13 / 13
⑤
私は今まで見た夢を覚えていた事がなかった。
アレは …なんだったのだろう。
ラヴィがいくつもの扉がある空間にいる夢だ。
扉は数え切れないほどだった。大きさも型も様々で…その中にひとつだけ開いていた扉にラヴィは入って行った。
ついて行くと中には薬箱の様な引き出しがいくつもあって…コレはなんなんだろうと思った。
ラヴィがひとつの引き出しに何かをしまっている。
「大丈夫。…大丈夫。」
何が?
『この子も…ついて来てしまったんだ。』
どこかから声が聞こえた。
…大きめの黒い犬が、突然ラヴィの横に現れた?
「…あの子のくまさん。」
……熊?…それは獣の犬だろう?
「大丈夫。全部任せて。」
誰と話しているんだ?
「あの子に伝えられたらいいのに。」
『ノドカ?』
「そう。お父さん達に会えたよって、ちゃんと願い事は叶ったよって。僕達は同じだけど…同じじゃないから。後、ありがとうって伝えたい。辛かっただろうに…ちゃんと最後まで生きてくれたから僕は旦那様と会う事が出来たから。」
『…見つけるのが遅くなって…ごめんね』
「…大丈夫。僕が覚えていられなくても周りの人は覚えていてくれるから。辛い事は少しも無いよ。」
そう言って笑ったラヴィの目はいつもより大人びていて…強かった。
…狂おしいほどに愛しい。湧き上がる感情は…狂気に近い執着。ラヴィの記憶が全て私で埋め尽くされればいいのに。
ラヴィに駆け寄って抱きしめたかったが身体は動かなかった。愛していると言いたかったが声が出せなかった。何も出来ずに…ただ…見ていた。まばたきしたら朝で…私の腕の中で眠るラヴィ。
…あぁ。もう止められない。
頬にかかった髪を指で除けるとラヴィがパチリと目を覚ました。
「おはようラヴィ。」
返事を返そうとするラヴィの言葉を待たずに口づけた。
頭は忘れても…身体は覚えているだろう?
首、胸、脇腹と降りて行き、膝が肩に着くほど折りたたんで…プラグをゆっくりと引き抜いて舌で孔を舐めほぐして…。
「 んぁっ だん なさまぁっ ぁんっ!」
「だんな さまぁ もう んぁっ!」
「もう いやぁっ」
…嫌?…匂いは私を求めているのに?
「ぼくっ のっ なか にっ! き てぇっ!
もぅ まつ の ぃやぁっあっ。
ぃたい のもぉ がま んんっ す るかぁ!」
指3本が入る程にはほぐれた孔。
それでも…まだ狭い。私の口から出た言葉は
「……同調率を下げていい?」
…脳と身体の同調率を下げると痛みを和らげる事が出来る。…手間をかけずに私を受け入れる事が出来る。
「 いやっ ぃたいのも ぼくのぉ だかぁ!」
「無理そうなら途中で止めるからね?」
…そんな訳がないのに…私はクズだな。
「んっ!」
孔は割とデリケートだから万が一の為に保護の術式を発動させて、私のナニに潤滑剤をたっぶりと纏わらせてから孔に当てがう。
ゴクリと喉がなったのは …どちらだったか。
カリさえ入ってしまえばどうにかなるんだが…私のナニは少しエラが張っているんだ。右で逃げない様に腰を掴んで左でナニを持ってゆっくりとラヴィの中に沈めていく。…どうにかカリが入った。
そのまま…ゆっくりと閉じた腸壁をこじ開けて行く。
「んっ!」と声が出てグッと力が入り孔が締まる。
食いちぎられるかと思うほどの締め付け。
半分より少し入った所で …行き止まり。
『…ちゃんと おくまで』
焦らなくても止まる気はないよ?心配しなくても気持ちよくしてあげられる。…いい歳だからね?それなりに経験はあるんだ。
ゆっくり一定のリズムで小刻みに抜き差しするとじわじわと快楽が胎に溜まってくるだろう?…小波の様な快楽が。降りる事の出来ない階段をひとつひとつ登っていけ。
「っあ?」
「っあ?」
前で得る快楽とは全く違うだろう?
