熊と人と 兎にも角にも俺の番がエロ可愛い

栗鼠

文字の大きさ
16 / 59

ボリスside 休暇明け

しおりを挟む



休暇明けに俺を待っていたのは第4小隊長を含む組織変更。

パワーバランスが悪いらしい。 

俺が居ない間に第4がやらかしたのか?とヒヤッとしたらその逆で、小隊長が居ないのにひとつの問題も起きなかったのが組織変更に至った理由。

俺はさておき、俺が育てた奴らは出来る。
俺は失敗こそ成功の近道だと思っている。
安い成功体験なんぞ慢心を生む。

だから成功への道筋は教えない。俺が教えたのは負けない方法だ。安い謝罪も要らない。原因を見つけて改善を求める。

だから俺は叱らない。想定内だからフォローする。部下の失敗を想定出来ないヤツが足りないんだ。

死なない程度にやってみろ。小さなキズでもケガは痛い。でも痛みを知らないよりもいい。
痛いだけだ。怖くない。痛いだけなら耐えられる。俺の部下は強い目をしている。大事な物を持ってる目だ。

普通の家の奴もいれば孤児の奴もいる。
拗らせてふて腐って荒れてた奴もいる。
持ってる奴は自由を。持ってない奴は温もりを。
欲しがって。妬んで。望んで。見つける。
自分の守りたいものを。

整えられて爪も牙も丸い奴より余程いい。
俺が上に立ったなら家柄は無価値だ。そんなもので生き残れない。

…第1の狼のルカの視線がウゼェ。

クソの様に馬鹿にしてた奴(俺)が上がったのが気に食わねぇのか?…単純だな。

お前の親父は面倒見のいい人で…親切で頼りになるって言われてた。息子は過保護に育てたんだな。…お前は恩を仇で返したな。

新しい中隊長(俺)が決まったって言うんで演習場に全員集めて挨拶だ。寒いし…面倒くせぇ。
誰も聞かない真面目腐ったテンプレの挨拶を済ませた。…この新しい制服本当に似合わねぇ。

集められた場所は砦の森側の演習場だ。
ここは魔素が濃い。

俺の隊は少なくても週1で、ここで体術の演武練習をしていた。濃い魔素の中でも動く事が出来る様にする為に。…他の隊の事なんぞ知らん。

まずは小手調べだ。
全員全力で。
魔力なしで体術武闘演武。

…これで身体が温まっただろ?

魔素に耐性が合っても慣れてなければ息が上がる。…小隊長になったら、いきなり緩衝帯に呼ばれる。危機管理不足の奴は下がれ。並びを変える。

魔力のみで魔術攻防演武。

まあまあ…魔力量が足りないのは仕方がないけど…昇進は諦めろ。手を抜くタイミングを間違えたヤツと実力が足りないヤツを後ろに下げる。

…おいルカ、お前何下げられてんだ?腐っても小隊長だろうが!

並びを変えて実戦演武。

……残った奴は想定内。

「ありがとう。もういい。」

イケオジは頭痛の鎮痛剤入りの巻きタバコをふかしながら俺の隣でニヤニヤしてる。

『番ちゃんが発情期なんだけどさぁ~もう…くねくねクネクネ甘えてきて可愛くて。どうしようかと思うね。定年したら外回りで孫ちゃん抱きながら羊飼ってのんびりするんだ』なんて言ってて、俺もこんな余裕のある男になりたいもんだ。 
   
歳は若いがアイツにしようと思う。
雌の扱いは悪いが周りを見渡す事ができるヤツだ。…番を見つけりゃ、ころりと落ち着くだろ。  

ふわっとリオの匂いがした…イライラしないのは、このお陰だ。
リオにマーキングされたんだ…最高に幸せだ。

夜もしっかりヤったんだが…朝立ちついでにもう一発と思って。そしたら「おくちから でそう」なんて言いやがって…あああ?なんだ?最高の煽りだなぁ?終わりにしてやろうと思ってたのに復活した。

「もう1発付き合え、新しい惰性的な快楽でお前の頭を書き換えてやる。」

ほんの少し不安の匂いがしたな?と思ったら、可愛いのから小水をちょぼちょぼ出して…人族はマーキングなんてしないのに。

仕事行く俺に、他の雌が寄らない様にしてるのか?なんて考えたら…嬉しくて。

がっつり飛ばしてやった。ふにゃふにゃしててどっこも力が入ってねぇ…かわいい。腹に循環もしないでぱんぱんのままにしてきた。
…睡眠もかけてない。俺の白濁腹に抱えて微睡んでろ。

解散して、執務室片付けながら山積みの書類にサインして、バランス考えて編成組んで、イケオジに確認してもらって。「いいんじゃない?」って合格もらって…上に承認のサインをもらいに行く。

まぁ多少はゴタゴタするだろう。

…早く帰りてぇ。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

男同士で番だなんてあってたまるかよ

だいたい石田
BL
石堂徹は、大学の授業中に居眠りをしていた。目覚めたら見知らぬ場所で、隣に寝ていた男にキスをされる。茫然とする徹に男は告げる。「お前は俺の番だ。」と。 ――男同士で番だなんてあってたまるかよ!!! ※R描写がメインのお話となります。 この作品は、ムーンライト、ピクシブにて別HNにて投稿しています。 毎日21時に更新されます。8話で完結します。 2019年12月18日追記 カテゴリを「恋愛」から「BL」に変更いたしました。 カテゴリを間違えてすみませんでした。 ご指摘ありがとうございました。

オメガ転生。

BL
残業三昧でヘトヘトになりながらの帰宅途中。乗り合わせたバスがまさかのトンネル内の火災事故に遭ってしまう。 そして………… 気がつけば、男児の姿に… 双子の妹は、まさかの悪役令嬢?それって一家破滅フラグだよね! 破滅回避の奮闘劇の幕開けだ!!

ドジで惨殺されそうな悪役の僕、平穏と領地を守ろうとしたら暴虐だったはずの領主様に迫られている気がする……僕がいらないなら詰め寄らないでくれ!

迷路を跳ぶ狐
BL
いつもドジで、今日もお仕えする領主様に怒鳴られていた僕。自分が、ゲームの世界に悪役として転生していることに気づいた。このままだと、この領地は惨事が起こる。けれど、選択肢を間違えば、領地は助かっても王国が潰れる。そんな未来が怖くて動き出した僕だけど、すでに領地も王城も策略だらけ。その上、冷酷だったはずの領主様は、やけに僕との距離が近くて……僕は平穏が欲しいだけなのに! 僕のこと、いらないんじゃなかったの!? 惨劇が怖いので先に城を守りましょう!

隣人、イケメン俳優につき

タタミ
BL
イラストレーターの清永一太はある日、隣部屋の怒鳴り合いに気付く。清永が隣部屋を訪ねると、そこでは人気俳優の杉崎久遠が男に暴行されていて──?

【完結】ここで会ったが、十年目。

N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化) 我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。 (追記5/14 : お互いぶん回してますね。) Special thanks illustration by おのつく 様 X(旧Twitter) @__oc_t ※ご都合主義です。あしからず。 ※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。 ※◎は視点が変わります。

刺されて始まる恋もある

神山おが屑
BL
ストーカーに困るイケメン大学生城田雪人に恋人のフリを頼まれた大学生黒川月兎、そんな雪人とデートの振りして食事に行っていたらストーカーに刺されて病院送り罪悪感からか毎日お見舞いに来る雪人、罪悪感からか毎日大学でも心配してくる雪人、罪悪感からかやたら世話をしてくる雪人、まるで本当の恋人のような距離感に戸惑う月兎そんなふたりの刺されて始まる恋の話。

目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。 彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。 ……あ。 音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。 しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。 やばい、どうしよう。

公爵家の五男坊はあきらめない

三矢由巳
BL
ローテンエルデ王国のレームブルック公爵の妾腹の五男グスタフは公爵領で領民と交流し、気ままに日々を過ごしていた。 生母と生き別れ、父に放任されて育った彼は誰にも期待なんかしない、将来のことはあきらめていると乳兄弟のエルンストに語っていた。 冬至の祭の夜に暴漢に襲われ二人の運命は急変する。 負傷し意識のないエルンストの枕元でグスタフは叫ぶ。 「俺はおまえなしでは生きていけないんだ」 都では次の王位をめぐる政争が繰り広げられていた。 知らぬ間に巻き込まれていたことを知るグスタフ。 生き延びるため、グスタフはエルンストとともに都へ向かう。 あきらめたら待つのは死のみ。

処理中です...