26 / 26
26
しおりを挟む
時が過ぎて
王宮では
テリウス殿下とリディアーナの
結婚の準備が整い
街全体が祝いムードになった頃
2人の結婚式は
帝民が見守るなか盛大に行われた。
リディーは領地に視察へ出たり
果樹園を領民と一緒に盛り立てて
王妃殿下リディアーナへ
採れたてのフルーツを
献上品として納めている。
リディーが成人して伯爵として
認められてから1年
「あ、リディーこっちよ」
微笑む王妃殿下にリディーも笑顔を
見せる
「お待たせしてすみません」
リディーとラウルの挙式は
テリウスとリディアーナの希望で
王宮のチャペルを使う予定だ
「私なんかが王宮のチャペルだなんて
他の貴族や民は納得しませんよ?」
「あら、貴女が私の命の恩人だと
知らない人がいるかしら?」
養女に出された主人公は
ある日突然自分の生い立ちを知り
主人公は倒れた姉を救うために
姉の身代わりとして過ごし
倒れた原因を見つけだすと
姉に毒を盛った犯人を探し捕まえて
やっつけてしまうのだ。
姉をお姫様にした後
主人公は愛する人と幸せに暮らす。
今、国で大人気の絵本だ
「恥ずかしいです…」
「ふふっ、それでも私にとって貴女は
自慢の妹だもの」
リディーは今、持ち前の根性で
ジュパディー領を盛り立てて
「新鮮な果樹が実る領地」として
注文される様になってきた。
「姉様が宣伝してくれたおかげですね」
「あら本当に美味しいのよ。
皇后様も届くのを楽しみにしている
もの」
13年…ずっと離れて暮らした
双子の姉妹
知らなかった姉の存在
目覚めた後、どう接したらいいのか
お互いに探った日々…
それでも今はお互いを尊敬し
良好な関係を続けている。
コンコン
ブェールス公爵は扉の前で深呼吸をした
「お待たせ致しました。
ただ今ジュパディー伯爵様が
いらっしゃいます」
ウエディングドレスに身を包んだ
リディーが恥ずかしそうに父を見た
「ほぅ、リディー綺麗だな」
「お父様ありがとうございます」
「行こうか、みんなが待っている」
「はい」
父がスッと腕を出すとリディーは
手を置いた。
「リディー幸せになりなさい。
そして困ったら私に頼りなさい
お前はそれだけ頑張ったんだから」
「もう十分に幸せですよ。
それに色々手を貸してもらって
ますから」
「まぁそう言うな…
頼られるのも私の楽しみの1つなんだ」
「ありがとうございます」
父と娘がチャペルの前に到着すると
アナウンスが流れた
大きな扉が開くと参列者から
拍手のシャワーが鳴り響いた。
リディーは祭壇の前に立つラウルを見る
ラウル…ラウル…大好き!
ラウルに駆け寄りたい自分を必死に
抑えながら
ウエディングロードをゆっくりと進んだ
「ラウルお待たせ」
「リディー綺麗だよ」
誓いの言葉
誓いのキス
指輪交換
ラウルとリディーの結婚式は
皆が温かく見守る中
無事に終わった。
「さぁパーティーよぉ」
リディーの声に会場が盛り上がった。
「「「乾杯 !!」」」
カルロスがズカズカとラウルに近づく
「よう、義理弟よ。おめでとう
やっとだ。ようやくリディーの
花嫁姿を見られたよ」
「すみません。ありがとうございます」
「ラウル君、君は約束を破ったね?
君が約束を守ればもっと早く
リディーのウエディングドレス姿を
見れたのにねぇ……」
「はい。すみません」
ラウルはこの件で兄のカルロスから
ずっと責められている。
リディーが伯爵領に戻った日
寝室にカルロスが貼った 注意書き。
あの時は守ったのよ?
本当なんだからね?
あの後 色々とあったりして
我慢出来なかったのよね…えへっ
席を見れば公爵夫婦が孫を膝に乗せて
満面の笑みを見せていた。
「兄様、色々とありがとう」
「ふん」
リディーは知っている。
カルロスがラウルに会いに行った事
リディーが領地に帰る事を伝えた事
時折、ラウルと一緒に飲んでいる事
親しい人達に弟ができたと喜んで
報告していた事…
でもねぇ
カルロス兄様にはまだ言わないの…
それはね
「私のお腹に2人目の愛の結晶が
芽生えたかもしれない事…」
兄様…ごめんね。
本当に色々とありがとう
リディーは家族を見ながら思う。
私はいつでも私らしく!
私はどこでも私らしく!
