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第一章Downerな日々に祝福を!!
第十五話 事情説明と新たな守護者
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ファヴレットがカーラと魔王談義をして、街の宿屋に戻るとそこには心配そうな面持ちのジェニファーが居た。
ファヴレットとカーラが一緒に帰ってきた事と、カーラの表情が明るい事から先程の問題は解決したのだと察して一安心するのだった。
その後、宿屋でファヴレット、ジェニファー、カーラの3人はとりあえず、ご飯を食べながら話しをしていた。
その時にカーラはファヴレットにジェニファーには自分の身分を話したのかと聞かれたので、まだと答えたら怒られた。
2人のやり取りを見て居たジェニファーはファヴレットの身分って何の事だろうと首を傾げながら2人を見て居た。
するとカーラがファヴレットに何か言った様でファヴレットは気まずそうな表情を浮かべてジェニファーに向き直る。
「えっと、ジェニファーには一応言っておいた方が良いと言う事なんで俺の正確な身分について言っておこうと思うんだけど……」
「ファヴレット様?ちゃんと言ってください」
「分かってるよ……えっとだな……俺の名前なんだけどファヴレット・レイリーって名乗ったと思うんだけど何か気づかなかった?」
ファヴレットがそう言うとジェニファーは少し考え込む様な仕草をして、ファヴレットに答える。
「いえ……レイリーという家名に聞き覚えはありませんが?有名なんですか?」
ジェニファーが少し申し訳なさそうにファヴレットを見る。
しかし、ファヴレットの代わりにカーラが話に入ってくる。
「あの、ファヴレット様?レイリーじゃ分かりませんって……続きの名前を名乗ったらどうですか?」
「ふう……あんまり名乗りたくないんだよな……」
「ファヴレット様堪忍してください……というかファヴレット様の続きの名前をレイアリオスの領主家の令嬢が知らない筈は無いと思いますよ……」
「分かったよ名乗ります!でも怒らないでね……俺の続きの名前はツヴァルケンって言うんだけど……」
ファヴレットがそう名乗るとジェニファーは驚いている様であった。
しかし、ファヴレットは何処に驚いているのかビクビクしながら様子を伺っていた。
それもその筈である。
ファヴレットはツヴァルケン城の持ち主……つまり魔王である。
その魔王の領地に接しているレイアリオスは魔物の進行を抑える城塞都市である。
つまり、レイアリオス領主側からすれば今まで散々悩まされてきた怨敵の総大将である魔王がファヴレットなのである。
その事に後ろめたさのあるファヴレットはジェニファーの言葉を待っていた。
するとジェニファーはファヴレットに質問を投げかけてくる。
「あの……ファヴレット様が名前を三つ持ってたのにも驚いたんですけど……ツヴァルケンって私の勘違いでなければ魔王城の名前が同じだったと思うんですけどもしかしてファヴレット様は魔王様のご子息ですか?」
「えっと、ご子息ではないかな~あははは……」
「そっ、そうですよね。びっくりしました……でもツヴァルケンって名前って事は縁戚なのでしょうか?」
「縁戚というか……ぶっちゃけて言うと俺が魔王本人だったりしたりするんだよね……」
「そうですか……魔王本人ですか……???魔王本人?」
「そうそう俺が魔王ファヴレット・レイリー・ツヴァルケンなんだよね……まぁ人間……と言っても魔族も人間っていえば人間なんだけど、純粋な人族の方々からは俺は魔王としか呼ばれてないから名前なんて知らないよね」
「えっと?その話本当でしょうか?……ファヴレット様が魔王?……」
「ジェニファー?あんまり深く考えない方がいいわよ?確かにファヴレット様は魔王の様だけど私達のイメージとはかなり……いえ完全に別人だから」
「ですよね……ファヴレット様が魔王なんて信じられません……それに私の家があるレイアリオスは魔王とはかなり因縁があります……その為色々と魔王については聞き及んでますがファヴレット様とは似ても似つかないんですが……」
