55 / 191
第六章
記者会見にて-04
しおりを挟む
「……ふぅ」
本日何度目になるか分からぬ溜息をつくと共に、スピーカーから聞こえる、女性の声。
『決着。勝者、三年Aクラス・久瀬良司』
生徒会の副会長を務める、明宮梢の声だ。恐らく会長補佐である良司の代わりを勤めているのだろうと考えた楠が、応接間を出る。
校舎から見えるグラウンドには、二機の秋風が立っていた。
一機は織姫と同じく高機動パックのプラスデータを装備した、一年Bクラスの秋風。パイロットは木藤義彦という男子だった筈だ。
対して、三年Aクラスの久瀬良司――生徒会の会長補佐を務める、楠の右腕。
駆る秋風は、秋風の主なバックパックユニット三つの特徴を組み合わせた【フルフレーム】と呼ばれるプラスデータを使用している。
フルフレームは、高田重工とアストレイド・ブレイン社の二社が共同開発を行った、秋風用の新型プラスデータの試作品である。
高機動パック、高速戦パック、そして高火力パックの特徴を一つにまとめたばかりか、それによる重量の緩和や、衝撃吸収を行う補助関節を取り付けている画期的なプラスデータで、二社が成績優秀者の良司にテスト運用を願い出たのだ。
「――えーっと」
ポケットの中に入れていた携帯端末を取り出し、今現在の状況を確認する。今回の交流戦では、トーナメント戦が採用されている。
本当は総当たり戦が採用される予定であったが、件の襲撃事件が発生した為に日数を調整し、短い日数で終了するトーナメント戦が採用されたのだ。
楠が応接間を出ると、そこに一人の少年がやってくる。
「おっす、楠」
「あ、おに――城坂さん。お疲れ様です」
「お前もお疲れさん。記者会見だって?」
「ええ。私の様な子供を相手に、大人たちが大勢群がっていました」
「そっか。今日の交流戦だけど」
「はい、今確認しました。既に今日のプログラムは終了しているようですね」
彼女と、他愛も無い会話を繰り広げる少年は城坂織姫だ。既に敗退してしまったが、今回の交流戦では一年Cクラス代表として戦った一年生であり、楠と同じ生徒会の、書記を担当している。
「じゃ、今日は帰るか。――帰りに、あの店のカスタードプリン、買ってやる」
「え」
「頑張った妹にご褒美だ」
そう。城坂織姫は、秋沢楠――否、【城坂楠】の兄でもある。
諸事情により楠は、城坂家の遠い親戚である秋沢家から苗字を借りて、この学園に入学しており、また学園理事長である城坂聖奈の妹でもあり、この辺りは入念に隠し通されている。
楠が織姫や聖奈の妹であると知っている生徒や教職員は数少ない。先ほど楠が、織姫の事を「お兄ちゃん」と言いかけた理由は、これが主だったものだ。
「……もう。学校で妹って言うの止めてって、何度言ったらわかるの?」
「固い事言うなよ。今は誰もいな――っと」
織姫が口を閉じる。階段より誰かがこちらに向かっている足音が聞こえたからだ。
階段を登り切った人物は、応接間に向けて歩を進めている。生徒でも教職員でも無い。先ほどまで楠と質疑応答を行っていた記者の一人――東洋夕刊の藤堂だ。
「あ、秋沢ちゃん。さっきはどうもね」
「いえ、こちらこそ。まだ何か?」
「いやいや、ちょいと聞きたい事があったんだけど、俺が他の生徒に声かけると怪しいじゃん? だから楠ちゃんに聞こうと思ったんだけど――って」
藤堂は、そこで楠の隣に立つ織姫へ、視線を送った。
ジッと見つめ合う、織姫と藤堂。二人はしばし口を開いたまま沈黙していたが――
『ああああああああああああ――っ!!』
校舎全体に響き渡る絶叫を、二人で奏でた。
「な、何!? いえ、何なんですか、二人とも!」
「藤堂、テメェ何でココに!?」
「副業だよ! 姫ちゃんこそどうして――【アーミー隊】辞めたのか!?」