雌の終わりのない貪欲な絶頂感を味わいなさい。
「っんあぁ!あっ!」
強い痙攣とともにぷしゃっと小水を漏らした。
「…やぁぁっ …んっっっ 止まらなっ…」
…可愛いなぁ。そろそろ…奥の扉が緩みはじめたか?
初めてだからな。どこまでほぐしてもここをぶち抜くのは…痛いだろう。
私の心配に気づいたラヴィが「来て」と。
……そんなに簡単に私を許してはいけない。そう思うのに …止められない。
間違えて舌を噛まないように口に親指を突っ込んで、もう片方の手で逃げない様に押さえ込み少し腰を引いて…ぶち抜いた。
「い゛っああ゛あ゛あ゛っっんあああぁぁ」
チカチカと点滅する意識。
…ここをぶち抜いたら胎までもう少し。
肩を抱き込んで…ずっ!ずっ!と強引に奥に進む。コツンと当たる胎の口。
……意識が飛ぶかと思ったが…ラヴィは涙で潤んだ目で私を見ていた。
私も我慢の限界だ。
それでもギリギリの理性を総動員して優しくトントンと胎の扉をノックして突き上げる射精感のまま胎に放った。
『嬉しい』とラヴィの唇が動いて…幸せそうな顔をして意識を飛ばした。
…何も知らないラヴィ。
番ったんだ。これで終われるはずがない。
ラヴィの同調率をギリギリまで下げて腰を振った。
何度出したかなんて覚えていない。
出しても出しても、また勃った。
白濁が胎から溢れて腸の中でゴボゴボ音を立てたが構わずに出した。
…孕め!
同調率を下げたはずの身体がビクビクと痙攣していた。
多少満足して時計を覗き見れば、昼を過ぎていた。
休む事が出来ない仕事が恨めしい。…だがもう夏だ。河流木を回収すれば大きな問題はないだろう…ここに来て転移を覚えた事が役に立つ。
急ぎ身支度を整え…太陽が沈みきる頃には帰って来れた。
玄関まで出迎える者はいない。
奥の厨房から山羊がトレイを持って出て来た。
「お帰りなさいませ。ラヴィル様は先ほどお目覚めになられました。お食事とご入浴の準備が丁度今整ったところです。」
「後は私がやる。」
「畏まりました。旦那様のお食事もご用意出来次第お部屋にお持ちいたします。」
「私はサンドイッチか何か…簡単な物でいい。」
「畏まりました。」
その場でラヴィの食事を受け取って2階のリビングに入り、内階段で3階の寝室に入ると…とんでもなく可愛いラヴィが私を待っていた。
気怠げにぽやぁと窓の外を眺めていたんだ。
「ただいま。ラヴィ。」
「え?」
驚いた顔で慌ててケットを手繰り寄せ…包まってぷるぷる震えた。
「ぉっ おかえりなさいませ。」
…可愛いなぁ。
「無理をさせたね?身体は辛くない?」
「だっ 大丈夫です。」
それから山羊が用意してくれたチーズリゾットをラヴィの口に運び、風呂に入れて、私は合間でサンドイッチを放り込んだ。
日課の日記にやっと書き込んだのは「気持ちよかった」のひと言。
…さぁ。続きと行こうか?私の与える快楽で全て埋め尽くしてあげよう。
……大丈夫。私が全て覚えているから。
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
世間に秘された名門男子校・平坂学園体育科
空手の名選手であった高尾雄一は、新任教師として赴任する
高潔な人格と鋼のように鍛えられた肉体
それは、学園にとって最高の生贄の候補に他ならなかった
至高の筋肉を持つ、精神を削られ意志をなくした青年を太古の神に捧げるため、“水”、“風”、“土”の信奉者達が暗躍する
意志をなくし筋肉の操り人形と化した“デク”
消える教師
山奥の男子校で繰り広げられるダークファンタジー
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。