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夕食の時
リディーは着替えを手伝ってもらい
イブニングドレスに着替えた
「リディーお嬢様はとても健康的ですね」
うんと…令嬢らしくない。って事ね
「やはり似ていらしゃいますね」
ん?会った事はないけれど
リディアーナお姉様かしら?
サッと手馴れた動作でリディーを仕上げていく
「出来ました」
鏡を見たリディーは驚いた。
自分だけど自分じゃない…
え?私ってめちゃくちゃ可愛いよね?
「ありがとう」
「どういたしまして。では行きましょう
旦那様と奥様はもうお待ちです」
リディーが部屋から出るとカルロスが
待っていた
「お!リディー 可愛いね。行こうか」
2歳年上って言ってたけど
随分と背が高いのね
ラウルは1歳年上だけどそんなに背は
かわらなかったよ。
ラウル…元気かな? って
今朝、見送ってくれてたし
何日も会ってないみたいじゃない…
リディーは心の中でガクリと項垂れた。
コンコン
「父上、母上 お待たせしてしまいました」
「構わないよ」
ダイニングの入口で見た侯爵は
細身で厳しそうに感じた。
そして夫人は綺麗ながら細身で、、
というか少しやつれた感じ…
2人は幽霊を見るような表情で
リディーを見ていた。
ガタッ!
突然 席を立った夫人がフラフラと
リディーに向かって歩いてきた
そしてリディーの前に膝をつき
リディーの顔を撫でた
「リディー、、リディーなのね
あぁ、、ごめんねリディー リディー」
ポロポロ涙を流しながら両手でリディー
の頬を包んだ
「母上、お気持ちはわかりますが
リディーが戸惑ってしまいますよ」
「そ、そうよね…ごめんなさい」
フラフラと立ち上がる夫人をカルロスが
支えた
席についたリディーはどうしたらいいのか
戸惑っていた。
「まずはリディーお帰り
一緒に暮らす日を待ち遠しく思っていた」
侯爵の言葉を聞きながらリディーは
ずっと、、、、、13年も放ったらかしに
してたくせに…
待ち遠しいですって?
姉が倒れたから呼んだだけでしょう?
と、言いたかった
……………けれどね。
うんまっ、、何これ?ステーキ?
家で食べていたお肉とは全然違う…
味付けも柔らかさも違う
ダメ、、止まらないわ
リディーはひたすらお肉を口に運び
侯爵夫婦の話など聞いていなかった。
夫人は思わず笑っていた
「ふふっ、リディーは食いしん坊さんね
とっても可愛いわ」
侯爵もリディーを見ていた
「ははは、いい食べっぷりだな。
見ているこちらが満腹になりそうだよ」
カルロスは久しぶりに両親の笑顔を見て
リディーに感謝した。
リディーはこんなにも可愛らしい子
だったのか…
これからは兄としてきちんとリディーを
守ってあげないとな。
リディーはリディアーナの二の舞に
してはいけない。そう思った
日にちが経つのは早かった。
リディーがブェールスに来て1ヶ月が過ぎて
初めて姉であるリディアーナに会う日が
来た
リディーは緊張していた。
使用人が部屋の前で扉をノックした
コンコン
しばらくすると扉が静かに開いた
使用人が頭を下げている
ミミに促されて部屋の中に入ると
薬品の匂いがリディーの鼻をついた。
「んっ」
使用人がすぐにテラス側の窓を開けた
「申し訳ございません」
「いいの、ごめんなさい」
ベットに横たわっていたのは私だ。
リディーは自分にそっくりな顔を
不思議な感覚で見つめた。
「リディアーナお嬢様が眠られてから
半年程になります。
医師に観てもらっていますが
ずっと眠っています」
リディーは眠る姉の手に触れた。
温かい、、リディーはなぜかホッとした。
「初めましてお姉様
リディーです。わかりますか?」
反応はない
「また、会いに来ますね」
リディーは姉の手を離すと部屋を後にした
使用人が教えてくれた
「リディアーナお嬢様は
皇太子殿下の婚約者候補の1人で
10歳の頃から王宮で妃教育を受けていて
半年前、王宮から戻った直後に
屋敷で倒れてそのまま眠っている」と
リディーは思った
ん?じゃあ普通に考えたら心労だし
候補者が他に居たならば
ライバルが何か知ってるんじゃない?
リディーの野生の勘だった
でもヘタな事は言えないわよね…
そう思った。
それからリディーは初めてラウルに
手紙を書いた
ラウル!元気にしてる?
私は元気よ。王都は別世界に居るみたいで
驚きの毎日よ。
もぎたての果物が食べられないのが
残念だけど不自由はないから安心してね
今日ね、初めて姉に会ったの
けれどベットに寝たままで半年も
目を覚ましていないと聞いたわ
なんだか嫌な予感がしたわ。
何故、姉が眠り続けるのか調べたくなったの
まぁそんな感じかな。
じゃあまたね。
リディーがラウルに手紙を出してから
数日が過ぎたが返事は戻って来なかった
リディーはラウルを怒らせてしまったのかと
思っていた。
あの時…相談もしないで一方的に
別れちゃったからね…
リディーはへこんでいた。
そしてラウルは
リディーが領地を離れてすぐに
騎士になるために寮に入っていた。
寮は厳しくて急時以外は家族でさえも
連絡を制限されていた。
リディーが居なくなった寂しさを
紛らわす為。
そして何かあればリディーを守る
強さをつけるために決断した選択だった
つづく
リディーは着替えを手伝ってもらい
イブニングドレスに着替えた
「リディーお嬢様はとても健康的ですね」
うんと…令嬢らしくない。って事ね
「やはり似ていらしゃいますね」
ん?会った事はないけれど
リディアーナお姉様かしら?
サッと手馴れた動作でリディーを仕上げていく
「出来ました」
鏡を見たリディーは驚いた。
自分だけど自分じゃない…
え?私ってめちゃくちゃ可愛いよね?
「ありがとう」
「どういたしまして。では行きましょう
旦那様と奥様はもうお待ちです」
リディーが部屋から出るとカルロスが
待っていた
「お!リディー 可愛いね。行こうか」
2歳年上って言ってたけど
随分と背が高いのね
ラウルは1歳年上だけどそんなに背は
かわらなかったよ。
ラウル…元気かな? って
今朝、見送ってくれてたし
何日も会ってないみたいじゃない…
リディーは心の中でガクリと項垂れた。
コンコン
「父上、母上 お待たせしてしまいました」
「構わないよ」
ダイニングの入口で見た侯爵は
細身で厳しそうに感じた。
そして夫人は綺麗ながら細身で、、
というか少しやつれた感じ…
2人は幽霊を見るような表情で
リディーを見ていた。
ガタッ!
突然 席を立った夫人がフラフラと
リディーに向かって歩いてきた
そしてリディーの前に膝をつき
リディーの顔を撫でた
「リディー、、リディーなのね
あぁ、、ごめんねリディー リディー」
ポロポロ涙を流しながら両手でリディー
の頬を包んだ
「母上、お気持ちはわかりますが
リディーが戸惑ってしまいますよ」
「そ、そうよね…ごめんなさい」
フラフラと立ち上がる夫人をカルロスが
支えた
席についたリディーはどうしたらいいのか
戸惑っていた。
「まずはリディーお帰り
一緒に暮らす日を待ち遠しく思っていた」
侯爵の言葉を聞きながらリディーは
ずっと、、、、、13年も放ったらかしに
してたくせに…
待ち遠しいですって?
姉が倒れたから呼んだだけでしょう?
と、言いたかった
……………けれどね。
うんまっ、、何これ?ステーキ?
家で食べていたお肉とは全然違う…
味付けも柔らかさも違う
ダメ、、止まらないわ
リディーはひたすらお肉を口に運び
侯爵夫婦の話など聞いていなかった。
夫人は思わず笑っていた
「ふふっ、リディーは食いしん坊さんね
とっても可愛いわ」
侯爵もリディーを見ていた
「ははは、いい食べっぷりだな。
見ているこちらが満腹になりそうだよ」
カルロスは久しぶりに両親の笑顔を見て
リディーに感謝した。
リディーはこんなにも可愛らしい子
だったのか…
これからは兄としてきちんとリディーを
守ってあげないとな。
リディーはリディアーナの二の舞に
してはいけない。そう思った
日にちが経つのは早かった。
リディーがブェールスに来て1ヶ月が過ぎて
初めて姉であるリディアーナに会う日が
来た
リディーは緊張していた。
使用人が部屋の前で扉をノックした
コンコン
しばらくすると扉が静かに開いた
使用人が頭を下げている
ミミに促されて部屋の中に入ると
薬品の匂いがリディーの鼻をついた。
「んっ」
使用人がすぐにテラス側の窓を開けた
「申し訳ございません」
「いいの、ごめんなさい」
ベットに横たわっていたのは私だ。
リディーは自分にそっくりな顔を
不思議な感覚で見つめた。
「リディアーナお嬢様が眠られてから
半年程になります。
医師に観てもらっていますが
ずっと眠っています」
リディーは眠る姉の手に触れた。
温かい、、リディーはなぜかホッとした。
「初めましてお姉様
リディーです。わかりますか?」
反応はない
「また、会いに来ますね」
リディーは姉の手を離すと部屋を後にした
使用人が教えてくれた
「リディアーナお嬢様は
皇太子殿下の婚約者候補の1人で
10歳の頃から王宮で妃教育を受けていて
半年前、王宮から戻った直後に
屋敷で倒れてそのまま眠っている」と
リディーは思った
ん?じゃあ普通に考えたら心労だし
候補者が他に居たならば
ライバルが何か知ってるんじゃない?
リディーの野生の勘だった
でもヘタな事は言えないわよね…
そう思った。
それからリディーは初めてラウルに
手紙を書いた
ラウル!元気にしてる?
私は元気よ。王都は別世界に居るみたいで
驚きの毎日よ。
もぎたての果物が食べられないのが
残念だけど不自由はないから安心してね
今日ね、初めて姉に会ったの
けれどベットに寝たままで半年も
目を覚ましていないと聞いたわ
なんだか嫌な予感がしたわ。
何故、姉が眠り続けるのか調べたくなったの
まぁそんな感じかな。
じゃあまたね。
リディーがラウルに手紙を出してから
数日が過ぎたが返事は戻って来なかった
リディーはラウルを怒らせてしまったのかと
思っていた。
あの時…相談もしないで一方的に
別れちゃったからね…
リディーはへこんでいた。
そしてラウルは
リディーが領地を離れてすぐに
騎士になるために寮に入っていた。
寮は厳しくて急時以外は家族でさえも
連絡を制限されていた。
リディーが居なくなった寂しさを
紛らわす為。
そして何かあればリディーを守る
強さをつけるために決断した選択だった
つづく
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