3 / 24
同窓会の幹事
しおりを挟む
次の日。
仕事の昼休みに、心はスマートフォンを確認する。
今朝、直接昴に
"お久しぶりです。久住です。幹事、私は引き受けるけど、伊吹くんは大丈夫?お仕事忙しいなら、無理せず断ってね"
と送っておいたのだ。
(あ、返事が来てる)
心は早速メッセージを開いた。
"伊吹です。久しぶり!返信遅くなってごめん。俺も幹事引き受けます。よろしくな"
(え、伊吹くん引き受けるの?忙しそうなのに平気かな…)
そう思いつつ、グループの方にもメッセージの新着がいくつかあり、開いてみる。
最初に昴のメッセージがあった。
"遅くなってごめん!みんな久しぶり。俺も幹事引き受けるよ。あんまり自信ないけど…よろしく"
そして慎也と皆のメッセージ。
"おー、昴!お疲れ。幹事ありがとな!俺も手伝うから、なんでもこき使ってくれ"
"昴ー、相変わらず忙しそうだな。無理すんなよ"
"そうだぞ。慎也を遠慮なく顎で使え"
女の子達が、笑いのスタンプを押している。
心も、ふふっと笑ってから、
"伊吹くん、慎也くん、よろしくね!"
と送った。
昴の個別メッセージにも返信する。
"良かった!伊吹くんが一緒にやってくれるなら心強いです。伊吹くん、忙しそうだから、出来るだけ私がやるようにするね。詳しいことは、また改めて"
送信マークをタップする。
(でも幹事って、まず初めに何からやればいいんだろう?)
うーん…と首をひねりながら、心はお弁当を片付けて立ち上がり、休憩室を出た。
*****
仕事を終えて家に帰り、ご飯を食べてからゴロゴロしていると、22時に昴から返信が来た。
(こんなに遅くまでお仕事だったのかな?)
そう思いつつメッセージを読む。
"遅い時間にごめん。こちらこそ、久住が一緒なら助かるよ。ところで、こういう幹事って俺、やったことないんだけど。何から手を付ければいい?"
やっぱりそう思うよね、と頷きつつ、心は昼間考えていたことを思い出しながら文字を打つ。
"お仕事お疲れ様でした。幹事は、私も初めてなんだけど…。まずは日程とお店を決めるのかな?"
すると、すぐに返事が来る。
"やっぱりそうだよな。日程は、慎也がみんなにゴールデンウィーク明けって提案してたから、その辺り?"
"うん、そうだね。最初の土曜日の夜とかは?"
"じゃあ、5月11日だな。オッケー!みんなにもそれで提案してみよう。店はどうする?場所はどの辺り?"
心は、テンポの良いやり取りを中断して考え込む。
(みんな今どの辺りに住んでるんだろう…)
心達が通っていた高校は、東京と千葉のちょうど境目、住所で言うと千葉県だった。
東京から通っていた生徒もいたが、多くは千葉県に住んでいて、心もそうだった。
みんな今は、都内でひとり暮らしか都内で実家暮らし、千葉で実家暮らし、のいずれかだろうと思い、心はそう昴に説明する。
"それなら、千葉にも帰りやすい都内のお店がいいかな?"
"うん、それがいいと思う。伊吹くん、どこかいいお店知ってる?"
"いやー、うーん、あ、ちょっと待って…"
言われた通りしばらく待っていると、お店のホームページのアドレスが添付されてきた。
"ここどうかな?仕事のパーティーで時々使ってるんだ"
心は早速ホームページを開いてみる。
湾岸エリアのホテルの中にある、イタリアンレストランだった。
貸し切りで結婚式の二次会や、同窓会プランもあるらしい。
(へえー、海が見えて素敵!ホテルだと、女子はお化粧室多くて助かるよね。でも値段が…。詳しくはご相談くださいって、凄く高かったらどうしよう)
そう思ってメッセージを書くと、昴からの返事にはこう書かれていた。
"少しは融通効くと思うんだ。俺、今度相談しに行ってみるよ"
"あ、じゃあ私も行くよ"
"え、ほんとに?わざわざ大丈夫?"
