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好奇心
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十二月になったばかりの下校途中、高橋未玖は黒くて綺麗な紙袋が道の端に置かれているのを見つけた。
「何これ……?」
いつも一緒に帰っている同級生の久代奈々は熱が出て欠席だったため、今日は未玖一人だけ。
好奇心から未玖は紙袋をそっと開けてみる。
「卵……?」
中に入っていたのはひとつの卵だった。
だが冷蔵庫の中にある鶏の卵よりもずっと大きい。
しかも表面は、赤色のまだら模様をしている。
未玖は手を伸ばして卵に触れた。
――あたたかい。
まるで今まで、誰かが温めていたかのように。
少しの間どうしようか迷ったが、未玖は黒い紙袋を掴むと割れないように抱きしめ、急いでその場を立ち去った。
♢♢♢
玄関のチャイムを鳴らすと、すぐに母親が開けてくれた。
「ただいま」
「おかえりなさい」
青果市場で働いている母親は、毎週水曜日と日曜日が休みだった。
今日は水曜日。
小学校でも、教育委員会か何かで早く終わる日だ。
「あら、その袋、どうしたの?」
母親は黒い紙袋を見るなり、未玖に訊ねる。
「えーと、陽彩ちゃんからもらったの」
「何を?」
母親が紙袋に手を伸ばそうとする。
何となく知られたら怒られると感じた未玖は、すぐに返事をした。
「こないだ家に遊びに来た時、ゲーム機を貸してあげたお礼にお菓子を貰ったの」
「まあ、気を遣わなくてもいいのに。後で黒田さんに電話をしとかなくちゃ」
「別に電話とかしなくていいって言ってたから」
「でも、ねえ」
「とにかく大丈夫だから!」
「こら、未玖! 変な風邪が流行ってるからちゃんと手洗いうがいをしなさい!」
未玖は母親を無視して、ニ階の部屋へと急いで階段を駆け上がる。
『未玖』と書かれたプレートが下げてあるドアを開け、中に入るとすぐに鍵を閉めた。
「はぁ」
緊張していたせいか、ため息をつくとドアにもたれるようにしゃがみ込む。
まだ心臓がドキドキしている。
(卵、大丈夫かな……?)
割れていないか心配だったが、袋の中の卵は無事だった。
いつだったか、スーパーにダチョウの卵の殻が飾ってあった事を思い出す。
(もしかしてダチョウの卵? でもこんな赤色のまだら模様はなかったような――)
未玖はピンク色のランドセルを床に放り投げると、黒い紙袋からゆっくりと卵を取り出した。
(わぁ、重たい……)
ずっしりとしていて、仄かに温かい。
未玖は卵をぎゅっと抱きしめる。
すると卵がドクン、と脈打つように動いた気がした。
「えっ、何……?」
びっくりして卵を見るが、特に変わりはない。
気のせいか。
そう思っていたら今度はドクン、と動くのを確かに感じた。
「わ、動いてる! えっ、どうしよう?」
未玖は母親を呼ぼうとしてやめた。
(道に落ちてた物を勝手に持ち帰ったのがバレたら、絶対に叱られる……)
母親は普段優しいが、怒ったら父親よりも怖い。
二つ歳下の弟の桃李も、よく叱られては泣いている。
ただし桃李の場合は、しょうもないイタズラばっかりしてるからなのだが。
家にいないということは、友達の家か公園にでも遊びに行っているのだろう。
どうしようかと考えながら未玖はドクン、ドクン、と脈打つ卵を抱きしめていた。
♢♢♢
「あれ……?」
未玖は知らない間に寝てしまっていた。
どのくらい経ったのか分からないが、窓の外は夕焼け色に染まっている。
「あっ! 今日、ピアノ教室の日だ」
未玖は五歳の時からピアノ教室に通っている。
そのため全校集会の時、生徒代表で校歌を演奏することもあった。
急いで起き上がろうとして、膝の上に大きな卵がある事に気がついた。
(そうだ、下校途中に拾ったんだっけ)
すぐに思い出して、卵をまじまじと見た。
大きくて、赤色のまだら模様が印象的だ。
ずっと抱きしめていたせいか、とても温かい。
(でも、さすがにピアノ教室には持っていけないよね)
少し考えてから、ベッドにそっと置いた。
その上から毛布を折り畳んで掛けてやる。
(うーん……こんもりしてるけど、ママも晩ご飯の用意で部屋まで来ないだろうし大丈夫、だよね)
未玖は音符の描かれたレッスンバッグを手に待つと、部屋を後にした。
♢♢♢
ピアノ教室は家から歩いて三分くらいのところにある。
「こんにちは」
「あら、いらっしゃい、未玖ちゃん」
白髪の小田先生がにこりと笑って、未玖を出迎えてくれた。
「今日もとっても寒いわねえ」
「学校でも病気で休んでる人が多いんです」
「あらまあ、可哀想に。変な風邪が流行っているらしいから、未玖ちゃんも手洗いうがいはしっかりとね」
「はい、気をつけます」
小田先生と一緒に二階の教室へ上がると、部屋に置かれたストーブでかじかんだ指先を温める。
(卵、大丈夫かな……?)