必ず頑張りは報われる!! と…
それが自然体の幸せなんだと…
リディーは愛する人達に感謝し
最高の笑顔を見せた。
【完】
王宮では
テリウス殿下とリディアーナの
結婚の準備が整い
街全体が祝いムードになった頃
2人の結婚式は
帝民が見守るなか盛大に行われた。
リディーは領地に視察へ出たり
果樹園を領民と一緒に盛り立てて
王妃殿下リディアーナへ
採れたてのフルーツを
献上品として納めている。
リディーが成人して伯爵として
認められてから1年
「あ、リディーこっちよ」
微笑む王妃殿下にリディーも笑顔を
見せる
「お待たせしてすみません」
リディーとラウルの挙式は
テリウスとリディアーナの希望で
王宮のチャペルを使う予定だ
「私なんかが王宮のチャペルだなんて
他の貴族や民は納得しませんよ?」
「あら、貴女が私の命の恩人だと
知らない人がいるかしら?」
養女に出された主人公は
ある日突然自分の生い立ちを知り
主人公は倒れた姉を救うために
姉の身代わりとして過ごし
倒れた原因を見つけだすと
姉に毒を盛った犯人を探し捕まえて
やっつけてしまうのだ。
姉をお姫様にした後
主人公は愛する人と幸せに暮らす。
今、国で大人気の絵本だ
「恥ずかしいです…」
「ふふっ、それでも私にとって貴女は
自慢の妹だもの」
リディーは今、持ち前の根性で
ジュパディー領を盛り立てて
「新鮮な果樹が実る領地」として
注文される様になってきた。
「姉様が宣伝してくれたおかげですね」
「あら本当に美味しいのよ。
皇后様も届くのを楽しみにしている
もの」
13年…ずっと離れて暮らした
双子の姉妹
知らなかった姉の存在
目覚めた後、どう接したらいいのか
お互いに探った日々…
それでも今はお互いを尊敬し
良好な関係を続けている。
コンコン
ブェールス公爵は扉の前で深呼吸をした
「お待たせ致しました。
ただ今ジュパディー伯爵様が
いらっしゃいます」
ウエディングドレスに身を包んだ
リディーが恥ずかしそうに父を見た
「ほぅ、リディー綺麗だな」
「お父様ありがとうございます」
「行こうか、みんなが待っている」
「はい」
父がスッと腕を出すとリディーは
手を置いた。
「リディー幸せになりなさい。
そして困ったら私に頼りなさい
お前はそれだけ頑張ったんだから」
「もう十分に幸せですよ。
それに色々手を貸してもらって
ますから」
「まぁそう言うな…
頼られるのも私の楽しみの1つなんだ」
「ありがとうございます」
父と娘がチャペルの前に到着すると
アナウンスが流れた
大きな扉が開くと参列者から
拍手のシャワーが鳴り響いた。
リディーは祭壇の前に立つラウルを見る
ラウル…ラウル…大好き!
ラウルに駆け寄りたい自分を必死に
抑えながら
ウエディングロードをゆっくりと進んだ
「ラウルお待たせ」
「リディー綺麗だよ」
誓いの言葉
誓いのキス
指輪交換
ラウルとリディーの結婚式は
皆が温かく見守る中
無事に終わった。
「さぁパーティーよぉ」
リディーの声に会場が盛り上がった。
「「「乾杯 !!」」」
カルロスがズカズカとラウルに近づく
「よう、義理弟よ。おめでとう
やっとだ。ようやくリディーの
花嫁姿を見られたよ」
「すみません。ありがとうございます」
「ラウル君、君は約束を破ったね?
君が約束を守ればもっと早く
リディーのウエディングドレス姿を
見れたのにねぇ……」
「はい。すみません」
ラウルはこの件で兄のカルロスから
ずっと責められている。
リディーが伯爵領に戻った日
寝室にカルロスが貼った 注意書き。
あの時は守ったのよ?
本当なんだからね?
あの後 色々とあったりして
我慢出来なかったのよね…えへっ
席を見れば公爵夫婦が孫を膝に乗せて
満面の笑みを見せていた。
「兄様、色々とありがとう」
「ふん」
リディーは知っている。
カルロスがラウルに会いに行った事
リディーが領地に帰る事を伝えた事
時折、ラウルと一緒に飲んでいる事
親しい人達に弟ができたと喜んで
報告していた事…
でもねぇ
カルロス兄様にはまだ言わないの…
それはね
「私のお腹に2人目の愛の結晶が
芽生えたかもしれない事…」
兄様…ごめんね。
本当に色々とありがとう
リディーは家族を見ながら思う。
私はいつでも私らしく!
私はどこでも私らしく!
必ず頑張りは報われる!! と…
それが自然体の幸せなんだと…
リディーは愛する人達に感謝し
最高の笑顔を見せた。
【完】
695
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
【完結】姉の婚約者を奪った私は悪女と呼ばれています
春野オカリナ
恋愛
エミリー・ブラウンは、姉の婚約者だった。アルフレッド・スタンレー伯爵子息と結婚した。
社交界では、彼女は「姉の婚約者を奪った悪女」と呼ばれていた。
私が、良いと言ってくれるので結婚します
あべ鈴峰
恋愛
幼馴染のクリスと比較されて悲しい思いをしていたロアンヌだったが、突然現れたレグール様のプロポーズに 初対面なのに結婚を決意する。
しかし、その事を良く思わないクリスが・・。
【完結】義母が来てからの虐げられた生活から抜け出したいけれど…
まりぃべる
恋愛
私はエミーリエ。
お母様が四歳の頃に亡くなって、それまでは幸せでしたのに、人生が酷くつまらなくなりました。
なぜって?
