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初恋の卒業式
「おめでとう!」
皆が口々に祝福の言葉をかけ、カメラを向ける。
「ありがとう」
新郎新婦の二人は幸せそうに微笑んで、テーブルの中央にあるキャンドルに灯りをともした。
「おめでとう、春樹」
「ありがとう、颯真。忙しいのに悪いな」
「いや、大丈夫だ。お前の晴れ姿を見られて良かったよ」
もう一度おめでとうと言うと、春樹は頷いて新婦の肩を抱きながら次のテーブルへと移動していった。
「とっても綺麗な奥様だね」
「うん、本当に。春樹先輩ともお似合いだね」
グラスを手に取りノンアルコールビールを飲みながら、颯真は同じテーブルの女性達の会話になんとなく耳を傾ける。
披露宴が始まる前、颯真が友人と席札の置かれた席に座ると、面識のない女性3人組があとから現れ、互いに軽く自己紹介をしていた。
6人掛けのテーブルの半分は、新郎である春樹の高校時代の友人、颯真達男性3人。
あとの女性3人は、春樹の大学院時代のゼミの後輩ということだった。
颯真はふと、右隣に座っている女性の様子に目をやる。
綺麗な長い指でスマートフォンを操作し、今しがた撮ったばかりの新郎新婦の写真を眺めているその横顔は、微笑んでいるのにどこか哀しそうにも見えて、颯真は気になった。
とその時、ジャケットの内ポケットでスマートフォンが震え、颯真はすぐさま取り出して目を落とす。
「颯真、ひょっとして呼び出しか?」
「ああ。悪い、抜けさせてもらうわ」
「いや、気にするな。春樹にもあとで言っておくよ」
「すまん」
友人と言葉を交わしてから立ち上がった颯真は、同席の女性達に「仕事がありますので失礼いたします」と頭を下げて会場をあとにした。
「あのっ!」
エレベーターホールへと足早に向かっていた颯真は、後ろから聞こえてきた声に立ち止まる。
振り向くと、先程まで右隣の席に座っていた女性が、紙袋を手にタタッと走り寄って来た。
「こちらをお忘れです」
そう言ってホテルのロゴが入った引き出物の紙袋を手渡す。
「ああ、そうか。すまない。ありがとう」
「いえ。お仕事お忙しそうですね。どうぞお気をつけて」
「ありがとう」
女性は柔らかい笑みを見せると、両手を揃えて小さくお辞儀をしたあと、ふわりとオレンジ色のワンピースを翻して軽やかに扉の向こうに消えた。
◇
「…ただいま」
誰もいないワンルームマンションに帰ってくると、菜乃花は小さくため息をついてハイヒールを脱ぐ。
引き出物の紙袋と小さなパーティーバッグを床に置くと、コートも脱がずにベッドにボフッと仰向けに身を投げた。
「素敵だったな、結婚式」
天井を見上げ、誰にともなくポツリと呟く。
新郎新婦の幸せそうな姿を見て自分まで嬉しくなったし、どうぞお幸せにと心から願った。
だがこうして一人になると、何とも言えない切なさが込み上げてくる。
菜乃花は、目に焼き付いた春樹のタキシード姿を思い出す。
かっこよくて眩しいくらいに輝いていて、相変わらず笑顔が素敵で…。
そして隣に並ぶ綺麗な新婦とは、絵になる程お似合いだった。
(もう平気だと思ってたのにな。吹っ切れると思ってたのに)
今日は自分にとっては卒業式。
そう思っていた。
だが実際には、そう簡単に気持ちは切り替わってくれなかった。
(でも本当に今日でおしまい。明日からは、ちゃんと気持ちを切り替えよう!)
