罪悪感

橋本矢戸

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第一話 事の発端

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 家で自堕落な休日を楽しんでいたら久しぶりに昴から連絡があった。

「久しぶり、誠ってキャンプ好きだったよね?冬のキャンプ興味あるんだけど今度いかない?」

まじか、うまくいけば裸見れんじゃん
じゃなくてお泊まりを喜ぼう
邪な考えは墓穴に繋がる
冷静に冷静に

「(((o(*゚▽゚*)o)))
俺の仕事の休みが固定で土日だからそれに合わせてもらうぜよ!
道具とかもう買いましたかな?」

スタンプとか送るべきか?
絵文字とか送るのか?
え、どうしよう

「おっけー
土日ね、道具は一通り買ったよ。
寝袋とかわからないから2000円くらいの安い奴買ったよ。
てかメールのテンション面白いな」

やらかした
ネットのテンションまんまだ
恥ずかしぬ
画像が送られてきた
封筒型のうっすい化学繊維の寝袋
こいつ自殺願望でもあったのか?
冬キャンプとか氷点下行くことあるのにこんな寝袋、忠告するか

「失敬嬉しくてつい
寝袋だけど気温的にきつい、冬だしせめてマミー型とか買え」

しまった、もっと柔らかいもの言いにすればよかった。

「買っちったからこれでいいや
無理だったら誠の寝袋にお邪魔するわ」

俺が無理です勘弁してください
隣で寝るだけで有頂天なんだからひっつくとか自殺行為だ。なんかもう想像しただけでご馳走様って感じになる。

「まぁそれはいいや、マットとかも買いなよ。底冷えするよ。」

「マットはまたでいいや」

良くない。
仕方ないそんなに寒くなさそうな時期にするか冬ってより春くらいの時期にすればなんとかなるだろ。

「3月の第1土曜は?それか第3土曜」

「おっけ。
テントとかも買ったの?
張る練習もやってみる?」

「買ったよ!張ってみたい!
焚き火台とかも買いましたぜ」

こいつ金持ってんな一気に全部揃えたのかよ。俺なんて学生時代からコツコツ収集してたのに。羨ましい

「わかったじゃあ基本的な道具は昴の使うか。俺はあると便利なものとか調理系持っていくわ」

「わかった!
じゃあまた連絡するな!」

片思いが1番楽な恋だとか続く恋だとか楽しいとか聞くけど確かに気の持ちようだし。楽しいな。
3月か…
金貯めて新しい服買うか。
いや、寝袋買うか。
というかキャンプ場どうすんだよ話し合わないと。

「まて、キャンプ場話し合いたいから今度集まるぞ。」

「了解。来週日曜で頼む」

「わかった。じゃあその時に色々教える」

……散髪の予約間に合うかな

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