"うん、私もどんな所か見てみたいし"
女子の目線で、色々チェックしておきたかった。
"そっか、分かった。じゃあ、仕事帰りに待ち合わせして行こうか。久住、いつがいい?"
"夜だよね?今週は、19時以降ならいつでも大丈夫だよ"
"了解。そしたら、明後日でもいいかな?"
"うん、大丈夫。19時半に現地で待ち合わせる?"
"オッケー。じゃあロビーで落ち合おう"
短く、それじゃあお休みとやり取りを終えてから、心はもう一度お店のホームページを見た。
(夜景も綺麗に見えるのね。楽しみ!)
心は顔をほころばせて、明後日、何を着ていこうかと考え始めた。
*****
ニ日後、仕事を終えて更衣室を出ると、廊下の前方から30代の男性社員、桑田が手元のファイルに目をやりながら歩いて来るのが見えた。
心の所属するチームのリーダーで、心が入社した時、マンツーマンで指導してくれた、長きに渡る直属の上司だ。
その桑田が、ふと顔を上げて心に気付いた次の瞬間、驚いたように二度見する。
「うわっ、久住!あからさまにデートだな?!」
心は苦笑いする。
いつも職場では作業着に長靴姿、髪は一つに束ねてほぼすっぴん。
通勤ももちろん、ラフなジーンズにカットソーやTシャツがほとんどだ。
そんな心が、今日は白のジャケットに水色のフレアスカート、おまけに足元はヒールが少し高めのパンプスなのだ。
驚かれても無理はない。
「お疲れ様です。デートじゃないですよー。同窓会の幹事をやることになったので、これからお店の下見に行くんです」
「はー、なるほどね」
「それより桑田さん。私、魚臭くないですかね?」
ちょっと声を潜めて近づきながら聞いてみる。
水族館で飼育員として働いている心は、毎日大量の魚を捌いている。
心の担当は、海獣と呼ばれるイルカ達だ。
食事として与えているアジやサバ、イカなどの頭や内臓を取り除き、食べやすいように切って重さを測る『調餌』と呼ばれる作業は、毎日欠かすことは出来ない。
個体や種類にもよるが、バンドウイルカであれば、一日に10キロ~15キロほど食べるのだ。
私は漁師か?魚屋か?と思いながら、心はいつも大量の魚を手早く捌いている。
どんなに手を洗っても、やはり魚臭さは完全には消えない。
今も、シャワーで念入りに髪も洗ったのだが、まだ心配だった。
「うーん、どうだろ。そもそも俺が魚臭いしな。それにこの場所だって、魚屋と変わらんぞ」
確かに…と心は頷き、仕方ないかと諦める。
「ま、そんなことは気にせず楽しんで来いよ、幹事!」
明るい桑田の声に、心は、はいと笑顔で返事をした。
*****
電車で約束のホテルに向かいながら、心はスマートフォンのメッセージを読み返す。
昨日クラスの皆に、同窓会の日程は5月11日の土曜日19時~でどうか?と送っておいた。
ほとんどの人がOK。
仕事があるという数人も、終わり次第駆けつけるとのこと。
だが、到着が遅くなる為、二次会があるとありがたいと言われ、そちらについては慎也がカラオケのパーティールームを予約してくれることになった。
心はスマートフォンを閉じると、夕べの愛理との会話を思い出す。
ずばり、会費っていくらぐらいの設定にすればいい?と電話で相談してみたのだ。
「男の子達は、やっぱりお酒飲み放題の方がいいよね?でも女の子はあんまりお酒飲まなかったりするし…」
愛理も、そうだよねと同意して一緒に考えてくれた。
「そしたら、女の子の会費はちょっと男子よりおまけしてもらう?一人500円くらい男の子達に負担してもらって。それでブーブー文句言ってくる人はいないと思うよ」
「そうだね。そうさせてもらえるか、今度みんなに提案してみるよ」
「うんうん。それがいいよ」
