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第一章
第4話 幼馴染み
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「ケント! 良かった、急に剣なんか振り回すし、倒れちゃうし血が出てるし心配したんだからね!」
アシアは色白で肩までの赤い髪をを乱れさせ黒い真ん丸な目で真っ直ぐ見ながら俺の両肩をもって揺さぶり、泣きそうでいて、凄く心配そうな顔をしてる。本当に心配性だな。
「おう、すまねえな、俺は全然平気だぞ。それよりアシアとエリスは大丈夫か? 調子悪いところとか無いか?」
じっと二人の体を見てみるが、怪我は無さそうだ。
「ちょ~っと驚いたけど、全然大丈夫だよケント君。でもなぜ剣なんか振り回したの? それに怪我してるのはケント君ですよ。ほら、手の傷は縛っておいたからね」
エリスはアシアより白いんだよな、長い金髪を後ろで結んで、青い目で俺を見詰めてくる。二人とも俺と変わらん背の高さだ、まあ去年までは負けてたんだが最近追い付いた。
······ん? なにかおかしいぞ? あの群がっていた時もそうだが、反応がおかしい。
二人にはあのモヤモヤは見えてなかったのか? そう言えばモヤモヤをあっという間に倒したアンラは、ってあいつ裸のままじゃん! 服くらい着やがれ!
(ん~? 服~? あっ、エッチーだなお前、じろじろ見ないでよ~。それともこの魅力的な体を見て興奮してんのか? うりうり)
「なっ! んなことあるか! それよりお前、俺の考えてる事分かるんかよ!」
(当たり前じゃん。私とお前は契約で繋がっちゃったし~、でも口に出して喋るのやめた方が良いかもね~。ほら、その子達に変な奴って思われるよ~)
そう言うから二人の方を見ると、今度はエリスが心配そうな顔で俺を見ているじゃねえか。
逆にアシアはアシアで呆れた顔をしてるしよ。
「アシアちゃん! ケント君やっぱり頭打って混乱しちゃってるよー! どうしよう!」
「はぁ。エリス落ち着きなさい。ケント、あなた今日は寝ちゃいなさい。この教会の絨毯と椅子とか私達が中に入れておくから。って立ち上がって大丈夫なの?」
心配する二人だが、それどころじゃねえな。
俺は体が動くか試しながら立ち上がる。
そして二人に聞いてみた。
「なあ、お前らあのモヤモヤ見えなかったのか?」
アシア達が答えるより先にアンラが俺の横に来て話し始めた。
(あのさあ。あれはレイスって奴で、実体の無い下級の魔物みたいなものね。私が集まって来てたの全部やっつけたし~、二人に付いてた目印もぶった切っておいたんだから感謝しなさいよね。それに普通の人は魔道具を使うか、素質のある奴が結構集中しなきゃ見えないかな。ところで私の服とか無いの?)
そうなんか、俺はそんな集中しなくても見えたんだが、なんにせよアンラが全部やっつけてくれたようだし、ありがとうな。
そしてアンラに遅れて二人は心配そうでいて、少し離れたところから……。
「……エリス。ケントは重傷ね。モヤモヤして剣を振り回したみたい」
「そうかなぁ? でも剣を振り回す時はまわりの人に気を付けてね」
ちと勘違いをしてるようだが、まあ無事で良かった。
よし、アンラには後で俺の服貸してやるから待ってろ。
俺がそう心の中で言うとアンラはエリスの背後に回って『何この子! 大人しい顔してデカいじゃない!』次はアシアの背後か『こっちの元気っ子はふむふむ私と同じくらいね』とか言いながらエリスとアシアの胸を揉んで俺の横にすげえ速さで戻ってきた。
「きゃっ。おっぱい揉まれた? ケント君にもゴニョゴニョ······」
「え!? 何? 胸が!」
お前は何やってんだ! とりあえず二人にいたずらすんな! ったく。
「まあ、それでだいたいあのモヤモヤが悪もんなのは分かったけどよ、ってか――」
アシアが、近付き顔を覗き込んできた。
「······ねえ? ケント? 本当に頭打った? 誰に話しかけてるの?」
「な、なんでもねえ。それより何しに来たんだ? 祭りは明日だろ?」
やべえ、ついつい口に出してしまったぜ。気を付けねえとな。
覗き込んできていたアシア元々普段通りの距離感に戻った。
ま、まあまだ二人は揉まれた胸を両手で庇っているが安心しろ。アンラはもう俺の横にいるから大丈夫だぞ。
「あっ、そうだった。クルトさんは出掛けちゃったのよね? 夕ごはん食べにおいでって父さんがね」
「え? それアシアがおじさんに無理を言っ――むぐう」
「エ、エリス! な、何を言ってるのかな! あは、あは、あはは······。違うからねケント、父さんが言ったんだからね」
アシア、だいたい分かってッから良いけどよ、エリスの口も鼻も塞いだら息できねえぞ? ほら、顔が赤くなって来てるぞ?
「むぐう! ふむぅ! むぐぐぐ······」
「アシア。そろそろ手を放してやらねえとエリスが死にそうだぞ」
「え? あっ、ご、ごめんなさい! エリス大丈夫? エリス? あわわっ! どうしよう、息してない! 死んじゃったよー!」
俺に言われて気付いたのか慌てて手を離すがエリスはその場にしゃがみこんでしまった。それを見て驚いたアシアもエリスを支えるようにしゃがみこんでぐわんぐわんと肩を持って揺すりまくっている。
「アシア落ち着け、息もしてるし、死んじゃいねえよ。それより揺するのやめてやれ。おいエリス大丈夫か?」
「はあ、はあ、死ぬかと思いましたよ。もうアシアってば。私、照れ隠しで殺されちゃうところだったわ」
「ごめんねエリス。それでケントは来てくれるの? エリスも来るって言ってるんだ」
エリスの肩をまだ抱いているアシアは上目遣いで俺を見上げて夕ごはんのお誘いをしてきた。
「おう。おじさんの飯は美味いからな。来るなって言われても俺は行くぞ。元々クソ爺がいない時は行ってただろ? 村に食堂はおじさんのところしか無いんだからよ」
「良かったね~。アシアったら『ケントが来てくれなかったら私死んじゃう~』とか言ってたし~」
立ち上がったエリスは体をくねくねさせながらそんな事を。
「エ、エリス! 言ってない······事はないけどそんな言い方はしてないからね」
そう言われてアシアは顔を真っ赤にして、またエリスの肩を持ち揺さぶっている……。
首がぐわんぐわんってなってっけど、笑ってるから大丈夫だよな。
「お、おう。夕方に行けば良いんだろ? 俺は教会を掃除するからまた後でな。エリスもハンカチ······じゃねえな? あっ! お前スカート破ったのかよ! くそっ! 今度冒険者になったら買って返すからな。後でエリスの母ちゃんに謝りに行く」
よく見ると、エリスのスカートが避けていた。俺の手に巻かれている物と同じ色だが今気がついた。
「良いよ~。正直に言えばお母さんも怒らないって。それより掃除は本当に手伝わなくて良いの?」
笑顔で許してくれたエリスには頭が上がんねえな。
掃除も大事だが、今はアンラの奴をどうするか考えねえと駄目だ、二人にはまだ言えねえよ、裸だしよ。
「おう。こっちは問題ねえ。夕ご飯は頼むぞアシア、俺は教会の大掃除をやっちまうよ」
「じゃあ……本当に無理しないでね」
「絶対来なさいよね! 別に待ってないけどお父さんがどうしてもって言うから!」
俺は『分かった』と言ってアンラから抜いた剣を拾い上げ、帰っていく二人を見送った。
アシアは色白で肩までの赤い髪をを乱れさせ黒い真ん丸な目で真っ直ぐ見ながら俺の両肩をもって揺さぶり、泣きそうでいて、凄く心配そうな顔をしてる。本当に心配性だな。
「おう、すまねえな、俺は全然平気だぞ。それよりアシアとエリスは大丈夫か? 調子悪いところとか無いか?」
じっと二人の体を見てみるが、怪我は無さそうだ。
「ちょ~っと驚いたけど、全然大丈夫だよケント君。でもなぜ剣なんか振り回したの? それに怪我してるのはケント君ですよ。ほら、手の傷は縛っておいたからね」
エリスはアシアより白いんだよな、長い金髪を後ろで結んで、青い目で俺を見詰めてくる。二人とも俺と変わらん背の高さだ、まあ去年までは負けてたんだが最近追い付いた。
······ん? なにかおかしいぞ? あの群がっていた時もそうだが、反応がおかしい。
二人にはあのモヤモヤは見えてなかったのか? そう言えばモヤモヤをあっという間に倒したアンラは、ってあいつ裸のままじゃん! 服くらい着やがれ!
(ん~? 服~? あっ、エッチーだなお前、じろじろ見ないでよ~。それともこの魅力的な体を見て興奮してんのか? うりうり)
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(当たり前じゃん。私とお前は契約で繋がっちゃったし~、でも口に出して喋るのやめた方が良いかもね~。ほら、その子達に変な奴って思われるよ~)
そう言うから二人の方を見ると、今度はエリスが心配そうな顔で俺を見ているじゃねえか。
逆にアシアはアシアで呆れた顔をしてるしよ。
「アシアちゃん! ケント君やっぱり頭打って混乱しちゃってるよー! どうしよう!」
「はぁ。エリス落ち着きなさい。ケント、あなた今日は寝ちゃいなさい。この教会の絨毯と椅子とか私達が中に入れておくから。って立ち上がって大丈夫なの?」
心配する二人だが、それどころじゃねえな。
俺は体が動くか試しながら立ち上がる。
そして二人に聞いてみた。
「なあ、お前らあのモヤモヤ見えなかったのか?」
アシア達が答えるより先にアンラが俺の横に来て話し始めた。
(あのさあ。あれはレイスって奴で、実体の無い下級の魔物みたいなものね。私が集まって来てたの全部やっつけたし~、二人に付いてた目印もぶった切っておいたんだから感謝しなさいよね。それに普通の人は魔道具を使うか、素質のある奴が結構集中しなきゃ見えないかな。ところで私の服とか無いの?)
そうなんか、俺はそんな集中しなくても見えたんだが、なんにせよアンラが全部やっつけてくれたようだし、ありがとうな。
そしてアンラに遅れて二人は心配そうでいて、少し離れたところから……。
「……エリス。ケントは重傷ね。モヤモヤして剣を振り回したみたい」
「そうかなぁ? でも剣を振り回す時はまわりの人に気を付けてね」
ちと勘違いをしてるようだが、まあ無事で良かった。
よし、アンラには後で俺の服貸してやるから待ってろ。
俺がそう心の中で言うとアンラはエリスの背後に回って『何この子! 大人しい顔してデカいじゃない!』次はアシアの背後か『こっちの元気っ子はふむふむ私と同じくらいね』とか言いながらエリスとアシアの胸を揉んで俺の横にすげえ速さで戻ってきた。
「きゃっ。おっぱい揉まれた? ケント君にもゴニョゴニョ······」
「え!? 何? 胸が!」
お前は何やってんだ! とりあえず二人にいたずらすんな! ったく。
「まあ、それでだいたいあのモヤモヤが悪もんなのは分かったけどよ、ってか――」
アシアが、近付き顔を覗き込んできた。
「······ねえ? ケント? 本当に頭打った? 誰に話しかけてるの?」
「な、なんでもねえ。それより何しに来たんだ? 祭りは明日だろ?」
やべえ、ついつい口に出してしまったぜ。気を付けねえとな。
覗き込んできていたアシア元々普段通りの距離感に戻った。
ま、まあまだ二人は揉まれた胸を両手で庇っているが安心しろ。アンラはもう俺の横にいるから大丈夫だぞ。
「あっ、そうだった。クルトさんは出掛けちゃったのよね? 夕ごはん食べにおいでって父さんがね」
「え? それアシアがおじさんに無理を言っ――むぐう」
「エ、エリス! な、何を言ってるのかな! あは、あは、あはは······。違うからねケント、父さんが言ったんだからね」
アシア、だいたい分かってッから良いけどよ、エリスの口も鼻も塞いだら息できねえぞ? ほら、顔が赤くなって来てるぞ?
「むぐう! ふむぅ! むぐぐぐ······」
「アシア。そろそろ手を放してやらねえとエリスが死にそうだぞ」
「え? あっ、ご、ごめんなさい! エリス大丈夫? エリス? あわわっ! どうしよう、息してない! 死んじゃったよー!」
俺に言われて気付いたのか慌てて手を離すがエリスはその場にしゃがみこんでしまった。それを見て驚いたアシアもエリスを支えるようにしゃがみこんでぐわんぐわんと肩を持って揺すりまくっている。
「アシア落ち着け、息もしてるし、死んじゃいねえよ。それより揺するのやめてやれ。おいエリス大丈夫か?」
「はあ、はあ、死ぬかと思いましたよ。もうアシアってば。私、照れ隠しで殺されちゃうところだったわ」
「ごめんねエリス。それでケントは来てくれるの? エリスも来るって言ってるんだ」
エリスの肩をまだ抱いているアシアは上目遣いで俺を見上げて夕ごはんのお誘いをしてきた。
「おう。おじさんの飯は美味いからな。来るなって言われても俺は行くぞ。元々クソ爺がいない時は行ってただろ? 村に食堂はおじさんのところしか無いんだからよ」
「良かったね~。アシアったら『ケントが来てくれなかったら私死んじゃう~』とか言ってたし~」
立ち上がったエリスは体をくねくねさせながらそんな事を。
「エ、エリス! 言ってない······事はないけどそんな言い方はしてないからね」
そう言われてアシアは顔を真っ赤にして、またエリスの肩を持ち揺さぶっている……。
首がぐわんぐわんってなってっけど、笑ってるから大丈夫だよな。
「お、おう。夕方に行けば良いんだろ? 俺は教会を掃除するからまた後でな。エリスもハンカチ······じゃねえな? あっ! お前スカート破ったのかよ! くそっ! 今度冒険者になったら買って返すからな。後でエリスの母ちゃんに謝りに行く」
よく見ると、エリスのスカートが避けていた。俺の手に巻かれている物と同じ色だが今気がついた。
「良いよ~。正直に言えばお母さんも怒らないって。それより掃除は本当に手伝わなくて良いの?」
笑顔で許してくれたエリスには頭が上がんねえな。
掃除も大事だが、今はアンラの奴をどうするか考えねえと駄目だ、二人にはまだ言えねえよ、裸だしよ。
「おう。こっちは問題ねえ。夕ご飯は頼むぞアシア、俺は教会の大掃除をやっちまうよ」
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