「姫ちゃん言うなっ! ていうかテメェ、戦場カメラマンだろ!?」
「俺は元々東洋夕刊の記者だったんだよっ。今はフリーでやってるけど、興味ある会見にゃ、東洋夕刊の名前で参加させて貰ってんの!」
「お、お知り合い、ですか。お二人とも」
楠が口を挿むと、二者は一度楠へ視線を向けた。藤堂は「えっと」と言葉を濁したが、織姫は溜息と共に、彼を指さした。
「俺がアーミー隊に居た頃、コイツに二度ほど取材を受けた事があるんだ。藤堂も別に、話す分には構わねぇよ」
「あ、そうなの。じゃあ、話は戻すけどよ。織姫ちゃんは、アーミー隊辞めたのか?」
「辞めた。――理由は」
「あ。何となく想像つく。ワリィ、これ以上は聞かんよ」
「……助かる」
織姫は幼い頃から米軍に身を置き、兵士として戦ってきた経験を持っており、そして幾多の戦いを乗り越えた先で、彼は人生を見つめ直す時間が与えられ――今では、学生として、子供としての役割を果たしている。
「織姫ちゃん、君は生徒会の役員?」
「ああ。書記をやってる」
「なるほど、ますます都合がいい。……今回の襲撃事件、敵は?」
「藤堂さん、その件は」
「大丈夫だ楠。コイツ、こんなチャラけた態度取ってるけど、口止めした事を記事にする事は絶対にしない」
織姫は、しばしどこまで話したものかと考える様にしていたが、後に「ミィリスだ」と言葉にした。
「――やっぱりか。TAKADA・UIGを襲撃したのもミィリスって聞いているし、これで合点がいった」
「相変わらず、すげぇ情報網だな」
「今の戦場は情報戦だ。一つでも多くの情報を勝ち取った組織や人材が、生き残る価値を持つ。……それより、リントヴルムも襲撃に?」
「ああ。……オレが討ったよ」
「奴さんはどうした」
「死んだ。間違いなく」
聞きたい事は、リントヴルムの事だけだろうと、織姫は藤堂に問いかける。そして彼も首を縦に頷かせる。
「これでミィリスも終わりだな」
「終わり、とは」
「非加盟国のバックアップを受けるテログループは、AD兵器の戦闘力がどうしても落ちるもんだ。
それを支えていたのが、リントヴルムを筆頭にエース級のパイロットであるのなら、ミィリスは求心力を失い、ただ落とされるのを待つだけだ」
リントヴルムはかつて、ロシア空軍のエースパイロットとして名を上げたが、プロバガンダの意味合いで退役、そのままミィリスに天下りした。
そして彼が活動の場として戦い続けた戦場では、多くの戦果を生み出してきたのだ。
それが討たれたとなれば、ミィリスに与えた影響は計り知れないだろう。
「これからの戦場がどう変化するか――それが、俺の撮るべき画だ」
「お前は、変わらないな。リントヴルムと同じだ」
「奴さん、ずっと変わらなく、お前を愛していたか」
「下らない愛情だ」
「奴は、強い奴と戦う以外に、愛を育む方法が無かったんだよ」
哀しい事だがな、と。藤堂はリントヴルムの半生をその一言で締めくくった。
そして織姫も――彼の意見には同意見である事は、間違いない。
本日何度目になるか分からぬ溜息をつくと共に、スピーカーから聞こえる、女性の声。
『決着。勝者、三年Aクラス・久瀬良司』
生徒会の副会長を務める、明宮梢の声だ。恐らく会長補佐である良司の代わりを勤めているのだろうと考えた楠が、応接間を出る。
校舎から見えるグラウンドには、二機の秋風が立っていた。
一機は織姫と同じく高機動パックのプラスデータを装備した、一年Bクラスの秋風。パイロットは木藤義彦という男子だった筈だ。
対して、三年Aクラスの久瀬良司――生徒会の会長補佐を務める、楠の右腕。
駆る秋風は、秋風の主なバックパックユニット三つの特徴を組み合わせた【フルフレーム】と呼ばれるプラスデータを使用している。
フルフレームは、高田重工とアストレイド・ブレイン社の二社が共同開発を行った、秋風用の新型プラスデータの試作品である。