未玖は部屋に置いてきた、大きな卵のことを思い出す。
「それじゃ、今日はトルコ行進曲の練習をしましょうね」
「あ、はい!」
来月、未玖はピアノの発表会に出る。
選んだ曲はモーツァルトのトルコ行進曲。
未玖は六年生にしては背が高い方なので、手もそれなりに大きい。
だから今回、この曲に挑戦することにした。
でもテンポが早くて、すぐに指が絡まってしまう。
「大丈夫よ、落ち着いてゆっくりと」
小田先生は優しく笑うけれど、目は真剣そのものだった。
母親みたいに怒ることはないが、ピアノを教える時の先生の雰囲気は母親よりも怖い。
未玖は鍵盤に指を添えると、練習の成果を披露した。
♢♢♢
「はぁ、疲れたぁ」
練習の成果は散々だった。
途中で何度も音を間違えるし、どうしても卵のことが気になってしまい演奏に集中できなかった。
(寒っ! 早く帰ろう)
未玖はレッスンバッグを両手で抱えると、風を切るように走り出す。
はぁはぁ、と吐く息が白く霞み、すっかり暗くなった景色に吸い込まれるように消えてなくなった。
「ただいま」
いつもは閉まっている玄関が、なぜか開いていた。
未玖は靴を脱ぐと、ひんやりとした廊下から洗面台へと向かう。
手洗いうがいをしてリビングの扉を開けると、テレビが点いたままだった。
今の時間帯は、忍者のアニメが放送されている。
桃李が大好きな番組だ。
(……本当は私も好きなんだけどね)
でも恥ずかしいので、興味がないフリをしている。
「ママ? 桃李?」
玄関には母親と桃李の靴が置いてあった。
父親の靴はなかったから、まだ仕事から帰ってきていないのだろう。
だが二人の姿はどこにもない。
(もしかして、二階……?)
未玖は卵のことがバレたらまずいと思い、急いで階段を駆け上がる。
すると部屋のドアも開いていた。
「ママ……? 桃李……?」
恐る恐る部屋の中を覗き込む。
(え、なにこれ――?)
未玖は目前に広がる光景の意味が分からなくて、首を傾げる。
そこに母親と桃李がいた。
しかし二人とも頭がなかったのだ。
まるで人形の頭がポロリと取れてしまったように、首から上が綺麗さっぱり無くなっている。
「え……? なに、え……?」
母親も桃李も、床に投げ出されたように倒れている。
不思議なのは切断面から全く血が出ていないことだ。
普通、首をもぎ取ったら血がすごく出るはず、と妙に落ち着いて考える未玖。
「やあ、おかえり、未玖」
その時、高く澄んだ声が室内に響いた。
視線を上げると、ベッドの上に誰かが座っている。
「僕は不死鳥のダニール。でも正しくはフェネクスかな。何たって悪魔に仕えているからね」
「ふぇにっくす……? あくま……?」
ダニールと名乗った、女性にも男性にも見える中性的な人物を、未玖は瞬きするのも忘れて凝視する。
「さあ、悪に選ばれし乙女よ。僕と一緒にこの歪んだ世界を救おうじゃないか」
まるで天使のようにダニールはにこり、と笑ってみせた。
「何これ……?」
いつも一緒に帰っている同級生の久代奈々は熱が出て欠席だったため、今日は未玖一人だけ。
好奇心から未玖は紙袋をそっと開けてみる。
「卵……?」
中に入っていたのはひとつの卵だった。
だが冷蔵庫の中にある鶏の卵よりもずっと大きい。
しかも表面は、赤色のまだら模様をしている。
未玖は手を伸ばして卵に触れた。
――あたたかい。
まるで今まで、誰かが温めていたかのように。
少しの間どうしようか迷ったが、未玖は黒い紙袋を掴むと割れないように抱きしめ、急いでその場を立ち去った。
♢♢♢
玄関のチャイムを鳴らすと、すぐに母親が開けてくれた。
「ただいま」
「おかえりなさい」
青果市場で働いている母親は、毎週水曜日と日曜日が休みだった。
今日は水曜日。
小学校でも、教育委員会か何かで早く終わる日だ。
「あら、その袋、どうしたの?」
母親は黒い紙袋を見るなり、未玖に訊ねる。
「えーと、陽彩ちゃんからもらったの」
「何を?」
母親が紙袋に手を伸ばそうとする。
何となく知られたら怒られると感じた未玖は、すぐに返事をした。
「こないだ家に遊びに来た時、ゲーム機を貸してあげたお礼にお菓子を貰ったの」
「まあ、気を遣わなくてもいいのに。後で黒田さんに電話をしとかなくちゃ」
「別に電話とかしなくていいって言ってたから」
「でも、ねえ」
「とにかく大丈夫だから!」
「こら、未玖! 変な風邪が流行ってるからちゃんと手洗いうがいをしなさい!」
未玖は母親を無視して、ニ階の部屋へと急いで階段を駆け上がる。
『未玖』と書かれたプレートが下げてあるドアを開け、中に入るとすぐに鍵を閉めた。
「はぁ」
緊張していたせいか、ため息をつくとドアにもたれるようにしゃがみ込む。
まだ心臓がドキドキしている。
(卵、大丈夫かな……?)
割れていないか心配だったが、袋の中の卵は無事だった。
いつだったか、スーパーにダチョウの卵の殻が飾ってあった事を思い出す。
(もしかしてダチョウの卵? でもこんな赤色のまだら模様はなかったような――)
未玖はピンク色のランドセルを床に放り投げると、黒い紙袋からゆっくりと卵を取り出した。
(わぁ、重たい……)
ずっしりとしていて、仄かに温かい。
未玖は卵をぎゅっと抱きしめる。
すると卵がドクン、と脈打つように動いた気がした。
「えっ、何……?」
びっくりして卵を見るが、特に変わりはない。
気のせいか。
そう思っていたら今度はドクン、と動くのを確かに感じた。
「わ、動いてる! えっ、どうしよう?」
未玖は母親を呼ぼうとしてやめた。
(道に落ちてた物を勝手に持ち帰ったのがバレたら、絶対に叱られる……)
母親は普段優しいが、怒ったら父親よりも怖い。
二つ歳下の弟の桃李も、よく叱られては泣いている。
ただし桃李の場合は、しょうもないイタズラばっかりしてるからなのだが。
家にいないということは、友達の家か公園にでも遊びに行っているのだろう。
どうしようかと考えながら未玖はドクン、ドクン、と脈打つ卵を抱きしめていた。
♢♢♢
「あれ……?」
未玖は知らない間に寝てしまっていた。
どのくらい経ったのか分からないが、窓の外は夕焼け色に染まっている。
「あっ! 今日、ピアノ教室の日だ」
未玖は五歳の時からピアノ教室に通っている。
そのため全校集会の時、生徒代表で校歌を演奏することもあった。
急いで起き上がろうとして、膝の上に大きな卵がある事に気がついた。
(そうだ、下校途中に拾ったんだっけ)
すぐに思い出して、卵をまじまじと見た。
大きくて、赤色のまだら模様が印象的だ。
ずっと抱きしめていたせいか、とても温かい。
(でも、さすがにピアノ教室には持っていけないよね)
少し考えてから、ベッドにそっと置いた。
その上から毛布を折り畳んで掛けてやる。
(うーん……こんもりしてるけど、ママも晩ご飯の用意で部屋まで来ないだろうし大丈夫、だよね)
未玖は音符の描かれたレッスンバッグを手に待つと、部屋を後にした。
♢♢♢
ピアノ教室は家から歩いて三分くらいのところにある。
「こんにちは」
「あら、いらっしゃい、未玖ちゃん」
白髪の小田先生がにこりと笑って、未玖を出迎えてくれた。
「今日もとっても寒いわねえ」
「学校でも病気で休んでる人が多いんです」
「あらまあ、可哀想に。変な風邪が流行っているらしいから、未玖ちゃんも手洗いうがいはしっかりとね」
「はい、気をつけます」
小田先生と一緒に二階の教室へ上がると、部屋に置かれたストーブでかじかんだ指先を温める。
(卵、大丈夫かな……?)
