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初めてのデート
「鈴原さん、こんにちは」
「こんにちは」
プロポーズされて以来、初めての図書ボランティアの日。
(今日三浦先生にお会いしたら、返事をしなくちゃいけないのかな)
そう思いながら、菜乃花はいつもの小児科にやって来た。
本棚の整理を始めてすぐ、三浦から声をかけられる。
「いつもありがとう」
「いえ」
短く挨拶したあと、三浦が切り出した。
「ごめん、今日はこのあとカンファレンスが入ってて、おはなし会は聞けないんだ」
「そうですか。お疲れ様です」
「うん。それで、その。考えてもらえたかな?結婚について」
「あっ、はい。それがまだ決めかねていまして…」
菜乃花はうつむいて小さく答える。
「もう少しお時間いただけませんか?」
「もちろん、いいよ。それによく考えたら、本音とは言え、いきなり結婚はないだろうって自分でも反省してたんだ。良かったら、まずは一緒にどこかに出かけたりしない?」
「はい、そうですね」
「本当?良かった!それも断られたらどうしようかと思ってたんだ」
三浦はホッとしたように笑顔になる。
「えっと。じゃあ、連絡先教えてもらってもいい?」
「はい」
菜乃花はスマートフォンを取り出して、互いの連絡先を交換した。
「ありがとう!早速あとでメッセージ送るね」
「はい。よろしくお願いします」
「こちらこそ。それじゃあ」
去り際の三浦の笑顔は、心底嬉しそうだった。
◇
1週間後。
互いの休みが合う日に、菜乃花は三浦と出かけることになった。
待ち合わせした菜乃花の最寄り駅のロータリーに、三浦が車で迎えに来てくれる。
「おはよう。お待たせ」
「いいえ。おはようございます」
開けてくれた助手席のドアから、菜乃花は車に乗り込んだ。
運転席に回った三浦が尋ねる。
「えっと、どこか行きたいところある?」
「いえ、私は特に。どこでも大丈夫です」
「じゃあ、俺が決めてもいい?って言っても、俺も決めかねてるんだ。んー、AコースとBコース、どっちがいい?」
「ええ?」
「あ、A?」
「いえ、そうではなくて。あ、はい。やっぱりAで」
なんだかおかしなやり取りになるが、三浦は、了解!と明るく言って車を走らせ始めた。
「Aコースはね。水族館と夜景の見えるレストランなんだ」
「そうなんですね。ちなみにBコースは?」
「映画館とショッピング」
「へえ。それもいいですね」
「そう?じゃあ、次回はBコースね」
「ふふっ、はい」
「やった!次の約束も取りつけたぞ」
三浦は嬉しそうに菜乃花に笑顔を向ける。
40分程走って、車は海沿いの大きな水族館に着いた。
「わあ、水族館なんて久しぶり!」
大きな水槽の中を気持ちよさそうに泳ぐ魚達に、菜乃花は子どものように目を輝かせる。
「俺も久しぶりだなあ。大人になってもこんなに楽しいんだね、水族館って」
「ええ。あ、イルカショーもやってますよ」
「お、それは外せないな。あと少しで始まる。行こうか」
「はい!」
二人は童心に返って、歓声を上げながらイルカショーを楽しんだ。
昼食は、海に突き出た海上レストランに入り、テラス席に案内された。
「とっても気持ちがいいですね」
「そうだな。寒くない?」
「はい、大丈夫です」
三浦は常に菜乃花に気を配り、オーダーもスマートに済ませてくれる。
「あの、下の名前で呼んでもいいかな?菜乃花ちゃん。…あ」
料理を取り分けながらそう言って、気まずそうに顔をしかめた。
「聞く前に呼んじゃうなんて。もう本当に俺、君のことになると急ぎ過ぎだな。余裕なくて申し訳ない」
「いいえ、大丈夫です」
「良かった。でも菜乃花ちゃんって呼んだら、まさるくんにバレちゃうな」
「あはは!呼び捨てにしたら恋人になったってこと、でしたっけ?」