「ところで…」
心は、一番気になっていたことを聞いてみる。
「ねえ愛理は、会費いくらなら妥当だと思う?逆にいくらだったら、高い!って感じる?」
「うーん、そうだな…」
考えているのか、愛理はしばらく押し黙った。
「あくまで私の場合だよ?」
最初にそう断る愛理に、うんうんと頷いて先を促す。
「私だったら、7千円が妥当かな。8千円だと、ちょっと高いなって思っちゃうかも。逆に4千円とかで、うわー、嬉しい!と思って行ったのに、お料理もしょぼくてドリンク別料金だった時は、会費もうちょっと高くてもいいから、違うお店が良かったなって思ったこともある」
なるほどーと、心は天井を仰いで考え込む。
「安けりゃいいってものでもないのね。確かにそうだわ。そうすると目指すのは、えー!こんなに美味しくてこのお値段?的な」
あはは!と愛理は笑い出す。
「まあね、そうだったら嬉しいけど。でもそこまで気にすることないよ。幹事って、思ってるよりずっと大変だもん。細かいことは気にせず、心と昴が決めてくれたらいいんだからね。みんなもそう思ってるよ、きっと」
「ありがとう!明日、伊吹くんとも相談してみるね」
そう言って電話を切ったのだった。
(愛理に先に聞いておいて良かった。今日行くお店が、あんまり高くないといいなあ。しかもお料理も美味しくてフリードリンクで雰囲気も良くて、みんなが楽しめるお店…って、そんなとこあるかな?)
高望みする自分に思わず苦笑する。
35人いるクラスメイトの全員が満足することなんて、ほぼ不可能だろう。
それでも心は、出来るだけ皆が楽しめるようにと願い、あれこれ考えを巡らせた。
仕事の昼休みに、心はスマートフォンを確認する。
今朝、直接昴に
"お久しぶりです。久住です。幹事、私は引き受けるけど、伊吹くんは大丈夫?お仕事忙しいなら、無理せず断ってね"
と送っておいたのだ。
(あ、返事が来てる)
心は早速メッセージを開いた。
"伊吹です。久しぶり!返信遅くなってごめん。俺も幹事引き受けます。よろしくな"
(え、伊吹くん引き受けるの?忙しそうなのに平気かな…)
そう思いつつ、グループの方にもメッセージの新着がいくつかあり、開いてみる。
最初に昴のメッセージがあった。
"遅くなってごめん!みんな久しぶり。俺も幹事引き受けるよ。あんまり自信ないけど…よろしく"
そして慎也と皆のメッセージ。
"おー、昴!お疲れ。幹事ありがとな!俺も手伝うから、なんでもこき使ってくれ"
"昴ー、相変わらず忙しそうだな。無理すんなよ"
"そうだぞ。慎也を遠慮なく顎で使え"
女の子達が、笑いのスタンプを押している。
心も、ふふっと笑ってから、
"伊吹くん、慎也くん、よろしくね!"
と送った。
昴の個別メッセージにも返信する。
"良かった!伊吹くんが一緒にやってくれるなら心強いです。伊吹くん、忙しそうだから、出来るだけ私がやるようにするね。詳しいことは、また改めて"
送信マークをタップする。
(でも幹事って、まず初めに何からやればいいんだろう?)
うーん…と首をひねりながら、心はお弁当を片付けて立ち上がり、休憩室を出た。
*****
仕事を終えて家に帰り、ご飯を食べてからゴロゴロしていると、22時に昴から返信が来た。
(こんなに遅くまでお仕事だったのかな?)
そう思いつつメッセージを読む。
"遅い時間にごめん。こちらこそ、久住が一緒なら助かるよ。ところで、こういう幹事って俺、やったことないんだけど。何から手を付ければいい?"
やっぱりそう思うよね、と頷きつつ、心は昼間考えていたことを思い出しながら文字を打つ。
"お仕事お疲れ様でした。幹事は、私も初めてなんだけど…。まずは日程とお店を決めるのかな?"
