7 / 51
第一の石碑 セレンディア
06話 石碑の部屋
しおりを挟む
気を引き締めて前を向くと、エナ聖神官が壁に掛けられていたランタンを手にして、明かりをともす。
フォレストエルフは人間よりも小柄な種族だ。ユーリエもそれほど背が高い方ではないけれど、エナ聖神官はさらに十セルメルは低い。薄茶色の髪に、やや長めの尖った耳、そして美形揃いで魔法が得意というのが主な特徴で、人間、ドワーフ、ハーフエルフと並ぶ陽種族だ。
「さあ、この奥が石碑の間よ。カナクは昔、何度か行ったことがあるわよね」
「ええ、どうしても石碑が見たくて。でも石碑の間にたどり着く前に見つかって、がっつり叱られました」
「ふふふ、そんなこともあったわねぇ」
瞳が消えてしまうほど目を細めるエナ聖神官。
そこまで笑わなくても。
「エナ聖神官は、カナクの子供の頃をご存じなのですか?」
え。
ユーリエから、僕を当惑させる質問が飛ぶ。
「ええ知っていますよ。カナクが五歳でここにきたとき、それはもう食べちゃいたいくらい可愛くて。珍しい銀色の髪に、サファイアのような大きな瞳。中性的で、笑顔が素敵で、食いしん坊で、なのにいたずら好きでしてね。それはもう女性修道士たちからとても可愛がられ――」
「や、やめてくださいエナ聖神官!」
は、恥ずかしい……。
「え~、いいじゃない。本当のことなんだから」
「本当のことと言っていいことは違います!」
僕が必死になってエナ聖神官を制止していると、ローブの袖が引っ張られた。
ユーリエだった。
「なに?」
「えへへ。私はカナクのことを聞けて嬉しいけど?」
「やめようね!」
僕は今でこそ大人しくて真面目で寡黙なマール信徒だけれど、子供の頃はやんちゃで向こう見ずでいたずら好きなマール信徒だった。
これはユーリエに知られたくない。
「さあさあ、もうすぐ石碑の間ですよ」
やや下り坂になっている通路を奥に進むたびに、様相が変わってきた。
どんどん暗くなって、様々な色のマナが噎せ返るように濃くなっていく。
子供の頃は感知できなかったけれど、今ならわかる。
これは尋常じゃない。司教さまが怒るのも無理はない。
「ねえカナク、気づいた?」
「うん。ここにはあらゆる色のマナが密集してる。もしこれがマールの石碑の影響だとしたら、とんでもないことだね」
「!?――」
問いに素直に答えただけだけれど、ユーリエは目を見開いて驚倒していた。
「さあ、つきましたよ。ここが石碑の部屋に通じる扉です」
はっとして、エナ聖神官が促す扉に目を向ける。
辺りはすでに真っ暗で、エナ聖神官が持つランタンだけが仄かに闇を照らしている。でも石碑に通じているという扉だけは、光源にこそならない弱さだったけれど、確かに青く光っていた。
「荷物はここに置いて下さいね。私はここで待っているので、ゆっくり時間をかけて、マールの言葉を噛みしめてきてね。とはいえ、この部屋を出ると忘れちゃうんですけれど」
「ありがとうございます」
ユーリエに顔を向ける。
うん、と力強く頷いてくれた。
僕らは背負っていた荷物を床に置くと、二人で揃って、エナ聖神官に身体を向ける。
「じゃあ、行ってきます」
「はい、いってらっしゃい。カナクと、可愛らしいお友達さん」
笑顔のエナ聖神官に告げて、僕らはいよいよマールが残した石碑の、一つ目が安置されている扉に、手をかけた。
足を踏み入れて扉を閉めると、完全なる闇が僕とユーリエを抱いた。
「うわぁ……これじゃ、なにもわからないな」
上下左右、どこを見ても不安になるほどの、漆黒。
まるで夜の闇に身体が浮いているかのようだった。
その時。
僕の左腕に柔らかな温もりがぴとっ、とくっついた。
「ね、ねえカナク、ちょっとの間だけ、こうしてていいかな?」
「こう、って?」
「腕貸して」
う、う、腕を組んでいると!
じゃあこの温もりは……。
考えちゃだめだ!