「そうなのよね……まぁファヴレット様はファヴレット様といったところかしらね?魔王として考えると混乱するわ」
「ですよね……でも驚きです……ただ、ファヴレット様の魔法は確かに凄かったですし、魔王と言われると納得も出来ます」
「へぇ~ファヴレット様って魔法も凄いんですね……剣が凄いイメージがあるので魔法が凄いと言われるとなんか違和感があります」
こうしてファヴレットが魔王である事を知る人がカーラに続いてジェニファーにも知られる事になった。
その後カーラとジェニファーはファヴレットが魔王らしくないという事について話していた。
どうやらジェニファーはファヴレットが魔王なのが信じられないと言った感じの様である。
しかし、しばらく2人で話して居たが、ファヴレットは聖王都が心配なのと、他にもラスタでやる事があるので、2人にその事を伝える。
「あの~俺についてはここらで、一旦終了という事で、俺は受験もあるし、保護している人や患者も居るから聖王都に戻ろうと思うんだけど?」
「えっ?もう帰っちゃうですか?」
「ファヴレット様ともう少し一緒に居たかったです……」
「2人共時々は様子見に来るから安心して。それにゲートがあるからラスタには直ぐに来れるしそれより不安な事があるんだよね……」
そこでファヴレットは何が不安なのかを説明する。
簡単に言えば、レイアリオスから誘拐したジェニファーを簡単に諦めるとは考え辛いという事であった。
もし、ファヴレットの考えが正しければ、ジェニファーがラスタで売られた事をジェニファーを誘拐させた者が知ればもう一度狙われる可能性がある事。
その事を説明したのだが、カーラは商隊に金貨120枚も払って買ったのにそんな事するのかと言ってきたが、ファヴレットは十中八九仕掛けてくると考えていた。
その為に今から護衛を付けたいと話したのである。
最初護衛と聞いて一体誰に護衛を頼むのかと質問された。
カーラはアニータと同じく傭兵に頼むのではと危惧した様だがファヴレットはラスタにもケルベロスの様な守護者を付ける考えであった。
結局、カーラとジェニファーを連れて人が来なさそうな森へと移動した後で、ファヴレットは召喚獣の召喚儀式を開始した。
魔法陣を書き、ファヴレットは自分の手首を切って血を垂らす。
しかし、今回ファヴレットが召喚しようとしてる召喚獣はケルベロスと違い、力で押さえつけなければ従わない化物である。
最初に召喚した時はそれ程の力があった訳では無いが、ファヴレットが召喚に成功してから月日は流れ今ではかなりの化物になっている。
その化物とはフェンリルである。
ファヴレットの召喚に従い魔法陣から姿が徐々に現れる。
その大きさはかなり大きく、獰猛な目つきでファヴレットを見て居た。
「久しぶりだなフェンリル……相変わらず今にも遅い掛かりそうな勢いだな……」
『フッ……久しいな魔王よ……相変わらず憎たらしい位の力を感じる……神々さえも押さえつけるのに苦労する我を従えるとは憎々しい……』
「まぁ、そう言うなフェンリル。それより後ろの2人が怖がってるから小さくなってくれないか?そうだな……影~の護衛だし警戒されない様に子犬程度になってもらえるか?」
『フッ……我に子犬になれと?本当に憎々しい奴だな……で、子犬程度の大きさになって何をすればいいのだ?』
「えっとだな、この子の護衛が主だった任務だが、俺の保護してる人達全員が護衛の対象だな。だがこの子、ジェニファーが一番狙われやすいんでこの子に付き従って貰う」
『こんな小娘に我が従えと?クッフッフッ本当に憎々しいものだ……だが、今の我では魔王……そなたには勝てぬ……いずれ我が勝つまでは言う事を聞いてやろう』
そう言うとフェンリルはその大きな巨体のままでジェニファーに話しかける。
カーラとジェニファーはすっかり怯えているが、フェンリルはジェニファーを試すかの様に顔をジェニファーに近づけて行く。
『おい娘……これから我はそなたに従う様に言われている……だが我を従える事が出来るのか娘よ……』