未玖は部屋に置いてきた、大きな卵のことを思い出す。
「それじゃ、今日はトルコ行進曲の練習をしましょうね」
「あ、はい!」
来月、未玖はピアノの発表会に出る。
選んだ曲はモーツァルトのトルコ行進曲。
未玖は六年生にしては背が高い方なので、手もそれなりに大きい。
だから今回、この曲に挑戦することにした。
でもテンポが早くて、すぐに指が絡まってしまう。
「大丈夫よ、落ち着いてゆっくりと」
小田先生は優しく笑うけれど、目は真剣そのものだった。
母親みたいに怒ることはないが、ピアノを教える時の先生の雰囲気は母親よりも怖い。
未玖は鍵盤に指を添えると、練習の成果を披露した。
♢♢♢
「はぁ、疲れたぁ」
練習の成果は散々だった。
途中で何度も音を間違えるし、どうしても卵のことが気になってしまい演奏に集中できなかった。
(寒っ! 早く帰ろう)
未玖はレッスンバッグを両手で抱えると、風を切るように走り出す。
はぁはぁ、と吐く息が白く霞み、すっかり暗くなった景色に吸い込まれるように消えてなくなった。
「ただいま」
いつもは閉まっている玄関が、なぜか開いていた。
未玖は靴を脱ぐと、ひんやりとした廊下から洗面台へと向かう。
手洗いうがいをしてリビングの扉を開けると、テレビが点いたままだった。
今の時間帯は、忍者のアニメが放送されている。
桃李が大好きな番組だ。
(……本当は私も好きなんだけどね)
でも恥ずかしいので、興味がないフリをしている。
「ママ? 桃李?」
玄関には母親と桃李の靴が置いてあった。
父親の靴はなかったから、まだ仕事から帰ってきていないのだろう。
だが二人の姿はどこにもない。
(もしかして、二階……?)
未玖は卵のことがバレたらまずいと思い、急いで階段を駆け上がる。
すると部屋のドアも開いていた。
「ママ……? 桃李……?」
恐る恐る部屋の中を覗き込む。
(え、なにこれ――?)
未玖は目前に広がる光景の意味が分からなくて、首を傾げる。
そこに母親と桃李がいた。
しかし二人とも頭がなかったのだ。
まるで人形の頭がポロリと取れてしまったように、首から上が綺麗さっぱり無くなっている。
「え……? なに、え……?」
母親も桃李も、床に投げ出されたように倒れている。
不思議なのは切断面から全く血が出ていないことだ。
普通、首をもぎ取ったら血がすごく出るはず、と妙に落ち着いて考える未玖。
「やあ、おかえり、未玖」
その時、高く澄んだ声が室内に響いた。
視線を上げると、ベッドの上に誰かが座っている。
「僕は不死鳥のダニール。でも正しくはフェネクスかな。何たって悪魔に仕えているからね」
「ふぇにっくす……? あくま……?」
ダニールと名乗った、女性にも男性にも見える中性的な人物を、未玖は瞬きするのも忘れて凝視する。
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