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本編
奴隷で女神で令嬢で娼婦の美少女
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「うーんここはどこだ」
世界が滅亡してからもなんやかんやで生きていた俺は真っ白な部屋の中に寝そべっていた。やっぱり黒い部屋だった。
俺はハンドスプリングで颯爽と立ち上がり、辺りを見回す。
「俺は確かに2LDKで寝ていたはずなのに……ここはいったい」
正面に怪しい人影を発見した。根拠はないけどあれは女の影だ。
となると今重要なのはその影が妹なのかどうかだけだ。もし妹であるならば……。
「……」
握りしめていた拳にさらに力を籠める。よみがえるのはあの日の記憶。復讐からは何も生まれないという人もいるが、俺は違うと思う。だって一瞬スカッとするから、一瞬気持ちいいならそれでもいいから。
「こんばんは」
「死ねえええええええええええ!!」
「あなたに私は殺せません」
「な、なんじゃとう?!」
「なぜなら私は女神だからです」
「なるほど」
どうりでナイフの刃が刺さらない訳だ。妹でもないし、今この人の命を狙うのは得策じゃないな。
「あと奴隷で令嬢で娼婦でもあります」
「なるほど」
だからドリルヘアーで首輪つけて全裸なのか。至れり尽くせりだな。
「あなたには使命を授けます」
「な、なんでおれがそんなことー」
「物語の都合上仕方ないことなのです」
「なるほど」
「見事使命を果たしたあかつきには妹を殺す機会をあなたに与えましょう」
至れり尽くせりだな。
「わかった。それで何をすればいい?」
「最近たいした才能もないのにチートを与えられてはしゃぐ転生者が多いので間引いてください、私ああいうの好きじゃないんです」
「いいよ暇だし」
「ありがとう、では貴方にもチート能力を授けます。超強いです。けど、だからってはしゃいだり調子に乗ったら私があなたを殺します。そういうの好きじゃないんです」
戦いの火ぶたが今ここに切って落とされた。
世界が滅亡してからもなんやかんやで生きていた俺は真っ白な部屋の中に寝そべっていた。やっぱり黒い部屋だった。
俺はハンドスプリングで颯爽と立ち上がり、辺りを見回す。
「俺は確かに2LDKで寝ていたはずなのに……ここはいったい」
正面に怪しい人影を発見した。根拠はないけどあれは女の影だ。
となると今重要なのはその影が妹なのかどうかだけだ。もし妹であるならば……。
「……」
握りしめていた拳にさらに力を籠める。よみがえるのはあの日の記憶。復讐からは何も生まれないという人もいるが、俺は違うと思う。だって一瞬スカッとするから、一瞬気持ちいいならそれでもいいから。
「こんばんは」
「死ねえええええええええええ!!」
「あなたに私は殺せません」
「な、なんじゃとう?!」
「なぜなら私は女神だからです」
「なるほど」
どうりでナイフの刃が刺さらない訳だ。妹でもないし、今この人の命を狙うのは得策じゃないな。
「あと奴隷で令嬢で娼婦でもあります」
「なるほど」
だからドリルヘアーで首輪つけて全裸なのか。至れり尽くせりだな。
「あなたには使命を授けます」
「な、なんでおれがそんなことー」
「物語の都合上仕方ないことなのです」
「なるほど」
「見事使命を果たしたあかつきには妹を殺す機会をあなたに与えましょう」
至れり尽くせりだな。
「わかった。それで何をすればいい?」
「最近たいした才能もないのにチートを与えられてはしゃぐ転生者が多いので間引いてください、私ああいうの好きじゃないんです」
「いいよ暇だし」
「ありがとう、では貴方にもチート能力を授けます。超強いです。けど、だからってはしゃいだり調子に乗ったら私があなたを殺します。そういうの好きじゃないんです」
戦いの火ぶたが今ここに切って落とされた。
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