「えっと……どっどうしたらいいんですか~」
ジェニファーはファヴレットに助けを求める。
なので、ファヴレットはフェンリルの遊びを止める。
「フェンリル……お前の恐ろしさを示したいのはいいが、ジェニファーを怯えさせるな……とっとと小さくなれ」
『ふんっ、まぁよい。では小さくなるとするか……だが魔王よ我は小さくなろうとも強さは変わらんぞ?』
「知ってるよ。ただ、でかいと皆怯えるし、そもそも力が半減するようなら他の召喚獣を呼ぶよ。小さくなっても強いお前だから呼んだんだよ。わかったらとっとと小さくなれ」
ファヴレットにそう言われたフェンリルは不満げながらも姿をどんどん小さくして行く。
そして、子犬の様になったフェンリルは小さくて可愛い狼に変身するのであった。
「これでどうだ?魔王よ」
「うん。それでOKだ。それじゃあ、これからはジェニファー達を守ってくれ。ジェニファーもちゃんとフェンリルに挨拶しとけよ」
「はいっ!えっとフェンリルちゃん初めまして……さっきは怯えてごめんなさい。これからよろしくお願いしますね」
「うっわー可愛くなったね……さっきまではいつ食われるかと思ってたけど、すっごく可愛くなっちゃって~フェンリルちゃん私の事もよろしくね~」
小さくなったフェンリルはめっちゃ可愛い幼い狼になってるので、さっきとはうってかわってジェニファーとカーラはフェンリルの頭をよしよしと撫でている。
フェンリルはぶすっとした顔でそのまま撫でられている。
そんなフェンリルを見てファヴレットは平和な気持ちにさせられるのであった。
「そう言えば魔王よ……どうやらケルベロスの奴も召喚されているようだな?」
「分かるか?ケルベロスもお前同様に護衛として呼んだんだが……まぁお前と違って小さくはなれないからな森野キャンプ場にいるよ」
「ふふっそうか……奴と手合わせ出来ればと思ったがまたの機会にしよう」
「そうしてくれ。それじゃあ、とりあえずフェンリルの召喚も住んだし街に戻るか」
ファヴレットがそう言うとフェンリルを抱き上げたジェニファーがカーラと共にファヴレットの後ろを付いてくる。
その間もフェンリルはジェニファーとカーラに可愛がられていた。
これならまぁ、この街の守備は大丈夫だろうと考えながら宿屋を目指すのであった。
ファヴレットとカーラが一緒に帰ってきた事と、カーラの表情が明るい事から先程の問題は解決したのだと察して一安心するのだった。
その後、宿屋でファヴレット、ジェニファー、カーラの3人はとりあえず、ご飯を食べながら話しをしていた。
その時にカーラはファヴレットにジェニファーには自分の身分を話したのかと聞かれたので、まだと答えたら怒られた。
2人のやり取りを見て居たジェニファーはファヴレットの身分って何の事だろうと首を傾げながら2人を見て居た。
するとカーラがファヴレットに何か言った様でファヴレットは気まずそうな表情を浮かべてジェニファーに向き直る。
「えっと、ジェニファーには一応言っておいた方が良いと言う事なんで俺の正確な身分について言っておこうと思うんだけど……」
「ファヴレット様?ちゃんと言ってください」
「分かってるよ……えっとだな……俺の名前なんだけどファヴレット・レイリーって名乗ったと思うんだけど何か気づかなかった?」
ファヴレットがそう言うとジェニファーは少し考え込む様な仕草をして、ファヴレットに答える。
「いえ……レイリーという家名に聞き覚えはありませんが?有名なんですか?」
ジェニファーが少し申し訳なさそうにファヴレットを見る。
しかし、ファヴレットの代わりにカーラが話に入ってくる。
「あの、ファヴレット様?レイリーじゃ分かりませんって……続きの名前を名乗ったらどうですか?」
「ふう……あんまり名乗りたくないんだよな……」
「ファヴレット様堪忍してください……というかファヴレット様の続きの名前をレイアリオスの領主家の令嬢が知らない筈は無いと思いますよ……」
「分かったよ名乗ります!でも怒らないでね……俺の続きの名前はツヴァルケンって言うんだけど……」
ファヴレットがそう名乗るとジェニファーは驚いている様であった。
