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ヤーコフside 見落とし
しおりを挟む山羊です。
私の名前?必要ですか?
…ヤーコフと申します。番はカレンです。
宜しくお願いいたします。
ちょっとカレンの行動が目に余る。
確かにボリス様は、畑を増やしてもいいとおっしゃいましたが!見過ごせない!自由過ぎる!
そう思いカレンと話をしました。
………本当に。私は先程まで本気で誰か番を止めてくれ!と思っていたんです。
私の番が…君で良かった。
こんなに足りない私を君はいつも助けてくれる。
庭に林檎とあんずと栗の木を植えて…畑も止めたはずなのに確実に広げて。
「どんぐりは、ちょっと料理しづらいので栗です。」って…訳がわからない。
「勝手に果実園にしないでください!駄目です!庭なんです。」って話をしたんです。
「子供を育てるのに必要です…間に合わないかもしれない。デニス様のお屋敷には、どんぐりの木ありましたよね?どんぐり貰えるかしら?野菜は間に合いそうなので。」って少しも私の話を聞いてなくて…。
「……君は何の話をしているんだ?」
「リオ様にお子が出来ます。生まれてくるのは熊です。貴方見落としておられます。…きちんと見てください。」
私はカレンの目線の先を追った。
全身の血が凍る様な感覚。…なんだ?アレは。
「ボリス様の結界が干渉されています。
羽虫や幼な子ではありません。もっと上位の存在…おそらく精霊です。用があるのはリオ様でしょう。最近来る様になりました。…お陰で草木の伸びが良いです。」
「……アレに敵意は?」
結界の上をチョロチョロと這い回る…何だ?あれは?……小さなトカゲに見える。
「受け入れる以外道は無いと思いますが。
私達はあれを「恩恵」と呼びます。」
「…恩恵?」
「はい。私に少し混じった血が反応しております。…リオ様は長命種のエルフの血が入っているのでしょうか?外見はとても似ていると思うのですが。リオ様…鈍臭いでしょ?そこが …ちょっと。」
「君!」
「あぁっ…えっと …運動が苦手?」
「そこはいいから!」
「ええっと?…ボリス様の許しが欲しいみたい?
許しなく入れるけど?入りたくない?
ボリス様は何の血が入っているのかしら?熊の上位種ですけど…竜の様。あの方隠しておられるけど…とても強いですよね?」
もぐもぐモグモグ…ベェー。
「美味しい?」
ホップ!ホップ!…ベェー。
「ええ、本当に。ここは楽園の様ね…私達幸せね。」
……ボリス様に報告しなければ。
今、お帰りをお待ちしている所でございます。
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