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昴の影の応援隊
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「きゃー、ついに来た!嬉しい!楽しみ!」
すっかり秋も深まった10月下旬。
心は、ポストに届いた綺麗なカードを見ながら笑みをこぼす。
拝啓
紅葉の鮮やかな季節になりました
皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと お慶び申し上げます
このたび
私たちは結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 末長くご懇情をいただきたく
心ばかりの祝宴を催したいと存じます
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます
敬具
2024年10月吉日
桑田 恭平
秋月 沙良
「ひゃーー!名前が!お二人の名前が並んでる!」
たったそれだけなのに、すでにニヤニヤが止まらない。
カードを両手で持ったまま、ベッドの上をゴロゴロする。
「早速、出席の返信ハガキ書こうーっと。あ、そうだ!」
心は思い立って沙良にメッセージを送った。
"沙良さーん!招待状届きました!素敵なカードをありがとうございます。もちろん出席させていただきます!今からもう楽しみでたまりません。返信ハガキ、送りますね。桑田さんにもよろしくお伝えください"
すると、しばらくしてから返信が届く。
"心ちゃーん!ありがとう!心ちゃんに式に来てもらえること、凄く嬉しいです。本当にありがとう!それまでに、また心ちゃんとランチに行きたいよー"
「あー、確かに。私も沙良さんとランチに行きたい」
心もそう返信し、早速二人で会う日を決めた。
*****
「久しぶりー!心ちゃん!」
「お久しぶりです、沙良さん!」
待ち合わせした以前と同じカフェ。
二人は抱き合って再会を喜ぶ。
席に着いてラザニアを注文するやいなや、すぐさま話は盛り上がる。
「心ちゃん、髪ばっさり切ったんだね」
「そうなんですよー。私、切る時はいつもばっさりなんです。同じ値段だから、その方がお得かなって」
「えー?あはは!心ちゃんって、やっぱり独特」
「そうですか?って、沙良さん!その指
輪!」
沙良の左手薬指に光るダイヤの指輪を見て、心は目を丸くする。
「うわー、綺麗!素敵ですねー」
「うふふ、ありがとう!」
「もちろん桑田さんからですよね?ひゃー!なんか私、関係ないのに照れちゃう」
両手で頬を押さえる心に、沙良は、あはは!と笑う。
「私ね、別に婚約指輪なくても良かったの。そんな話題になったこともないのに、ある日いきなり、はいって渡されて」
「ええー?!桑田さんが?」
「そう。何これって箱を開けたら、この指輪でしょ?もう、頭の中ハテナでいっぱいよ」
「そうなんですか?キャッ♡ってならなかったんですか?」
「それはさー、なんとなくそんな雰囲気になってたら、私もキュンってなったと思うわよ。でもね、夕飯のあと、食器洗い終わってソファに座ったら、はいって。私、エプロンで手を拭いてた途中よ?」
想像して、心も思わず笑ってしまう。
「それは、確かに固まりますね」
「でしょ?何これ、まさか婚約指輪?え?なぜ今?って」
「うんうん」
「しかもさ、そのあとのフォローもないのよ。私がポカーンとしてると、サイズ合うか?ってひと言。それで私がはめてみて、うん、大丈夫って言ったら、そうかって」
「えっ?それで終わり?」
「そうよ。それで今日に至るって感じ」
ひょえー!と心は仰け反る。
「いやでも、桑田さんっぽいと言えば桑田さんぽいなあ。精一杯のがんばりだったのかも。だって、その指輪を一人で買いに行ってくれたんですよね?」
「あー、そっか。そう言われてみればそうね。やだ!想像したら笑っちゃう!どんな顔でお店に入って行ったのかしら」
「そうですよね。あの強面で…。店員さん、きっとやりづらかったでしょうね」
「絶対そうよー。なんなのこの人?みたいな」
想像して散々二人で笑ったあと、ふと沙良は小さく呟く。
「そっか。私の為に勇気出して買いに行ってくれたんだな。改めてちゃんとお礼言わなきゃね」
「そうですよ。きっと顔を真っ赤にしながら、沙良さんの為にって。愛されてますね、沙良さん」
「ふふふ、ありがとう!心ちゃん」
美味しいラザニアを食べながら、今度は沙良が心に聞く。
「心ちゃんはどうなの?ほら、この間このお店で会ったイケメンビジネスマンとは」
「あー、特に変わりないですよ」
「会ったりしないの?」