高機動パック、高速戦パック、そして高火力パックの特徴を一つにまとめたばかりか、それによる重量の緩和や、衝撃吸収を行う補助関節を取り付けている画期的なプラスデータで、二社が成績優秀者の良司にテスト運用を願い出たのだ。
「――えーっと」
ポケットの中に入れていた携帯端末を取り出し、今現在の状況を確認する。今回の交流戦では、トーナメント戦が採用されている。
本当は総当たり戦が採用される予定であったが、件の襲撃事件が発生した為に日数を調整し、短い日数で終了するトーナメント戦が採用されたのだ。
楠が応接間を出ると、そこに一人の少年がやってくる。
「おっす、楠」
「あ、おに――城坂さん。お疲れ様です」
「お前もお疲れさん。記者会見だって?」
「ええ。私の様な子供を相手に、大人たちが大勢群がっていました」
「そっか。今日の交流戦だけど」
「はい、今確認しました。既に今日のプログラムは終了しているようですね」
彼女と、他愛も無い会話を繰り広げる少年は城坂織姫だ。既に敗退してしまったが、今回の交流戦では一年Cクラス代表として戦った一年生であり、楠と同じ生徒会の、書記を担当している。
「じゃ、今日は帰るか。――帰りに、あの店のカスタードプリン、買ってやる」
「え」
「頑張った妹にご褒美だ」
そう。城坂織姫は、秋沢楠――否、【城坂楠】の兄でもある。
諸事情により楠は、城坂家の遠い親戚である秋沢家から苗字を借りて、この学園に入学しており、また学園理事長である城坂聖奈の妹でもあり、この辺りは入念に隠し通されている。
楠が織姫や聖奈の妹であると知っている生徒や教職員は数少ない。先ほど楠が、織姫の事を「お兄ちゃん」と言いかけた理由は、これが主だったものだ。
「……もう。学校で妹って言うの止めてって、何度言ったらわかるの?」
「固い事言うなよ。今は誰もいな――っと」
織姫が口を閉じる。階段より誰かがこちらに向かっている足音が聞こえたからだ。
階段を登り切った人物は、応接間に向けて歩を進めている。生徒でも教職員でも無い。先ほどまで楠と質疑応答を行っていた記者の一人――東洋夕刊の藤堂だ。
「あ、秋沢ちゃん。さっきはどうもね」
「いえ、こちらこそ。まだ何か?」
「いやいや、ちょいと聞きたい事があったんだけど、俺が他の生徒に声かけると怪しいじゃん? だから楠ちゃんに聞こうと思ったんだけど――って」
藤堂は、そこで楠の隣に立つ織姫へ、視線を送った。
ジッと見つめ合う、織姫と藤堂。二人はしばし口を開いたまま沈黙していたが――
『ああああああああああああ――っ!!』
校舎全体に響き渡る絶叫を、二人で奏でた。
「な、何!? いえ、何なんですか、二人とも!」
「藤堂、テメェ何でココに!?」
「副業だよ! 姫ちゃんこそどうして――【アーミー隊】辞めたのか!?」
「姫ちゃん言うなっ! ていうかテメェ、戦場カメラマンだろ!?」
「俺は元々東洋夕刊の記者だったんだよっ。今はフリーでやってるけど、興味ある会見にゃ、東洋夕刊の名前で参加させて貰ってんの!」
「お、お知り合い、ですか。お二人とも」
楠が口を挿むと、二者は一度楠へ視線を向けた。藤堂は「えっと」と言葉を濁したが、織姫は溜息と共に、彼を指さした。
「俺がアーミー隊に居た頃、コイツに二度ほど取材を受けた事があるんだ。藤堂も別に、話す分には構わねぇよ」
「あ、そうなの。じゃあ、話は戻すけどよ。織姫ちゃんは、アーミー隊辞めたのか?」
「辞めた。――理由は」
「あ。何となく想像つく。ワリィ、これ以上は聞かんよ」
「……助かる」
織姫は幼い頃から米軍に身を置き、兵士として戦ってきた経験を持っており、そして幾多の戦いを乗り越えた先で、彼は人生を見つめ直す時間が与えられ――今では、学生として、子供としての役割を果たしている。
