熊と人と 兎にも角にも俺の番がエロ可愛い

栗鼠

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ラスト5日間。

リオがひとりで家で過ごす為に日程を変えた。
俺の帰宅時間からをスタートと考えて、飯食って風呂入って…俺が2発ヤって寝て。

一緒に朝飯食ってから支度時間考えると起きるのはこの時間か?…リオはもう少しゆっくりお茶するか?…で?リオは身支度整えて何する?午前中は文字の練習する?…昼飯食って午後はいつものようにパン作る?全工程1人でやると片付けまで入れて約4時間?…隙間でも文字やるの?真面目だな?

…少し睡眠時間が足りないから…どこかで微睡むよな?なんて1日の流れを確認しながら過ごしてみた。

お喋りはするが片付けも手伝わずに見守った。

不安要素は無くならないがどうにかなりそうだ。偽薬もちゃんと用意した。…自傷防止に保護魔術もかけた。

…あぁ!スリングに入れて職場に連れて行きてぇ!グタグタ考えたって明日から出勤だ。

さあ!ヤるぞ!……門の結界がパチンと反応した。入ってくる気配はない…だが居なくならない…何の用だ?

ベッドから降りて壁を背にカーテンの隙間からの門を覗く。俺の張った認識阻害なんぞ破ろうと思えば紙みたいなもんだ。

……ため息しか出ない。承認して門を解錠した。
雰囲気の変わった俺を見てリオが首を傾げてる。
まだ服は脱いでいなかったから「ここで待ってろ。」と声をかけて足早に2階に降りるとリオがついてきた。

おいおい。

クシャン!

おいおい。

慌てて戻ってマントで包んで1階に降りるためのドアを開ける。

「寒くないか?」
「だいじょうぶ」

…これはどっちだ?

1階の正面の大扉ではなく夜間や使用人が使う小さい方の扉を開ける…雄どもが4人。

「お久しぶりです。お届け物です。」

第3小隊長の狼のデニスだ。

「この度はおめでとうございます。新しい制服を着用しての出勤を。と3日前に通達が来まして届ける役を勝ち取りました。いつでも迷惑なのは百も承知ですが最終日の方が少しはマシかと思いまして今日参りました。後、貴方の事だから花の1つもないだろうと思いまして。御祝いの品も少し。」

そう言いながら入って来た。
1人は山羊、残りは熊。

「山羊はウチの使用人です。ヘルプに入ってくださった中央の中隊長が犯罪級の相手だと言うので熊のオマケがついて来ました。」

「やぎさん つの かっこいい」

俺の耳に顔突っ込んで小さな声で内緒話のつもりのリオ。獣人には無意味だって事には気づいてない。

「認識阻害くらいかけてくださいよ。気不味いじゃないですか。」

…これっぽっちも気にしてないくせに。

「あ、あの。隊長おめでとうございます。これ俺らから。持って行くならコレがいいって聞いて…。」

さっさと追い出されるのがわかってる熊が出して来たのは見覚えのある箱。リオが反応した…飴好きだもんな、受け取った箱を渡してやると。

「ありがとう ございます とても うれしいです」って、ふにゃりと笑う。

「ウチの温室から持って来ました。鉢植えだから長く楽しめますよ。後、カタログ。足りてないでしょう?ストーブ。」

デニスもニヤリとしてから玄関先で帰るつもりだから鉢植えを足元に置いた。

「すいせん」

この花が好きなのか?降ろしてやると鉢植えの近くにしゃがみ込んだ。

「いいにおい」

ピコっと!何か思いついたリオ「あっ」と思った時には遅かった。

「さむかった でしょう? おちゃを ぼく じゅんび して きます」とととととっと箱だけ持って上がっていく。

室内履きも履いている。マントも羽織っているが…寝衣に生足だった。下を履かせないと若い熊2匹が目のやり場に困っている。

舌打ちを噛み殺す。

「だそうだ。上がっていいぞ。」

リビングのストーブに薪を追加して近くのソファーを勧めた。コートかけにそれぞれ脱いだコートをかけている。

キッチンでお湯を沸かす準備をしていたリオに耳打ちしてやると赤くなって、すっ飛んで上に行き室内着に着替えて戻ってきた。

デニスのところの使用人が、「お手伝いさせていただいてもよろしいですか?」と尋ねてきから、
この山羊なんだろ?ってデニスを見ると小さく頷いてる…それならリオとの相性が重要だ。

「お願いします。」

戻ってきたリオに「お手伝いいたします。」って声をかけて…この山羊…距離感の掴み方が上手い。

「ありがとう ございます」

…リオが自然に受け入れた…悪くない。

ほぼ山羊がお茶の用意をしてる…リオは山羊の角に興味津々だ。

「つのが りっぱ ですね」
「ありがとうございます。…触られてみます?」

返事より先に手が伸びた。

「あったかい」
「山羊の角は生え替わりませんから。」

初めて触ったんだろうな…すげぇ感動してる。

専有紋を刻んでリオの心はかなり落ち着いた。
夢に魘される事はあるが過呼吸はかなり減った。
突然襲う不安感も偽薬を舐めて呪文の様に「だいじょうぶ」と繰り返してやり過ごせる様になった。…ちっとも大丈夫じゃねぇよ!と悪態を吐きたいが、頑張ってる。乗り越えようとしている。

