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ディアターナが消えた翌朝
いつも通りに侍女たちが部屋を訪れた。
コンコン
「お目覚めでしょうか失礼致します」
部屋に入った侍女たちはすぐに
異変に気がついた。
「部屋を探して!」
専属侍女シャリーの言葉に侍女たちが
部屋の中を動く
「お嬢様が居ません」
「荷物がありません」
「寝巻きが畳んであります」
シャリーは言った
「すぐに侍女長を!侍女長に伝えて」
「はいっ!」
侍女の1人はすぐに走った
「侍女長!」
走って飛び込んで来た侍女に侍女長は
キッと睨みを向けた
「何ですか騒がしい。
ここは走って良い場所ではありませんよ」
走って来た侍女が侍女長に耳打ちした。
「お嬢様が居なくなりました」
「えっ」
侍女長は走早に廊下に出ると侍女とともに
ディアターナの部屋に向かった
「居なくなったとはどういう事ですか」
「先程 お嬢様の部屋に行きましたところ
姿が無く、宮入した時の荷物も
消えていました」
「あなたは執事に伝えてください。
内密にです」
「はい」
侍女はすぐに執事がいる
エントランスに向かった。
侍女長の元に
別の侍女が走って来た
「侍女長!こんな物が…」
侍女長に手渡されたのは
ディアターナが書いた手紙であった
1通は「お世話になった皆さまへ」
2通目は「皇后陛下へ」
3通目は「聖女コリーアンナからの伝言」
と書かれていた。
侍女長は手紙を受け取り指示を出した
「手紙はすぐに皇后陛下様に届けます。
あなた方は内密にお嬢様を探してください」
侍女長は手紙を受け取ると
皇后付き侍女のところへと向かった。
「朝から騒がしいわね」
皇后は身支度をしながら廊下の声に
耳を向けた
「皇后様、
ただ今 廊下に侍女長が来ていまして
至急に話がしたいと言っています」
「侍女長が?
入ってもらって」
「失礼致します」
「どうしたの」
皇后は侍女長の雰囲気を察した
「話が終わるまであなた方は外で
待ちなさい」
皇后付き侍女たちが廊下に出ると
侍女長は手紙を差出した
「何 これは」
侍女長がペーパーナイフを皇后に渡した
手紙を呼んだ皇后はしばらく固まると
「あの子、、居なくなったの?
いつよ」
「今朝の様です。
執事に伝え専属侍女が密に探して
おります」
はぁ、、、、、、
深いため息をついた皇后は
「探さなくてよい」と侍女長に言った。
侍女長は驚きながらも
皇后に従いディアターナ探しは終わった。
皇后はディアターナの事を考えていた。
提案3を選び聖女コリーアンナの
痕跡を辿りたいと言っていたわよね。
いいディアターナ
あの時は言わなかったけれど
北のウィルゾーという場所はね
西帝国の北にある街なのよ?
あなたっておバカさんなのね…と
ディアターナは眠っていた荷馬車で
目を覚ました。
うっ、よく寝たなぁー
でも身体が痛くなってしまったわ
ずっとふかふかのベッドで
甘やかされていたからなぁ
そう思いながら荷馬車のホロから
顔を出して景色を見た
どの辺なんだろう…
王宮からはだいぶ離れたみたいだけど
逆方向だと困るから
止まった時に降りなくちゃ。
空の木箱の間に隠れていたディアターナは
すぐに降りられるように
少しずつ移動して荷馬車が
停るのを待っていた。
皇后はアベルを呼んだ
「お待たせしました
母上が呼び出すなんて珍しいですね」
「そうね、あなたが適任だと思ったの」
「何がですか」
「貴方が連れて来た客人が
今朝 姿を消したわよ」
「な、何っ」
アベルは呆気に取られた
「で、あの常識知らずの聖女は
どこに消えたのですか」
皇后はクスッと笑った
「コリーアンナの家だと思うわよ」
「聖女コリーアンナですか」
「北にあるウィルゾーという街よ
きっと調べればすぐにわかるはずよ」
ふふっ
笑う母親にアベルは困惑した。
「あら、ごめんなさい
あの子ね 北のウィルゾーって
北帝国だと思っているみたいだから
間違って国境の検問所にでも
行っちゃうかもしれないわ
だから止めてあげて」
「はあっ?」
「それで貴方の騎士団から数人
騎士をウィルゾーに派遣して
あの子を見張ってほしいのよ。
もちろん頼めるわよね?
貴方の客人なんだから」
アベルは額に手を置くと項垂れた
何をしでかすんだ聖女様は…
本当に想像を簡単に越えてくるな。
「わかりました
すぐに手配致します」
「えぇ頼んだわよ。
あ、報告も忘れないでね」
「かしこまりました」
アベルはすぐに騎士室に向かい
派遣騎士を選ぶと国境に向かわせた。
ディアターナは無事に荷馬車から
脱出していた。
うふふ今回も無事に任務完了ね
私って本当に運が良いわ。
お腹空いたなぁー
レストランを見つけてメニューを見る
ステーキ300g、500g……
食べきれないわよ!
仕方ないね、、
露店のパン屋を見つけて選ぶ
2個で十分だけど夜の分も必要かな?
4個買っておこう。
よし!飲み物もほしいな…
露店でジュースを買って
パンにかぶりついた。
うーん、焼きたてパンは美味しい
絞りたてジュースも最高だわ
お腹いっぱいになったディアターナは
ウィルゾーという場所を調べる為
地図を探していた。
その頃
早馬で国境に向かった騎士は
既に検問所に到着していた。
「ブロンドの髪に緑色の瞳ですか。
今日は来ていませんね」
検問所の記録を騎士が確認する
「そうか、もしその女性が来たら
すぐに知らせてくれ。
引き止めて時間をかせぐように」
「わかりました」
アベルに派遣された騎士は
すぐに一報をアベルに知らせた。
続く
いつも通りに侍女たちが部屋を訪れた。
コンコン
「お目覚めでしょうか失礼致します」
部屋に入った侍女たちはすぐに
異変に気がついた。
「部屋を探して!」
専属侍女シャリーの言葉に侍女たちが
部屋の中を動く
「お嬢様が居ません」
「荷物がありません」
「寝巻きが畳んであります」
シャリーは言った
「すぐに侍女長を!侍女長に伝えて」
「はいっ!」
侍女の1人はすぐに走った
「侍女長!」
走って飛び込んで来た侍女に侍女長は
キッと睨みを向けた
「何ですか騒がしい。
ここは走って良い場所ではありませんよ」
走って来た侍女が侍女長に耳打ちした。
「お嬢様が居なくなりました」
「えっ」
侍女長は走早に廊下に出ると侍女とともに
ディアターナの部屋に向かった
「居なくなったとはどういう事ですか」
「先程 お嬢様の部屋に行きましたところ
姿が無く、宮入した時の荷物も
消えていました」
「あなたは執事に伝えてください。
内密にです」
「はい」
侍女はすぐに執事がいる
エントランスに向かった。
侍女長の元に
別の侍女が走って来た
「侍女長!こんな物が…」
侍女長に手渡されたのは
ディアターナが書いた手紙であった
1通は「お世話になった皆さまへ」
2通目は「皇后陛下へ」
3通目は「聖女コリーアンナからの伝言」
と書かれていた。
侍女長は手紙を受け取り指示を出した
「手紙はすぐに皇后陛下様に届けます。
あなた方は内密にお嬢様を探してください」
侍女長は手紙を受け取ると
皇后付き侍女のところへと向かった。
「朝から騒がしいわね」
皇后は身支度をしながら廊下の声に
耳を向けた
「皇后様、
ただ今 廊下に侍女長が来ていまして
至急に話がしたいと言っています」
「侍女長が?
入ってもらって」
「失礼致します」
「どうしたの」
皇后は侍女長の雰囲気を察した
「話が終わるまであなた方は外で
待ちなさい」
皇后付き侍女たちが廊下に出ると
侍女長は手紙を差出した
「何 これは」
侍女長がペーパーナイフを皇后に渡した
手紙を呼んだ皇后はしばらく固まると
「あの子、、居なくなったの?
いつよ」
「今朝の様です。
執事に伝え専属侍女が密に探して
おります」
はぁ、、、、、、
深いため息をついた皇后は
「探さなくてよい」と侍女長に言った。
侍女長は驚きながらも
皇后に従いディアターナ探しは終わった。
皇后はディアターナの事を考えていた。
提案3を選び聖女コリーアンナの
痕跡を辿りたいと言っていたわよね。
いいディアターナ
あの時は言わなかったけれど
北のウィルゾーという場所はね
西帝国の北にある街なのよ?
あなたっておバカさんなのね…と
ディアターナは眠っていた荷馬車で
目を覚ました。
うっ、よく寝たなぁー
でも身体が痛くなってしまったわ
ずっとふかふかのベッドで
甘やかされていたからなぁ
そう思いながら荷馬車のホロから
顔を出して景色を見た
どの辺なんだろう…
王宮からはだいぶ離れたみたいだけど
逆方向だと困るから
止まった時に降りなくちゃ。
空の木箱の間に隠れていたディアターナは
すぐに降りられるように
少しずつ移動して荷馬車が
停るのを待っていた。
皇后はアベルを呼んだ
「お待たせしました
母上が呼び出すなんて珍しいですね」
「そうね、あなたが適任だと思ったの」
「何がですか」
「貴方が連れて来た客人が
今朝 姿を消したわよ」
「な、何っ」
アベルは呆気に取られた
「で、あの常識知らずの聖女は
どこに消えたのですか」
皇后はクスッと笑った
「コリーアンナの家だと思うわよ」
「聖女コリーアンナですか」
「北にあるウィルゾーという街よ
きっと調べればすぐにわかるはずよ」
ふふっ
笑う母親にアベルは困惑した。
「あら、ごめんなさい
あの子ね 北のウィルゾーって
北帝国だと思っているみたいだから
間違って国境の検問所にでも
行っちゃうかもしれないわ
だから止めてあげて」
「はあっ?」
「それで貴方の騎士団から数人
騎士をウィルゾーに派遣して
あの子を見張ってほしいのよ。
もちろん頼めるわよね?
貴方の客人なんだから」
アベルは額に手を置くと項垂れた
何をしでかすんだ聖女様は…
本当に想像を簡単に越えてくるな。
「わかりました
すぐに手配致します」
「えぇ頼んだわよ。
あ、報告も忘れないでね」
「かしこまりました」
アベルはすぐに騎士室に向かい
派遣騎士を選ぶと国境に向かわせた。
ディアターナは無事に荷馬車から
脱出していた。
うふふ今回も無事に任務完了ね
私って本当に運が良いわ。
お腹空いたなぁー
レストランを見つけてメニューを見る
ステーキ300g、500g……
食べきれないわよ!
仕方ないね、、
露店のパン屋を見つけて選ぶ
2個で十分だけど夜の分も必要かな?
4個買っておこう。
よし!飲み物もほしいな…
露店でジュースを買って
パンにかぶりついた。
うーん、焼きたてパンは美味しい
絞りたてジュースも最高だわ
お腹いっぱいになったディアターナは
ウィルゾーという場所を調べる為
地図を探していた。
その頃
早馬で国境に向かった騎士は
既に検問所に到着していた。
「ブロンドの髪に緑色の瞳ですか。
今日は来ていませんね」
検問所の記録を騎士が確認する
「そうか、もしその女性が来たら
すぐに知らせてくれ。
引き止めて時間をかせぐように」
「わかりました」
アベルに派遣された騎士は
すぐに一報をアベルに知らせた。
続く
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