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永久のディストピア
狭間の砂漠国
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「ひ、姫様…」
「貴女は姫なんかじゃないわ!もう終わりよ!」
「じゃが、頼る者は姫様しかいない!」
国中に罵詈雑言が響き渡る。
期待に応えられない少女はまた泣いていた。
土は肥やせなくなり、作物は枯れる。
与えられる水も減って行く。
この砂漠の国は日に日に暗闇と化していた。
毎日供え物を神に捧げては消えてゆく願望。
そして蠍や蛇で自害する者。
終いには生贄を授ける者も現れ、国は潰えていく。
少女は城から出て大きく両手を上げた。
民は皆少女の方へ向き、膝をつき頭を下げる。
「生贄は出すな。我々は神に祈りを捧げるのみ」
か細い声は国中に小さく響いた。
少女は歌い、民は踊り、繕った宴を楽しむ。
供え物は出来るだけ豪華に。
見捨てられないように…。
いや、振り向いて貰えるように。
少女と民は立ち上がったのだ。
隣の遠い国、アルカディアに近付けるように。
「貴女は姫なんかじゃないわ!もう終わりよ!」
「じゃが、頼る者は姫様しかいない!」
国中に罵詈雑言が響き渡る。
期待に応えられない少女はまた泣いていた。
土は肥やせなくなり、作物は枯れる。
与えられる水も減って行く。
この砂漠の国は日に日に暗闇と化していた。
毎日供え物を神に捧げては消えてゆく願望。
そして蠍や蛇で自害する者。
終いには生贄を授ける者も現れ、国は潰えていく。
少女は城から出て大きく両手を上げた。
民は皆少女の方へ向き、膝をつき頭を下げる。
「生贄は出すな。我々は神に祈りを捧げるのみ」
か細い声は国中に小さく響いた。
少女は歌い、民は踊り、繕った宴を楽しむ。
供え物は出来るだけ豪華に。
見捨てられないように…。
いや、振り向いて貰えるように。
少女と民は立ち上がったのだ。
隣の遠い国、アルカディアに近付けるように。
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