンジ…………シューティング!』
ふらつく足取りの中、新しいゲームは無数に襲いかかる球を精密な動きで回避していくゲームだ。
駄目だ、毒が回って頭が上手く回らない。歩くことさえ難しい。
集中力が続かない。駄目だ。翔也さん………金充さん…………助けて…………
「照黄さん。私を殺してください。取り込んでください!」
「いや、それはないな。いきなりどうしたんだよ」
「あぁ…、なんかちょっとオーブの個数が少なくなってきてて…」
「はは、頼むぜほんとに。まぁ、シークレットになる方法がないわけじゃねぇが…」
「え?ちょっと待てよ!なんだよその情報!?」
「いや、お前には向いてねぇ。せっかくだし、教えてやろう。
シークレット・レアは個体数の関係で確実なデータとは言えねぇけど、今んとこ必ず素体がいる。オーブの場合は照黄、お前だな。レアっていうのは素体が完全にシークレットを制御している状態だ。
それが、何かをトリガーにしてシークレットの力を素体の中で暴発すると完全体として、意識はあるけど完全にシークレットの力を使い切ることができるようになる。
ただ、完全体になると二度と人間に戻れなくなり、戦っているうちにシークレットの本能に呑まれて、理性を失い、ただのシークレットになる。それが完全体だ。
っていうわけだ。な?向いてねぇだろ?」
「あー、そうだな。せめて理性さえ残っててくりゃぁなんとかなったのになぁ。まぁ、消費なるべく少なく抑えられるようにすりゃあいいんだろ?」
「わかりゃいいんだ。で、話してる途中に連絡入ったんだがな、シークレットが確認された。任せたぞ!」
「あいよ!マスター!」
「金充さん!シークレットは!?」「それが……」
ゲーム・シークレット
攻撃力:2 防御力:5 俊敏性:1
ゲームのシークレット。本体はこの世に存在しない。現実世界をプログラム化することでゲームを作成し、そこに生息する。管理者権限によって自身に超強力スキルを付与したり、大きなバグによってプレイヤーを妨害できる。
「まぁいいか。チェンジ!シークレット!」
『ゲー厶…………RPG!』
チェンジした直後、辺り一面が2Dピクセルのようになる。
そして、目の前には謎のコマンド欄がある。
シークレットがあらわれた!てるきLv.1 HP100 かねみつLv.1 HP100
目の前には先程まではいなかった巨大な化け物がいた。
「うるぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」
と攻撃しようとしたが、体が動かない。
「照黄さん。あいつ、さっきRPGって言いましたよね?もしかして、この世界自体がターン制RPGなんじゃないですか?」
「は?そんなん、あいつのさじ加減で強さがきまっちまうじゃねえか」
と言った直後、ゲームからの攻撃が来る。
まほう デスビーム てるきに 99 のダメージ かねみつに 99 のダメージ
「痛っっ!!避けようがねぇじゃねぇか!」
「大丈夫。ヒット、ヒット、ヒット、ヒット」
かねみつのこうげき シークレットに 33 28 49 32 のダメージ
「なるほど。普通に攻撃するだけでこっちのターンは大丈夫ですよ。そんなことより照黄さん。回復をお願いします!」
「あ、あぁ。わかった」
かいふく てるきが100かいふくした かねみつが100かいふくした
「ありがとうございます」
「金充さん手慣れてるね」「ま、まぁゲームはそこそこに…」
『ゲームチェンジ…………アクション!」
「お?ゲームが変わった?」「アクションならいつも通りです」「じゃぁ行くぜ!」
「うぁらーーーーーーー!!!!!!!」「ヒット」
敵の攻撃力がとてもえげつないことになっているが、食らわないようにすればいいだけ。
いつも通りの戦闘をするだけで自然とコンボが繋がっていき、ゲームのHPが削られていく。
それに、何故か金充さんの銃弾に毒効果が付与されているらしく、更にじわじわとゲームにダメージが蓄積されていく。
この調子なら…倒せる!
そう思った瞬間、ゲームにきれいな薙ぎ払いを行われる。
掠っただけなのでダメージは少ないが、一番はそれじゃない。
目の前に銃弾が迫っていた。盾を生成する暇もなく、今度はしっかりと心臓を貫かれた。
『ゲームチェンジ…………シューティング!』
ふらつく足取りの中、新しいゲームは無数に襲いかかる球を精密な動きで回避していくゲームだ。
駄目だ、毒が回って頭が上手く回らない。歩くことさえ難しい。
集中力が続かない。駄目だ。翔也さん………金充さん…………助けて…………
「照黄さん。私を殺してください。取り込んでください!」
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