すると、すぐに返事が来る。
"やっぱりそうだよな。日程は、慎也がみんなにゴールデンウィーク明けって提案してたから、その辺り?"
"うん、そうだね。最初の土曜日の夜とかは?"
"じゃあ、5月11日だな。オッケー!みんなにもそれで提案してみよう。店はどうする?場所はどの辺り?"
心は、テンポの良いやり取りを中断して考え込む。
(みんな今どの辺りに住んでるんだろう…)
心達が通っていた高校は、東京と千葉のちょうど境目、住所で言うと千葉県だった。
東京から通っていた生徒もいたが、多くは千葉県に住んでいて、心もそうだった。
みんな今は、都内でひとり暮らしか都内で実家暮らし、千葉で実家暮らし、のいずれかだろうと思い、心はそう昴に説明する。
"それなら、千葉にも帰りやすい都内のお店がいいかな?"
"うん、それがいいと思う。伊吹くん、どこかいいお店知ってる?"
"いやー、うーん、あ、ちょっと待って…"
言われた通りしばらく待っていると、お店のホームページのアドレスが添付されてきた。
"ここどうかな?仕事のパーティーで時々使ってるんだ"
心は早速ホームページを開いてみる。
湾岸エリアのホテルの中にある、イタリアンレストランだった。
貸し切りで結婚式の二次会や、同窓会プランもあるらしい。
(へえー、海が見えて素敵!ホテルだと、女子はお化粧室多くて助かるよね。でも値段が…。詳しくはご相談くださいって、凄く高かったらどうしよう)
そう思ってメッセージを書くと、昴からの返事にはこう書かれていた。
"少しは融通効くと思うんだ。俺、今度相談しに行ってみるよ"
"あ、じゃあ私も行くよ"
"え、ほんとに?わざわざ大丈夫?"
"うん、私もどんな所か見てみたいし"
女子の目線で、色々チェックしておきたかった。
"そっか、分かった。じゃあ、仕事帰りに待ち合わせして行こうか。久住、いつがいい?"
"夜だよね?今週は、19時以降ならいつでも大丈夫だよ"
"了解。そしたら、明後日でもいいかな?"
"うん、大丈夫。19時半に現地で待ち合わせる?"
"オッケー。じゃあロビーで落ち合おう"
短く、それじゃあお休みとやり取りを終えてから、心はもう一度お店のホームページを見た。
(夜景も綺麗に見えるのね。楽しみ!)
心は顔をほころばせて、明後日、何を着ていこうかと考え始めた。
*****
ニ日後、仕事を終えて更衣室を出ると、廊下の前方から30代の男性社員、桑田が手元のファイルに目をやりながら歩いて来るのが見えた。
心の所属するチームのリーダーで、心が入社した時、マンツーマンで指導してくれた、長きに渡る直属の上司だ。
その桑田が、ふと顔を上げて心に気付いた次の瞬間、驚いたように二度見する。
「うわっ、久住!あからさまにデートだな?!」
心は苦笑いする。
いつも職場では作業着に長靴姿、髪は一つに束ねてほぼすっぴん。
通勤ももちろん、ラフなジーンズにカットソーやTシャツがほとんどだ。
そんな心が、今日は白のジャケットに水色のフレアスカート、おまけに足元はヒールが少し高めのパンプスなのだ。
驚かれても無理はない。
「お疲れ様です。デートじゃないですよー。同窓会の幹事をやることになったので、これからお店の下見に行くんです」
「はー、なるほどね」
「それより桑田さん。私、魚臭くないですかね?」
ちょっと声を潜めて近づきながら聞いてみる。
水族館で飼育員として働いている心は、毎日大量の魚を捌いている。
心の担当は、海獣と呼ばれるイルカ達だ。
食事として与えているアジやサバ、イカなどの頭や内臓を取り除き、食べやすいように切って重さを測る『調餌』と呼ばれる作業は、毎日欠かすことは出来ない。
個体や種類にもよるが、バンドウイルカであれば、一日に10キロ~15キロほど食べるのだ。