「織姫ちゃん、君は生徒会の役員?」
「ああ。書記をやってる」
「なるほど、ますます都合がいい。……今回の襲撃事件、敵は?」
「藤堂さん、その件は」
「大丈夫だ楠。コイツ、こんなチャラけた態度取ってるけど、口止めした事を記事にする事は絶対にしない」
織姫は、しばしどこまで話したものかと考える様にしていたが、後に「ミィリスだ」と言葉にした。
「――やっぱりか。TAKADA・UIGを襲撃したのもミィリスって聞いているし、これで合点がいった」
「相変わらず、すげぇ情報網だな」
「今の戦場は情報戦だ。一つでも多くの情報を勝ち取った組織や人材が、生き残る価値を持つ。……それより、リントヴルムも襲撃に?」
「ああ。……オレが討ったよ」
「奴さんはどうした」
「死んだ。間違いなく」
聞きたい事は、リントヴルムの事だけだろうと、織姫は藤堂に問いかける。そして彼も首を縦に頷かせる。
「これでミィリスも終わりだな」
「終わり、とは」
「非加盟国のバックアップを受けるテログループは、AD兵器の戦闘力がどうしても落ちるもんだ。
それを支えていたのが、リントヴルムを筆頭にエース級のパイロットであるのなら、ミィリスは求心力を失い、ただ落とされるのを待つだけだ」
リントヴルムはかつて、ロシア空軍のエースパイロットとして名を上げたが、プロバガンダの意味合いで退役、そのままミィリスに天下りした。
そして彼が活動の場として戦い続けた戦場では、多くの戦果を生み出してきたのだ。
それが討たれたとなれば、ミィリスに与えた影響は計り知れないだろう。
「これからの戦場がどう変化するか――それが、俺の撮るべき画だ」
「お前は、変わらないな。リントヴルムと同じだ」
「奴さん、ずっと変わらなく、お前を愛していたか」
「下らない愛情だ」
「奴は、強い奴と戦う以外に、愛を育む方法が無かったんだよ」
哀しい事だがな、と。藤堂はリントヴルムの半生をその一言で締めくくった。
そして織姫も――彼の意見には同意見である事は、間違いない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
サイレント・サブマリン ―虚構の海―
来栖とむ
SF
彼女が追った真実は、国家が仕組んだ最大の嘘だった。
科学技術雑誌の記者・前田香里奈は、謎の科学者失踪事件を追っていた。
電磁推進システムの研究者・水嶋総。彼の技術は、完全無音で航行できる革命的な潜水艦を可能にする。
小与島の秘密施設、広島の地下工事、呉の巨大な格納庫—— 断片的な情報を繋ぎ合わせ、前田は確信する。
「日本政府は、秘密裏に新型潜水艦を開発している」
しかし、その真実を暴こうとする前田に、次々と圧力がかかる。
謎の男・安藤。突然現れた協力者・森川。 彼らは敵か、味方か——
そして8月の夜、前田は目撃する。 海に下ろされる巨大な「何か」を。
記者が追った真実は、国家が仕組んだ壮大な虚構だった。 疑念こそが武器となり、嘘が現実を変える——
これは、情報戦の時代に問う、現代SF政治サスペンス。
【全17話完結】
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
昔好きだったお姉さんが不倫されたので落としに行ったら後輩からも好かれていた
九戸政景
恋愛
高校三年生の柴代大和は、小学校一年生の頃からの付き合いである秋田泰希の姉である夕希に恋心を抱いていたが、夕希の結婚をきっかけに恋心を諦めていた。
そして小学生の頃の夢を見た日、泰希から大和は夕希の離婚を伝えられ、それと同時にある頼みをされる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる