俺は神剣に選ばれ最強になる! 封印されてたツンデレ悪魔を引き連れ修行旅~ところで外れスキルの『努力』ってどういう事だよ!~【俺と悪魔】

いな@

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第一章

第140話 女子だけの恋ばな

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「よし、ぽめらにゃんの従魔登録完了だ。ユウ、しっかり頼むぞ」

「はい。ダンジョンを回って残りの罠を解除すれば良いのですね。ぽめらにゃん、しっかり頑張りましょうね」

 ユウ姉ちゃんは、ぽめらにゃんを冒険者ギルドの受け付けカウンターの上から床に下ろした。

 ぽめらにゃんは大人しくユウ姉ちゃんの足元でおすわりをして待っている。

『あのバラマンディとやらは災難でしたが、意識も戻り、命に別状は無いそうです。しかしケント様、あのものを馬代わりに馬車を引かせれば、予定にもさらに余裕ができましたのに』

『だぁーめ、私はあの馬さんに馬車を引っ張ってもらうんだからケルベロスなんて用無しだもーん』

 くくっ、そうだな、あの馬ほど度胸のある馬はそういないだろう。

 クローセがデカくなろうが、フルフルに吊り下げられようが全然動じねえもんな。

 アンラも気に入ってるし、俺もあの馬が良いと思ってる。

 この手紙を配る依頼が終わった後は、借りるんじゃなくて、ちゃんと買い取ろうと思っているくらいだ。

 従魔登録の後、夜も遅くなっていたが、ユウ姉ちゃん達は、俺のパーティーから抜け、自分達のパーティーを登録した。

 パーティー名までつけちまったしな、俺も考えるか……だがユウ姉ちゃん達の『ナギナタレディ』って訳のわからないのに、なんか格好良さげな名は思い浮かばなかったから保留にしておいた。

 それから宿屋の壊れた箇所の補修費は、バラマンディに払わせるってのは、ちと違うかと思い、俺が出すことにして、来ていた宿主に多めに渡して、ユウ姉ちゃん達を今後しばらく泊めてもらうようお願いをしておく。

 宿主と一緒に宿屋に戻ってきたのは、もうすぐ日も変わるかってところだったから、寝台に寝転がるなり俺は意識をてばなした。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「じゃあな、ユウ姉ちゃん達も頑張れよ」

「うん、ケントくんもアンラちゃんと仲良くね。ここのダンジョン記録を全部塗り替えたらケントくんの村に遊びに行くから」

 翌朝、ユウ姉ちゃん達はダンジョンへ。
 俺達は馬車を出してこの街から出発するところだ。

 それを聞き付けた暁の狼の連中に俺が捕まって、俺達が攻略した階層の事を説明している間、アンラはユウ姉ちゃん達に囲まれ何やら話をしてる。

「――だから三十五階層からは――」

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「ねえねえアンラちゃん。ケントくんとはもうちゅーってしたの?」

「もちろんよ! もうちゅっちゅっしまくりよ!」

 な、なんて事聞いてくんのユウは! たぶん一回だけだよね、ケントの意識がハッキリしてる時にしたのって。
 後はケントが危なかった時と、寝ている時にこっそり……きゃー! 思い出したらドキドキしちゃうじゃない!

「ひゅーひゅー、アンラちゃんやるわね、じゃあ次のステップは――」

「ひにゃっ!」

 嘘ウソうそっ! ちゅってそんなことまでするの! ど、どうしよう、私って牙があるから噛んじゃって傷つけちゃうかも!

「うふふ♪ あらら~、アンラちゃんってば顔が真っ赤よ~、想像しちゃった? あのね、コツは――」

 そ、そうなのね、え? 噛んでも! あっ、軽くね、うんうん。
 えっ! 息は止めなくても良いんだ!

「後は、ちゃんと言葉で伝える事。……アンラちゃんってさ、ちゃんと口に出して伝えてないでしょ?」

 うっ、ユウたら中々鋭いところあるわね、ケントもこれくらいちゃんと見ていてくれれば、とっくの昔に気付いているわよね。

「う、うん。直接はちゃんと言ってないかなぁ~」

「ふむふむ。ここしばらくは私達が邪魔しちゃったけど、この後は二人きりなんだし、二人の進展を期待できるわ」

「そ、そうかな、ケントってまだ子供でしょ? 私がくっついても全然気にしてないみたいだし」

 ユウ達はこうしてみると、美人揃いだし、出るところ……もいじゃおうかな……。

 じゃなくてそういった経験が多そうだし今の内に聞いておくべきよね!

 悪魔の世界ではずっと一人だったし、こっちに出てきてからも、初めてできた話し相手がダーインスレイブだったし……。

 こうなったら――。

「ね、ねえ、ユウ達の技を教えてくれない?」

 ユウ達は、私を取り囲んで、肩や頭に手を置いて、うんうんと頷くと、耳打ちするような小さな声で必勝法って言うのを教えてくれるみたい。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

「――で、四十階層のサイクロプスを倒したんだ。どうだ? まだ聞きたいことあるか?」

 まだアンラの方は話が続いてる見てえだし、俺達が攻略した事を教えておけば、それだけ冒険者としてもやる気が出るし怪我するのも減るかも知れねえしな。

「俺達では取り憑かれていた時でも結構ギリギリの戦いになりそうだな。そうだ、四十階層の宝はなんだった?」

 やはりそれは気になるよな。
 逆の立場だったらめちゃくちゃ気になるしよ。

「くくっ、だな、四十階層のサイクロプスを倒した報酬は――」

「ひにゃぁぁぁ! ユウってばにゃに言ってりゅにょよ!」

 なんだ? アンラがあんなに顔を真っ赤にして慌ててるなんて、怒ってるわけではなさそうだが、楽しそうだし放っといても良いよな。

 その後、暁の狼が満足するまでダンジョンの情報を教えた後、俺は、手綱を握り、顔を赤くしたアンラを乗せて、次の村に向けてダンジョンの街を出発した。
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