しかし、ファヴレットは何処に驚いているのかビクビクしながら様子を伺っていた。
それもその筈である。
ファヴレットはツヴァルケン城の持ち主……つまり魔王である。
その魔王の領地に接しているレイアリオスは魔物の進行を抑える城塞都市である。
つまり、レイアリオス領主側からすれば今まで散々悩まされてきた怨敵の総大将である魔王がファヴレットなのである。
その事に後ろめたさのあるファヴレットはジェニファーの言葉を待っていた。
するとジェニファーはファヴレットに質問を投げかけてくる。
「あの……ファヴレット様が名前を三つ持ってたのにも驚いたんですけど……ツヴァルケンって私の勘違いでなければ魔王城の名前が同じだったと思うんですけどもしかしてファヴレット様は魔王様のご子息ですか?」
「えっと、ご子息ではないかな~あははは……」
「そっ、そうですよね。びっくりしました……でもツヴァルケンって名前って事は縁戚なのでしょうか?」
「縁戚というか……ぶっちゃけて言うと俺が魔王本人だったりしたりするんだよね……」
「そうですか……魔王本人ですか……???魔王本人?」
「そうそう俺が魔王ファヴレット・レイリー・ツヴァルケンなんだよね……まぁ人間……と言っても魔族も人間っていえば人間なんだけど、純粋な人族の方々からは俺は魔王としか呼ばれてないから名前なんて知らないよね」
「えっと?その話本当でしょうか?……ファヴレット様が魔王?……」
「ジェニファー?あんまり深く考えない方がいいわよ?確かにファヴレット様は魔王の様だけど私達のイメージとはかなり……いえ完全に別人だから」
「ですよね……ファヴレット様が魔王なんて信じられません……それに私の家があるレイアリオスは魔王とはかなり因縁があります……その為色々と魔王については聞き及んでますがファヴレット様とは似ても似つかないんですが……」
「そうなのよね……まぁファヴレット様はファヴレット様といったところかしらね?魔王として考えると混乱するわ」
「ですよね……でも驚きです……ただ、ファヴレット様の魔法は確かに凄かったですし、魔王と言われると納得も出来ます」
「へぇ~ファヴレット様って魔法も凄いんですね……剣が凄いイメージがあるので魔法が凄いと言われるとなんか違和感があります」
こうしてファヴレットが魔王である事を知る人がカーラに続いてジェニファーにも知られる事になった。
その後カーラとジェニファーはファヴレットが魔王らしくないという事について話していた。
どうやらジェニファーはファヴレットが魔王なのが信じられないと言った感じの様である。
しかし、しばらく2人で話して居たが、ファヴレットは聖王都が心配なのと、他にもラスタでやる事があるので、2人にその事を伝える。
「あの~俺についてはここらで、一旦終了という事で、俺は受験もあるし、保護している人や患者も居るから聖王都に戻ろうと思うんだけど?」
「えっ?もう帰っちゃうですか?」
「ファヴレット様ともう少し一緒に居たかったです……」
「2人共時々は様子見に来るから安心して。それにゲートがあるからラスタには直ぐに来れるしそれより不安な事があるんだよね……」
そこでファヴレットは何が不安なのかを説明する。
簡単に言えば、レイアリオスから誘拐したジェニファーを簡単に諦めるとは考え辛いという事であった。
もし、ファヴレットの考えが正しければ、ジェニファーがラスタで売られた事をジェニファーを誘拐させた者が知ればもう一度狙われる可能性がある事。
その事を説明したのだが、カーラは商隊に金貨120枚も払って買ったのにそんな事するのかと言ってきたが、ファヴレットは十中八九仕掛けてくると考えていた。
その為に今から護衛を付けたいと話したのである。
最初護衛と聞いて一体誰に護衛を頼むのかと質問された。
カーラはアニータと同じく傭兵に頼むのではと危惧した様だがファヴレットはラスタにもケルベロスの様な守護者を付ける考えであった。
結局、カーラとジェニファーを連れて人が来なさそうな森へと移動した後で、ファヴレットは召喚獣の召喚儀式を開始した。
