女装人間2

女装小説家すみれ

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パンストに包まれた女装男の匂いフェチは私です(4)

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男の足、そうだ。
私は男が好きだったのだ。
ただ、それが認められなかった。

これまで長い間、男が男を好きになるなんて、
常識的にあってはならないことだった。

しかし、私自身は男が好きだったのだ。
つまり、その欲求を無意識にせよ隠していたのだ。

男の優しさ、義理堅さ、強さと脆さ。
そして、なにより一番好きなのは男の匂いだ。
実は男の匂いが大好きだったことを、
意識の奥底から奇跡的に掬い上げることができた。

よく考えたら、そういうもの多いじゃないか。
最初は苦手だったのが、今は大好きになっているもの。
納豆、筋トレ、上司、訓練・・・
そういうもの、全部そうじゃないか。

時間が経って、その真価が分かるものはある。
自分にとって男の魅力はそういうものなのだ。

同性愛は異常だ、という決めつけで隠蔽されてきたが、
きちんと理解したら、同性への興味は変態行為ではないのだ。
今では、そんなことは当たり前だが、当時はそうではなかった。

「自分は男に興味がある」
なんて口にしたら、家族でさえ見放すくらい
絶対にあってはならないことであった。
まして、私はエリート家系であり、私もエリートを目指していたのだ。

ということで、同性愛には興味のないフリをしてきたのだった。
そうせざるを得なかったのだ。

そのようなアンビバレンツな経緯のお陰で、私のリビドーは複雑になってしまった。

「男が好き」だが、これまで全力で隠し、逆に女性を好きになろうとしたという複雑な事情がそうさせたのだ。
時と共に、それはますます複雑化し、好きなのは男か女か、自分でもよく分からなくなってしまっていた。

ところが、Wとの出会いで合点がいった。
きつめだけど、私好みのメークと顔立ちに、男性的な筋肉質な体つきとの融合。そして、理想的なすらっと、ほどよく筋肉のついた両足にパンストが美しくフィットしている。完璧だ。
これまで、私が一貫して、理想であったイメージを持ったWが、
なんと「男」であるというのだから。
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