お母様が亡くなってすぐに、お父様は再婚したのです。それは仕方のないことと分かります。けれど、義理の母や妹が、私に事ある毎に嫌味を言いにくるのですもの。
どんな方法でもいいから、こんな生活から抜け出したいと思うのですが、どうすればいいのか分かりません。
でも…。
☆★
全16話です。
書き終わっておりますので、随時更新していきます。
読んで下さると嬉しいです。
【短編完結】記憶なしで婚約破棄、常識的にざまあです。だってそれまずいって
鏑木 うりこ
恋愛
お慕いしておりましたのにーーー
残った記憶は強烈な悲しみだけだったけれど、私が目を開けると婚約破棄の真っ最中?!
待って待って何にも分からない!目の前の人の顔も名前も、私の腕をつかみ上げている人のことも!
うわーーうわーーどうしたらいいんだ!
メンタルつよつよ女子がふわ~り、さっくりかる~い感じの婚約破棄でざまぁしてしまった。でもメンタルつよつよなので、ザクザク切り捨てて行きます!
殿下をくださいな、お姉さま~欲しがり過ぎた妹に、姉が最後に贈ったのは死の呪いだった~
和泉鷹央
恋愛
忌み子と呼ばれ、幼い頃から実家のなかに閉じ込められたいた少女――コンラッド伯爵の長女オリビア。
彼女は生まれながらにして、ある呪いを受け継いだ魔女だった。
本当ならば死ぬまで屋敷から出ることを許されないオリビアだったが、欲深い国王はその呪いを利用して更に国を豊かにしようと考え、第四王子との婚約を命じる。
この頃からだ。
姉のオリビアに婚約者が出来た頃から、妹のサンドラの様子がおかしくなった。
あれが欲しい、これが欲しいとわがままを言い出したのだ。
それまではとても物わかりのよい子だったのに。
半年後――。
オリビアと婚約者、王太子ジョシュアの結婚式が間近に迫ったある日。
サンドラは呆れたことに、王太子が欲しいと言い出した。
オリビアの我慢はとうとう限界に達してしまい……
最後はハッピーエンドです。
別の投稿サイトでも掲載しています。
婚約者を取り替えて欲しいと妹に言われました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
ポーレット伯爵家の一人娘レティシア。レティシアの母が亡くなってすぐに父は後妻と娘ヘザーを屋敷に迎え入れた。
将来伯爵家を継ぐことになっているレティシアに、縁談が持ち上がる。相手は伯爵家の次男ジョナス。美しい青年ジョナスは顔合わせの日にヘザーを見て顔を赤くする。
レティシアとジョナスの縁談は一旦まとまったが、男爵との縁談を嫌がったヘザーのため義母が婚約者の交換を提案する……。
やさしい・悪役令嬢
きぬがやあきら
恋愛
「そのようなところに立っていると、ずぶ濡れになりますわよ」
と、親切に忠告してあげただけだった。
それなのに、ずぶ濡れになったマリアナに”嫌がらせを指示した張本人はオデットだ”と、誤解を受ける。
友人もなく、気の毒な転入生を気にかけただけなのに。
あろうことか、オデットの婚約者ルシアンにまで言いつけられる始末だ。
美貌に、教養、権力、果ては将来の王太子妃の座まで持ち、何不自由なく育った箱入り娘のオデットと、庶民上がりのたくましい子爵令嬢マリアナの、静かな戦いの火蓋が切って落とされた。
自分こそは妹だと言い張る、私の姉
ゆきな
恋愛
地味で大人しいカトリーヌと、可愛らしく社交的なレイラは、見た目も性格も対照的な姉妹。
本当はレイラの方が姉なのだが、『妹の方が甘えられるから』という、どうでも良い理由で、幼い頃からレイラが妹を自称していたのである。
誰も否定しないせいで、いつしか、友人知人はもちろん、両親やカトリーヌ自身でさえも、レイラが妹だと思い込むようになっていた。
そんなある日のこと、『妹の方を花嫁として迎えたい』と、スチュアートから申し出を受ける。
しかしこの男、無愛想な乱暴者と評判が悪い。
レイラはもちろん
「こんな人のところにお嫁に行くのなんて、ごめんだわ!」
と駄々をこね、何年かぶりに
「だって本当の『妹』はカトリーヌのほうでしょう!
だったらカトリーヌがお嫁に行くべきだわ!」
と言い放ったのである。
スチュアートが求めているのは明らかに可愛いレイラの方だろう、とカトリーヌは思ったが、
「実は求婚してくれている男性がいるの。
私も結婚するつもりでいるのよ」
と泣き出すレイラを見て、自分が嫁に行くことを決意する。
しかし思った通り、スチュアートが求めていたのはレイラの方だったらしい。
カトリーヌを一目見るなり、みるみる険しい顔になり、思い切り壁を殴りつけたのである。
これではとても幸せな結婚など望めそうにない。
しかし、自分が行くと言ってしまった以上、もう実家には戻れない。
カトリーヌは底なし沼に沈んでいくような気分だったが、時が経つにつれ、少しずつスチュアートとの距離が縮まり始めて……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる