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⑨
しおりを挟む…コレだろ!
リオが綺麗な字を書くんだが、俺のペンだと書きづらいんじゃないかって気がついた。中隊長になって書類が増えて文房具に目覚めたって言えば、分かり易いか?
砦に支給品を入れてる業者に線の細いドワーフの爺さんがいるんだ。…爺さんじゃないな?髭を長くして編み込んでるから爺さんに見えるだけだ。
西の商業区で文房具屋をやっていて、そこのガラスペンは飾りっ気のないシンプルなものなんだが、持った時のバランスが良くて疲れ難いし滑らかで書きやすいんだ。
小型種の子供用も作ってて、それの持ち手を暗い青で作ってもらった。それが今日届いた。
帰りにイケオジに…誕生日だろ?って火酒を渡された。…このマメさを見習いたい。
……またか?ドワーフの爺さんの匂いだ。
最近よく来ている…タオルの報告だけじゃない。
…山羊、遮断で匂い消しても目が泳いでるぞ?
分かり易過ぎるだろ…お前。
まぁいいよ、嫌な匂いはしないし。
なんかリオがわくわくしてるし。
楽しい事でもあるんだろ?
「ただいま」
「おかえりなさい!」
おお?ご機嫌だな?
あぁぁ…リオの「お疲れ様」は…本当に疲れが吹き飛ぶ……そのまま風呂。
浄化や洗浄は手っ取り早くて便利なんだが。
風呂の疲れが溶け出すみたいな感覚と出た後の
疲労感がいい…頭の中のわさわさしたのも無くなる。
…わくわく通り越してうずうずって感じだな?
「ここにいてね?」
って俺にお茶を出してからクローゼットの中に入って行った。
何かな?
…リボンがかかった箱が2つ…流石にわかるよ。
「ぼりす うまれて きてくれて ありがとう」
ハニカミ顔がヤバいな?…もう襲っていいか?
「あけてみて?」
小さい方には凄く小さなグラス。大きい方には房が入ってた。
「ふさ ちゃんと じかんをかけて つくったの
まえのより うまくできたと おもう」
あれも かなり丁寧だったと思うんだが…
上手く言葉が出てこねぇ…格好つかねぇなぁ。
「房を貰ったのが、あの時が初めてだったんだ。
親が子供の頃に死んで、保護された孤児院も飛び出したから成人を祝ってもらえる事もなくて。
ずっと憧れていた。羨ましくて…でも口に出せなくて…嬉しい。ありがとう。」
「うん」
「…つけてくれるか?」
寝衣の上に剣帯だけを付け直して、リオが床に膝をついて鞘を留めているベルトの下の方に組紐を輪にして房をくぐらせる。
駄目だ…涙が出る。
「ありがとう…リオに見守られている様で心強い。」
「うん」
「あとね? これね? しょっとぐらすっていうの つよいおさけを そのまま のむときに つかうの」
ボリス時々飲んでるよね?って…寝てから執務室で飲んでたんだが…気づいてたのか?
「はいがらすの あわを いっぱいに したの
おじいさんの おまごさんに つくってもらって……あの おかね いっぱい つかっちゃった けいやくしょは やぎさんが つくってくれた」
契約書?あの爺さん…また商売にする気なんだな?
「ぜんぶ みる? しさくひんも かいとったから はっこ あるの」
…出来上がっていく過程と試行錯誤の跡が見える試作品。泡を増やすって言うのは逆転の発想だな…綺麗だ。
試作品のひとつに半分くらいまで水を入れて
「本当はギリギリまで入れるんだけど、リオ一気にそんなに飲めないから…見ててね?」ってクっと煽るように飲んだ「こんな感じで使ってたと…思う。ゆっくり飲んでもいいんだよ?」って。
リオがやると…違和感しかないが、なんて言うか…雄!って感じの飲み方だ……いいねぇ。
若い雄の間で流行りそうだ。この2つのアイデア、バラ売りでもいいんじゃねぇかな?
早速イケオジに貰った火酒でやってみた。
こんな感じ?……この酒 美味い…
「かっ こいい」
ちょっ…待って?そんなに真っ直ぐ言われると照れ臭い。俺もペン渡したいんだ!ああ!くっそ!さっさと渡して …抱く!
リオにもってペンを渡したら……泣いちゃった。
「ここの もじは むずかしくて なかなか じょうずに かけなくて…。ぼりすは できなくても おこらないけど はやく かけるように なりたくて やっと じょうすに かけるように なったの ありがとう すごく うれしい」
口づけしようとしたら「鼻詰まっちゃった」って
俺の腕の中からすり抜けて……あ゛?
リオ……駄目だって言ってるだろ?その何気なく逃げるみたいな仕草。
本能的に身体が動いて…リオを押さえつけて…頸に牙が食い込んだ。
「んん!!んーーーー!」
ゆっくり…離して頸を舐め上げる。
血の味がする…こんなモノまでお前は甘いなぁ
「優しく抱きたいんだ…頼む…逃げるなよ。」
掬うように抱き上げてベッドに押し倒した。
「ま゛って」
リオが両手で鼻と口を隠してて…
ああ…鼻水ね。浄化すりゃいいよ…本当。便利。
可愛い鼻をチョンとつついて浄化したら…すぅ…はあぁって息を吐いた。
シャツをたくし上げると胸の先っちょがツンとたってて
「ここで甘イキしようか」
舐めて転がして摘んで
気持ちいいけど
足りなくて
焦ったくて
悶えて悶えて
浅イキを繰り返して
腰を突き出すみたいに足を突っ張らせて
ぴゅくっぴゅくっと可愛いナニから蜜がでた。
胎が痛いほどきゅんきゅんしてるのがわかる。
孔が滴るほど泥濘んで…いい子だ。
それでも発情期じゃないから、入れるには少し足りない。潤滑剤を俺のに塗りつけて孔に当てたら…「んあぁ!!」…イッた?え?入ってくるって言う期待だけでイッたの?…すげぇ。
イッた後の弛緩と痙攣の波で絡みつく中に小刻みに揺らしながら入れて、最奥まで入れて胎を押し潰して、ギリギリまで抜いて…ゆっくり長いストロークで悶えイけ!
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