95 / 149
第一章
第95話 魔物退治の前に
しおりを挟む
「ダーインスレイブ凄いね~、私が使ってた時より禍々しいよ、でもここのトゲトゲは無しの方がいいかな」
言う通り、鞘まで黒地に金で、血管が浮き出たようで、今にも脈打ちそうに見える。
刀身は片刃の細身で鍔がアンラの言うように赤黒いトゲが沢山並んだ牙のようで、本当に格好いいんだが、腰や背中には刺さりそうで装備しておけねえだろう。
「そうだな、それにもう夜営地につくからしまっとけよ、それに格好いいのは分かるんだが、あんまり怪しそうな見た目だと、警戒されっから、普通の見た目にならねえのか?」
『ではクロセル様のように姿を変えるとしましょう』
アンラは俺が言った通り鞘に戻すと、鞘の血管が消えて真っ黒になり、鍔も赤黒い色はそのままだが、トゲトゲは無くなった。
「良いじゃねえか、ダーインスレイブ、そのままだと弱くなるとかはないんか?」
『ほんの少し下がるようですが、クロセル様の契約者たるケント様の心配されるほどではありません』
それなら問題はねえなと返事をしたんだが『ケント様』はちとむず痒いな。
しばらく走ると、遠くに見えていた馬車が数台停めておける夜営地に、夕方にはちと早いが到着した。
ここは峠の入口を入って少し登ったところの夜営地で、この後は中間地点と山頂に夜営地があるんだが、中間にまで行くにはもう遅い。
五台の馬車の隣に馬車を停め、アンラに焚き火を任せた後、俺は馬具を外し、手綱を引いて水を飲ませるために少し離れた水場へ向かった。
水、塩、飼い葉を食べさせてブラッシングも終わり、馬の腹も満足させて帰ってきたんだが、アンラが数人の冒険者風の男達四人に囲まれていた。
「帰ったぞ、なんかあったんか?」
手綱を馬車に引っ掛け、焚き火のところで囲まれているアンラに声をかけた。
「ケントお帰り~、このお兄さん達がねぇ~、盗賊が現れそうだから、守ってやろうかってさ~」
「ほう、魔物以外に盗賊も出るんか、面倒だな、じゃあ盗賊は兄ちゃん達に任せて魔物は俺達が受け持つってことか?」
どうせ女が一人で馬車の近くにいたから、からかい半分で声をかけたんだと思うが気に入らねえし、違うと分かってて言ってやった。
兄ちゃん達は俺の姿を頭の先から爪先まで見た後、ニヤニヤしながら、囲っていたヤツの一人が俺の前にやって来た。
やっぱなめられてんな、ほんのちょっとばかし本気で心配して、声をかけてくれてんのかも、とは思わないこともなかったが、予想通りだな。
「やっぱり仲間もガキじゃねえか、それなのに馬車を持ってるなんて生意気だな」
はぁ、四人で片手剣が三人と、両手剣が一人か。
腕の方は……剣の重さであんなに姿勢も崩れた立ち方じゃ大したことねえみてえだ。
「儲けたからな、兄ちゃん達も頑張れば買えんぞ?」
仕返しじゃねえが、ニヤリと笑いながら俺も四人の頭の先から足の先まで見てやった。
ニヤニヤ顔が一気に変わり、睨んでくると同時に、一番手前にいた兄ちゃんは、スッと腰を落とし、ジャリっと利き足だろう右足を踏みしめた瞬間に右こぶしを振り上げて、俺の方に向かってきて、こぶしを繰り出し目の前に迫ってくる。
遅い!
