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86,魔法附与の本
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一仕事終えた後は、その足でそのまま図書館へと向かう。
少し魔力を浪費した脱力感を感じるものの、特に影響が有るわけでもなく、日々の鍛練が実を結んでいると安堵する。
特に優れた能力も優秀なチートも有るわけでは無いので、ひたすらコツコツと努力するしかないし···。
この世界に来る前は、ここまで努力したことは無いな···、そうしみじみと考える。
命懸けだから死に物狂いでやるしかないので仕方無いけど、スポ魂じゃあるまいし本当に死ぬ前の世界が恋しい。
考え事をする合間に、図書館にたどり着き扉を開く。
入って直ぐの所で本の整理をしている司書らしい女性に声を掛ける。
「おはようございます。朝早い時間ですがもう、利用させて頂いても宜しいですか?」
女性は微笑む。
「おはようございます。大丈夫ですよ。未だお若いのにこんなに早くから昨日に引き続き勉強熱心ですね。」
「ありがとうございます。」
また、幼く見られているみたいだ。
いちいち訂正するのも面倒になって、曖昧に笑みを返して魔法関係の書棚に向かう。
魔法附与の本を手に取ると、腰掛け読み耽った。
少し魔力を浪費した脱力感を感じるものの、特に影響が有るわけでもなく、日々の鍛練が実を結んでいると安堵する。
特に優れた能力も優秀なチートも有るわけでは無いので、ひたすらコツコツと努力するしかないし···。
この世界に来る前は、ここまで努力したことは無いな···、そうしみじみと考える。
命懸けだから死に物狂いでやるしかないので仕方無いけど、スポ魂じゃあるまいし本当に死ぬ前の世界が恋しい。
考え事をする合間に、図書館にたどり着き扉を開く。
入って直ぐの所で本の整理をしている司書らしい女性に声を掛ける。
「おはようございます。朝早い時間ですがもう、利用させて頂いても宜しいですか?」
女性は微笑む。
「おはようございます。大丈夫ですよ。未だお若いのにこんなに早くから昨日に引き続き勉強熱心ですね。」
「ありがとうございます。」
また、幼く見られているみたいだ。
いちいち訂正するのも面倒になって、曖昧に笑みを返して魔法関係の書棚に向かう。
魔法附与の本を手に取ると、腰掛け読み耽った。
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