私は漁師か?魚屋か?と思いながら、心はいつも大量の魚を手早く捌いている。
どんなに手を洗っても、やはり魚臭さは完全には消えない。
今も、シャワーで念入りに髪も洗ったのだが、まだ心配だった。
「うーん、どうだろ。そもそも俺が魚臭いしな。それにこの場所だって、魚屋と変わらんぞ」
確かに…と心は頷き、仕方ないかと諦める。
「ま、そんなことは気にせず楽しんで来いよ、幹事!」
明るい桑田の声に、心は、はいと笑顔で返事をした。
*****
電車で約束のホテルに向かいながら、心はスマートフォンのメッセージを読み返す。
昨日クラスの皆に、同窓会の日程は5月11日の土曜日19時~でどうか?と送っておいた。
ほとんどの人がOK。
仕事があるという数人も、終わり次第駆けつけるとのこと。
だが、到着が遅くなる為、二次会があるとありがたいと言われ、そちらについては慎也がカラオケのパーティールームを予約してくれることになった。
心はスマートフォンを閉じると、夕べの愛理との会話を思い出す。
ずばり、会費っていくらぐらいの設定にすればいい?と電話で相談してみたのだ。
「男の子達は、やっぱりお酒飲み放題の方がいいよね?でも女の子はあんまりお酒飲まなかったりするし…」
愛理も、そうだよねと同意して一緒に考えてくれた。
「そしたら、女の子の会費はちょっと男子よりおまけしてもらう?一人500円くらい男の子達に負担してもらって。それでブーブー文句言ってくる人はいないと思うよ」
「そうだね。そうさせてもらえるか、今度みんなに提案してみるよ」
「うんうん。それがいいよ」
「ところで…」
心は、一番気になっていたことを聞いてみる。
「ねえ愛理は、会費いくらなら妥当だと思う?逆にいくらだったら、高い!って感じる?」
「うーん、そうだな…」
考えているのか、愛理はしばらく押し黙った。
「あくまで私の場合だよ?」
最初にそう断る愛理に、うんうんと頷いて先を促す。
「私だったら、7千円が妥当かな。8千円だと、ちょっと高いなって思っちゃうかも。逆に4千円とかで、うわー、嬉しい!と思って行ったのに、お料理もしょぼくてドリンク別料金だった時は、会費もうちょっと高くてもいいから、違うお店が良かったなって思ったこともある」
なるほどーと、心は天井を仰いで考え込む。
「安けりゃいいってものでもないのね。確かにそうだわ。そうすると目指すのは、えー!こんなに美味しくてこのお値段?的な」
あはは!と愛理は笑い出す。
「まあね、そうだったら嬉しいけど。でもそこまで気にすることないよ。幹事って、思ってるよりずっと大変だもん。細かいことは気にせず、心と昴が決めてくれたらいいんだからね。みんなもそう思ってるよ、きっと」
「ありがとう!明日、伊吹くんとも相談してみるね」
そう言って電話を切ったのだった。
(愛理に先に聞いておいて良かった。今日行くお店が、あんまり高くないといいなあ。しかもお料理も美味しくてフリードリンクで雰囲気も良くて、みんなが楽しめるお店…って、そんなとこあるかな?)
高望みする自分に思わず苦笑する。
35人いるクラスメイトの全員が満足することなんて、ほぼ不可能だろう。
それでも心は、出来るだけ皆が楽しめるようにと願い、あれこれ考えを巡らせた。
10
あなたにおすすめの小説
ウインタータイム ~恋い焦がれて、その後~
さとう涼
恋愛
カレに愛されている間だけ、
自分が特別な存在だと錯覚できる……
◇◇◇
『恋い焦がれて』の4年後のお話(短編)です。
主人公は大学生→社会人となりました!
※先に『恋い焦がれて』をお読みください。
※1話目から『恋い焦がれて』のネタバレになっておりますのでご注意ください!