この突然の来客もリオが受け入れるなら問題はない。

山羊が残っていた不揃いのケーキとお茶をトレイに乗せて持ってきた。ちょこちょこ山羊についてきたリオが

「どれも とても おいしいです おすきな ものを おめしあがり ください」

そう言って空いていた所にぽふっと座った。山羊は違和感なくそのままお茶をサーブする。

俺と山羊はダイニングに移った。リオはストーブの近くで3人とお喋りだ。

「使用人をご所望とお伺いしまして本日はお邪魔させていただきました。」

リオ、お前…山羊の角の次は狼の尻尾か!
狼の尻尾に触るのは…どうかと思うぞ?
デニス!お前も触らすなよ!耳も触ります?じゃねぇんだよ!

熊どもは…やばっ!ちっちゃ!とか言ってるしよ!手の大きさ比べとか…しなくていい!

「おっきい」

おい。何黙ってるんだ?手の話だぞ?……リオが楽しそうだからいいけどよ!


……こっちの話だ。

「庭と家政と管理をお願いしたい。」

全部です。家の事丸っと全部。

「……番が庭を。私が管理をさせていただき、家政は2人で分担して宜しければ可能かと思います。私事ですが子供が遠からず生まれますので裏庭を少し解放いただけると助かります。」  

子供…牧草以外の雑草も食うのか?それなら…俺は草むしりから解放されるのか?

「番の羊は庭の手入れが上手いですよ。」

お茶を飲んでいたデニスが口を挟んだ。リオもこっちを見たから。

「…リオ。この山羊が家の手伝いに入るが、どうだ?羊の番がいて近々子供も産まれる。」

「ひつじさんの あかちゃん」

…そこに食いつくのか。まぁ、これまでリオの周りに獣人はいなかったみたいだから興味はわくよな。

「決まりだ。下の部屋を案内してくる。」

一階の玄関を背にして左側の3LDK。

「ここになる。狭いか?」
「……充分です。」

「庭は裏も表も適当に使っていい。結界は承認だ。外構に認識阻害をかけてあるから子供が飛び回っても問題はない。仮の契約書を書いて後日届けさせる。不明点や要望があれば赤で書き入れて返してくれ。考慮する。ウチに来るのは早い方がいいが特に指定はない。」

「畏まりました。宜しくお願い致します。」

戻るとデニスが纏まりましたね?って顔で。

「お暇しますか。」

食いかけのケーキとお茶をの飲み干して立ち上がった。 

「さむいから きをつけて かえって ください」

……おざなりに見送った。さっきかなりいいところだったんだ。明日から出勤だから朝まで潰してやろうと思って準備万端ってところだったんだ。

それでも皺になるからって新しい制服を出したら「試着する?」って…着ますよ。

箱の中には正装のみ。中隊長って略式…無いんだ。確かにいつも上司は正装だった…え?面倒くさっ!

躾糸とか外して、いくつか持ってる叙勲だか褒章だか、どっちか覚えてないヤツを付け直して。

そしたら欲が出た。剣帯につける房が欲しいと思った。家族や番から贈られる房。リオが知っているわけもなく…自分からは言い出せない…贅沢者め。

…イケオジは着こなしていたが…制服が似合わねぇ…なんでこんなにキラキラしいんだ?
チャコールなのはいい、落ち着いてて。
襟と袖口にがっつり入った銀糸の刺繍、白銀糸の飾緒、白の腕章が…無駄に偉そうだ。

「ぼりす かっこいい」

えぇ?…そお?

これに合うタイを持ってねぇよ。婆ぁにもらったダークブルーの派手で一度もつけた事がないヤツならギリギリいけるかぁ?

「ぼりす かっこいい」

ちょっと待ってリオ…勘弁して?コレどうしたらいいのよ?もうお終い!脱ぐ!…ん?脱いだらガッカリしてる?制服好き?…タイか?

そう言えばタイを緩める時いつも見てたな?

とりあえず片付けは後でやるからお預けくらった俺を満足させて?って言うか…他の雄の匂いがするのが気に触る。

全身隅から隅まで余す事なく舐めて、あぐあぐ甘噛みもした。

…コレ俺の。

孔に防滴掛けて一滴も漏れないようにして…マーキングした。腸のかなり奥の方まで入って…ぐきゅっごぽっって腹が鳴って。ぽこんと膨らんだ腹を見たリオが

「おなか やぶけちゃう」

……何それ。かわいい。許す。

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