「そう。子どもって鋭いからな。呼び捨てにしなくてもバレそうだけど」
菜乃花は、子ども達にたじたじになっていた三浦を思い出し、ふふっと笑った。
「菜乃花ちゃんって、最初から図書館司書を目指してたの?」
「え?」
ふいに聞かれて、菜乃花は戸惑う。
「いや、ほら。子ども達に好かれてるから、保育士さんにも向いてるなあと思ってて。どうして司書になろうと思ったの?」
「それは…」
フォークを持つ手を止めて、菜乃花は視線を落とす。
心理士を諦め、たまたま講義を受けて資格を取っていた司書になった経緯は、三浦には話しづらい。
「あ、ごめん。別に深い意味はないんだ。気にしないで」
「いえ、私の方こそすみません」
「いや、余計なこと聞いちゃったね。俺もさ、周りによく言われるんだよ。子ども好きですねって。でも自分ではそんな自覚なくて…」
「そうなんですか?私も三浦先生は、とってもお子さん好きだと思ってました」
「そうなんだ。どうしてなのかな?あ、もしかして、俺が知能指数低くて、子ども達とちょうど話が合うのかな?」
真顔でそう言う三浦に、菜乃花は思わず笑う。
「お医者様が知能指数低いなんて、そんなこと」
「いや、ほら。会話レベルとか性格とか、そういうのは子どもと近いのかも」
「ああ、なるほど」
「あ、やっぱりそう思ってるの?菜乃花ちゃんも」
「えっと、その…」
「否定しないってことはそうなんだ」
「まあ、そうですね」
「あはは!参ったな。せめて菜乃花ちゃんとは会話が成り立つように頑張らないと」
明るく笑いかける三浦に、菜乃花もつられて笑顔になる。
(楽しい先生だな、三浦先生って)
一緒にいても退屈せず、心地良い時間を過ごせる。
菜乃花はいつの間にかそんなふうに感じていた。
「ご馳走様でした」
レストランを出ると、会計を済ませてくれた三浦に頭を下げる。
「どういたしまして。これくらい当然だよ。それより次は、ふれあい広場に行ってみない?カピバラもいるんだつて」
「え、カピバラ!見たいです」
「よし、行こう。こっちだよ」
そう言って三浦は、さり気なく菜乃花と手を繋いだ。
突然のことにドキッとして、思わず菜乃花は頬を染めてうつむく。
繋がれた手の温もりを感じながら、菜乃花は緊張しつつ三浦に手を引かれて歩いた。
カピバラの他にもペンギンやペリカン、カワウソなど、様々な動物達に菜乃花は興奮気味になる。
「先生、見て!カワウソにごはんあげられるんだって」
「へえ、やってみる?」
「うん!」
菜乃花が手のひらに載せたエサを、カワウソは小さな手でムギュッと掴もうとする。
「ひゃー、可愛い!肉球がぷにぷに!」
満面の笑みで振り返る菜乃花に、三浦は目を細める。
お土産コーナーでは、カワウソのマスコットキーホルダーを菜乃花にプレゼントした。
「ありがとうございます!じゃあ、私からはこれ」
そう言って、菜乃花はカピバラのキーホルダーを三浦に渡す。
「なんとなく先生に似てるから」
「え、そう?」
顔の横にキーホルダーを持ってくると、菜乃花は「うん!似てる」と笑う。
「ありがとう、嬉しいよ。大切にする」
夜景の綺麗なレストランで夕食を食べる頃には、菜乃花はすっかり三浦と打ち解けて話すようになり、そんな菜乃花に三浦はますます想いを強くする。
「じゃあ、ここで。今日はありがとうございました。とっても楽しかったです」
マンションまで送ってくれた三浦に、エントランスの前で向き合う。
「俺の方こそ、ありがとう。あの、また誘ってもいいかな?」
ためらいがちに聞いてくる三浦に、菜乃花は頷いた。
「はい。大丈夫です」
「良かった!ありがとう」
ホッとしたように微笑んでから、急に真顔になる。
菜乃花が、どうしたのかと少し首を傾げると、三浦は菜乃花の両肩に手を置いた。
(…え?)
