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21,そこにある危機
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急いで狼から火掻き棒を抜き取る。
1匹倒しただけだ。
同じ手が何処まで通用するか分からない。
ベットを苦労して動かし、ドアに押し付ける。
気休めだが、時間稼ぎにはなるだろう。
他の落とし戸風の窓の下に移動する。
先刻と同じ様にセッティングして、誘き寄せる。
今度も幸い上手くいき、仕留める事が出来た。
窓は後一つしかない。
狼は重すぎて窓から外せなかったので、この手段は次で最後だ。
セッティングは終えたが、今度の仕掛けには中々狼が乗って来なかった。
三度目の挑発でようやく頭を突っ込んできたが、今回は魔物の血で滑って少し狙いが逸れてしまった。
中々死なないので、仕方なく斧で殴る事にしたのだか、手負いの魔物相手に、少し油断していた。
殴ってよろけた瞬間に、肩を噛まれてそのまま引きちぎられた。
激痛に立っていられず、床に倒れて身悶える。
「ぐああっ!」
直ぐに怪我する前の状態を思い起こそうとしたが、痛みが強すぎてそれどころではない。
ドアからの音は激しさを増し、もう絶望的だった。
1匹倒しただけだ。
同じ手が何処まで通用するか分からない。
ベットを苦労して動かし、ドアに押し付ける。
気休めだが、時間稼ぎにはなるだろう。
他の落とし戸風の窓の下に移動する。
先刻と同じ様にセッティングして、誘き寄せる。
今度も幸い上手くいき、仕留める事が出来た。
窓は後一つしかない。
狼は重すぎて窓から外せなかったので、この手段は次で最後だ。
セッティングは終えたが、今度の仕掛けには中々狼が乗って来なかった。
三度目の挑発でようやく頭を突っ込んできたが、今回は魔物の血で滑って少し狙いが逸れてしまった。
中々死なないので、仕方なく斧で殴る事にしたのだか、手負いの魔物相手に、少し油断していた。
殴ってよろけた瞬間に、肩を噛まれてそのまま引きちぎられた。
激痛に立っていられず、床に倒れて身悶える。
「ぐああっ!」
直ぐに怪我する前の状態を思い起こそうとしたが、痛みが強すぎてそれどころではない。
ドアからの音は激しさを増し、もう絶望的だった。
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