魔法陣を書き、ファヴレットは自分の手首を切って血を垂らす。
しかし、今回ファヴレットが召喚しようとしてる召喚獣はケルベロスと違い、力で押さえつけなければ従わない化物である。
最初に召喚した時はそれ程の力があった訳では無いが、ファヴレットが召喚に成功してから月日は流れ今ではかなりの化物になっている。
その化物とはフェンリルである。
ファヴレットの召喚に従い魔法陣から姿が徐々に現れる。
その大きさはかなり大きく、獰猛な目つきでファヴレットを見て居た。
「久しぶりだなフェンリル……相変わらず今にも遅い掛かりそうな勢いだな……」
『フッ……久しいな魔王よ……相変わらず憎たらしい位の力を感じる……神々さえも押さえつけるのに苦労する我を従えるとは憎々しい……』
「まぁ、そう言うなフェンリル。それより後ろの2人が怖がってるから小さくなってくれないか?そうだな……影~の護衛だし警戒されない様に子犬程度になってもらえるか?」
『フッ……我に子犬になれと?本当に憎々しい奴だな……で、子犬程度の大きさになって何をすればいいのだ?』
「えっとだな、この子の護衛が主だった任務だが、俺の保護してる人達全員が護衛の対象だな。だがこの子、ジェニファーが一番狙われやすいんでこの子に付き従って貰う」
『こんな小娘に我が従えと?クッフッフッ本当に憎々しいものだ……だが、今の我では魔王……そなたには勝てぬ……いずれ我が勝つまでは言う事を聞いてやろう』
そう言うとフェンリルはその大きな巨体のままでジェニファーに話しかける。
カーラとジェニファーはすっかり怯えているが、フェンリルはジェニファーを試すかの様に顔をジェニファーに近づけて行く。
『おい娘……これから我はそなたに従う様に言われている……だが我を従える事が出来るのか娘よ……』
「えっと……どっどうしたらいいんですか~」
ジェニファーはファヴレットに助けを求める。
なので、ファヴレットはフェンリルの遊びを止める。
「フェンリル……お前の恐ろしさを示したいのはいいが、ジェニファーを怯えさせるな……とっとと小さくなれ」
『ふんっ、まぁよい。では小さくなるとするか……だが魔王よ我は小さくなろうとも強さは変わらんぞ?』
「知ってるよ。ただ、でかいと皆怯えるし、そもそも力が半減するようなら他の召喚獣を呼ぶよ。小さくなっても強いお前だから呼んだんだよ。わかったらとっとと小さくなれ」
ファヴレットにそう言われたフェンリルは不満げながらも姿をどんどん小さくして行く。
そして、子犬の様になったフェンリルは小さくて可愛い狼に変身するのであった。
「これでどうだ?魔王よ」
「うん。それでOKだ。それじゃあ、これからはジェニファー達を守ってくれ。ジェニファーもちゃんとフェンリルに挨拶しとけよ」
「はいっ!えっとフェンリルちゃん初めまして……さっきは怯えてごめんなさい。これからよろしくお願いしますね」
「うっわー可愛くなったね……さっきまではいつ食われるかと思ってたけど、すっごく可愛くなっちゃって~フェンリルちゃん私の事もよろしくね~」
小さくなったフェンリルはめっちゃ可愛い幼い狼になってるので、さっきとはうってかわってジェニファーとカーラはフェンリルの頭をよしよしと撫でている。
フェンリルはぶすっとした顔でそのまま撫でられている。
そんなフェンリルを見てファヴレットは平和な気持ちにさせられるのであった。
「そう言えば魔王よ……どうやらケルベロスの奴も召喚されているようだな?」
「分かるか?ケルベロスもお前同様に護衛として呼んだんだが……まぁお前と違って小さくはなれないからな森野キャンプ場にいるよ」
「ふふっそうか……奴と手合わせ出来ればと思ったがまたの機会にしよう」
「そうしてくれ。それじゃあ、とりあえずフェンリルの召喚も住んだし街に戻るか」
ファヴレットがそう言うとフェンリルを抱き上げたジェニファーがカーラと共にファヴレットの後ろを付いてくる。
その間もフェンリルはジェニファーとカーラに可愛がられていた。
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