身体が引き寄せられ、目を閉じた三浦の顔が触れそうな程近くまで来ると、菜乃花は思わず身を固くして後ずさった。
ハッとしたように三浦が目を開き、菜乃花の肩から手を離す。
「ごめん!俺、思わず…。本当に悪かった」
いえ、と菜乃花はうつむいて小さく答える。
「ごめんね。俺、また急ぎ過ぎたな」
はあ、とため息をついてから、三浦は改めて菜乃花に向き合った。
「菜乃花ちゃん、今日は本当にありがとう。また連絡するよ。お休み」
「はい、お休みなさい」
三浦は微笑んで頷くと、菜乃花がエントランスを入って見えなくなるまで見送っていた。
「こんにちは」
プロポーズされて以来、初めての図書ボランティアの日。
(今日三浦先生にお会いしたら、返事をしなくちゃいけないのかな)
そう思いながら、菜乃花はいつもの小児科にやって来た。
本棚の整理を始めてすぐ、三浦から声をかけられる。
「いつもありがとう」
「いえ」
短く挨拶したあと、三浦が切り出した。
「ごめん、今日はこのあとカンファレンスが入ってて、おはなし会は聞けないんだ」
「そうですか。お疲れ様です」
「うん。それで、その。考えてもらえたかな?結婚について」
「あっ、はい。それがまだ決めかねていまして…」
菜乃花はうつむいて小さく答える。
「もう少しお時間いただけませんか?」
「もちろん、いいよ。それによく考えたら、本音とは言え、いきなり結婚はないだろうって自分でも反省してたんだ。良かったら、まずは一緒にどこかに出かけたりしない?」
「はい、そうですね」
「本当?良かった!それも断られたらどうしようかと思ってたんだ」
三浦はホッとしたように笑顔になる。
「えっと。じゃあ、連絡先教えてもらってもいい?」
「はい」
菜乃花はスマートフォンを取り出して、互いの連絡先を交換した。
「ありがとう!早速あとでメッセージ送るね」
「はい。よろしくお願いします」
「こちらこそ。それじゃあ」
去り際の三浦の笑顔は、心底嬉しそうだった。
◇
1週間後。
互いの休みが合う日に、菜乃花は三浦と出かけることになった。
待ち合わせした菜乃花の最寄り駅のロータリーに、三浦が車で迎えに来てくれる。
「おはよう。お待たせ」
「いいえ。おはようございます」
開けてくれた助手席のドアから、菜乃花は車に乗り込んだ。
運転席に回った三浦が尋ねる。
「えっと、どこか行きたいところある?」
「いえ、私は特に。どこでも大丈夫です」
「じゃあ、俺が決めてもいい?って言っても、俺も決めかねてるんだ。んー、AコースとBコース、どっちがいい?」
「ええ?」
「あ、A?」
「いえ、そうではなくて。あ、はい。やっぱりAで」
なんだかおかしなやり取りになるが、三浦は、了解!と明るく言って車を走らせ始めた。
「Aコースはね。水族館と夜景の見えるレストランなんだ」
「そうなんですね。ちなみにBコースは?」
「映画館とショッピング」
「へえ。それもいいですね」
「そう?じゃあ、次回はBコースね」
「ふふっ、はい」
「やった!次の約束も取りつけたぞ」
三浦は嬉しそうに菜乃花に笑顔を向ける。
40分程走って、車は海沿いの大きな水族館に着いた。
「わあ、水族館なんて久しぶり!」
大きな水槽の中を気持ちよさそうに泳ぐ魚達に、菜乃花は子どものように目を輝かせる。
「俺も久しぶりだなあ。大人になってもこんなに楽しいんだね、水族館って」
「ええ。あ、イルカショーもやってますよ」
「お、それは外せないな。あと少しで始まる。行こうか」
「はい!」
二人は童心に返って、歓声を上げながらイルカショーを楽しんだ。
昼食は、海に突き出た海上レストランに入り、テラス席に案内された。
「とっても気持ちがいいですね」
「そうだな。寒くない?」
「はい、大丈夫です」
三浦は常に菜乃花に気を配り、オーダーもスマートに済ませてくれる。
「あの、下の名前で呼んでもいいかな?菜乃花ちゃん。…あ」
料理を取り分けながらそう言って、気まずそうに顔をしかめた。
「聞く前に呼んじゃうなんて。もう本当に俺、君のことになると急ぎ過ぎだな。余裕なくて申し訳ない」
「いいえ、大丈夫です」
「良かった。でも菜乃花ちゃんって呼んだら、まさるくんにバレちゃうな」
「あはは!呼び捨てにしたら恋人になったってこと、でしたっけ?」
「そう。子どもって鋭いからな。呼び捨てにしなくてもバレそうだけど」
菜乃花は、子ども達にたじたじになっていた三浦を思い出し、ふふっと笑った。
「菜乃花ちゃんって、最初から図書館司書を目指してたの?」
「え?」
ふいに聞かれて、菜乃花は戸惑う。
「いや、ほら。子ども達に好かれてるから、保育士さんにも向いてるなあと思ってて。どうして司書になろうと思ったの?」
「それは…」
フォークを持つ手を止めて、菜乃花は視線を落とす。
心理士を諦め、たまたま講義を受けて資格を取っていた司書になった経緯は、三浦には話しづらい。
「あ、ごめん。別に深い意味はないんだ。気にしないで」
「いえ、私の方こそすみません」
「いや、余計なこと聞いちゃったね。俺もさ、周りによく言われるんだよ。子ども好きですねって。でも自分ではそんな自覚なくて…」
「そうなんですか?私も三浦先生は、とってもお子さん好きだと思ってました」
「そうなんだ。どうしてなのかな?あ、もしかして、俺が知能指数低くて、子ども達とちょうど話が合うのかな?」
真顔でそう言う三浦に、菜乃花は思わず笑う。
「お医者様が知能指数低いなんて、そんなこと」
「いや、ほら。会話レベルとか性格とか、そういうのは子どもと近いのかも」
「ああ、なるほど」
「あ、やっぱりそう思ってるの?菜乃花ちゃんも」
「えっと、その…」
「否定しないってことはそうなんだ」
「まあ、そうですね」
「あはは!参ったな。せめて菜乃花ちゃんとは会話が成り立つように頑張らないと」
明るく笑いかける三浦に、菜乃花もつられて笑顔になる。
(楽しい先生だな、三浦先生って)
一緒にいても退屈せず、心地良い時間を過ごせる。
菜乃花はいつの間にかそんなふうに感じていた。
「ご馳走様でした」
レストランを出ると、会計を済ませてくれた三浦に頭を下げる。
「どういたしまして。これくらい当然だよ。それより次は、ふれあい広場に行ってみない?カピバラもいるんだつて」
「え、カピバラ!見たいです」
「よし、行こう。こっちだよ」
そう言って三浦は、さり気なく菜乃花と手を繋いだ。
突然のことにドキッとして、思わず菜乃花は頬を染めてうつむく。
繋がれた手の温もりを感じながら、菜乃花は緊張しつつ三浦に手を引かれて歩いた。
カピバラの他にもペンギンやペリカン、カワウソなど、様々な動物達に菜乃花は興奮気味になる。
「先生、見て!カワウソにごはんあげられるんだって」
「へえ、やってみる?」
「うん!」
菜乃花が手のひらに載せたエサを、カワウソは小さな手でムギュッと掴もうとする。
「ひゃー、可愛い!肉球がぷにぷに!」
満面の笑みで振り返る菜乃花に、三浦は目を細める。
お土産コーナーでは、カワウソのマスコットキーホルダーを菜乃花にプレゼントした。
「ありがとうございます!じゃあ、私からはこれ」
そう言って、菜乃花はカピバラのキーホルダーを三浦に渡す。
「なんとなく先生に似てるから」
「え、そう?」
顔の横にキーホルダーを持ってくると、菜乃花は「うん!似てる」と笑う。
「ありがとう、嬉しいよ。大切にする」
夜景の綺麗なレストランで夕食を食べる頃には、菜乃花はすっかり三浦と打ち解けて話すようになり、そんな菜乃花に三浦はますます想いを強くする。
「じゃあ、ここで。今日はありがとうございました。とっても楽しかったです」
マンションまで送ってくれた三浦に、エントランスの前で向き合う。
「俺の方こそ、ありがとう。あの、また誘ってもいいかな?」
ためらいがちに聞いてくる三浦に、菜乃花は頷いた。
「はい。大丈夫です」
「良かった!ありがとう」
ホッとしたように微笑んでから、急に真顔になる。
菜乃花が、どうしたのかと少し首を傾げると、三浦は菜乃花の両肩に手を置いた。
(…え?)
身体が引き寄せられ、目を閉じた三浦の顔が触れそうな程近くまで来ると、菜乃花は思わず身を固くして後ずさった。
ハッとしたように三浦が目を開き、菜乃花の肩から手を離す。
「ごめん!俺、思わず…。本当に悪かった」
いえ、と菜乃花はうつむいて小さく答える。
「ごめんね。俺、また急ぎ過ぎたな」
はあ、とため息をついてから、三浦は改めて菜乃花に向き合った。
「菜乃花ちゃん、今日は本当にありがとう。また連絡するよ。お休み」
「はい、お休みなさい」
三浦は微笑んで頷くと、菜乃花がエントランスを入って見えなくなるまで見送っていた。
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