菜乃花は自分に言い聞かせるように大きく頷いた。
◇
菜乃花にとって、春樹は初恋の人だった。
中学、高校と女子校だった菜乃花は、大学に入ってから共学の雰囲気になじめず、ずっと気後れしたままだった。
同年代の男の子と、どう接していいのか分からない。
周りの女の子達は、ごく普通の流れで男の子とつき合い始める。
たまたま講義で隣の席に座ったから。
ノートを貸してと頼まれたから。
学食で同じテーブルに相席したから。
きっかけはいくらでもあると皆は言う。
サークルに入っている子は、彼とのデートの合間にも大勢の仲間と楽しく遊んでいた。
菜乃花だけは皆から取り残されたように、大学生活をそこまで楽しいとは思えなかった。
(まあ、いいか。大学は勉強する為に行ってる訳だし)
そんなふうに開き直って毎日を過ごし、3年生になると希望したゼミに入る。
そこで教授の手伝いをしながらいつも講義に同行していたのが、大学院生の春樹だった。
専攻していた心理学は、実験やテストなどで準備するものが多い。
教授はその準備を、春樹と菜乃花に頼んだ。
春樹はともかく菜乃花にも頼んだのは、おそらく菜乃花がいつも一番前の席で熱心に講義を聞いていたからだろう。
毎日二人は講義の前に教授室に行って準備をし、講義が終わったあとは片付けをする。
そしてそのままお茶を飲みながら雑談することも多かった。
「菜乃花、いい加減誰かとつき合ってみたら?せっかくの大学生活、もったいないぞ」
「いえ、私はそういうのは興味なくて」
「そう言っていっつも俺や教授とばかりお茶飲んでたら、一気に老け込むぞ?」
「老け込むってそんな…。春樹先輩、私と3つしか違わないじゃないですか」
「大学生の3つって大きいからな。それにお前は勉強ばかりしてる。もっと大学生活楽しまなきゃ」
菜乃花にとって、そんなふうに自然に会話が出来る異性は春樹が初めてだったのだ。
何気ない会話の中で、春樹がふと笑いかけてくれる。
それだけで菜乃花は嬉しくて頬が赤くなった。
つき合いたいとか、告白しようとか、そんなことは思わなかった。
ただ毎日会って話をするだけで良かったのだ。
そんな日々は、春樹の卒業と共に終わりを迎える。
分かっていたことだった。
会わなくなればきっと気持ちも離れていく。
そう思っていたのだが、実際はそう簡単なものではなかった。
寂しい、会いたい…。
自分には無縁だと思っていた感情が湧き起こる。
それでも告白しようとは思わなかった。
時折同窓会で会えるだけで良かった。
そしてついに、春樹から結婚式の招待状が届いた。
だがそれ程ショックは受けなかった。
彼ならきっと、素敵な女性と結ばれて幸せな家庭を築いていくだろうと常々思っていたから。
(この日を本当の最後の日にしよう。春樹先輩を私の心の中から完全に切り離そう)
幸せの絶頂にいる二人を見れば、納得して諦められる。
その為に式に出席することにしたのだった。
(ちゃんとお祝いの言葉も言えたし、心からおめでとうって思えた。大丈夫、少しずつだけど気持ちも落ち着くはず。よし!明日もお休みだし、気晴らしに買い物にでも行こうかな)
今日は12月10日。
クリスマスももうすぐ。
華やかな街のイルミネーションを楽しみながら、欲しいものをいっぱい買おう!と菜乃花は微笑んで頷いた。
皆が口々に祝福の言葉をかけ、カメラを向ける。
「ありがとう」
新郎新婦の二人は幸せそうに微笑んで、テーブルの中央にあるキャンドルに灯りをともした。
「おめでとう、春樹」
「ありがとう、颯真。忙しいのに悪いな」
「いや、大丈夫だ。お前の晴れ姿を見られて良かったよ」
もう一度おめでとうと言うと、春樹は頷いて新婦の肩を抱きながら次のテーブルへと移動していった。
「とっても綺麗な奥様だね」
「うん、本当に。春樹先輩ともお似合いだね」
グラスを手に取りノンアルコールビールを飲みながら、颯真は同じテーブルの女性達の会話になんとなく耳を傾ける。
披露宴が始まる前、颯真が友人と席札の置かれた席に座ると、面識のない女性3人組があとから現れ、互いに軽く自己紹介をしていた。
6人掛けのテーブルの半分は、新郎である春樹の高校時代の友人、颯真達男性3人。
あとの女性3人は、春樹の大学院時代のゼミの後輩ということだった。
颯真はふと、右隣に座っている女性の様子に目をやる。
綺麗な長い指でスマートフォンを操作し、今しがた撮ったばかりの新郎新婦の写真を眺めているその横顔は、微笑んでいるのにどこか哀しそうにも見えて、颯真は気になった。
とその時、ジャケットの内ポケットでスマートフォンが震え、颯真はすぐさま取り出して目を落とす。
「颯真、ひょっとして呼び出しか?」
「ああ。悪い、抜けさせてもらうわ」
「いや、気にするな。春樹にもあとで言っておくよ」
「すまん」
友人と言葉を交わしてから立ち上がった颯真は、同席の女性達に「仕事がありますので失礼いたします」と頭を下げて会場をあとにした。
「あのっ!」
エレベーターホールへと足早に向かっていた颯真は、後ろから聞こえてきた声に立ち止まる。
振り向くと、先程まで右隣の席に座っていた女性が、紙袋を手にタタッと走り寄って来た。
「こちらをお忘れです」
そう言ってホテルのロゴが入った引き出物の紙袋を手渡す。
「ああ、そうか。すまない。ありがとう」
「いえ。お仕事お忙しそうですね。どうぞお気をつけて」
「ありがとう」
女性は柔らかい笑みを見せると、両手を揃えて小さくお辞儀をしたあと、ふわりとオレンジ色のワンピースを翻して軽やかに扉の向こうに消えた。
◇
「…ただいま」
誰もいないワンルームマンションに帰ってくると、菜乃花は小さくため息をついてハイヒールを脱ぐ。
引き出物の紙袋と小さなパーティーバッグを床に置くと、コートも脱がずにベッドにボフッと仰向けに身を投げた。
「素敵だったな、結婚式」
天井を見上げ、誰にともなくポツリと呟く。
新郎新婦の幸せそうな姿を見て自分まで嬉しくなったし、どうぞお幸せにと心から願った。
だがこうして一人になると、何とも言えない切なさが込み上げてくる。
菜乃花は、目に焼き付いた春樹のタキシード姿を思い出す。
かっこよくて眩しいくらいに輝いていて、相変わらず笑顔が素敵で…。
そして隣に並ぶ綺麗な新婦とは、絵になる程お似合いだった。
(もう平気だと思ってたのにな。吹っ切れると思ってたのに)
今日は自分にとっては卒業式。
そう思っていた。
だが実際には、そう簡単に気持ちは切り替わってくれなかった。
(でも本当に今日でおしまい。明日からは、ちゃんと気持ちを切り替えよう!)
菜乃花は自分に言い聞かせるように大きく頷いた。
◇
菜乃花にとって、春樹は初恋の人だった。
中学、高校と女子校だった菜乃花は、大学に入ってから共学の雰囲気になじめず、ずっと気後れしたままだった。
同年代の男の子と、どう接していいのか分からない。
周りの女の子達は、ごく普通の流れで男の子とつき合い始める。
たまたま講義で隣の席に座ったから。
ノートを貸してと頼まれたから。
学食で同じテーブルに相席したから。
きっかけはいくらでもあると皆は言う。
サークルに入っている子は、彼とのデートの合間にも大勢の仲間と楽しく遊んでいた。
菜乃花だけは皆から取り残されたように、大学生活をそこまで楽しいとは思えなかった。
(まあ、いいか。大学は勉強する為に行ってる訳だし)
そんなふうに開き直って毎日を過ごし、3年生になると希望したゼミに入る。
そこで教授の手伝いをしながらいつも講義に同行していたのが、大学院生の春樹だった。
専攻していた心理学は、実験やテストなどで準備するものが多い。
教授はその準備を、春樹と菜乃花に頼んだ。
春樹はともかく菜乃花にも頼んだのは、おそらく菜乃花がいつも一番前の席で熱心に講義を聞いていたからだろう。
毎日二人は講義の前に教授室に行って準備をし、講義が終わったあとは片付けをする。
そしてそのままお茶を飲みながら雑談することも多かった。
「菜乃花、いい加減誰かとつき合ってみたら?せっかくの大学生活、もったいないぞ」
「いえ、私はそういうのは興味なくて」
「そう言っていっつも俺や教授とばかりお茶飲んでたら、一気に老け込むぞ?」
「老け込むってそんな…。春樹先輩、私と3つしか違わないじゃないですか」
「大学生の3つって大きいからな。それにお前は勉強ばかりしてる。もっと大学生活楽しまなきゃ」
菜乃花にとって、そんなふうに自然に会話が出来る異性は春樹が初めてだったのだ。
何気ない会話の中で、春樹がふと笑いかけてくれる。
それだけで菜乃花は嬉しくて頬が赤くなった。
つき合いたいとか、告白しようとか、そんなことは思わなかった。
ただ毎日会って話をするだけで良かったのだ。
そんな日々は、春樹の卒業と共に終わりを迎える。
分かっていたことだった。
会わなくなればきっと気持ちも離れていく。
そう思っていたのだが、実際はそう簡単なものではなかった。
寂しい、会いたい…。
自分には無縁だと思っていた感情が湧き起こる。
それでも告白しようとは思わなかった。
時折同窓会で会えるだけで良かった。
そしてついに、春樹から結婚式の招待状が届いた。
だがそれ程ショックは受けなかった。
彼ならきっと、素敵な女性と結ばれて幸せな家庭を築いていくだろうと常々思っていたから。
(この日を本当の最後の日にしよう。春樹先輩を私の心の中から完全に切り離そう)
幸せの絶頂にいる二人を見れば、納得して諦められる。
その為に式に出席することにしたのだった。
(ちゃんとお祝いの言葉も言えたし、心からおめでとうって思えた。大丈夫、少しずつだけど気持ちも落ち着くはず。よし!明日もお休みだし、気晴らしに買い物にでも行こうかな)
今日は12月10日。
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