「い、いいよ」
「ありがと。やっぱり私、こういう暗いの、苦手みたい」
「そうなんだ、意外だなあ」
「む~……」
「ユーリエの弱いところ、もっと知りたいな」
「え、え、ええっ!?」
セレンディア魔法学校の教室から無理矢理に連れ出されてから、ついに、初めて、一矢報いたっ!
……うーん、僕は小さいなあ。
なんだか情けなくなってきた。
「そ、そのうち、教えてあげられる、かもね」
「大丈夫。僕が探り当てるから」
「ところで! このまっくらから、ど、どこに行けばいいのよ?」
「ふむ」
僕は目を瞑り、辺りのマナの動きを感知する。普段のユーリエなら僕と同じことを容易にできると思うけれど、今は僕の方が適任みたいだ。
静かに気配を探ると、左奥にマナの気配を捉えた。
「こっちだね、行こう」
僕がマナに向かって歩き出すと、ぐいい、と左腕だけ置いていかれた。
「わわわわわああ、急に動かないでよカナク!」
「あはは、ごめんごめん」
「か、からかってるでしょ!」
「うん」
「う~、いじわるぅううう!」
ユーリエの姿は見えないけれど。
めちゃくちゃ可愛いのはわかる。
これからも石碑を見るときは弄ろう。
「もう、ちゃんと歩幅をあわせてよね! えろかなく!」
「えろ……もしかして教室での、あれ?」
「汚されたわ」
「自分から見せてきて、しかも存分に見ろって言っといて……」
「そんなことは言ってない。私はそんな、はしたないことを言わない」
「うわぁ……」
気持ちいいほどの開き直り。
これがユーリエの本性なのか。
「とにかく、早く石碑を見たいから行くよ。左前方に青い光が見えるでしょ?」
「左前方? ……ああ、あれね」
「あそこに向かって行けばいい。ゆっくり歩くよ」
「うん、よろしく」
僕はユーリエと離れないように、暗闇の中を歩く。
それは本当に不思議な感覚だった。
泳いでいるような、飛んでいるような。
歩きながら左腕に感じる、男心をくすぐる、魔力を秘めた柔らかさに意識を持っていかれないように、この空間について考えを巡らせた。
この暗闇が、マールの魔法なのは間違いないだろう。
問題は「どうしてこんな魔法が必要だったのか」だ。
思い返してみれば、いくら四つの石碑を巡らなければ記憶に残らないとはいえ、石碑巡りを完遂し、その記憶に留めたという聖神官の話はあまり聞かない。外で待ってくれているエナ聖神官も、ニルス聖神官も、そしてロエ司祭ですら、石碑巡りをやっていない。
それを知らなかった若き日の僕は、だからこそ好奇心を刺激されて、しつこく石碑の話を聞きたがったので、とても嫌がられた。
しかし少なくとも、僕とユーリエは石碑の場所がわかっている。
青い星のような輝きに向かって歩いていくと、やがてその光はどんどん強くなり、大きくなる。
そして青い光が僕くらいの大きさになると、その中に誘われているような気がした。
「これは、ポータル? ここからマールの石碑に通じているのかな?」
ユーリエの姿が、光に照らされて浮かび上がる。
やはり、ぴったりと僕の腕に胸をくっつけていた。しかしユーリエは青く輝くポータルに目を奪われていて、腕に胸が当たっていることには全く関心を持っていなかった。
「このポータルの奥から、強い魔法の力を感じる。間違いない。これが一〇〇〇年前にマールが残した石碑へと通じる道だ!」
「は、入る?」
「ここまできて、引き返す選択肢はないでしょ」
「だよね」
僕の意識はユーリエの胸から、不可思議に浮かぶ青いポータルへと向けられた。
「じゃあ、一緒に入ろうか」
そう言うと、ユーリエは心底、嬉しそうに目を細めた。
「うん!」
僕はゆっくりと左足をあげる。
ユーリエは僕の足にあわせて、右足を伸ばす。
「「せーの!」」
こうして僕らは同時に、青いポータルに身を投げた。
フォレストエルフは人間よりも小柄な種族だ。ユーリエもそれほど背が高い方ではないけれど、エナ聖神官はさらに十セルメルは低い。薄茶色の髪に、やや長めの尖った耳、そして美形揃いで魔法が得意というのが主な特徴で、人間、ドワーフ、ハーフエルフと並ぶ陽種族だ。
「さあ、この奥が石碑の間よ。カナクは昔、何度か行ったことがあるわよね」
「ええ、どうしても石碑が見たくて。でも石碑の間にたどり着く前に見つかって、がっつり叱られました」
「ふふふ、そんなこともあったわねぇ」
瞳が消えてしまうほど目を細めるエナ聖神官。
そこまで笑わなくても。
「エナ聖神官は、カナクの子供の頃をご存じなのですか?」
え。
ユーリエから、僕を当惑させる質問が飛ぶ。
「ええ知っていますよ。カナクが五歳でここにきたとき、それはもう食べちゃいたいくらい可愛くて。珍しい銀色の髪に、サファイアのような大きな瞳。中性的で、笑顔が素敵で、食いしん坊で、なのにいたずら好きでしてね。それはもう女性修道士たちからとても可愛がられ――」
「や、やめてくださいエナ聖神官!」
は、恥ずかしい……。
「え~、いいじゃない。本当のことなんだから」
「本当のことと言っていいことは違います!」
僕が必死になってエナ聖神官を制止していると、ローブの袖が引っ張られた。
ユーリエだった。
「なに?」
「えへへ。私はカナクのことを聞けて嬉しいけど?」
「やめようね!」
僕は今でこそ大人しくて真面目で寡黙なマール信徒だけれど、子供の頃はやんちゃで向こう見ずでいたずら好きなマール信徒だった。
これはユーリエに知られたくない。
「さあさあ、もうすぐ石碑の間ですよ」
やや下り坂になっている通路を奥に進むたびに、様相が変わってきた。
どんどん暗くなって、様々な色のマナが噎せ返るように濃くなっていく。
子供の頃は感知できなかったけれど、今ならわかる。
これは尋常じゃない。司教さまが怒るのも無理はない。
「ねえカナク、気づいた?」
「うん。ここにはあらゆる色のマナが密集してる。もしこれがマールの石碑の影響だとしたら、とんでもないことだね」
「!?――」
問いに素直に答えただけだけれど、ユーリエは目を見開いて驚倒していた。
「さあ、つきましたよ。ここが石碑の部屋に通じる扉です」
はっとして、エナ聖神官が促す扉に目を向ける。
辺りはすでに真っ暗で、エナ聖神官が持つランタンだけが仄かに闇を照らしている。でも石碑に通じているという扉だけは、光源にこそならない弱さだったけれど、確かに青く光っていた。
「荷物はここに置いて下さいね。私はここで待っているので、ゆっくり時間をかけて、マールの言葉を噛みしめてきてね。とはいえ、この部屋を出ると忘れちゃうんですけれど」
「ありがとうございます」
ユーリエに顔を向ける。
うん、と力強く頷いてくれた。
僕らは背負っていた荷物を床に置くと、二人で揃って、エナ聖神官に身体を向ける。
「じゃあ、行ってきます」
「はい、いってらっしゃい。カナクと、可愛らしいお友達さん」
笑顔のエナ聖神官に告げて、僕らはいよいよマールが残した石碑の、一つ目が安置されている扉に、手をかけた。
足を踏み入れて扉を閉めると、完全なる闇が僕とユーリエを抱いた。
「うわぁ……これじゃ、なにもわからないな」
上下左右、どこを見ても不安になるほどの、漆黒。
まるで夜の闇に身体が浮いているかのようだった。
その時。
僕の左腕に柔らかな温もりがぴとっ、とくっついた。
「ね、ねえカナク、ちょっとの間だけ、こうしてていいかな?」
「こう、って?」
「腕貸して」
う、う、腕を組んでいると!
じゃあこの温もりは……。
考えちゃだめだ!
「い、いいよ」
「ありがと。やっぱり私、こういう暗いの、苦手みたい」
「そうなんだ、意外だなあ」
「む~……」
「ユーリエの弱いところ、もっと知りたいな」
「え、え、ええっ!?」
セレンディア魔法学校の教室から無理矢理に連れ出されてから、ついに、初めて、一矢報いたっ!
……うーん、僕は小さいなあ。
なんだか情けなくなってきた。
「そ、そのうち、教えてあげられる、かもね」
「大丈夫。僕が探り当てるから」
「ところで! このまっくらから、ど、どこに行けばいいのよ?」
「ふむ」
僕は目を瞑り、辺りのマナの動きを感知する。普段のユーリエなら僕と同じことを容易にできると思うけれど、今は僕の方が適任みたいだ。
静かに気配を探ると、左奥にマナの気配を捉えた。
「こっちだね、行こう」
僕がマナに向かって歩き出すと、ぐいい、と左腕だけ置いていかれた。
「わわわわわああ、急に動かないでよカナク!」
「あはは、ごめんごめん」
「か、からかってるでしょ!」
「うん」
「う~、いじわるぅううう!」
ユーリエの姿は見えないけれど。
めちゃくちゃ可愛いのはわかる。
これからも石碑を見るときは弄ろう。
「もう、ちゃんと歩幅をあわせてよね! えろかなく!」
「えろ……もしかして教室での、あれ?」
「汚されたわ」
「自分から見せてきて、しかも存分に見ろって言っといて……」
「そんなことは言ってない。私はそんな、はしたないことを言わない」
「うわぁ……」
気持ちいいほどの開き直り。
これがユーリエの本性なのか。
「とにかく、早く石碑を見たいから行くよ。左前方に青い光が見えるでしょ?」
「左前方? ……ああ、あれね」
「あそこに向かって行けばいい。ゆっくり歩くよ」
「うん、よろしく」
僕はユーリエと離れないように、暗闇の中を歩く。
それは本当に不思議な感覚だった。
泳いでいるような、飛んでいるような。
歩きながら左腕に感じる、男心をくすぐる、魔力を秘めた柔らかさに意識を持っていかれないように、この空間について考えを巡らせた。
この暗闇が、マールの魔法なのは間違いないだろう。
問題は「どうしてこんな魔法が必要だったのか」だ。
思い返してみれば、いくら四つの石碑を巡らなければ記憶に残らないとはいえ、石碑巡りを完遂し、その記憶に留めたという聖神官の話はあまり聞かない。外で待ってくれているエナ聖神官も、ニルス聖神官も、そしてロエ司祭ですら、石碑巡りをやっていない。
それを知らなかった若き日の僕は、だからこそ好奇心を刺激されて、しつこく石碑の話を聞きたがったので、とても嫌がられた。
しかし少なくとも、僕とユーリエは石碑の場所がわかっている。
青い星のような輝きに向かって歩いていくと、やがてその光はどんどん強くなり、大きくなる。
そして青い光が僕くらいの大きさになると、その中に誘われているような気がした。
「これは、ポータル? ここからマールの石碑に通じているのかな?」
ユーリエの姿が、光に照らされて浮かび上がる。
やはり、ぴったりと僕の腕に胸をくっつけていた。しかしユーリエは青く輝くポータルに目を奪われていて、腕に胸が当たっていることには全く関心を持っていなかった。
「このポータルの奥から、強い魔法の力を感じる。間違いない。これが一〇〇〇年前にマールが残した石碑へと通じる道だ!」
「は、入る?」
「ここまできて、引き返す選択肢はないでしょ」
「だよね」
僕の意識はユーリエの胸から、不可思議に浮かぶ青いポータルへと向けられた。
「じゃあ、一緒に入ろうか」
そう言うと、ユーリエは心底、嬉しそうに目を細めた。
「うん!」
僕はゆっくりと左足をあげる。
ユーリエは僕の足にあわせて、右足を伸ばす。
「「せーの!」」
こうして僕らは同時に、青いポータルに身を投げた。
0
あなたにおすすめの小説
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
ブラック企業でポイントを極めた俺、異世界で最強の農民になります
はぶさん
ファンタジー
ブラック企業で心をすり減らし過労死した俺が、異世界で手にしたのは『ポイント』を貯めてあらゆるものと交換できるスキルだった。
「今度こそ、誰にも搾取されないスローライフを送る!」
そう誓い、辺境の村で農業を始めたはずが、飢饉に苦しむ人々を見過ごせない。前世の知識とポイントで交換した現代の調味料で「奇跡のプリン」を生み出し、村を救った功績は、やがて王都の知るところとなる。
これは、ポイント稼ぎに執着する元社畜が、温かい食卓を夢見るうちに、うっかり世界の謎と巨大な悪意に立ち向かってしまう物語。最強農民の異世界改革、ここに開幕!
毎日二話更新できるよう頑張ります!
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる