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「何?リディアーナが会いたいと?」
「はい、先程仕えの者が来ました」
ふぅ…わかっているんだ
父上が言う事は正しい。
私が優先させるべきは国。そして民…
支え合い伴に動けるパートナーだ。
今のリディアーナでは無理だろう
「わかった調整してくれ」
秘書官のマークはすぐに手帳を開いて
確認した
「本日の16時頃ならば30分程
時間がとれますが」
「わかった。少し早めに呼んでくれ」
「かしこまりました」
リディーは指定され時間よりも少し早く
テリウスを訪れた
今日はまた、随分と重い空気ね…
「でリディー嬢 話しとは何だ」
「実はですね………」
リディーはアカデミーの中で
(倒れた原因と証拠)を見つけるのは
難しい事。
そしてリディアーナの側に居た
ミリアナ嬢に近づく事を提案した。
「相手は公爵なんだぞ」
「わかってますよ。
何ビビったいるんですか?
そんな事、わかっていて「探れ」って
言ったんじゃないんですか?」
「ビビる。だと?」
「あ、不敬罪は無しですよ?
契約書を持ってきましょうか?」
「いらない!」
「私、動いてもいいですか?
青春真っ只中の乙女がずっとモヤモヤ
していても時間の無駄なので」
「はぁ、、
まぁわかった。こっちも時間が無いからな
但し、慎重に行動してくれ」
「はい。動く時は連絡します」
「あぁ、そうしてくれ」
ミリアナは中通路でお茶をしていた。
「ねぇ テリウス殿下は?」
「お忙しいようです」
「全く、いつも同じ事しか言わないのね」
この中通路は王族が使用している宮と
妃が使用する宮の間にあり
殿下が妃と会う時に利用する東屋だった
今日も空振りねぇ。
最近は全く誘いもないし…
あの女が倒れてから全く良い事ないじゃない!
ん?
テリウス殿下に付いている王宮騎士の
姿が見えてミリアナは席を立った
あ、テリウス殿下、来て下さったのね
??
騎士の間から人影が見えた。
ミリアナは目を凝らして見つめた
「はぁ?」
騎士に挟まれて歩くのはリディアーナだ
フルフルとミリアナの身体が震えた
「な、何であの女が王宮騎士と歩くの?
まさかテリウス様と会っていたの?
私は、私はずっと待っているのに…」
リディアーナと騎士の姿が妃の宮に
消えた。
ブルブルブル…
「ふざけないで!!」
ミリアナはティーカップを地面に投げた
パリーン!
「はぁはぁ
ちょっと!今さっきテリウス殿下は
忙しいって言わなかった?
どうしてあの女と会っているのよ!」
ミリアナはティーカップの皿を侍女に
投げた。
「ひゃっ」
避けた侍女にケーキ皿
フォーク、菓子を投げつけた
「ぐあぁぁー」
ミリアナは頭を抱えて座り込み
通り過ぎたリディアーナを睨むと
「後悔させてやるわ」そう呟いた
部屋に戻ったミリアナは
全員を部屋から出して引きこもっていた
さぁ、どうする?
この宮から確実に追い出す方法は何?
いっそうのこと殺してしまいたいけれど
見つかったら元もこうもないし…
階段から突き落として寝たきりにする?
でも2人きりになるのは難しいし
味方にできる人はいないかしら?
ミリアナの頭の中はリディアーナを
消す方法を考えながらグルグルと
回っていた。
2日後
秘書官のマークが紙をテリウスに出した
「ミリアナ嬢が外出許可を申請しました」
「ミリアナが?外出先はどこだ」
「買い物。としか記入していません」
「勝手にさせろ」
「本当に良いのですか?」
「何がだ?」
……そうか
「わかった。許可するが付けろ。
全て報告するように」
ミリアナは護衛騎士を引き連れて
買い物に出た
「あ、ちょっと友人に会いたいから
ここで待っていて」
騎士達は互いの顔を見た
「できません。おひとりにしないよう
殿下に言われていますので」
チッ!
「大丈夫よ。本当にすぐに戻るから」
「でしたら店舗の前まで同行させて頂きます」
「……はぁ わかったわよ」
ミリアナが向かったのは薬局だった
「令嬢、具合が悪いのですか」
「え?うん、、そうなのよ
最近ずっと眠れなくてね」
「でしたら侍女に伝えれば宮医が
適切な薬を処方してくれますよ」
うっさいな!
「ねぇ、わかるでしょう?
令嬢が買い物をしたい薬って…ね?」
「……なんでしょうか?」
全く!王宮騎士はみんなバカなの?
「ほら、女は色々とね
痛みとかがあったりするのよ
侍女にでも恥ずかしい事ってあるのよ」
「……?」
騎士の1人はわかった様だ
「なるほどですね
わかりました。ここで待っています」
やっとかよ!まぁちょろいわよね
「ありがとう」
ミリアナは薬局に入り買い物を済ませた
「さ、帰りましょう」
騎士に連れられ馬車に乗ったミリアナを
確認すると
フードを被った男が薬局に入った
「今、女が買った薬は何だ正直に言え」
男は紋章が彫られた身分証を見せた。
つづく
「はい、先程仕えの者が来ました」
ふぅ…わかっているんだ
父上が言う事は正しい。
私が優先させるべきは国。そして民…
支え合い伴に動けるパートナーだ。
今のリディアーナでは無理だろう
「わかった調整してくれ」
秘書官のマークはすぐに手帳を開いて
確認した
「本日の16時頃ならば30分程
時間がとれますが」
「わかった。少し早めに呼んでくれ」
「かしこまりました」
リディーは指定され時間よりも少し早く
テリウスを訪れた
今日はまた、随分と重い空気ね…
「でリディー嬢 話しとは何だ」
「実はですね………」
リディーはアカデミーの中で
(倒れた原因と証拠)を見つけるのは
難しい事。
そしてリディアーナの側に居た
ミリアナ嬢に近づく事を提案した。
「相手は公爵なんだぞ」
「わかってますよ。
何ビビったいるんですか?
そんな事、わかっていて「探れ」って
言ったんじゃないんですか?」
「ビビる。だと?」
「あ、不敬罪は無しですよ?
契約書を持ってきましょうか?」
「いらない!」
「私、動いてもいいですか?
青春真っ只中の乙女がずっとモヤモヤ
していても時間の無駄なので」
「はぁ、、
まぁわかった。こっちも時間が無いからな
但し、慎重に行動してくれ」
「はい。動く時は連絡します」
「あぁ、そうしてくれ」
ミリアナは中通路でお茶をしていた。
「ねぇ テリウス殿下は?」
「お忙しいようです」
「全く、いつも同じ事しか言わないのね」
この中通路は王族が使用している宮と
妃が使用する宮の間にあり
殿下が妃と会う時に利用する東屋だった
今日も空振りねぇ。
最近は全く誘いもないし…
あの女が倒れてから全く良い事ないじゃない!
ん?
テリウス殿下に付いている王宮騎士の
姿が見えてミリアナは席を立った
あ、テリウス殿下、来て下さったのね
??
騎士の間から人影が見えた。
ミリアナは目を凝らして見つめた
「はぁ?」
騎士に挟まれて歩くのはリディアーナだ
フルフルとミリアナの身体が震えた
「な、何であの女が王宮騎士と歩くの?
まさかテリウス様と会っていたの?
私は、私はずっと待っているのに…」
リディアーナと騎士の姿が妃の宮に
消えた。
ブルブルブル…
「ふざけないで!!」
ミリアナはティーカップを地面に投げた
パリーン!
「はぁはぁ
ちょっと!今さっきテリウス殿下は
忙しいって言わなかった?
どうしてあの女と会っているのよ!」
ミリアナはティーカップの皿を侍女に
投げた。
「ひゃっ」
避けた侍女にケーキ皿
フォーク、菓子を投げつけた
「ぐあぁぁー」
ミリアナは頭を抱えて座り込み
通り過ぎたリディアーナを睨むと
「後悔させてやるわ」そう呟いた
部屋に戻ったミリアナは
全員を部屋から出して引きこもっていた
さぁ、どうする?
この宮から確実に追い出す方法は何?
いっそうのこと殺してしまいたいけれど
見つかったら元もこうもないし…
階段から突き落として寝たきりにする?
でも2人きりになるのは難しいし
味方にできる人はいないかしら?
ミリアナの頭の中はリディアーナを
消す方法を考えながらグルグルと
回っていた。
2日後
秘書官のマークが紙をテリウスに出した
「ミリアナ嬢が外出許可を申請しました」
「ミリアナが?外出先はどこだ」
「買い物。としか記入していません」
「勝手にさせろ」
「本当に良いのですか?」
「何がだ?」
……そうか
「わかった。許可するが付けろ。
全て報告するように」
ミリアナは護衛騎士を引き連れて
買い物に出た
「あ、ちょっと友人に会いたいから
ここで待っていて」
騎士達は互いの顔を見た
「できません。おひとりにしないよう
殿下に言われていますので」
チッ!
「大丈夫よ。本当にすぐに戻るから」
「でしたら店舗の前まで同行させて頂きます」
「……はぁ わかったわよ」
ミリアナが向かったのは薬局だった
「令嬢、具合が悪いのですか」
「え?うん、、そうなのよ
最近ずっと眠れなくてね」
「でしたら侍女に伝えれば宮医が
適切な薬を処方してくれますよ」
うっさいな!
「ねぇ、わかるでしょう?
令嬢が買い物をしたい薬って…ね?」
「……なんでしょうか?」
全く!王宮騎士はみんなバカなの?
「ほら、女は色々とね
痛みとかがあったりするのよ
侍女にでも恥ずかしい事ってあるのよ」
「……?」
騎士の1人はわかった様だ
「なるほどですね
わかりました。ここで待っています」
やっとかよ!まぁちょろいわよね
「ありがとう」
ミリアナは薬局に入り買い物を済ませた
「さ、帰りましょう」
騎士に連れられ馬車に乗ったミリアナを
確認すると
フードを被った男が薬局に入った
「今、女が買った薬は何だ正直に言え」
男は紋章が彫られた身分証を見せた。
つづく
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