「時々会ってました。そうそう、ここでばったり会った時に一緒にいた外国人の女性、沙良さんと同じ名前なんです」
へえー、偶然ね、と沙良が言う。
「そうなんです。それで、私もあのあとそのサラと仲良くなって。伊吹くんと3人で遊んだりしました。伊吹くんのうちで花火見たり」
えっ!と沙良が声を上げる。
「心ちゃん、その伊吹くんのおうちに行ったの?」
「ええ。前からちょくちょく行ってましたよ」
「そ、そうなんだ!へえー。それで?なんにもないの?」
「なんにも…とは?サラと3人でおしゃべりしたりしましたけど」
そうなんだ…と言って、沙良は何かを考え込む。
「ねえ、心ちゃんから見て、その伊吹くんってどんな人なの?」
「伊吹くんですか?頭が良くて、優等生って感じです。昔からずっとそんなイメージですね。今はバリバリの商社マンみたいですけど、別に偉そうな、近寄りがたい雰囲気でもないですし。そうそう、この間会った時は…」
そこまで言って、ククッと笑いを堪える心を、沙良が促す。
「うんうん、なーに?」
「仲のいい4人で飲んだ帰り道に、伊吹くんと話してたんです。そしたら、じーっと私を見てくる目がうるうるしてて、もうイルカそっくりで!私、いつもの癖で、頭なでそうになりましたよ」
あはは!と笑う心と対照的に、沙良は真顔で手元に視線を落とす。
「ん?沙良さん、どうかしました?」
「心ちゃん。私ね、その時の伊吹くんの気持ちが手に取るように分かるの」
え、どういうこと?と、心は首をかしげる。
「だって、私も全く同じこと言われたことがあるから。まだ彼とちゃんとつき合い始めてない時にね、何気なく会話してて、楽しそうに笑う彼に見とれたの。思わずじっと見つめてたら、彼も私を見つめ返してきて…。なんとなくいい雰囲気で、思い切って好きですって言っちゃおうかなと思ったら、彼がふっと笑って言ったの。お前の目、イルカみたいだなって。しかもそのあと、頭をクシャッとなでられたの」
「へえー、桑田さんも?じゃあ、あれかしら。一種の職業病ってやつ?」
心の呑気な言葉に、沙良は思わず身を乗り出す。
「そうじゃなくて!あーもう、心ちゃん。その時の伊吹くんの気持ちが分からない?」
「え?うーん、特に何も?いつもと同じ会話でしたよ」
沙良はがっくりとうつむく。
(伊吹くん!しゃべったことはないけど、私はあなたの味方よ!がんばって!)
拳を握り、沙良は心の中でエールを送った。
*****
だんだんと寒さが増し、季節はゆっくりと冬へ移り変わる。
水仕事が辛くなる時期だが、心はイルカ達と触れ合える日々を大切に過ごしていた。
昴はまた2週間ほど海外出張に行っており、今回は出発前に会う機会がなく、特に部屋のキーを預かることもなかった。
なんとなく連絡も疎遠になり、心はどこか寂しさを感じていた。
(あーあ、夏は楽しかったな。サラと3人でまた遊びたいな)
休日に、スマートフォンを片手にベッドの上でゴロゴロしながら、花火大会の時に撮った写真を眺める。
(懐かしいな。サラ、元気かしら。そうだ!)
心はガバッと起き上がるとパーカーを羽織り、街に出かけた。
スマートフォンの中に保存してある写真を印刷すると、クリスマスカードを買う。
(ふふっ、サラ喜んでくれるかな)
日が暮れた帰り道は寒かったが、心は気持ちがポカポカと温かくなるのを感じた。
*****
花火大会の写真と一緒にクリスマスカードを送ってしばらくすると、サラから小包が届いた。
「えっ、何これ?!」
開けてみると、綺麗なブルーのペアグラスが出てきた。
光にかざしてみると、ブルーのグラデーションがまるで揺れる波のように美しい。
「素敵…」
思わずため息をつくと、ふと、下の方に小さく描かれたイルカを見つける。
そしてその横には Cocoの文字。
「も、もしかして、オーダーメイド?!」
もしかしなくてもそうだろう。
心はハッとしてもう片方のグラスを手に取る。
同じように描かれたイルカとその横には、Subaruの文字。
「いやいや、サラ。私に渡されても…」
苦笑いしつつ、心はもう一度グラスを眺め、嬉しさに微笑んだ。
「ありがとう、サラ。ずっと大切にするね!」
そしてようやく、同封してあったカードを開く。
中には1枚の写真が挟んであった。
「わー、サラ!素敵」
そこに写っていたのは、あの黄色の浴衣を着て微笑むサラと、家族と思われる人達。
「サラ、上手に浴衣着られてるね。隣のおじいさんが有名な、なんとかオーだっけ?って、ここどこ?家なの?凄いんだけど!」
よく見ると、後ろには暖炉、天井からはシャンデリア、そして座っているソファや写っている家具も、高級感が溢れている。
「サラ、ほんとに超お嬢様だったんだー。なんだか遠くの人に感じちゃう」
それでもきっと、また会った時には一瞬で仲良しの友人に戻れるだろう。
そんな日を想像して、心はまた笑顔になった。
すっかり秋も深まった10月下旬。
心は、ポストに届いた綺麗なカードを見ながら笑みをこぼす。
拝啓
紅葉の鮮やかな季節になりました
皆様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと お慶び申し上げます
このたび
私たちは結婚式を挙げる運びとなりました
つきましては 末長くご懇情をいただきたく
心ばかりの祝宴を催したいと存じます
ご多用中まことに恐縮ではございますが
ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます
敬具
2024年10月吉日
桑田 恭平
秋月 沙良
「ひゃーー!名前が!お二人の名前が並んでる!」
たったそれだけなのに、すでにニヤニヤが止まらない。
カードを両手で持ったまま、ベッドの上をゴロゴロする。
「早速、出席の返信ハガキ書こうーっと。あ、そうだ!」
心は思い立って沙良にメッセージを送った。
"沙良さーん!招待状届きました!素敵なカードをありがとうございます。もちろん出席させていただきます!今からもう楽しみでたまりません。返信ハガキ、送りますね。桑田さんにもよろしくお伝えください"
すると、しばらくしてから返信が届く。
"心ちゃーん!ありがとう!心ちゃんに式に来てもらえること、凄く嬉しいです。本当にありがとう!それまでに、また心ちゃんとランチに行きたいよー"
「あー、確かに。私も沙良さんとランチに行きたい」
心もそう返信し、早速二人で会う日を決めた。
*****
「久しぶりー!心ちゃん!」
「お久しぶりです、沙良さん!」
待ち合わせした以前と同じカフェ。
二人は抱き合って再会を喜ぶ。
席に着いてラザニアを注文するやいなや、すぐさま話は盛り上がる。
「心ちゃん、髪ばっさり切ったんだね」
「そうなんですよー。私、切る時はいつもばっさりなんです。同じ値段だから、その方がお得かなって」
「えー?あはは!心ちゃんって、やっぱり独特」
「そうですか?って、沙良さん!その指
輪!」
沙良の左手薬指に光るダイヤの指輪を見て、心は目を丸くする。
「うわー、綺麗!素敵ですねー」
「うふふ、ありがとう!」
「もちろん桑田さんからですよね?ひゃー!なんか私、関係ないのに照れちゃう」
両手で頬を押さえる心に、沙良は、あはは!と笑う。
「私ね、別に婚約指輪なくても良かったの。そんな話題になったこともないのに、ある日いきなり、はいって渡されて」
「ええー?!桑田さんが?」
「そう。何これって箱を開けたら、この指輪でしょ?もう、頭の中ハテナでいっぱいよ」
「そうなんですか?キャッ♡ってならなかったんですか?」
「それはさー、なんとなくそんな雰囲気になってたら、私もキュンってなったと思うわよ。でもね、夕飯のあと、食器洗い終わってソファに座ったら、はいって。私、エプロンで手を拭いてた途中よ?」
想像して、心も思わず笑ってしまう。
「それは、確かに固まりますね」
「でしょ?何これ、まさか婚約指輪?え?なぜ今?って」
「うんうん」
「しかもさ、そのあとのフォローもないのよ。私がポカーンとしてると、サイズ合うか?ってひと言。それで私がはめてみて、うん、大丈夫って言ったら、そうかって」
「えっ?それで終わり?」
「そうよ。それで今日に至るって感じ」
ひょえー!と心は仰け反る。
「いやでも、桑田さんっぽいと言えば桑田さんぽいなあ。精一杯のがんばりだったのかも。だって、その指輪を一人で買いに行ってくれたんですよね?」
「あー、そっか。そう言われてみればそうね。やだ!想像したら笑っちゃう!どんな顔でお店に入って行ったのかしら」
「そうですよね。あの強面で…。店員さん、きっとやりづらかったでしょうね」
「絶対そうよー。なんなのこの人?みたいな」
想像して散々二人で笑ったあと、ふと沙良は小さく呟く。
「そっか。私の為に勇気出して買いに行ってくれたんだな。改めてちゃんとお礼言わなきゃね」
「そうですよ。きっと顔を真っ赤にしながら、沙良さんの為にって。愛されてますね、沙良さん」
「ふふふ、ありがとう!心ちゃん」
美味しいラザニアを食べながら、今度は沙良が心に聞く。
「心ちゃんはどうなの?ほら、この間このお店で会ったイケメンビジネスマンとは」
「あー、特に変わりないですよ」
「会ったりしないの?」
「時々会ってました。そうそう、ここでばったり会った時に一緒にいた外国人の女性、沙良さんと同じ名前なんです」
へえー、偶然ね、と沙良が言う。
「そうなんです。それで、私もあのあとそのサラと仲良くなって。伊吹くんと3人で遊んだりしました。伊吹くんのうちで花火見たり」
えっ!と沙良が声を上げる。
「心ちゃん、その伊吹くんのおうちに行ったの?」
「ええ。前からちょくちょく行ってましたよ」
「そ、そうなんだ!へえー。それで?なんにもないの?」
「なんにも…とは?サラと3人でおしゃべりしたりしましたけど」
そうなんだ…と言って、沙良は何かを考え込む。
「ねえ、心ちゃんから見て、その伊吹くんってどんな人なの?」
「伊吹くんですか?頭が良くて、優等生って感じです。昔からずっとそんなイメージですね。今はバリバリの商社マンみたいですけど、別に偉そうな、近寄りがたい雰囲気でもないですし。そうそう、この間会った時は…」
そこまで言って、ククッと笑いを堪える心を、沙良が促す。
「うんうん、なーに?」
「仲のいい4人で飲んだ帰り道に、伊吹くんと話してたんです。そしたら、じーっと私を見てくる目がうるうるしてて、もうイルカそっくりで!私、いつもの癖で、頭なでそうになりましたよ」
あはは!と笑う心と対照的に、沙良は真顔で手元に視線を落とす。
「ん?沙良さん、どうかしました?」
「心ちゃん。私ね、その時の伊吹くんの気持ちが手に取るように分かるの」
え、どういうこと?と、心は首をかしげる。
「だって、私も全く同じこと言われたことがあるから。まだ彼とちゃんとつき合い始めてない時にね、何気なく会話してて、楽しそうに笑う彼に見とれたの。思わずじっと見つめてたら、彼も私を見つめ返してきて…。なんとなくいい雰囲気で、思い切って好きですって言っちゃおうかなと思ったら、彼がふっと笑って言ったの。お前の目、イルカみたいだなって。しかもそのあと、頭をクシャッとなでられたの」
「へえー、桑田さんも?じゃあ、あれかしら。一種の職業病ってやつ?」
心の呑気な言葉に、沙良は思わず身を乗り出す。
「そうじゃなくて!あーもう、心ちゃん。その時の伊吹くんの気持ちが分からない?」
「え?うーん、特に何も?いつもと同じ会話でしたよ」
沙良はがっくりとうつむく。
(伊吹くん!しゃべったことはないけど、私はあなたの味方よ!がんばって!)
拳を握り、沙良は心の中でエールを送った。
*****
だんだんと寒さが増し、季節はゆっくりと冬へ移り変わる。
水仕事が辛くなる時期だが、心はイルカ達と触れ合える日々を大切に過ごしていた。
昴はまた2週間ほど海外出張に行っており、今回は出発前に会う機会がなく、特に部屋のキーを預かることもなかった。
なんとなく連絡も疎遠になり、心はどこか寂しさを感じていた。
(あーあ、夏は楽しかったな。サラと3人でまた遊びたいな)
休日に、スマートフォンを片手にベッドの上でゴロゴロしながら、花火大会の時に撮った写真を眺める。
(懐かしいな。サラ、元気かしら。そうだ!)
心はガバッと起き上がるとパーカーを羽織り、街に出かけた。
スマートフォンの中に保存してある写真を印刷すると、クリスマスカードを買う。
(ふふっ、サラ喜んでくれるかな)
日が暮れた帰り道は寒かったが、心は気持ちがポカポカと温かくなるのを感じた。
*****
花火大会の写真と一緒にクリスマスカードを送ってしばらくすると、サラから小包が届いた。
「えっ、何これ?!」
開けてみると、綺麗なブルーのペアグラスが出てきた。
光にかざしてみると、ブルーのグラデーションがまるで揺れる波のように美しい。
「素敵…」
思わずため息をつくと、ふと、下の方に小さく描かれたイルカを見つける。
そしてその横には Cocoの文字。
「も、もしかして、オーダーメイド?!」
もしかしなくてもそうだろう。
心はハッとしてもう片方のグラスを手に取る。
同じように描かれたイルカとその横には、Subaruの文字。
「いやいや、サラ。私に渡されても…」
苦笑いしつつ、心はもう一度グラスを眺め、嬉しさに微笑んだ。
「ありがとう、サラ。ずっと大切にするね!」
そしてようやく、同封してあったカードを開く。
中には1枚の写真が挟んであった。
「わー、サラ!素敵」
そこに写っていたのは、あの黄色の浴衣を着て微笑むサラと、家族と思われる人達。
「サラ、上手に浴衣着られてるね。隣のおじいさんが有名な、なんとかオーだっけ?って、ここどこ?家なの?凄いんだけど!」
よく見ると、後ろには暖炉、天井からはシャンデリア、そして座っているソファや写っている家具も、高級感が溢れている。
「サラ、ほんとに超お嬢様だったんだー。なんだか遠くの人に感じちゃう」
それでもきっと、また会った時には一瞬で仲良しの友人に戻れるだろう。
そんな日を想像して、心はまた笑顔になった。
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