左手を素早く振り上げ、兄ちゃんの右手を下から叩き軌道を変えさせた後、膝を曲げてこぶしをギリギリのところで回避し、右回りで体を回転させ、空振りで体が泳いだ兄ちゃんの脇腹に肘をめり込ませてやった。
「おごっ――がぁぁ!」
メキメキっとあばらが折れる感触が伝わってきたがさらに踏み込んで、曲げた膝を前に進む力に変えてそのまま押し飛ばしてやる。
ズザザと数メートル地面を滑り止まった後、ピクピクとするだけで起き上がっては来ない。
「何すんだ兄ちゃん達は、いきなり殴りかかって来やがって、悪者か?」
残りの三人は、俺が殴り飛ばされるものだと思っていたのが、吹き飛んだのは自分の仲間だと気が付き、飛ばされた仲間と俺との間を視線が行き来して、最後に俺で止まる。
怒りに満ちていた顔が、頬をピクピクさせ信じられないって驚きに変わり、にらみつける俺に気後れしたようで、半歩ずつ後ろに下がった。
「い、いや、女の子が一人で夜営の準備をしてたから――」
「それが何でいきなり俺が殴られそうになったんだよ」
しゃがみこみ、焚き火を調整してんのか、枝で火のついた薪をつついてるアンラの横まで進んで、いつでも攻撃に対応できるよう身構え三人を睨み付けてやる。
「俺達は二人で十分だからよ、盗賊がくんなら他の人を守ってやれよ」
「チッ、お、覚えてやがれ! 大人しくいう事を聞いていれば良いものを! 行くぞ!」
そう言い残すと、俺が倒した奴に手を貸して、自分達の馬車があり、仲間だと思われる者達がいる焚き火があるところに戻っていった。
「チッ、じゃねえだろ? 何で俺は殴りかかられたのか聞いてんだよまったく」
「あはは♪ ねえねえ見て見て、アイツら絶対またくるわよ~、馬車が狙いみたいな事言ってたし」
『こやつの言う通り、私もこの耳で聞きました。何でも商隊とその護衛のふりをしている、馬車持ち狙いの盗賊ですね』
「ダーインスレイブ~私の事はアンラって呼んでよね、ケントにつけてもらったんだから」
「マジかよ、魔物退治に来てんのに、盗賊なんか邪魔でしかたねえぞ、引き渡すのも次の村、中間地点まで引っ張らなきゃなんねえのによ」
俺達の馬車は小型だかんな、まあ、奴らの馬車を使うしかねえか……アンラって馬車を操作できんのか?
「なあアンラ、アイツら捕まえた後なんだが、お前――」
「くふふ♪ 早速来たよ~、近くに来たら眠らせちゃうね~」
言う通り、鞘まで黒地に金で、血管が浮き出たようで、今にも脈打ちそうに見える。
刀身は片刃の細身で鍔がアンラの言うように赤黒いトゲが沢山並んだ牙のようで、本当に格好いいんだが、腰や背中には刺さりそうで装備しておけねえだろう。
「そうだな、それにもう夜営地につくからしまっとけよ、それに格好いいのは分かるんだが、あんまり怪しそうな見た目だと、警戒されっから、普通の見た目にならねえのか?」
『ではクロセル様のように姿を変えるとしましょう』
アンラは俺が言った通り鞘に戻すと、鞘の血管が消えて真っ黒になり、鍔も赤黒い色はそのままだが、トゲトゲは無くなった。
「良いじゃねえか、ダーインスレイブ、そのままだと弱くなるとかはないんか?」
『ほんの少し下がるようですが、クロセル様の契約者たるケント様の心配されるほどではありません』
それなら問題はねえなと返事をしたんだが『ケント様』はちとむず痒いな。
しばらく走ると、遠くに見えていた馬車が数台停めておける夜営地に、夕方にはちと早いが到着した。
ここは峠の入口を入って少し登ったところの夜営地で、この後は中間地点と山頂に夜営地があるんだが、中間にまで行くにはもう遅い。
五台の馬車の隣に馬車を停め、アンラに焚き火を任せた後、俺は馬具を外し、手綱を引いて水を飲ませるために少し離れた水場へ向かった。
水、塩、飼い葉を食べさせてブラッシングも終わり、馬の腹も満足させて帰ってきたんだが、アンラが数人の冒険者風の男達四人に囲まれていた。
「帰ったぞ、なんかあったんか?」
手綱を馬車に引っ掛け、焚き火のところで囲まれているアンラに声をかけた。
「ケントお帰り~、このお兄さん達がねぇ~、盗賊が現れそうだから、守ってやろうかってさ~」
「ほう、魔物以外に盗賊も出るんか、面倒だな、じゃあ盗賊は兄ちゃん達に任せて魔物は俺達が受け持つってことか?」
どうせ女が一人で馬車の近くにいたから、からかい半分で声をかけたんだと思うが気に入らねえし、違うと分かってて言ってやった。
兄ちゃん達は俺の姿を頭の先から爪先まで見た後、ニヤニヤしながら、囲っていたヤツの一人が俺の前にやって来た。
やっぱなめられてんな、ほんのちょっとばかし本気で心配して、声をかけてくれてんのかも、とは思わないこともなかったが、予想通りだな。
「やっぱり仲間もガキじゃねえか、それなのに馬車を持ってるなんて生意気だな」
はぁ、四人で片手剣が三人と、両手剣が一人か。
腕の方は……剣の重さであんなに姿勢も崩れた立ち方じゃ大したことねえみてえだ。
「儲けたからな、兄ちゃん達も頑張れば買えんぞ?」
仕返しじゃねえが、ニヤリと笑いながら俺も四人の頭の先から足の先まで見てやった。
ニヤニヤ顔が一気に変わり、睨んでくると同時に、一番手前にいた兄ちゃんは、スッと腰を落とし、ジャリっと利き足だろう右足を踏みしめた瞬間に右こぶしを振り上げて、俺の方に向かってきて、こぶしを繰り出し目の前に迫ってくる。
遅い!