※女性視点・男性視点の交互に話が進みます
【完結】1日1回のキスをしよう 〜対価はチョコレートで 〜
田沢みん
恋愛
ハナとコタローは、 お隣同士の幼馴染。 親から甘いもの禁止令を出されたハナがコタローにチョコレートをせがんだら、 コタローがその対価として望んだのは、 なんとキス。
えっ、 どういうこと?!
そして今日もハナはチョコを受け取りキスをする。 このキスは対価交換。 それ以外に意味はない…… はずだけど……。
理想の幼馴染み発見!
これは、 ちょっとツンデレで素直じゃないヒロインが、イケメンモテ男、しかも一途で尽くし属性の幼馴染みと恋人に変わるまでの王道もの青春ラブストーリーです。
*本編完結済み。今後は不定期で番外編を追加していきます。
*本作は『小説家になろう』でも『沙和子』名義で掲載しています。
*イラストはミカスケ様です。
Blue Moon 〜小さな夜の奇跡〜
葉月 まい
恋愛
ーー私はあの夜、一生分の恋をしたーー
あなたとの思い出さえあれば、この先も生きていける。
見ると幸せになれるという
珍しい月 ブルームーン。
月の光に照らされた、たったひと晩の
それは奇跡みたいな恋だった。
‧₊˚✧ 登場人物 ✩˚。⋆
藤原 小夜(23歳) …楽器店勤務、夜はバーのピアニスト
来栖 想(26歳) …新進気鋭のシンガーソングライター
想のファンにケガをさせられた小夜は、
責任を感じた想にバーでのピアノ演奏の代役を頼む。
それは数年に一度の、ブルームーンの夜だった。
ひと晩だけの思い出のはずだったが……
辺境伯夫人は領地を紡ぐ
やまだごんた
恋愛
王命によりヴァルデン辺境伯に嫁ぐことになった、前ベルンシュタイン公爵令嬢のマルグリット。
しかし、彼女を待っていたのは60年にも及ぶ戦争で荒廃し、冬を越す薪すら足りない現実だった。
物資も人手も足りない中、マルグリットは領地の立て直しに乗り出す。
戦しか知らなかったと自省する夫と向き合いながら、少しずつ築かれていく夫婦の距離。
これは、1人の女性が領地を紡ぎ、夫と共に未来を作る「内政×溺愛」の物語です。
全50話の予定です
※表紙はイメージです
※アルファポリス先行公開(なろうにも転載予定です)
ヤクザのせいで結婚できない!
山吹
恋愛
【毎週月・木更新】
「俺ァ、あと三か月の命らしい。だから志麻――お前ェ、三か月以内に嫁に行け」
雲竜志麻は極道・雲竜組の組長を祖父に持つ女子高生。
家柄のせいで彼氏も友達もろくにいない人生を送っていた。
ある日、祖父・雲竜銀蔵が倒れる。
「死ぬ前に花嫁姿が見たい」という祖父の願いをかなえるため、見合いをすることになった志麻だが
「ヤクザの家の娘」との見合い相手は、一癖も二癖もある相手ばかりで……
はたして雲竜志麻は、三か月以内に運命に相手に巡り合えるのか!?
【完結】京都若旦那の恋愛事情〜四年ですっかり拗らせてしまったようです〜
藍生蕗
恋愛
大学二年生、二十歳の千田 史織は内気な性格を直したくて京都へと一人旅を決行。そこで見舞われたアクシデントで出会った男性に感銘を受け、改めて変わりたいと奮起する。
それから四年後、従姉のお見合い相手に探りを入れて欲しいと頼まれて再び京都へ。
訳あり跡取り息子と、少し惚けた箱入り娘のすれ違い恋物語
Marry Me?
美凪ましろ
恋愛
――あの日、王子様があたしの目の前に現れた。
仕事が忙しいアパレル店員の彼女と、王子系美青年の恋物語。
不定期更新。たぶん、全年齢でいけるはず。
※ダイレクトな性描写はありませんが、ややそっち系のトークをする場面があります。
※彼の過去だけ、ダークな描写があります。
■画像は、イトノコさまの作品です。
https://www.pixiv.net/artworks/85809405
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる