前世の彼女が狼だった件

欲と深み

　充血して柔らかくなっていく秘裂を撫でながら、指の動きを大胆にしていく。

　まだ、感じる事を知らない内部を、感じられるように少しずつ変えていく。

　中でイケるようになるには少し時間が掛かるが、それを知っているかどうかで快感が随分違う。

　イカせて欲しいと懇願して来る程に、早く俺無しでは居られなくなって欲しい···。

　募る欲望は尽きない。

「もう···だ···めぇっ···っ！」

　限界を告げる声を口付けで封じて、更に追い込む。

　指２本で拡げられた隙間にゆっくり３本目を差し込む。

「んぅ···っ！」

　流石に苦し気な声が、口を塞がれた晶から漏れる。

　強い締め付けに男としての本能的な期待が募る。

「ここにもうすぐ入るから···。」

　囁き掛けながら太さに馴染むのを待つ。

　あくまでも入れられることに気持ち良くなってもらわないと、目的が達せられない。

　中に入れていない指で、ゆるゆると花芯を撫でる。

　小刻みにピクピクするのを楽しみつつ、指を入れたままイカせるためにまた追い詰める。

　中に入った状態で何度もイキ続けると、徐々に中でも感じられるように体が馴染んでいくから決して手は抜かない。

「はうっ！」

　ビクンと跳ねる体と絞りこむ締め付けに口許が緩む。

「また、イケたね···。まだ気持ち良くなれるよ···。」

　中に入り込んだ方の腕を、晶が力無く押し返そうとしているのを気付いていたけれど、未だ止めてはあげられない。

　良すぎて辛くなってきているのかも知れない。

　でも、まだ限界を超えてないのを知っている。

　限界を超えた先の良さを知ったら病み付きになるよ···。

　初めてなのに酷い事をしている自覚はあるけど、譲れないんだ···ごめんね晶···。

　優しくはするけど喰らい尽くすつもりな程、君に飢えているからどうか許して欲しい。

　指を差し込んだまま体をずらして、秘められた花芯に唇を寄せて舌で舐め上げる。

「きゃあっ！？」

　力を無くしていた体が、急にじたばたと動き出す。

　舐められているのに気が付いて、我に帰ってしまったようだ。

「やめ···て···。おね···が···い···。」

　恥ずかしさから本気の泣きが入ったが、俺は花芯を強く吸い上げる。

「くうつっ···っ！あぁぁぁ····っ！！」

　性急に絶頂に導かれて晶の体が硬直する。

「あ···っ···。」

　痙攣と共にぐったりと力が抜ける。

　それでも中がビクビクキュウキュウと指を締め付ける。

「晶の中···熱いね···。良くなれる所探してあげるよ。」

　存在を誇示するように、指をゆっくりと入れたり引いたりしながら中を探る。