左手を素早く振り上げ、兄ちゃんの右手を下から叩き軌道を変えさせた後、膝を曲げてこぶしをギリギリのところで回避し、右回りで体を回転させ、空振りで体が泳いだ兄ちゃんの脇腹に肘をめり込ませてやった。
「おごっ――がぁぁ!」
メキメキっとあばらが折れる感触が伝わってきたがさらに踏み込んで、曲げた膝を前に進む力に変えてそのまま押し飛ばしてやる。
ズザザと数メートル地面を滑り止まった後、ピクピクとするだけで起き上がっては来ない。
「何すんだ兄ちゃん達は、いきなり殴りかかって来やがって、悪者か?」
残りの三人は、俺が殴り飛ばされるものだと思っていたのが、吹き飛んだのは自分の仲間だと気が付き、飛ばされた仲間と俺との間を視線が行き来して、最後に俺で止まる。
怒りに満ちていた顔が、頬をピクピクさせ信じられないって驚きに変わり、にらみつける俺に気後れしたようで、半歩ずつ後ろに下がった。
「い、いや、女の子が一人で夜営の準備をしてたから――」
「それが何でいきなり俺が殴られそうになったんだよ」
しゃがみこみ、焚き火を調整してんのか、枝で火のついた薪をつついてるアンラの横まで進んで、いつでも攻撃に対応できるよう身構え三人を睨み付けてやる。
「俺達は二人で十分だからよ、盗賊がくんなら他の人を守ってやれよ」
「チッ、お、覚えてやがれ! 大人しくいう事を聞いていれば良いものを! 行くぞ!」
そう言い残すと、俺が倒した奴に手を貸して、自分達の馬車があり、仲間だと思われる者達がいる焚き火があるところに戻っていった。
「チッ、じゃねえだろ? 何で俺は殴りかかられたのか聞いてんだよまったく」
「あはは♪ ねえねえ見て見て、アイツら絶対またくるわよ~、馬車が狙いみたいな事言ってたし」
『こやつの言う通り、私もこの耳で聞きました。何でも商隊とその護衛のふりをしている、馬車持ち狙いの盗賊ですね』
「ダーインスレイブ~私の事はアンラって呼んでよね、ケントにつけてもらったんだから」
「マジかよ、魔物退治に来てんのに、盗賊なんか邪魔でしかたねえぞ、引き渡すのも次の村、中間地点まで引っ張らなきゃなんねえのによ」
俺達の馬車は小型だかんな、まあ、奴らの馬車を使うしかねえか……アンラって馬車を操作できんのか?
「なあアンラ、アイツら捕まえた後なんだが、お前――」
「くふふ♪ 早速来たよ~、近くに来たら眠らせちゃうね~」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
勇者パーティーを追放されたので、張り切ってスローライフをしたら魔王に世界が滅ぼされてました
まりあんぬさま
ファンタジー
かつて、世界を救う希望と称えられた“勇者パーティー”。
その中で地味に、黙々と補助・回復・結界を張り続けていたおっさん――バニッシュ=クラウゼン(38歳)は、ある日、突然追放を言い渡された。
理由は「お荷物」「地味すぎる」「若返くないから」。
……笑えない。
人付き合いに疲れ果てたバニッシュは、「もう人とは関わらん」と北西の“魔の森”に引きこもり、誰も入って来られない結界を張って一人スローライフを開始……したはずだった。
だがその結界、なぜか“迷える者”だけは入れてしまう仕様だった!?
気づけば――
記憶喪失の魔王の娘
迫害された獣人一家
古代魔法を使うエルフの美少女
天然ドジな女神
理想を追いすぎて仲間を失った情熱ドワーフ
などなど、“迷える者たち”がどんどん集まってくる異種族スローライフ村が爆誕!
ところが世界では、バニッシュの支援を失った勇者たちがボロボロに……
魔王軍の侵攻は止まらず、世界滅亡のカウントダウンが始まっていた。
「もう面倒ごとはごめんだ。でも、目の前の誰かを見捨てるのも――もっとごめんだ」
これは、追放された“地味なおっさん”が、
異種族たちとスローライフしながら、
世界を救ってしまう(予定)のお話である。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる